Batman and Robin Eternal

ページ名:Batman and Robin Eternal

登録日:2017/11/10 Fri 21:38:36
更新日:2024/02/15 Thu 13:46:46NEW!
所要時間:約 21 分で読めます



タグ一覧
dcコミックス アメコミ バットマン エージェント37 ブルーバード オーファン レッドロビン レッドフード ロビン アズラエル スケアクロウ ベイン prime earth earth-0 ポストフラッシュポイント new 52 dc you ジェームス・タイニンⅳ スコット・スナイダー ティム・シーリー トニー・s・ダニエル ポール・ペレティア スコット・イートン ロナン・クリケット ロジェ・アントニオ フェルナンド・ブランコ クリスチャン・デュース ディック・グレイソン ジェイソン・トッド ティム・ドレイク ダミアン・ウェイン スティーブ・オーランド アルバロ・マルチネス マルシオ・タカラ batman_and_robin_eternal



『Batman and Robin Eternal』は2015年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。


+ 作品情報-

『Batman and Robin Eternal』#1~#26
発売 2015年10月から
脚本 ジェームス・タイニンⅣ、スコット・スナイダー、ティム・シーリー、スティーブ・オーランド他
作画 トニー・S・ダニエル、ポール・ペレティア、スコット・イートン、ロナン・クリケット、
   アルバロ・マルチネス、ロジェ・アントニオ、フェルナンド・ブランコ、クリスチャン・デュース、マルシオ・タカラ他


日本では未邦訳。


ロビン生誕75周年記念作品で孤児を使って世界征服を目論むマザーと『バットファミリー』の戦いを週刊タイトルで描いている。
バットマン:エターナル』の続編にあたる作品だがストーリー的には関係なく75周年記念作品という点や
過去のキャラクターの復活という点が共通しており、カサンドラ・ケインやデビッド・ケインが『New 52』に初登場している。
マザーとの戦いや並行して描かれるディックがロビンだったころのバットマンの過去の過ちを通して、
バットマンがディックたちをロビンとして戦わせることの是非を描いている。




【物語】

諜報機関『スパイラル』で活動しているディックはある任務でゴッサムを訪れるが、そこで洗脳された子供たちと仲間のはずのポピーの襲撃を受ける。
何とか逃げ出したところ謎の少女カサンドラと出会いバットマンのUSBを受け取る。その中には歴代ロビンを含めた様々な名前のデータと、
バットマンからのマザーという存在に関する警告とディックへの謝罪のメッセージが存在した。
バットマンの言葉の真意を知るためそしてマザーの野望を食い止めるため、ディックと仲間たちは世界を股に掛けた戦いを開始する。



【登場人物】

初代ロビン、ナイトウィングとして活躍し現在は諜報機関『スパイラル』に潜入している『バットファミリー』の長男。
カサンドラから受け取ったバットマンのUSBの情報の真実を知るため仲間たちと共に戦いを開始する。
データに存在したブルーバードの名前から彼女の家を訪れ、重傷を負っていた彼女に応急処置を行う。
その後、援護に現れたレッドロビンとスポイラーと共にレッドフードと合流しカサンドラも交え『バットケイブ』に向かう。
マザーのスリーパーに狙われたブルースを救った後、スリーパーの名前がUSBのデータの名前と同じだったため自分たちを疑い始める。
手始めに素性を隠していたレッドロビンを探るため、彼の両親のもとを訪れたところポピーと戦闘になり彼女を倒す。
その後レッドロビンとレッドフードの言葉から考えを改め、オーファンにつけた発信機を追いブルーバードとカサンドラと共にプラハに向かう。
スリーパーの可能性があるバレエの劇団員を2人に任せオーファンを追ってマザーと出会い、
彼女からブルースとの秘密を聞きたければ2人を見捨てろと言われるが、見捨てることができずマザーを取り逃してしまう。
姿を消したカサンドラとマザーを発見するためブルーバードと協力してオーファンの隠れ家を発見し、
そこで超能力者Scupltorと出会いバットマンとマザーの取引について知りショックを受ける。
その後、Scupltorから教えられた基地に向かいカサンドラを発見しオーファンを捕まえ『スパイラル』の基地に向かう。
基地でレッドロビンたちと合流し情報を整理していると、マザーの攻撃を受け『スパイラル』の学校の生徒やレッドロビンたちが洗脳されてしまう。
レッドロビンとカサンドラをスケアクロウの恐怖ガスで正気を取り戻させレッドフードの援護に向かいポピーと戦闘になり、
一瞬のスキを突かれ『スパイラル』の洗脳装置の使用権限を盗まれてしまう。
ブルーバードとカサンドラを誘拐され打開策もなく意気消沈していると、遅れて現れたダミアンからバットマンの真の思いを知り反撃を開始する。
ミッドナイターの力を借りてマザーに狙われた大都市を仲間に任せ、自身はマザーのもとに向かい同じく彼女を狙うアズラエルと戦闘になる。


かつてバットマンとして活躍したゴッサムの大富豪。ジョーカーとの戦いの末に記憶を失い児童館で働いている。
パーティでマザーのスリーパーに命を狙われるがディックや『ウィ・アー・ロビン』、バットガールに救出される。
ディックがロビンとして活動しスケアクロウを追っていたころ、社交界の友人が何者かに整形・教育された孤児の女性と結婚し
その事実をブルースに告げた後に殺されたことを知る。そしてその女性がマザーやオーファンの手で作られ、
彼らがスケアクロウとも関わっていたためロビンを連れてスケアクロウのいるプラハに向かった。
そこでマザーと接触し彼女の目的を探ろうとするが、正体とロビンへの不満を見破られ動揺し失敗する。
その後、再びマザーと接触しロビンに代わる自分の後継者を手配するよう依頼する。
カイロでスケアクロウを捕まえた後、マザーの洗脳で自分の最大のトラウマ、銃による両親の死を再現させられかけるが
事前に見破って阻止しオーファンと戦闘になる。彼を倒しマザーを追い詰めるもハーパーをロビンにするための
カサンドラによるハーパーの母ミランダ殺しを見させられ、自分が原因で起きたという事実に動揺しマザーを取り逃してしまう。
その後、自身のしたことを悩みハーパーとカレンを引き取ることも考えていたが区切りをつけるためにマザーの過去を調べ、
マザーのようにならない為にハーパーとカレンを見守りながらマザーの子供たちを救うため彼らの行方を捜していた。


  • ブルーバード(ハーパー・ロウ)

ナロウズ地区出身の男勝りな学生で電気系の高い技術を活かしたガジェットを使う。
バットマンの遺志を継ぎ自警活動を続けていたが突如オーファンの襲撃を受け重傷を負う。
カサンドラに救われた後、ディックの応急処置を受け『バットケイブ』で本格的な治療を受ける。
その後カサンドラに導かれ彼女がかつて過ごしていた教会を訪れ再びオーファンに襲われるが、撃退し発信機をつける。
オーファンにつけた発信機を追いディックとカサンドラと行動を共にするが、カサンドラが姿を消してしまう。
その責任を感じ苛立っていたがディックと共にオーファンの隠れ家を発見し、超能力者Scupltorに迎えられカサンドラの過去を見せられる。
その後、Scupltorから教えられた基地に向かいカサンドラを発見しオーファンも捕まえ『スパイラル』の基地に向かう。
そこでオーファンにひそかに接触しカサンドラにしたことを非難するが、彼からバットマンとマザーの取引で自分が新たなロビンに選ばれていたこと
そしてそのために母ミランダがカサンドラに殺されていたことを知り動揺する。
その直後マザーの攻撃で洗脳されレッドフードと戦闘になりカサンドラの手で正気を取り戻すが、母を殺された怒りから彼女に襲い掛かってしまう。
戦いの末に気を失いカサンドラと共にオーファンによってマザーの隠れ家に連れていかれ、彼女の子供になるためにカサンドラを殺すよう命令される。


  • カサンドラ・ケイン

ディックの前に現れ彼にバットマンのUSBを手渡した黒い衣装を身にまとった少女。ディックを圧倒する格闘能力を持つが、
単純な単語しか話せず格闘や身振り手振りで思いを伝える。その正体は新たな洗脳方法を模索するマザーに
トラウマと訓練を用いた洗脳方法の有効性を示すため、オーファンの手で密かに戦闘の知識のみを与えられ育てられた彼の娘。
しかしマザーには認められず、ハーパーの母ミランダを殺した際に涙を流して姿を消し
バットマン:エンドゲーム』のころにバットマンにUSBを託されていた。
洗脳された子供たちやポピーから逃れたディックにUSBを渡した後、オーファンに襲われるブルーバードを助ける。
その後レッドフードのもとに向かい戦闘になってしまうが、ディックの仲介で誤解が解け『バットケイブ』に招かれる。
治療から目覚めたブルーバードをかつて暮らしていた教会に連れていき、オーファンに襲われ再び撃退する。
オーファンにつけた発信機を追いディックとブルーバードと共にプラハに向かい、
ブルーバードとバレエを見て感動するがマザーのスリーパーに目覚めた劇団員と戦闘になる。
駆け付けたディックの援護で勝利するがブルーバードに髪を触られた際に動揺し姿を消してしまう。
ディックとブルーバードが自分の過去を知ったころにマザーの基地に向かい孤児たちを解放しようとする。
孤児たちはオーファンに殺されており自身も殺されかけるが、バットマンの言葉を思い出し反撃しディックたちの援護で勝利する。
ディックたちと共に『スパイラル』の基地に向かいマザーに『ICHTHYS』を使用され洗脳されてしまうが、スケアクロウの恐怖ガスで正気を取り戻す。
ディックと共にブルーバードのもとに向かい彼女の正気を取り戻させるが、彼女の母を殺したことを知られていたため襲われてしまう。
戦いの末に気を失いハーパーと共にオーファンにマザーの隠れ家まで連れていかれ、ブルーバードがマザーの子供になるための生贄に選ばれる。



≪バットファミリー≫

『ティーン・タイタンズ』で活動しているバットマンの3代目相棒。ハーパーの家に仕掛けていたカメラとセンサーで事件を知りディックと合流する。
ディックを『バットケイブ』で通信でサポートしていたが、彼が勝手に自分の両親のもとを訪れたことに怒り殴りつけてしまう。
その後、マザーのスリーパーの信号を追ってレッドフードと共にGamorraに向かい彼からディックにしたことを慰められる。
Gamorraでの情報収集の結果、サンタ・プリスカにいるという『聖デュマ騎士団』の死の天使が事件に関わっていると知る。
サンタ・プリスカに降り立った直後、ベインに襲われるが彼も『聖デュマ騎士団』と敵対していると知り協力することに決める。
ベインと協力して『聖デュマ騎士団』の拠点に侵入しアズラエルに襲われるも何とか逃げ出し、
コンピュータにアクセスすることで『聖デュマ騎士団』とマザーの繋がりと謎のプロジェクト『ICHTHYS』そしてアズラエルの正体を知る。
その直後アズラエルの襲撃を受け彼の正体を教え正気を取り戻させようとするが、失敗し追い詰められレッドフードの援護で撤退する。
その後、『聖デュマ騎士団』の本拠地を訪れレッドフードを生贄に入信すると宣言し、教祖であるSaint Dumasのもとまで連れていかれる。
そして彼の目の前で内部からの破壊を試みるが失敗し、レッドフードも『ICHTHYS』の影響で倒れてしまう。
しかし洗脳から目覚めたアズラエルの協力で拘束を解きレッドフードを目覚めさせ脱出し『スパイラル』の基地に向かう。
『スパイラル』の基地で『ICHTHYS』の調査をしているとマザーに『ICHTHYS』を使用され洗脳されてしまうが、スケアクロウの恐怖ガスで正気を取り戻す。
マトロンとドクター・ネッツと共にマザーの攻撃を阻止するも反撃の手立てを見いだせなかったが、ダミアンに発破をかけられ反撃を開始する。
最終剣戦ではカレンとスポイラーを仲間に引き入れ、自身はモスクワの防衛を担当する。


『アウトローズ』と共に活躍する死から復活した2代目ロビン。カサンドラの攻撃を受けるがディックの説得を受け協力する。
ディックがティムの秘密を勝手に探ったことを知り、お互いに信頼し自分たちを選んだブルースを信頼することが大事と忠告する。
その後、レッドロビンに同行しGamorraやサンタ・プリスカ、『聖デュマ騎士団』の本拠地に向かい彼をサポートする。
『聖デュマ騎士団』の本拠地ではレッドロビンの入信のための囮になるが、『ICHTHYS』の影響で自分を殺そうとするジョーカーを返り討ちにする幻影を見る。
『ICHTHYS』の幻影に洗脳されかけるがレッドロビンの呼びかけで正気を取り戻し、レッドロビンと共に『スパイラル』の基地に向かう。
そこでマザーに洗脳されたブルーバードや『スパイラル』の生徒たちと戦闘になり気を失ってしまう。
最終決戦ではスケアクロウを脅し協力を取り付けた後、トロントの防衛を担当する。


ブルースの息子で3代目ロビン。独立して活動しておりゴライアスと呼ばれる巨大な赤い怪物と行動を共にしている。
『スパイラル』へのマザーの攻撃を止めたディックたちの前に現れ意気消沈する彼らに、
バットマンがロビン全員を誇りに思い自分を超えてほしいと思っていたことを伝え発破をかける。
最終決戦ではロンドンの防衛を担当する。


  • バットガール(バーバラ・ゴードン)

ディックがロビン時代から活躍し下半身不随から復帰したゴードンの娘。
レッドロビンからの連絡を受けブルースのために戦うディックの援護に現れピンチを救う。
最終決戦にも参加しパリの防衛を担当する。


  • スポイラー(ステファニー・ブラウン)

B級ヴィランのクルーマスターの娘で紫色のコスチュームに身を包み自警活動を行っている。ロウ兄弟のルームメイト。
オーファンに襲われたハーパーの救出に現れディックと出会い『バットケイブ』に招かれる。治療中のハーパーを見張っていたが逃げられてしまう。
最終決戦では当初スケアクロウの監視を任されていたが、東京を担当していた『スパイラル』のスパイが倒れたため東京に向かう。


  • タロン(カルヴィン・ローズ)

ゴッサムの秘密組織『梟の法廷』の暗殺者の裏切者。高い戦闘能力を持つが他のタロンの様に不死身ではない。
マザーとの最終決戦に参加し上海の防衛を担当する。



≪スパイラル≫

ヒーローたちの監視や超常的事件の対処に当たるスパイ組織。スパイを養成する学校も営んでいる。


  • マトロン(ヘレナ・ベルティネリ)

ディックの相棒として活躍したエージェントで現在は『スパイラル』の責任者。ポピーの裏切りを知りディックと連絡を取る。
その後、スパイカメラでディックたちの動向を監視していたがバレて、ディックたちにマザーの情報とブルースが狙われていることを教える。
ディックたちが『スパイラル』の基地にオーファンを連れて来ると彼への拷問を行う。
密かに全世界を範囲にした洗脳装置を宇宙に建造しておりそれをマザーに狙われ『ICHTHYS』を学校に使用されてしまう。
レッドロビンとドクター・ネッツと共にマザーの攻撃の阻止に向かい、オーファンと戦闘になり洗脳装置の使用権限を盗まれてしまう。
その後、洗脳装置の危険性に怒っていたディックから謝られるが、その洗脳装置が全世界からディックの正体の記憶を消すためのものと伝える。
最終決戦では生徒たちと共にボローニャの防衛を担当する。


  • ドクター・ネッツ(エリザベス・ネッツ)

『スパイラル』の科学者。独特なメガネをつけている。レッドロビンの持ってきたプロジェクト『ICHTHYS』のデータの調査に当たる。
『スパイラル』がマザーの攻撃を受けるとレッドロビンとマトロンと共に阻止に向かい成功させる。



≪ヒーロー≫

  • バットマン(ジェームズ・ゴードン)

元ゴッサム市警本部長で新たなバットマン。『ロボバットバニー』とも呼ばれるパワードスーツを身に着け活動している。
他のヒーローの自警活動を取り締まっているが結果は出ていない。
最終決戦にも参加し『ウィ・アー・ロビン』と共にゴッサムの防衛を担当する。


  • ウィ・アー・ロビン

バットマンと縁を持つデューク・トーマスをはじめとするゴッサムの少年少女で結成され自警団。
ロビンを思わせるコスチュームに身を包みある人物からの命令を受け活動している。
独自にブルースの身辺警護をしておりマザーのスリーパーに狙われた彼のピンチを救う。
最終決戦にも参加しバットマンと共にゴッサムの防衛を担当する。


  • ミッドナイター

全身黒い衣装に身を包んだ謎多きスパイ。『ストームウォッチ』というヒーローチームで活躍し現在は『ゴッド・ガーデン』と呼ばれる組織で活動している。
ディックとは何度か戦ったがある腐れ縁で独自のワープ装置や技術を持つためマザーとの最終決戦への協力を求められた。
カレンと共にヒーローたちを通信でサポートする。


  • バットウーマン(ケイト・ケイン)、ブラックキャナリー(ダイナ・ランス)、カタナ(山城タツ)、キャットウーマン(セリーナ・カイル)

ゴッサムや『バットファミリー』と縁が深いヒーローたち。マザーとの最終決戦に参加しバットウーマンはドバイ、ブラックキャナリーはメキシコシティ、
カタナはクアラルンプール、キャットウーマンはシドニーの防衛を担当する。



≪マザー一味≫

  • マザー

孤児たちを誘拐・洗脳し暗殺者として育て上げ、上流階級に売り渡したり地位の高い立場に据え世界征服を目論む女性。
洗脳された孤児たちは彼女に絶対服従で、一般社会で普通に生き連絡を受けスリーパーとして覚醒する。
当初はオーファンに両親を殺させトラウマを作りScupltorでトラウマを刺激し洗脳するという方法をとっていた。
その後スケアクロウの恐怖ガスに目をつけより簡単にトラウマを刺激する方法を思いつくが彼の裏切りで失敗している。
その代わりに『聖デュマ騎士団』と協力して相手にトラウマを見せそのトラウマを乗り越えさせ洗脳する
『ICHTHYS』を生み出し全世界の子供たちの母親になろうと企んでいる。
元々はGardeviaという小国の生まれで、冷戦の混乱に巻き込まれ両親や街の人間が命を落とす中で自分だけが生き残る。
しかし心を壊し自分が生き残るほど強くなれたのは両親が死んだからという結論に至り現在の行動につながっている。
ディックがロビンだったころ、自分を追いプラハに現れたバットマンの正体とロビンへの不満を見破り取引を持ち掛ける。
カイロで最後の試験としてバットマンに彼のトラウマを再現させようとするが失敗し戦闘の末に重傷を負ってしまう。
バットマンに捕まりかけるも彼にカサンドラによるハーパーの母ミランダ殺しを見させ、
バットマンが動揺した隙をつき薬を飲み自殺したと見せかけ姿を消していた。
そして現在オーファンを追いプラハにやってきたディックの前に現れ、彼がロビンだったころブルースと行った取引を
ブルーバードとカサンドラの命と引き換えに教えようとするが拒否されたため姿を消す。
その後、自身の基地に現れたディックたちをオーファンごと自爆装置で殺そうとするが失敗する。
オーファンが『スパイラル』の基地に連れていかれると『スパイラル』の洗脳装置に目をつけ、
『スパイラル』の学校に『ICHTHYS』を使用し暴動を発生させオーファンとポピーに洗脳装置の使用権限を強奪させる。
ブルーバードとカサンドラを連れてきたオーファンを出迎えるも、用済みとして彼を殺害し大都市に対する攻撃を開始する。
そして今度こそブルーバードを迎えるためにカサンドラを彼女に殺させようとする。


  • オーファン(デビッド・ケイン)

マザーに仕える白い衣装とスケアクロウの恐怖ガスの呼吸器を身に着けた高い実力を持つ暗殺者。
マザーの最初期の作品で洗脳する孤児の調達などを行っていた。カサンドラの父で彼女を暗殺者にすべく自分なりの愛情を注ぎ育ててきた。
ディックがロビンだったころにもマザーの命令で活動し、スケアクロウに接触しバットマンと戦うなどしていた。
ゴッサムでディックを取り逃した後、ハーパーの命を狙い彼女に重傷を負わせるがカサンドラに妨害される。
カサンドラとハーパーがカサンドラの暮らしていた教会に現れた際、再びハーパーの命を狙うも撃退されてしまう。
その後マザーの基地で孤児たちを殺害しカサンドラも手にかけようとするがディックとブルーバードが現れ敗北する。
そしてマザーに見限られ彼らと共に基地の自爆に巻き込まれるが、それでもマザーを信じディックに挑み敗北し捕まってしまう。
『スパイラル』の基地で拷問されるも通用せず自分のもとに現れたブルーバードにカサンドラの真実を告げ動揺させる。
マザーが『ICHTHYS』を使用し発生させた暴動にまぎれ脱走し、ポピーと協力して洗脳装置の使用権限を手に入れる。
ブルーバードとカサンドラを手土産にマザーの元に向かうが用済みとして処刑され、彼以外のオーファンたちがヒーローの対処に当たる。


  • ポピー・アシュモア

元イギリスの諜報機関『THEY』の科学者で現在は『スパイラル』のエージェント。ディックと共にゴッサムの任務にあたっていたが、
マザーのスリーパーとして目覚めディックに攻撃するが取り逃してしまう。
その後『スパイラル』のスパイカメラを破壊しティムの両親のもとを訪れたディックを襲撃するが、敗北し『スパイラル』に送られる。
マザーが『ICHTHYS』を使用し発生させた暴動にまぎれ脱走し、ディックと戦いながら洗脳装置の使用権限を手に入れオーファンと共に脱出する。


  • Scupltor

マザーに仕えていた超能力者。記憶を操作したり相手に自分の記憶を体験させる力を持つ。
その力をマザーに目をつけられ幼いころに両親を殺され、オーファンと共に育てられ彼女の活動に協力していた。
オーファンの隠れ家を探しに現れたディックとブルーバードを出迎え、ブルーバードにカサンドラの過去を見せる。
さらにバットマンとマザーの過去も見せようとするがディックの妨害で失敗し、ディックに自身の過去も交え見せることにする。
ディックに真実を伝えた後、カサンドラと孤児たちを救ってほしいと頼み姿を消す。



≪聖デュマ騎士団≫

  • アズラエル(ジャン・ポール・バレー)

『聖デュマ騎士団』の戦士で死の天使と呼ばれている。赤いコスチュームに身を包み炎を発する剣や刃を出す手甲を武器とする。
サンタ・プリスカの『聖デュマ騎士団』の拠点に侵入したレッドロビン、レッドフード、ベインの前に現れる。
ベインを戦意喪失させることで倒しコンピュータにアクセスしたレッドロビンたちも倒そうとする。
自身の正体はマザーから『聖デュマ騎士団』に売られ騎士団のテクノロジーで強化された孤児だと言われても信じず、
レッドロビンを倒そうとするがレッドフードの妨害で逃げられてしまう。
その後、『騎士団』の本拠地で待機し、現れたレッドロビンをSaint Dumasの命令で彼のもとまで案内する。
そしてレッドロビンを新たなアズラエルにすると宣言され動揺し動きを封じられるが、Saint Dumasの口から真実が語られたことで
正気を取り戻し『騎士団』に反旗を翻しレッドロビンたちに協力して『騎士団』の本拠地を壊滅させる。
その後マザーとの決着をつけるために彼女の隠れ家に向かうディックの前に現れ、考えの違いからディックと戦闘になる。


  • Saint Dumas

最先端の科学技術で奇跡を起こし規模を広げつつある宗教集団『聖デュマ騎士団』の教祖。『騎士団』の本拠地のエネルギーをその身で生み出している。
入信を求めるレッドロビンを受け入れ、彼を新たなアズラエルに任命しようとするが攻撃を受ける。
レッドロビンの動きを封じ『ICHTHYS』やアズラエルの真実を語りレッドロビンとアズラエルを殺そうとするが、反撃を受け姿を消す。



≪ヴィラン≫

  • スケアクロウ(ジョナサン・クレイン)

恐怖に魅入られた元心理学者。ディックがロビンとして活動を始めた時に初めて相手をしたヴィランだった。
この時は大学教授で警察の協力者だったが恐怖のさらなる研究のために恐怖ガスを使った犯罪を開始した。
その恐怖ガスの技術をマザーに目を付けられ協力を持ち掛けられプラハに連れていかれた。
役目を終えると殺されると分かっていたため恐怖ガスの工場にバットマンをおびき寄せ彼と接触し、
マザーの情報を与える代わりに自身の無事を保証してもらおうとする。しかし逆にマザーに接触しある情報を与えるよう命令されてしまう。
命令通りマザーに情報を伝えた後、カイロに向かいバットマンとロビンに捕まった。
マザーとの最終決戦に際して『ICHTHYS』に彼の恐怖ガスが効果的だったため恐怖ガスの精製をレッドフードに命令される。


かつてバットマンを倒した力と知性を兼ね備え強化薬『ヴェノム』も使うヴィラン。
故郷で拠点としているサンタ・プリスカに戻っていたが、サンタ・プリスカは『聖デュマ騎士団』に乗っ取られていた。
そんな時に偶然レッドロビンとレッドフードが現れ襲い掛かるが、彼らも『聖デュマ騎士団』を狙っていたため協力することにする。
2人と協力して『聖デュマ騎士団』の拠点に侵入しアズラエルに襲い掛かるが、幻覚を見せられ戦意を失くし敗北する。



≪その他≫

  • カレン・ロウ

ナロウズ地区出身の学生でブルーバード/ハーパーの弟。同性愛者でティム・ドレイクに憧れている。
戦いに向かったブルーバードの帰りを待っていたが、レッドロビンに彼女を救うための協力を依頼されミッドナイターをサポートする。


  • ジャック・ドレイク、ジャネット・ドレイク

ティムの両親。とある事件で彼らを巻き込むことを恐れたティムとバットマンによって偽名を与えられている。
そのことを怪しんだディックの訪問を受け彼とポピーの戦闘に巻き込まれるが、ティムが家に仕掛けていた防犯システムを作動させ事なきを得た。
その後ティムと久々に再会し抱きしめあう。


  • マーカス・ロウ、ミランダ・ロウ

ハーパー、カレン姉弟の両親。マーカスは定職につかず盗みを働き生計を立てる駄目人間。
ミランダは銀行で働き子供たちを育てながらマーカスにも付き合い家族をつなぎとめている。
ハーパーを新たなロビンにするためにマザーの手でカサンドラを差し向けられ、銅管泥棒を働いている最中にミランダが殺されてしまう。
マーカスは逃げ出したため生き残ったが、子供たちを支えることなく更なる犯罪に手を染め続けていた。
そのためバットマンに警告を受けるがその後も犯罪を続けたため捕まった。




追記・修正お願いします。


[#include(name=テンプレ2)]

この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600)

[#include(name=テンプレ3)]


#comment

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧