ナイフ(武器)

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登録日:2011/11/22 Tue 13:33:32
更新日:2023/08/10 Thu 12:00:37NEW!
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ナイフは刃物の一種で小型の物。
果物を切る等の「生活の道具」という使い方をするものから、狩りや戦闘等で使う「武器」としてのものまで多種多様。中にはアクセサリーとして所持する場合もある。
前者は日本では包丁等が該当し、後者はダガー、短刀や小刀等が該当する。
ここでは主に後者の武器としてのナイフ(および短刀)について記述する。


目次


■現実におけるナイフ

その歴史は古く、旧石器時代から黒曜石や火打石(フリント)といった硬くて脆い石材のナイフ(ストーンナイフ)が既に使われていた。
その後、刃の素材は石より丈夫な青銅さらに鉄へと変わっていたが、金属器があまり発達しなかったインカ文明やアステカ文明では旧石器時代と変わらない石のナイフを使用していた。
ヒトの道具の中で、最も使われる機会が多い物の一つでもある。
「無人島に一つだけ道具を持っていくとしたら何を持っていく?」という質問をよく聞くと思うが、
仮に文明から遮断された世界に1人取り残された場合、ナイフが有ると無いとではかなり違うらしい。サバイバルでも終始重宝されてたし。
そのために軍隊では歩兵の装備にナイフがあることも多い。古代シュメール文明などでは身分を表す象徴だったこともある。


さて、ナイフは元来携帯し易い様に作られた刃物である。故に刃渡りは非常に短い。
携帯性に優れる為、女性の護身用として使われたり、あるいは暗殺暗器等にもよく用いられるだろう。
反面間合いが極端に狭くなる為、などの長物相手の白兵戦では不利になりがちである。
ただしあまり間合いが開いたり、接近され過ぎると長物は死角が生じてしまう。至近距離からの攻撃だと、むしろナイフの方が向いている場合も。



現代日本においてはナイフは銃砲刀剣類所持等取締法(以下銃刀法)と軽犯罪法によって所持、携帯が厳しく制限されている。
銃刀法では刃渡り6㎝以上の刃物の正当な理由がない携帯は禁止されている。包丁やハサミ等も家にある分には合法だが、野外に持ち出す場合は正当な理由が必要になる。
銃刀法の規制に該当しない刃物でも、軽犯罪法によって正当な理由なく携帯することは禁じられている。
ちなみに銃刀法で規制されるような大型のナイフを護身目的で持ち歩くことは、ほぼ100%認められない。小型の十徳ナイフ等でも同様。
暴漢に襲われ、正当防衛として催涙スプレー等比較的殺傷力の小さい物を使用した場合、事後的に所持を認められる場合があるが、ナイフはそれも難しい。
ナイフを手に入れて「持ち歩きたい!見せびらかしたい!」という気持ちになっても持ち歩かないように。
慣れていない人間は端から見ると挙動不審だったりするし、警察官はそういった人間に敏感である。



余談になるがベレッタ社、S&W社、レミントン社などの銃器メーカーもサバイバル用などのナイフを製造販売している。


■ナイフの構造と種類

種類としては大まかに、シースナイフとフォールディングナイフの二種に分類される。
シースナイフは鞘(シース)に入れて所持するナイフで、英語ではFixed Knifeフィクストナイフ(固定ナイフ)とも呼ばれる。
フォールディングナイフは携帯に便利な、刃の部分が折り畳み式のナイフである。


刃の素材は現在ではなどの金属が主だが、中にはプラスチックの一種であるカーボンファイバー製や木製の物も存在する。
しかしそれらは基本的に刃が無く、突き刺し専用になるか、ペーパーナイフとして使う位しか無い。


構造は同様に、主に斬る為の「刃(ブレード)」と、握る為の「柄(ハンドル/グリップ)」から成る。
ブレードは更に各箇所が「切先(ポイント)」「刃先(エッジ)」等々に分けられる。
ハンドルは柄だけでなく周辺も指し、シースナイフではガード(ヒルト)と呼ばれる鍔がついていることもある。


■実在武器としてのナイフ


  • ダガー

下記の事件などで「ダガーナイフ」と呼ばれる事があるが、この表記は重複表現なのであまり適切ではない。単に「ダガー」で良い。
古来から存在する戦闘用ナイフ。血溝がついた両刃の刃をもち、刺したり投げたりすることに特化している。
下記のマン・ゴーシュ、ソードブレイカー等の防御用短剣もダガーの一種である。
日本では秋葉原の事件で有名……いや悪名か、になってしまった。絶対に真似しないように。


  • プギオ

鍔がなく、幅広い両刃のローマ帝国のダガー。
イベリア(現在のスペイン)で使われていた物を模倣したもので、帝政になってからは兵士の制式装備になり、作業用のナイフとしても多用された。
ブルータスがシーザー暗殺に使ったナイフである。


  • マン・ゴーシュ

フランス語で、『左手』の意味がある防御用の短剣でレイピアと共に使用する。左手に持つ事が多かったためこの名がつけられた。
防具として使う場合、相手の武器もレイピアの様な軽くて細く刺突特化の武器であることが前提なのだが、
決闘文化の興隆により結構な期間使われていた。
時代などに応じて形状は様々で、基本的には鍔がや相手の剣身を絡め取る様になっていて持ち手を保護しつつ、
物によっては相手の剣身を隙あらば折れる様になっている。
なお「マイン・ゴーシュ」とも表記されるが、マン・ゴーシュの方がより原語に忠実な発音となる。


  • ソードブレイカー

こちらもレイピアと共に使用する。マン・ゴーシュと同じく相手の武器がレイピアであることが前提。
刀身の背側が櫛のような凸凹の櫛歯状になっていて、これで相手のレイピアの剣身を噛ませて受け止め、圧し折ってしまうという。
ただし当時の具体的な記述がなく、この様な使用方法で合っているのかどうかどころか実際に実用されていたのかすらも不明とのこと。


  • バタフライナイフ

フォールディングナイフの一種で、二股に分かれたグリップが特徴的。バリソン社の物が有名。
片手で開閉できるのが便利。場合によってはブーツの中に忍ばせることもあるとか。
とあるドラマで木村拓哉がこの開閉アクションを披露したところ、中高生に大受け。
そのせいでDQN厨房がこれを学校に持ち込んで教師を刺すという事件が発生し、規制対象になった。
ちなみにウィザードリィで登場する蝶のナイフとはこれのことである。


なお、これに限らず、フォールディングナイフは開閉機構のため脆くなっており、
お互い凶器持ちの正面切った戦闘ではかなり貧弱な部類で、純粋な戦闘用ナイフでは採用されることはまずない。
この手のナイフを持ち歩く時点でドン引きだが、向いている用途すら一方的な脅しや不意打ち刺突であり、色々と何とも言えない一品。


  • サバイバルナイフ

元々は軍用だが、本来は戦闘用ではなく名前通りサバイバル用の道具。その為様々な使い方ができる。
ナイフにしては大きめで、片方の刃がノコギリ状になっていることも多い。ちなみにこのノコ刃は、元々は飛行機の機体(ジェラルミン製)の切断を想定しているという。つまり墜落時の脱出用。
ランボー御用達の一品である。
これ一本で何でもできると思いたくなる浪漫アイテムだが、
実際は小さくまとめたせいで無いよりマシorそもそも無いほうがマシといった中途半端な出来のものも存在する。
そうでなくともキャンプでは専門の道具の方が安定且つ便利なので民生品としては微妙で、
その名の通りサバイバル重視で尚且つ制限も多い軍向きであり、正しく軍用品と言える。
サバイバルナイフによる作業は慣れないと時間がかかる上に、初心者や非力な人だと満足に扱えない可能性もあるので、
素人は缶切りなどの専用ツール類をちゃんと別口で用意しておくこと。


  • 脇差

ジャパニーズナイフとでも言うべき代物。どちらかというとショートソードだが。
本来は打ち伏せた敵を切断する為だったり、何らかの理由で本差が使えなくなった時の予備の武器であり、普通メインウェポンにはしない。
後期の八丁堀はこいつを得物に悪人を仕置する事が多かった。
忍者が使うのは忍刀と呼ばれる直刀で、脇差とは別物。
小太刀は腰からぶら下げて帯びる。


  • 匕首

「あいくち」または「ひしゅ」と読む。「ひしゅ」読みの場合は中国の特定形式の短剣を指す場合が多い。
ヤクザ用語で「ドス」と呼ばれる小刀と同一。ヤクザ映画の名脇役である。


銃の先っちょに付け、の様に使うのが基本。
本項で扱われるアメリカ軍のM7銃剣の様なナイフ型は、刺突を重視しつつ作業用としても使えるよう切断の方にも向く様にしている物が多い。


  • スローイングナイフ

投擲用途を前提として作られたナイフ。手裏剣などが該当する。
なお、卍手裏剣は時代劇で取り扱い中に刺さらない様に創作されたものだが、
実はアフリカには似たような形状のトゥルスやハッダド、ウォシェレといった投げナイフが実在する。


  • スペツナズナイフ

刃をスプリングで発射可能なナイフ。
旧ソ連の特殊部隊スペツナズが使用していた…という触れ込みだが、旧ソの資料にそのような装備は見当たらず、実在していたかは疑わしい。
この手の刀身を射出するナイフは英語圏では「バリスティックナイフ」と呼ばれている。


ちなみに実際のロシアの特殊部隊には「ナイフ仕込み銃」なるブツが存在する。
グリップ部分に単発の超小型拳銃が組み込まれているという代物。


  • トレンチナイフ

柄にハンドガード(M1918陸軍戦闘用ナイフのようにナックルダスターになっている物もある)が付いたナイフ。第一次世界大戦の塹壕(トレンチ)戦で使われた事からこの名が付いた。
一応切削も刺突も白兵用途にも使用可能だが、工兵の作業用ツールとしての用い方が最も役に立ったとの事。


  • ジャンビーヤ

ブーメランの様な形のアラブの両刃ナイフ。
成人男性が勇気の象徴として所持する。


  • スティレット

ルネサンス期以降のヨーロッパで使われた、刃が針型のナイフ、というよりナイフサイズの刺突剣。
なので一般のナイフの様な切削割断機能が無くほぼ刺突でしか使えない。落馬した騎士への攻撃や、暗殺や路上の喧嘩等で多用された。
手の施しようのない重傷を負った友軍の騎士に対し、名誉や慈悲のためにトドメを刺すめに使われたという説もある。
中にはフセットのように刃に砲兵が口径を図るための目盛りが付いたタイプも有る。


  • クリス

東南アジアの刺突用の短剣で、刀身が非対称且つ刃が波打っていることが多い。
柄が曲がっていることも多く、刃と合わさって縫合しづらい傷を付けることが可能。
用途としては、武器でもあり、祭祀やお守り重視の物でもあると目されている。
また、インドネシアの武術「シラット」でも使われる。


  • ダーク

中世のボロック・ダガーから発展した短剣で、スコットランドでハイランダーが日常用途で使っていたが、予備の武器にもなっていたために肌身放さず持っていたとのこと。
そんな扱いなので武器としてだけ見るとそこまで優秀そうには見えないが、スコットランドのイギリス編入に伴って18世紀からはイギリス海軍などの制式装備にもなった。
サバイバルナイフの要素を先取りしていたと言えるので、そこが評価されたのかもしれない。
歴史的な背景から、直刀に近い形状の片刃の物が多いが、近年のものになると色々な形状があったりと統一的な特徴は薄い。
強いて言うなら柄が握りやすい様に工夫されているものが多い。
某仮面の暗殺者が使ったりはしない


  • ボウイナイフ

19世紀頃、アメリカの軍人、ジェームス(ジム)・ボーイが作ったと言われている狩猟用のナイフ。
分厚くて、一般的なナイフと言うよりナイフのサイズと形をしていると言った方がより近い。
このナイフから上記のサバイバルナイフや「ランボーナイフ」のカテゴリが出来上がった。


  • フェアバーン・サイクス戦闘用ナイフ

第二次世界大戦時、イギリスの特殊部隊が使用したナイフ。中国の犯罪組織の物を元に作られた。


  • ビチャッワ

サーベルを小さくした様な形状のインドの両刃ナイフ。握り手がバグ・ナウになっている物も作られた。


  • ククリ

グルカ族をはじめとするインドやネパールの複数の諸民族が使用するナイフ。グルカナイフとも。
刀身が「く」の字に曲がっており、凹んだ側に刃がついている。
そのルーツは古代ギリシャの戦闘用短剣「コピシュ」などが候補に挙げられている。
本来はと同じような生活用品なのだが、使い慣れているという理由から兵役の際に軍隊に持ち込む人が多く、
イギリスの傭兵として名を馳せた彼らの戦場での勇猛さによって、ククリも強力な武器というイメージが広がった。
2011年、グルカ族の青年が40人もの列車強盗をこれ一本で撃退し、自分はかすり傷を負っただけという事件が発生し、グルカ族最強説に拍車がかかることになった。


  • ジャマダハル

欧米では翻訳時の手違いから『カタール』とも呼ばれるインドの短剣。
H字型の持ち手(横棒の部分を握る)が特徴で、パンチの要領で刺突を繰り出すのが主な使い方の為「パンチングダガー」や「プッシングダガー」の別称が有る。
その独特の形状から漫画やゲームなどに登場することが多い。


なお、握ると刃が二又や三叉に分かれるものは、17世紀頃に欧州向けに作られた土産品であり実用性も低いという。


  • チンクエディア

ルネサンス時代のイタリアの上流階級が用いていた、ショートソード程の長さがある短剣。名前は『5本指』の意味。
幅広い刃に五本の溝が刻まれているのが特徴。


  • ハンジャル

オスマン帝国の兵士が使っていた直刃の短剣。


  • ペシュカド

ペルシアやムガル帝国などで使われていた片刃の短剣。


  • カランビット

東南アジアで使われていた、農具としての鎌が武器として洗練されたナイフ。
逆手持ちの項でも触れられているが、基本的に逆手で持つことを想定されており、グリップの方が長く、刃が短いのに鎌型というかなり特異な形状をしている。
現代では柄尻に穴が空けられているのが一般的で、この穴に指を通して間合いを延長したり、変則的な攻撃が可能となっている。
なまじ殺傷能力が高すぎて下手すると自傷する非常に扱い辛いナイフである。


■作業用のナイフ


  • 肥後守ひごのかみ

プレス加工された鞘に刃を収納できる和製折り畳みナイフ。
主に鉛筆を削る際に重用されたが、鉛筆削りなど技術の進歩によってナイフで鉛筆を削る機会も無くなり、殆ど絶滅危惧種と化してしまったため、これを知っている人はおそらく40代以上であると思われる。
空想科学読本」シリーズの著者・柳田理科雄は今なおこれを愛用しているらしい。


  • アーミーナイフ

十徳ナイフやツールナイフとも呼ばれる。
名前の通り元々19世紀末期のスイスで軍用に作られた物で、両側にナイフの他、缶切りやノコギリなど様々な刃物が収納されている。
そのため武器というよりもサバイバル用品としての性質が強い。


フラッグシップモデルになると、40以上の機能が詰め込まれており、片手では握れないほど柄が分厚くなる。最近は銃弾まで発射できる物まで存在し始めた。
今は亡きウェンガーが制作した「ジャイアント」は同社のアーミーナイフすべてを組み込んだというバカにも程があるモデル。
横幅は驚異の24cm、重量1.3kg。ネットレビューの中には「戦士だけでなく僧侶も(鈍器として)使用可能」「間違って洗濯したら洗濯機が解体された」「爪を砥ごうとしたらエンジンの修理をしていた」等、ネタを織り交ぜた文章が多数掲載されて話題になった。


  • 小柄こづか

三所物と呼ばれる刀装具の一つで、日本刀の鞘の脇に仕込まれた小型の便利ナイフ。
フィクションで手裏剣の代わりに投擲される事があるが、薄くてバランスも悪いため現実には投げづらいとのこと。


  • ジャックナイフ

大型の折り畳みナイフ。元々水兵ジャックが使っていたことからこの名がついた。


  • ダイバーズナイフ(ダイビングナイフ)

スキューバダイビングの際に使うナイフで、法律により所持が義務付けられている。
水中で網や海藻が絡まってしまった時に、切って脱出するためのもの。
また、空気タンクを叩いて、仲間の注意を引くのにも使用される。
水中での使用が前提になるため、チタンや特殊ステンレスなど、錆びにくい素材が使われる他、柄と刃を分解して洗浄できるようになっていることも。
錆びにくさを追求するあまり、切れ味が鈍いものもある。


  • ガーデンナイフ

園芸用のナイフ。和名:接木小刀。
折り畳み式が多く、生育している植物の導管を潰して生育を妨げないよう、通常のナイフよりも鋭い刃付けが施されている。
使用する目的によって、鎌のように大きく湾曲したものや、鋭い切っ先を持つもの等様々なバリエーションがある。


  • 剣鉈

日本で古くから使われていた、鉈の機能を併せ持つナイフ。狩猟の際に使用される。


  • 食事用ナイフ

フォークと共に用いる食器。
単に「ナイフ」と呼ぶ事が多いが、本項では混同を避ける為「食事用ナイフ」とする。
元々は、食卓上で共用だった肉切りナイフを、各個人が持つようになったのが由来だという。
安全重視の為か、切っ先も刃も鈍くなっている。
食器の一種なので銀製の物も多い。


創作ではたまにフォークと同程度の武器として扱われる。
ネタ武器だったり、食事中の護身武器になったり、時を止めてぶん投げたり、時には「とりあえず入手できる銀製武器」として重宝されたり。
一方、バターナイフを武器にする事はまず無い(他分)。


  • ペーパーナイフ

封筒や袋綴じの開封、便箋の切断等に用いられる文房具。
大抵は鋭い刃はついておらず、紙の切断も折り目に沿って引き千切るような形になる。
あまり力を入れて使う物ではない為、構造が華奢な事もある。凝った装飾を施した物も多い。
近年はカッターナイフ等の普及により、用いられる事は少なくなっている。


食事用ナイフと違い先が尖っている物もある為、創作では突発的な殺傷事件の凶器にされる事もある。


  • カッターナイフ

刃を交換可能なナイフ。カッターとも。
1956年になって登場した道具である。(武器として装備しているのは某弐号機位のものだろう)
刃を折って切れ味を保てるのが特徴で、実は日本で発明されたもの。
発明者が創業した折る刃オルファ社は、後に様々な形状・用途のカッターを生み出し、今や世界に名だたるカッターナイフの会社となっている。
他社製カッターも悉くオルファ社の刃のサイズを踏襲していることからも、影響力の高さが伺えるであろう。


ちなみに「カッターナイフ」は和製英語。英語圏では「Segmented blade utility knife*1」や「snap-off utility knife*2」等と呼ばれている。国によってはそのまま「Japanese knife」とか「cortadores Olfa」とか呼ばれていたりもするらしい。


  • ウェディングナイフ

柄を2人で持つという、独特のスタイルで用いられるナイフ。結婚式でのケーキ入刀用。



■逆手持ちのあれこれ

忍者のイメージからか創作だと逆手持ち(アイスピック・グリップ)でスタイリッシュに戦うキャラがよく見られるが、
素人が考え無しにこれをやっても攻撃しづらく、あしらわれやすくもなることがある。
所持しているナイフとの相性も重要で、バタフライナイフなどの刺突用の物では不向き。


もっとも実用性が無い訳ではなく、シラットやシステマなどのナイフワークの基礎は逆手持ちで、これで相手の腕の腱や首筋を切る様に使う。
その他に相手から刃が見え難くなる利点もある。
この様な訓練を受けた熟練者が用いればむしろ殺傷力の強い持ち方である。また刃で手首を保護する役割もある。


逆手持ちは持ち手の内側に対しては可動域が狭くなるが、逆に外側に対しては広くなって力も入れやすくなるため、
重要なのはどういった動きや流れを想定しているか?である。
例えばフィクションのナイフ二刀流で片手ないし両手共逆手持ちが多いのは
派手なアクションを描く際にカバー出来る範囲が広い(要はカメラ・映像映えする殺陣がし易い)からと思われる。


ちなみにアイスピック・グリップ専用のファイティングナイフは存在する(カランビットナイフなど)が、もうナイフと言うより刃が付いた暗器レベルの形状になってる物が多い。



■二次でのナイフ

本質がと同じな為か、ゲーム、アニメ、漫画問わずよく登場する。
またゲームといってもRPGからアクション、FPSまで、アニメや漫画といってもファンタジーからサスペンス等、適しているジャンルは幅広い。
盗賊や暗殺者、犯人、チンピラといったワルや裏稼業キャラの得物としては定番。ファンタジーなら広義の戦士や魔法使い、狩人、職業不詳キャラがサブ装備として使えることも多い。


そのスタイルも先述した様に逆手持ちで使ったり、両手に一つずつ持って使ったり、両手に逆手持ちだったり、
利き手に長剣を持ってナイフは引き手に持ったり等、キャラクターによって十人十色。投げつけて攻撃する事も非常に多い。


特徴としては「より攻撃力は低いが、素早さが上がる」「クリティカルが出やすい」等といった感じに、トリッキーなステータスを持つことが多い。
作品によってはリーチの短さや使用者のもろさと引き換えに、高い攻撃力を持った武器として登場することもある。


ロボットアニメの場合は緊急用の装備だったりする場合もあるが、
勇気の力で切れ味が上がったり、ビームサーベルより切れ味が上と通常の剣よりも上位互換として使われているものも多い。素材だけと言ってはいけない。


FPSやTPS、その他銃撃メインのゲームでは尖った性能(使用回数無限、音がせず暗殺に向く、一撃死など)を持つ事が多い。


ただしアウトドア用や工作用など割と手に入りやすい「凶器」であるため表現規制や年齢規制などに引っかかることも多く、
上記したようにバタフライナイフなど実際の事件を彷彿とさせる物は特に規制されやすい。
一方で「剣のように大きいが形状はナイフそのもの」など、創意工夫で規制やクレームを掻い潜りつつナイフを登場させる場合もあるようだ。



■ナイフを使うキャラクター


ゲーム

ダークを両手に持って戦う。


  • タキ(多喜)(ソウルエッジ)

二本の短刀を使う。


ナイフのコレクションが趣味で、様々なナイフで攻撃する。


  • レディ(レディストーカー)

通常攻撃で使用。


たまにナイフで攻撃してくる。殴られるより痛い。


短剣二刀流で戦う。ご丁寧に2回ヒットする。


ドラゴンキラー編の主要人物の一人で、ナイフ二刀流で戦う。独自の必殺技は直線上を一掃する「空閃殺」。


ナイフが得意武器で、他のキャラクターは取ると投げて使うがコーディーだけは手に持って切り付け使用が可能。
ストリートファイターシリーズでも専用武器として登場する。


ナイフ一本で世界を救った豪の者。
本来は人間はおろか普通の魔族ですら決して辿り着けない境地、真なる魔王だけが振るえる筈の文字通り必殺の一撃「シュマーリ・ゴールド」を使える。


投げナイフ使い。投げきると時間操作能力で時間を止めてその間にわざわざナイフを回収する。


なぞるだけで『モノ』を殺す最強の能力【直死の魔眼】を持ち、幼い頃に習った暗殺術『七夜体術』と仕込み短刀『七ツ夜』を用いてどんな相手も一瞬で解体してしまう
七ツ夜の刃は普段は柄に収納されており、ボタン1つで飛び出すようになっている。
また、七ツ夜のデザインはリメイクに当たって変更されており、旧シリーズでは片刃で柄に「七(つ)夜」と刻まれており、リメイクでは諸刃になっている。


  • Biker(Hotline Miami)

1989年の「ロシアにミッドウェイ島まで制圧された世界」のマイアミでロシアンマフィア相手に殺戮を繰り返していた殺人鬼
…比較的現代に近い世界でありながら何故かナイフで相手を殺す事に拘る怪人物。
手に持つ大振りな肉切り包丁と、投擲用の投げナイフを用いて銃器を持つ大人数の相手すら単独で皆殺しにしてしまうとんでもない戦闘能力の持ち主。
“正史”では一般人でありながら“かつてたった4人でロシア軍相手に大暴れし、壊滅的な被害を叩き出した伝説の特殊部隊”出身である“Jacket”相手に重症を負いつつも勝利しており、頭を踏み潰してトドメを刺している。(実際には生きていたのだが)


ケツイ。


MGS3』時代にサバイバルナイフを使用。動植物の確保から敵兵の刺殺、斬撃とCQCを駆使してナイフを使いこなす。
□ボタンを押し込んで行う刺し攻撃では敵兵を一撃で殺害することが可能。他にもナイフを突きつけて尋問したり、拘束した相手の喉を斬ったりと使い方は多岐にわたる。
柄の中にサバイバルツールを仕込めるナイフを作中で薦められたが
そういうギミックの分だけ強度が劣るため格闘戦で不利になるという持論で
使い慣れたシンプルな構造のナイフでスネークイーター作戦を戦い抜いた。
後のシリーズでは装備品としてのナイフは無くなったが、CQC拘束用時にナイフを使用する。


大抵の主人公のサブウェポンとしてハートを消費し水平方向に遠距離攻撃できるタイプが主流。
が、弾速は速いモノの威力が低いため大抵は対空が出来る斧や貫通属性の為ボスに連続でダメージが入るクロスにお株を奪われがち。


例外として悪魔城伝説グラント・ダナスティのみメイン武器として投擲可能。ハートを消費せずに遠距離を攻撃でき対空用の斧と使い分けができる。



シリーズを通してラスボス決戦用の武器を入手するまでメインウェポンとして通用する強武器。
基本はやや軸をずらして水平に三連射までできる。そのため突進してくる敵に対しても足止めをしやすい。


大魔界村』では魔法の鎧装着時に魔法を発動すると分身を作り出しさらに弾幕が増える。


超魔界村』では青銅の鎧OR黄金の鎧装着時は光の短剣という貫通能力のあるレーザー状の飛び道具が三連射出来るになる。貫通属性がある武器は次の弾が出るまでタイムラグが出来てしまうというジンクスも、連射が効く&弾速が早いコイツなら気にならない。寧ろ一部の地形も貫通する為壁越し射撃も可能と大変便利。
黄金の鎧時の魔法はファイアードラゴンを召喚。大きく上昇して出現した後アーサーの後方へ飛び、折り返して前に飛んだ後、画面端を這うように進む。連続ヒットで大きなボスに効果的でありドラゴンがいる間はアーサーも無敵な為弾避けにも利用できる。


極魔界村』では赤Powで威力1.5倍、青Powで弾速アップして4連射できるようになる。探索用の回収武器を使わないときは大変心強い


『帰ってきた魔界村』では黄金の鎧の時に四連射になる。


両手に、倒した敵を溶かす特殊な薬品が塗られたナイフを持って戦う。


ナイフと爆弾を同時に投げて敵を攻撃する。


一度に3本のナイフを投げて攻撃する。


  • 1面のタンゴ・リーダー(オペレーションゴースト)

ククリ逆手持ちやスローイングナイフで攻撃する。


プレイヤーキャラの一人。遠距離は投げナイフ、近距離は大型ナイフでの切りつけで戦う。
本作の敵の性質上、「銃使いのキャラと比べて火力が低いが取り回しが最高」という普通のナイフキャラと逆の立ち位置にいる。


自身のペルソナ・ジライヤに関連付けてかナイフ・クナイの二刀流で戦う。
ちなみに初期の間に合わせの武器はモンキーレンチ。


主人公にして心の怪盗団のリーダー。白兵戦ではナイフ系の武器を操って戦う。
なお現実では刃のついていない模造品だが、パレスやメメントスでの戦闘時には切れ味抜群の武器となる。
これは「認知が現実となる」世界であるパレスでは「本物と見紛う程リアルな模造品」が「本物」として機能するためで、銃器など他の武器に関しても同様の理屈で機能している。


  • プリムロゼ・エゼルアート、テリオン(踊子/盗賊)、踊子たち(OCTOPATH TRAVELER)

短剣なので色々なジョブが扱えるというわけではなく、暗器としてのイメージが強い模様。
盗賊は相手からHPやSPを奪う「ライフスティールダガー」「マジックスティールダガー」の媒体としても使いこなす。
踊子たちは商人の「傭兵よび」の選択肢の一つで登場し、なにやら毒を仕込んだのか状態異常付きの短剣攻撃で支援してくれる。


また、プリムロゼは装備品以外にもエゼルアートの家紋と家訓が刻まれた短剣を持つ。
ボス戦前に流れるバトルエクステンド「復讐のために」と合わせて盛り上げてくれる小道具でもある。


  • 「右腕の男」アールバス(OCTOPATH TRAVELER)

プリムロゼの父親の仇の一人であり、右腕にカラスの入れ墨を持ちオルステラ大陸で暗躍する「黒曜会」の一員。
短剣を振りかざし目潰しの技で視界を奪い、「見えぬものに死を」と暗闇に閉ざされたターゲットに必殺の一撃を放つ。


  • エスメラルダ(OCTOPATH TRAVELER)

トレサ編の旅路の果てに待つ者で、ある筋から流れた後、彼女の旅の記録がしたためられた手記を狙って襲い掛かる謎の女。おそらくは上記アールバス同様黒曜会関係者とされる。
赤・青・紫の投げナイフ攻撃でこちらの各種コマンドを封じ、「黒の一閃」でカウント後に即死させるなど妙技を使いこなす。


ナイフ投げが得意。


  • クレヨン(TOWER of HANOI)

サーカス団所属の経験から投げナイフを武器とする曲芸用HANOI。
10人のHANOI中3位の攻撃力に加え通常攻撃で敵全体を一度に攻撃できる頼れるアタッカー。


5面のボスで、両手にククリを持って攻撃する。


バタフライナイフと、諸刃の投げナイフを使用。
ハザマを依り代としていたユウキ=テルミもナイフを使う。


ディスクシステム黎明期のアクションゲーム。
主人公鷹丸は飛び道具攻撃とカタナによる近接攻撃を使い分けるが、
飛び道具の初期装備として小柄を投げる。
「小柄」というジャパニーズナイフの事を本作で初めて知った人も多いのでは?


バタフライナイフを近接武器として使用。
敵の正面と側面から攻撃した場合のダメージは低いが、背後から攻撃すると敵が無敵状態になっている場合と敵スナイパーがレイザーバック*3を装備している場合を除いて、必ず一撃で敵を倒すことが出来る「バックスタブ」という特殊な効果を唯一持っている。


多くの作品で主人公の初期装備として登場する。作品により名称は「コンバットナイフ」「サバイバルナイフ」など様々。
位置づけとしては「弾数(使用回数)無限だが、攻撃範囲が狭くて隙も大きめ、威力も低く最弱クラスの武器」であることがほとんど。
一方でその性能から、これ以外の武器を使わずにクリアを目指す「ナイフクリア」という上級者向けやり込みプレイが第1作から存在している。
多くの場合、強力な武器が手に入ればそのままアイテムボックス送りで使われなくなってしまう装備だが、作品によっては通常武器と別枠の常設武器にされたり、多段ヒットして高い火力を叩き出せたりして、意外と侮れない実用武器のこともある。
またリメイク版『1』では敵の攻撃を緊急回避する専用アイテムとして「ダガーナイフ」が登場し、『2』のリメイク版『4』リメイク版では通常ナイフがこの用途でも使用可能な代わりに耐久力が存在する消耗品となっている。


+ 一覧-

ナイフ以外との二刀流は除外とする。

特撮

  • ガブリンクイーン(宇宙鉄人キョーダイン)

常にクリスを持っている。


短剣が武器で、時には投げて使用することも。


黄金のナイフが武器で、閃光を発して爆発を起こすことも可能。


二本の光るブーメランにも変形する「カットアッシャー」が武器。


銀色の「十字架剣」を使う。


刃がピンク色のナイフ二本が武器。ピンク色のビームを発射する事も。


「サーベルダガー」という二本一組の伝説の武器を振るう。
必殺のハウリングキャノンに合体する際、トリケラレンジャー/ダンの「トリケランス」と共にプテラレンジャー/メイの「プテラアロー」の左右と連結。銃口部を形成する。


両腕部にサバイバルナイフ型の「サイレンダガー」を内蔵。


自在剣・機刃が分離し二振りのナイフになった「キバナイフ」を振るう。


ゴーオンゴールド/須塔大翔ゴーオンシルバー/須塔美羽の兄妹で構成されるチーム。
彼らはジェットノズルが施されたダガー「ロケットブースター」を振るう。


短剣が武器。


トレンチナイフを武器に使う。


時には投げて使用する。


こちらも投げて使用した他、光線を発射することも可能。


武器のナイフは光線を発射することも可能。


秘密結社無無無のメンバーの一人。ナイフを武器に使う。


不死身の傭兵集団『NEVER』の隊長。ロストドライバーエターナルメモリを使用する事で仮面ライダーエターナルへと変身する。
ダガー型の武装、『エターナルエッジ』を用いた近接格闘を得意とし、『W』世界最強の仮面ライダーの名を欲しいままにする唯一無二の悪の仮面ライダー
また、仮面ライダーになる前から『不死の肉体』を活かした強引な接近戦術を行い、ナイフで敵を血祭りにあげていた。


レッドファイ!!


……説明不要の赤いアイツ。敵にとどめのレッドナイフ〜♪


ショートソード程の長さがある「破壊剣」が武器。
飛び道具としても多用する他、ハカイダーの姿になるための変身アイテムでもある。


漫画

伸縮自在の仕込みドスを愛用。


刃渡り40センチの巨大なジャックナイフを武器に使う。時には飛び道具として使った事も。


手持ち、ナイフ投げどちらも得意とする。ただし持っているのは両刃鍔無しのスローイングナイフ系のみ。


通称プロフェッサー。元SAS教官で主人公キートンの師匠。
近距離で拳銃を抜こうとするチンピラを「拳銃は抜いて構えて撃つ三動作が必要だが、ナイフは一動作だから俺が勝つ」と威圧、チンピラは信じなかったため宣言どおりに一動作で殺された。


  • 鳴海(力王)

JP国分刑務所の管理のために、囚人たちから選抜された四天王の一人で北部管区を仕切る。
人斬り}の異名を持つほどのドスの使い手。


ジョセフ・ジョースターハーミット・パープル波紋を流して体に巻きつけるという策を、時間停止中に無防備な首元へナイフを投擲するという方法で打破。
狙い通りに致命傷を負わせて戦闘不能にした。
更に空条承太郎との決戦時も、時間停止の能力に目覚めつつあった承太郎へ「何秒動けようと関係のない処刑」としてそこら辺から集めてきた無数のナイフを時間停止中に投擲。
しかしチェックメイトと言いつつスター・プラチナと服の中に隠し持っていた雑誌で防がれたため、こちらは致命傷には至らなかった。
承太郎の記憶のDISCを読んだことから思いついたのか、後にプッチ神父もこの戦法を使用。無防備な徐倫を狙うことで承太郎の決死の一撃を阻止した。


かつては王下七武海の一人だった世界最強の剣士。愛刀であるよるを使うこともないと判断した相手には、十字架型のペンダントに仕込まれた玩具のようなナイフで戦う。
それだけでも十分に強く、ちょっと名を上げた程度の並の剣士では全く歯が立たない。


ベラミー海賊団の副船長で、巨大なククリナイフを持って戦うことから"ビッグナイフサーキース"の異名を持つ。


刃銃はがんを撃つ際に使用。


  • ナズ(今日からヒットマン)

スペツナズナイフを愛用することからその名がついた殺し屋。その他にもスローイングナイフを使う。


鷹の団の一員で、投げナイフが得意。


全員が軍人のマリリンチームの一員で「自分の位置をナイフの位置に変える能力」を持つ。
投げナイフによる瞬間移動で徹底的にインファイトに持ち込み、強力だが隙の大きい植木の神器を圧倒した。


  • ヤシロさん(親愛なる殺し屋様)

ターゲット以外の人間を殺さないために逆手持ちのナイフによる殺しを信条とする殺し屋。


自衛隊のレンジャーやフランス外人部隊に在籍していた経歴を持つ元傭兵。
『BTOOOM!』は「多種多様な爆弾を使った殺し合いのゲームをさせられる」というデスゲームものの漫画作品なのだが、訳あって爆弾を手元からなくしてしまった彼は自前のサバイバルナイフを用いて戦う。
デスゲームの舞台が木々の生い茂る無人島ということから、ほぼ軍人としてのスキルとナイフを用いた格闘術だけで主人公たちと互角以上に渡り合った。


かつて狂犬と呼ばれた腕利きのデビルハンター。
詳細は不明だがナイフの悪魔と契約しており、彼自身もナイフを使った接近戦を得意としている。


狂一と狂二の不良兄弟。キレるとナイフを振り回す危険人物。


アメリカ陸軍特殊部隊出身で達人と称されるほどの使い手。
ナイフを扱う技術だけでなく、石を研いで切れ味抜群のナイフを作り出す技術も持っている。


  • 闇猿ダーク・モンキー(TOUGH)

人間ではなく猿として育てられ、ただ人を殺すことだけを徹底的に訓練された野生児。
その戦闘力から“弾丸より速く人を殺す猿”などの異名を持つ。
猿の如きアクロバットな体捌きと様々なナイフを駆使し、人間を野菜のように切り刻む。


ナイフ術の使い手で、「ナイフを使わせたら世界最強・最悪の男」。


テラフォーマー大顎充填式スペツナズナイフ「カフカス・カリンカ」を武器とする。
このナイフの刃はアレクサンドルに組み込まれたスマトラオオヒラタクワガタの細胞をナイフが柄から吸収して構成しており、アレクサンドルが柄を手にしている限りは何度でも刃を再構成できる。


勝を狙っていた殺し屋で、元はサーカスでナイフ投げをしていた一家の出身。
投げナイフは弾丸より速いと自負し、弾丸を真っ二つに割くほどに正確。
しろがねと激闘の末に和解してからは、その技術を活かして仲町サーカスの団員として活動している。
その際に使われたしろがねの血が付着したナイフは自動人形との最終決戦前に配っており、自身もそれを用いて自動人形と戦った。


ダークを武器として使う。


  • 和久井譲介(K2)

不良の少年であり、折りたたみ式のナイフで動物を切り刻む事で他の子供達に恐怖を教えこんでいた。
その後とある不良医者にその事を見つかった事で、人を支配するために「医者」になる事を決意するが、それ以降もナイフを「親の形見」と偽りながら持ち歩いていた。
だがある日、偶然大怪我をした人間を「救うため」にそのナイフを振るうことで、今までの凶暴性は鳴りを潜め、また本人もナイフを持ち出すことはなかった。
…だが持ち歩いてはいたらしく、改心後に戦うことになったロシアのマフィアに投げつけていたりする。


ナイフ投げが特技。



アニメ

トロワ・バートンの乗る、オペレーション・メテオで投入されたガンダムの内の1機。ガトリング砲など全身の重火器による拠点攻撃が主な役割であるが、弾切れになったら右腕に直付けされたアーミーナイフによる格闘戦を行う。
続編のEW版では装備されていない(小説版では使用している描写がある)。また、そのアーリータイプはナイフが外付け式に変更されている。
因みに、次回作のガンダムXでは、同じような特性を持つ機体であるガンダムレオパルドもビームナイフを装備しているが、使用している場面は少なかった。


新地球連邦が開発した試作MSで、高速戦闘を重視した為武装がビームナイフ一本のみ。
だが、この専用ナイフは異常なほどの切れ味を持っており、劇中ではガンダムの中でも特に頑丈な装甲を持つガンダムDXの腕(関節ではなく装甲に覆われた二の腕)を容易く切断した。


それぞれの作品の主役ガンダムとそのパイロット。
どちらも左右腰部に2本の折り畳みナイフを装備しているが、''代わりにガンダムの定番装備であるビームサーベルを固定装備として持っていない。''
高周波振動によって高い切れ味を持ち、MSの装甲すら切断する事ができる。
またナイフのホルダー自体に電源が内蔵 されているため、本体がエネルギー切れ状態となっても最後の武器として使用する事ができ、PS装甲や各種ビーム兵器の採用によってバッテリーの消耗が激しいこれらの機体にとっては理に適った保険的装備と言える。
実際にキラはエネルギー切れ状態でバルトフェルドの乗るラゴゥの撃破に成功した事がある。


因みに、これらの機体がナイフを装備しているメタ的な理由は、
一説には監督の福田己津央氏がかつて演出スタッフとして参加した「機甲戦記ドラグナー」で、主役機のドラグナー1〜3型に実体型ナイフを使用する機会を出そうとした所*4
神田監督に「ナイフは不良の武器のイメージが有るし子供が安易に本物で真似するからよくない」という事で却下された事のリベンジとも言われている。


ソレスタルビーイングのガンダムが装備しているGNビームサーベルは、出力を切り替えることでビームダガーとしても使用出来る。特にエクシアでは、パイロットの刹那自体射撃が下手なのに対してダガーの投擲は上手く、敵機本体はおろか敵のGNファングにすら命中させていた。
因みに、本作ではユニオンAEUのMSも高周波振動ナイフ「ソニックブレイド」を装備しており、出力を上げてプラズマを帯びるとビームサーベルっぽくなる。
他にも外伝に登場した「ダブルオーガンダム セブンソード」には、ジャマダハル型実体剣「GNカタール」が装備されている。


こちらも、ビームサーベルの出力を調整してビームダガーとして使用可能・・・なのだが、当初は調整不足でダガーとして主に使っていた。
スパローウェア装着時は、主武装として実体剣「シグルブレイド」を装備する。切れ味はビームサーベルより高いが、刃が摩耗しやすいのが欠点。


刃が高周波で振動する「プログレッシブナイフ」を装備。肩の武器庫に収納されている。使徒のコアを貫く威力を持つ。
形状は旧作ではシースナイフ型だったが、新劇場版では折り畳み式になっている。弐号機のものは旧作ではカッターナイフ型だが、新劇場版では折り畳み構造でも刃の伸縮もしない両刃型になっている。


ガオーブレス内に収納されている「ウィル・ナイフ」を使用。
凱の乗るガオガイガー後継機であるジェネシックガオガイガーにはガジェットツールの一つとして装備されている。


盾に収納されている、実体刃のアサルトナイフを装備。ピンポイントバリアを纏うことで切れ味を高める。
これまでのバルキリーに近接武器が装備されていなかった理由は、メタ的にはガンダムシリーズとの差別化のためだと言われている。


修羅の国篇で登場したアニメオリジナルキャラクターで、ホセら6人の仲間と共に修羅達と戦う。
手に持っての使用が主だが投げナイフも得意。


映画・ドラマ

サバイバルナイフをメジャーにした。劇中ではサバイバルツールとしての使用が主で、武器として使うことは少ない。
ランボー3/怒りのアフガンではサバイバルナイフの他に小型のナイフを所持し、スローイングナイフとしても使用した。


最後の戦いにてメイトリックスに煽られ、ハジキを捨ててナイフを使用。
項目冒頭の雄叫びはあまりにも有名。


  • ケイシー・ライバック(沈黙の戦艦)

元・アメリカ海軍特殊部隊SEALS指揮官だったが、上官とのいさかいで現在はしがないコックになる。
とはいえ、戦闘技術は全く衰えておらず、視覚からのナイフ投擲で厨房に忍び込んだテロを仕留めている。
銃火器の戦闘や合気道による格闘戦はもとより、台所の食材を利用した即席爆弾もお手の物。
クライマックスではテロリストのリーダーであるウィリアム・ストラニクスとナイフ同士の切り合いに勝利した。


ナイフを凶器に使う殺人鬼。


  • 殿様(矢坂平四郎)(三匹が斬る!)

飛び道具として小柄を使用。


匕首を使う。


映画『ダークナイト』では相手が苦しむ様をゆっくり味わえるためというサディスティックな理由からナイフを愛用。つま先にナイフを仕込んだ靴も使った。


  • リー・クリスマス(エクスペンダブルズ)

消耗品軍団最年少(でもオッサン)、特殊空挺部隊(SAS)仕込みのナイフ術で戦うハンサムハゲ。
特にクナイ状の投げナイフを好んで使うが、折りたたみナイフなど他のナイフも使いこなす。そして投げる。


  • ハリガン(アースフォール JIU JITSU)

遙か銀河からの訪問者と戦う為に集まった9人の最強の人類の1人。2本のナイフを逆手持ちで持って戦う。時には投げつけて攻撃する事も。


その他

  • ソロル(Ark)

さぁ…楽園へ還りましょう、お兄様…


二本の角を短剣にした「ボーンダガー」を武器に使う。


  • ガンジュー・ライ(アフガン、死の特殊部隊 シリーズ)

グルカ族の傭兵でチーム内で最もナイフでの戦闘に精通しているため、ナイフを使用する場面に焦点が当てられる事が多い。


安価な剣や敵から鹵獲した武器を使い潰すのが基本スタイルである彼が、唯一常備している高価な武器が「南洋式投げナイフ(モデルは上記で紹介したアフリカ製のスローイングナイフ)」。
なお、この武器を採用したのは「扱いの難しさ故にゴブリンに奪われても支障がない」という理由であり、彼自身はあくまでもゴブリン退治を想定したスタンスを徹底している。



■ナイフがモチーフのキャラクター


第6話に登場。頭と右腕がトレンチナイフになっているデスパーロボで、左腕からは猛毒を塗ったナイフを発射する。
最後は念力パンチで倒された。


  • ナイフアルマジロ(仮面ライダーV3)

第7,8話に登場。ナイフとアルマジロがモチーフのデストロン怪人。右腕が刃を引っ込める事が可能な鍔付きのナイフになっている。


  • キラーナイブ(仮面ライダースーパー1)

第24話に登場した、魔女参謀配下のフォールディングナイフがモチーフのジンドグマ怪人。頭と左腕と両肩がナイフになっていて、頭のナイフに刺された人間は青い光に包まれて蒸発してしまう。
その他に武器として投げナイフを使う。また配下のジンファイターもナイフを武器に使う。


第17,18話に登場。ハサミと融合した眼魔怪人で、両肩にアームで繋がれた巨大なトレンチナイフがついている。


第38話に登場。十徳ナイフを依代に誕生した妖怪。





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*1 直訳すると「分節式の刃の実用的(多用途)ナイフ」
*2 直訳すると「ポキリと折れる実用的(多用途)ナイフ」
*3 スナイパー専用の装備品。敵のスパイにバックスタブをされた時に1回だけバックスタブを防ぎ、少しだけスパイの装備品を使えなくする
*4 設定画稿で脛の後ろに配されている事自体は没設定になってはいない

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