リングドリーム

ページ名:リングドリーム

登録日:2016/10/12 (水) 11:39:25
更新日:2024/01/29 Mon 11:03:00NEW!
所要時間:約 69 分で読めます



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ソーシャルゲーム 女子プロレス ブラウザゲーム 所要時間30分以上の項目 所要時間60分以上の項目 サクセス ゲーム サービス終了 リングドリーム でいしろう





画像出典:リングドリームタイトル画面(©SUCCESS Corp. ©でいしろう)



これは……星をつかもうとする少女たちの、熱い戦いの物語!





リングドリームは女子プロレスを題材にしたソーシャルゲーム。略称はリンドリ。
一時はスマートフォン版もリリースされていたが、ブラウザゲーム版のサービス終了前に既にサービス終了している。
開発・運営はサクセス、提供はYahoo!モバゲー・mixiゲーム・ニコニコアプリ・ハンゲームの4つで提供されていた。


2020年3月にサービス終了。後継企画として短編小説を公開する「リングドリーム ストーリーズ」がはじまったが、こちらも2020年10月にサービスを終了した。



概要

プレイヤーは東京女子プロレス*1というプロレス団体に所属する新人マネージャーとしてレスラーを育成していく。
システムはいわゆるスタミナ制のポチポチゲーで、ゲーム性はかなりシンプル。
手ごたえのあるゲーム性を求める人には物足りないかもしれないが、その代わり後述する多数のレスラーが大きな魅力となっている。
また、「毎週のようにイベントで新たなストーリーが語られる」と言うのも、今でこそ珍しくないが、稼働当時はかなり強いウリであった。話の出来の方はお察し


女子プロが題材ではあるがストーリー中で試合を描写することは少なく、舞台裏でのレスラーたちの交流や駆け引きがストーリーのメインとなっている。
キャラクターデザインはいわゆる萌え重視で、実際の女子プロレスラーとはだいぶイメージが異なるキャラが多いが、女子プロらしく筋肉モリモリなマッチョウーマンたちも少なくない。
コスチュームも現実の女子プロではありえないようなものもあるが、枠に捉われずデザインが多彩で非常に魅力的である。*2


また、現実のプロレス団体DDTや、ニコニコ動画とも提携して、積極的にPRを行っている。
その一環としてか、2015年12月に新テーマ曲を歌う「大型新人ユニット」として『backdrops』が結成された。
ちなみに『backdrops』メンバーは世良園子…じゃなかった「のんこ(日髙のり子)」・「わかなん(山崎和佳奈)」・「なおちゃん(松井菜桜子)]である。


起源

サービス開始は2012年であるが、歴史をさかのぼると1990年代と結構古い。
初出はTRPGの専門雑誌付録のカードゲームで、後に追加サプリメントとして発売している。原作者はでいしろう氏。*3
また、メインキャラクターの一部は同じくでいしろう氏が製作に関わったコンシューマーゲーム、レッスルエンジェルスにも参戦している。
しかしソシャゲとなるに当たって設定などは一新されているため、TRPG時代とはほぼ別物となっている。




ゲームシステム

上述の通りソシャゲによくあるポチポチゲーである。
「行動pt」を消費してステージを進み、途中で遭遇するレスラーと「攻撃pt」を消費して試合を行う。
試合はルーレット形式で打撃技や関節技を選択して攻撃するが、ある程度レスラーが育っていればほとんど意味はなく、適当にクリックしていればすぐに終わる。


レスラーカードは主に道中でドロップしたり、課金ガチャやゲーム中で手に入る「友情pt」で回す友情ガチャで手に入る。
また、後述するイベントでも手に入れることができる。
レスラーカードに他のレスラーを合成してレベルを上げ、同じレスラーカードを重ねるとランクアップする。
ランクアップすると素材のステータスを一部引き継ぎレベルが1に戻る。ランクアップは4段階まで可能。


また、各レスラーカードには好感度があり、デッキに編成してステージを進めるか特定のアイテムを使うことで上がっていく。
好感度がMAXの時に「キズナファイナル」というアイテムを使うと「尊敬」または「恋愛」状態にすることができ、各レスラーごとのセリフを見ることができる。
とてもデレるように見えない悪役レスラーも恋愛状態にすると顔を赤らめて恥ずかしそうに告白してきて、トップ画面でデレデレになる。かわいい
(ただし「尊敬しかない」「恋愛しかない」キャラも一部には存在する)



レアリティ

↑よわい
N(ノーマル)
HN(ハイノーマル)
R(レア)
HR(ハイレア)
SR(スーパーレア)
VR(ボイスレア)
UR(ウルトラレア)
↓つよい


の6段階が基本。その他にもコラボしたキャラ用のコラボレアがある。


ただし、最高レアリティのURにはボイスがついておらず、その一段下のVRのみがボイスつき、と言う妙なレアリティ設定になっており、
「せっかくURを手に入れてもボイスが付いていない」「ボイス付きを使おうと思うとステータスがURより弱い」と言う残念な事になっていた。
そのため、初期を除いてURの新規実装はほとんど存在しない(コーチなどの特殊キャラのみ例外)。
代わりに「UR並のステータスを持つVR」が多く実装され、これが事実上の最高レアリティとなっている。



イベント

毎週イベントを行っているのがリンドリの特徴である。
木曜日に行われる定期メンテが終了すると一週間のイベントが始まり、その度に新規のVRレスラーカードが実装される。
新規レスラーはイベント中ガチャに追加されたり、専用のステップアップガチャで手に入れることができるが、イベント報酬や景品として1枚は手に入れることができるようになっている。
また、実装からしばらくするとイベント景品に含まれることがあるので、無課金でもランクアップを4枚重ねることはそう難しくない。
ただしコラボレスラーやバレンタイン、水着などの季節もののレスラーカードはその限りではないので注意。


イベントステージを進むとシナリオを見ることができ、0時になると1つずつシナリオが開放されていく。
シナリオは多数のレスラーたちの群像劇で、主人公と呼べる存在はいない。
試合に至るまでの経緯や試合前の駆け引き、団体内の派閥抗争やレスラー同士の交流などが描かれている。
イベントは大まかに分けて以下のパターンが存在する。名前は便宜上付けているだけなので注意。


・ランキング戦イベント
イベントステージを進み、途中で遭遇するNPCレスラーを撃破してポイントを貯めていく。
ポイントは毎日0時に集計され、ポイント数の順位に応じてスターがもらえる。そのスターを景品のレスラーカードやアイテムと交換することができる。
ランキングはYahoo!モバゲー・mixiゲーム・ニコニコアプリ・ハンゲームの4つの提供元ごとに分かれているため、
スターをもらうのはさほど難しくない。ユーザー数もそんなに多くないしね。


・ポイント報酬イベント
イベントステージを進みNPCレスラーを撃破していくのは通常のランキング戦と同じ。
ただしランキング要素がなく、ポイントが貯まると自動的にポイントに応じた報酬が手に入る。
新規実装したレスラーも手に入り、必要ポイントもさほど高くないので気楽に進められる。
2週間に渡って行われるパターンもあり、その場合は1週間単位で集計して順位に応じた報酬やレスラーカードがもらえる。


・バトルロイヤルイベント
いわゆるPvP。
自分のデッキを他のプレイヤーと対戦させてポイントを貯める。
たまに出てくるNPCデッキに一定回数勝利することで、VRレスラーカードを報酬としてもらうことができる。


・七連戦イベント
リンドリ最大の特徴とも言えるイベント。
基本はランキング戦であるが、1日ごとに1試合、作中のレスラー同士の試合が組まれている。
プレイヤーはイベントステージを進む前にどちらか片方のレスラーを選択し、NPCレスラーを倒した時に手に入るポイントが選択したレスラーに累積していく。
そして0時の時点でポイントが多いレスラーが試合に勝利したことになる。
ここからが重要で、この試合の結果がシナリオに反映されるのである
その後の展開も試合結果に合わせて進んで行くので、例えば王座決定戦であれば勝利した方が王者となるし、防衛線であれば王者が負けたら王座交代となるわけである。
勝ったら次は自分と戦ってくれ!とかこの試合に負けたら引退だ、といった展開であれば試合結果に準じて話が進んで行く。
つまり作中のストーリー展開にプレイヤー自身が関わることができ、自分の推しレスラーの試合やタイトルマッチではかなり熱くなれる。
……ただまあ、運営が勝敗を制御できないために「プロレスとしては正直どうか?」と言うようなストーリーになる事も割と多くあり、その点は痛し痒し。




ストーリー

まず、プレイヤーの分身たるマネージャーはストーリーに一切関わらない。というか存在しない。
初期のシナリオではマネージャー視点で話が進んでいたがいつの間にか消滅した。
各レスラーも「マネージャーに出会わなかった」ものとして話が進んで行くので、自分の手持ちで恋愛状態になっているレスラーが独り身を嘆いたりする。
主な舞台となっているのは作中最大手のプロレス団体東京女子プロレスとライバル団体FWWWで、登場するレスラーはほとんどそのどちらかに所属している。
以下に各団体の派閥と主な人物を記載していくが、とにかく数が多いので代表的なものだけを紹介していく。
また、各派閥の関係者も便宜上まとめて記載する。


東京女子プロレス

略称は東女。作中最大手のプロレス団体で、所属レスラーは三桁を越えており、その規模に違わず多数のレスラーと派閥が存在している。
ベビーフェイス(善玉)の「正規軍」とヒール(悪役)の凶獣が対立している。
規模としては正規軍が凶獣の約3倍と圧倒的に上だが、正規軍内でも多数の派閥がある上に弱肉強食として互いに争っているため、
派閥同士が組むことはあれど正規軍全体が団結することはない。
そのため一枚岩の凶獣との勢力は拮抗している。

+ -


正規軍

凶獣と対立関係にある善玉側。
といっても多数の派閥に別れており、各レスラーは派閥単位で見られることが多く正規軍として括られることはあまりない。

+ -

女帝直下
女帝、神崎玲子が自分を倒せるレスラーを育てるために才能ある者を選んだ直弟子たち。
全員神崎のこと尊敬しており、神崎が絡むとすぐに理性が吹っ飛ぶ。また、弟子ではあるが同時に女帝の傍らで常にその首を狙っている。

+ -

◆神崎玲子
かつての東女王者にして女帝。昔の東女がテコ入れとして一ノ瀬と共に連れてきた。
しかし、当時の神崎と一ノ瀬は曰く「色々あって」世の中の全てを憎んでおり、ただ敵を叩きつぶすだけの凄惨な試合を繰り返していた。
結果、神崎たちの同期と上の世代は心を砕かれ、ブラッディ井上とバッファロー北村を除き東女から逃げ出してしまうことになる。
また、ただ凄惨なだけの試合は徐々に観客に飽きられ始め、東女の暗黒時代をもたらしてしまう。
北村によってレスラーも観客も盛り上がる試合に目覚めてからは、相手の全力を受け切って最後に逆転するスタイルになり、観客を大いに沸かせ東女を蘇らせた。
その後、井上を下して王者となり、圧倒的な強さで長期政権を敷く。
スパイダー菊池に敗れ王座から下りてからは自分の時代が長かったこともあり、新しい世代を見守っている。
とはいえ現在も圧倒的な存在であることに変わりなく、東女、FWWW問わずレスラーたちから女帝として羨望の眼差しを受けている。
……のだが、本人の性格はフリーダム。たまにジャスティスXと入れ替わったり、
東女の新しい寮が冷暖房完備と知って「羨ましい!」と寮に住み込んだり*4
ひょんなことから出会った小早川ぽひに特訓を付けたり、酒目当てにFWWWに乗りこんだりとやりたい放題。
最近は学生と兼業の若手たちに触発されて勉強を始め、高卒認定試験を目指している。
同居人の社務さわりやぽひからはカンちゃんと呼ばれている。ていうか呼ばせてる。


私の考えは、後にも先にも1つだけ。面白いかどうか。ただ、それだけだ。



◆一ノ瀬栞
神崎の同期にして側近。
若手の頃に無茶な試合をしすぎたせいで体がボロボロになり全盛期を過ぎているが、それでもまだ女帝の側近としての実力は健在。
現在は試合に出ることはあまりなく半分フロントのような状態となり、裏方として団体の調整役として動いていることが多い。
暴走しがちな神崎のブレーキ役でもあるが、根は同類なため一緒になって暴走することもある。
神崎同様無類の酒好き。


そんなの……呑むための口実に決まってるじゃない♪



◆姫小路由樹
女帝直下筆頭。悲鳴をあげるのもあげさせるのも大好き。ドS&ドMな残酷姫。
試合においては生の感情や野性のぶつかり合いを求めており、どろどろの人間関係や心身共に限界まで酷使することを好んでいる。
プロミス榎下を弟子に迎えてからはまるでペットのような過保護、溺愛ぶりを見せており周囲をドン引きさせている。
その様は一緒に風呂に入って背中を流し、夜は添い寝して抱き枕代わりにするなど常軌を逸している。
また、本来は弟子が行うべき家事全般を由樹が行い、榎下は練習以外何もしなくていい状態を作り出すことで「私なしでは生きていけない」ようにしようと企んでいる。
バストは平坦で弟子の榎下よりもない。ちょくちょく貧乳ネタでいじられている。


せめて、私の手で艶やかな悲鳴を奏でて見せますわ。



◆ミス・十両(本名:小金井マルシア)
見た目通りの典型的なお相撲さん型レスラーで、チャンコをよく食べ語尾に「ゴワス」と付ける。
幼いころから関取に憧れていたが、角界は男の世界のためプロレスラーになった。
女帝直下の中では一番の常識人でありツッコミ役。
弟子をとっていなかったが社長からの指名で古代ウズメを弟子に取り、さらに紅蓮篤美、京須心美と現在3人の弟子をとっている。
同じ女帝直下で師匠の先輩である由樹によく相談しているがあまり参考にはなっていない様子。


おごりと聞いて、来ぬはずがないでゴワスよ!



◆霧島梨花
女帝直下の一員にして災厄をもたらす者。
どういうことかというと、絶望的に生活力がない…を通り越して生活しているだけで周囲に被害をもたらすのである。

洗濯当番を任せたら服が全部ずたぼろになった
ホワイトフェイスのPCから発火した
1人暮らしを始めるも料理をしたらボヤ騒ぎ異臭騒ぎが起きる
アパートの管理会社から苦情が来たため1人暮らしは不可能と判断され寮に戻される
新しい寮を建てた時に霧島用に鉄の扉とコンクリートに囲まれた専用部屋を用意される
洗濯物を畳もうとしたらコンクリートの壁にひびが入る
掃除機を使おうとしたらコンクリートのry
リンコス改造のためにミシンを動かしたらry
寮に入って数ヶ月でドア破壊、壁に穴、ボヤ騒ぎをそれぞれ「二桁はいってないと思う」頻度で起こす
部屋を見た薬師寺いろりの感想「うわああああああっ!!」「こんなの人の住む部屋じゃない!」「信じられない! 信じられない!」
後輩のはずの寮長が呼び捨てでキレる


あれ?このスパゲッティ、まだ生きてる。



◆シュバルツ・ネーベル(本名:黒井香澄)
ドイツ人の曾祖父を持ち幼少期をドイツで過ごす。
その影響かドイツ系のミリタリーファッションを好み、リンコスもドイツ軍人をイメージしている。世界一ィィィィ!!とは言わない。
神崎と共にアメリカに渡った際、川に放りこまれた上に現地の団体と勝手に契約されるなどの無茶ぶりをくらう。
由樹と女帝直下筆頭の座を賭けて戦ったが敗北し、ケジメとして寝技のかわいがりを受けた上、
その時の悲鳴を業務用の機械で録音、編集された。演奏時間は3時間の長演奏である。(総演奏時間は27時間でそこから厳選した)


たくさんのお客さんの前で……アンタを這いつくばらせてあげる♪



◆ラズベリー咲川(本名:咲川華蘭)
名前の通り自分を花に例え芽が出る、花が咲くといった表現をよく使う。
幼少期から女子ばかりの環境にいたため、男性が苦手でかわいい女の子が好き。
弟子たちとユニット、フラワリング・フラッティを組んで活動することが多いが、彼女たちは「そういう対象」ではないとのこと。
一時はかなり低迷し、自身に挑戦するつもりだったウィッシュ新妻からも「咲けてない」「今のあなたと戦いたくない」と言われてしまうが、
ディスティニー邸でマリア・ビアダレルに師事したり、インドでたまたま一緒になった健駄羅との修業を経て復活の兆しを見せている。


私のプロレスはね……女子プロレスなの。華やかなレスラーが、技を競い合う……昇華しあえるプロレスなの。



女帝直下の弟子たち


フラワリングフラッフィ
通称フラフラ。
ラズベリー咲川を中心としたチームで、人数だけなら女帝直下よりも多い。
一応、咲川の弟子たちという位置づけではあるが、年齢がさほど離れていないこともあり、どちらかというと妹分や友達に近い。

+ -

◆社務さわり(本名:社務沢里)
フラフラの中では後輩をまとめるお姉さん的存在。
新人時代はだめっこ動物呼ばわりされるほど弱かったが、東女寮移転に伴い始まった神崎との同居生活をきっかけに覚醒し、
若手No.1を決めるヤングドラゴン杯に優勝するほどの実力者となる。
といってもぽひのように神崎から修業を受けたわけではなく、曰く「ライオンと一緒に生活している」ような状況と、
同居生活により周囲に女帝の後継者と誤解されたことによる(主に女帝直下からの)嫉妬の眼差しが刺激となった結果である。
普段は温和で穏やかな性格をしているが、実は重度のPCオタクでゲーム中は凶暴な人格が現れてくる。
また、同居人の神崎に対して当初は戸惑っていたが、現在はまるでオカンのようにだらしない生活態度を叱りつけている。


ふへへへ、嬲ろう!嬲っちゃいましょうコイツ!



◆佐和むつみ(本名:佐和六実)
東女一のいたずら娘。常に面白いことを求めており、同期先輩後輩わけ隔てなくいたずらの対象にしている。
得意技はずり下ろし。シナリオ中でも数多くのレスラーが被害に遭っているが、立ち絵の都合でその姿にお目にかかることはできない。チクショオオオオ!!!
当然、逆襲や制裁をくらうことも珍しくないがそれでも彼女はめげない。
色々あって24時間密着付き人を務めることになったウィッシュ新妻にことあるごとに尻を蹴られたり、
その末にヒップアタックをアレンジした新必殺技「飛びこみ式桃爆弾」*5を編み出したりとなにかと尻に縁がある。


怒られるのが怖くていたずらなんかできるかーっ!


◆琴無千鶴
古くから続く道場の家柄で、性格や立ち振る舞いはまさに大和撫子。
だがあまりにも和に染まり切ってしまったため西洋要素をことごとく拒絶する体質になってしまっている。
西洋料理を作ろうとすると何故か完成品が日本料理になり、カラオケで洋楽を歌おうとすると演歌になり、
挙句の果てに洋服を着ると勝手にずり落ちてしまうというもはや呪いの類。
東女の水着キャンペーンに選ばれた時は度々ポロリの危機に見舞われたが、ハロウィン園原のフォローもあり、なんとかお嫁にいけなくなる事態は防ぐことができた。
そんな体質のため普段は和装でコスチュームも和風。むつみにずり下ろしをくらったときは穿いてないことが判明した。
フラフラのメンバーではあるが、どちらかというと同期のメアリー・ノートン、小早川ぽひとのトリオでの絡みが多い。


それでは、今宵はしっとりとまいりましょう。


◆プロミス榎下(本名:榎下すずり)
姫小路由樹の直弟子。
デビュー以来低迷が続いていたが、ある時一念発起して由樹に直訴し弟子となる。
その後は実力を付けてきており、結果を出せるようになってきている。
東女の寮移転を機に由樹と同居するようになるが、それ以降完全にペット状態になっておりすっかり師匠に懐いている。
初期はかわいがられることに反発していたが、徐々にそういう扱いをイヤじゃなくなっていると自覚してしまい、気が付いたら堕ちていた。
師匠の性癖が性癖なので、かわいがられる反面意地悪されることも多く、スパイダー菊池にさえ「お前、いろいろ苦労してんな…」と同情されている。


師匠には、いろいろ意地悪なこともされてるけど……やっぱり、師匠は優しいんだなー



◆古代ウヅメ
◆紅蓮篤美
◆京須心美
ミス・十両の弟子たち。
当初はウヅメ、篤美、引退した迦楼羅迷の3人でweedsというユニットを組んでいたが、同期の中では埋もれた存在であった。
そんな時、ウヅメがヤングドラゴン杯への出場を直訴したことを切っ掛けにミス・十両の弟子となる。
さらに迦楼羅迷が引退に伴い十両に篤美を託したことで篤美が弟子入り、さらに心美が十両に直訴して弟子入りし、一気に3人の弟子を迎えることになった。
現在はwoodsというユニットで活動しており、徐々に実力をつけ存在感を強めつつある。



ソニックファミリー
超人気レスラーソニックキャットをリーダーとしており、1、2を争うほどファンの人気があるチーム。
少人数ながらメンバーもエース級がそろっており、最強派閥との声もある。
ソニックキャットが麗雫の防衛戦に敗れてからは、ほとんどファミリーとしての活動がなく、一時は解散の話も出ていた。
最近になり2年近い充電期間を経て、再び暴れ出そうと活気づいてきている。

+ -

◆ソニックキャット(本名:結城みか)
正規軍の超人気レスラー。その知名度はプロレスに詳しくない人でもその名を知っているほど。
アンドロメダ出身の宇宙人であり、銀河鉄道に乗って毎日アンドロメダから東京に通っているという
ちなみにアンドロメダは神奈川県相模原市、銀河鉄道とは京王相模原線及び京王線のことである。
幼いころからヒーローが好きで、自身も正義のヒロインとして振舞っている。人間じゃないと言われるほどの大食い。
性格は自由奔放でとにかくフリーダム。「うきゅ」「~だお」といった独特の口調で話すがプライベートでもその口調のため、周囲も素なのか演技なのかわからない。
麗雫に敗れたのをきっかけに最前線から退き、団体の顔として対外活動に重点を置くようになり東女を留守にすることも多かったが、
スパイダー菊池に発破をかけられ復活の兆しを見せている。


プロレスって色々があるからプロレスなの。



◆ディアナ・ライアル
ブラジルからやってきたファミリーのNo.2。
幼いころに両親を亡くし、弟や妹がを養うために地元でプロレスラーとなる。
しかし、子供が大人に交じってのファイトをして体が持つはずもなく、数年で体を壊してしまう。
そんな時にブラジルを訪れていたソニックキャットに拾われ来日、体の回復を待ち東女で再デビューを果たした。
そういう経緯もあってソニックへの憧れや恩義は人一倍で、あれこれと世話を焼いている。
東女の数少ない常識人の一人で、ファミリーどころか東女の良心とさえ呼ばれている。
しかし家族やソニックが絡むと一気に人が変わる。特に弟妹ネタは最大のタブー。彼女の前で妹(弟)なんかいらねーよと言ってはいけません。
最近ソニックが勝手に妹のエリスを日本に連れて来て東女に引きこんでしまい、現在は絶賛妹馬鹿を発揮中。


エリスは私の妹ですヨ?



◆赤津ちか
小柄な体格ながらとてつもない瞬発力を持ち、リング状を縦横無尽に飛び跳ねる。
また、元長距離選手なこともあってスタミナお化けであり、15キロの走りこみ直後に平然と試合に出る。
その明るい性格とファイトスタイルから、ヒロインとしてソニックの正統後継者とも言われている。
アメリカに渡った際はブラッディ井上と凸凹コンビを組んで大暴れし、人気を集めている。


いっぱいいっぱい盛り上げようっ!



◆田中えり子(本名:田中恵理子)
東女寮の寮長。シナリオでは寮の風景が描かれることが多く、他のレスラーの面倒見もいいため出番が多い。
寮に入った新人や神崎の世話を焼いている、尊敬される良き寮長である。
瞬間湯沸かし器と言われるほど怒りっぽいとのことだが、シナリオ中で怒る時は怒っても仕方がないようなことが多い。特に神崎と霧島関係。
本人はさっさと寮長を交代したいらしいが、魑魅魍魎の伏魔殿状態となった東女寮で寮長をやろうなんて人間はおらず、後輩に交代を頼もうとすると速攻で逃げられてしまう。
シャドゥ細野によりイメチェンの名目でリデザされたが、ショートヘアだったのが一気に腰のあたりまで髪が伸びるという怪奇現象が発生した。


アンタは後回しにされたんだよ! 私でも十分ってことだ!!



◆日向ひまわり
ソニックファミリーの新人レスラー。
リーダーを始め小柄なメンバーが揃っているソニックファミリーにあって身長189㎝という長身と立派な体格を持つ。
技術は荒削りだが片手でリンゴを潰すほどの異常なパワーとタフネスを武器に新人とは思えない強さを発揮し、初見殺しと呼ばれている。
ぽやぽやした性格だが実力を伴うと共にどっしりと構えたある種の風格を備えており、新人ながらベテランと話しているような気分だと言われる。
現役女子高生で、同じく女子高生レスラーの校条手鞠やFWWWの太堂ゆに、姫麻呂町由岐とよく絡んでいるほか、
同じ寮住まいでディアナの妹のエリス・ライアルの勉強の面倒をみてあげている。実は学年上位一割に入るくらい頭がいい。


私……正真正銘、ジョシコーセーですよ。



サンデーモーニング
イロモノ担当アニメ・特撮に特化したその名の通りニチアサめいたチーム。いわく夢と魔法な「乙女」のチーム。略称はサンモニ。
もちろんメンバーみんなアニメや特撮が大好きで、その手の話題についていけないと加入は難しい。
当初はリーダーのあかりが好き勝手やっているだけのお祭り集団で、会社からも役立たずと見られていたが、徐々に他のメンバーも実力を付けてくる。
その結果だんだんフロントに干渉されるようになり、現在はソニックファミリーの庇護下に入っている。

+ -

◆あかり(本名:澤近あかり)
魔法の国からやって来た、魔法少女キャラクターのレスラー。
ちなみに魔法の国は埼玉県さいたま市。魔力の源は埼玉のみんなから貸してもらう力だという。
魔法少女だがキャリアは長く、マジカルアルコールも飲める年齢であるがツッコんではいけない。魔法少女は永遠の少女なのだ。
プロレスラーなので魔法は当然魔法(物理)
キャラとして魔法少女を演じているのではなく、素で魔法少女なのでシリアスな試合と相性が悪いのが悩み。
東女がソニックキャットに続くスター候補として売り出したが、実力と人気を伸ばした結果会社の思惑を離れサンデーモーニングを結成。
行動はなにかと斜め上を行っており、バレンタインのキャンペーンレスラーに選ばれた時は外国で仕留めてきたカカオを使った手作りチョコレートで惨劇を起こす。
夏の水着キャンペーンにも選ばれているが、冬近くまで水着のままでいる上にその格好で外を出歩いたりする。国家権力のお世話になったことも…。
サンモニへの思いは強く、遊撃隊に仲間をポンコツ呼ばわりされた時は上記の殺人チョコで制裁を下した。


私の魔法が、そう言ってるから♪



◆マジョラム吉井(本名:吉井道草)
サンモニのサブリーダー的存在。あかりとは同期にして親友でもある。
以前はあかりのオマケとしか認識されていなかったが、肉体改造により筋肉質のたくましいレスラーに大変身。ナイトメア移籍後に東女を訪れた雪女を唸らせた。
魔女キャラであるがやっぱり魔法は魔法(物理)


あらやだ。お世辞なんて言われても大胸筋くらいしか動かないわよ♪



◆ジャスティスX(本名:不明)
サーベルタイガーっぽいフルフェイスマスクとアクションスーツが特徴の覆面レスラー。
名前の通り正義の味方をコンセプトとした特撮ヒーローのようなレスラー。サンモニの顔として知名度は大変高い。
いつも元気がよく、大きな声で「エーックス!」と叫ぶのが合言葉。
その面白そうなキャラクターから神崎に目を付けられ、たまに神崎が覆面をかぶって入れ替わっている。
エイプリルフールにはXに扮した神崎とXX(ダブルエックス)というネタをやらされた。


マスクを被れば、中の人などいないのだ!



◆ハミング野草(本名:野草緑)
プロレスと歌をこよなく愛するアイドル型のレスラーで、隙あらばリングの上で一曲歌おうとする。リンドリのOP曲を歌ったことがある。
とにかく声がでかく、野草が喋る時はフォントが数倍大きく表示され、周囲からもっと音量を下げろと言われるのがお約束。
その声はハミング砲と呼ばれる凶器でもあり、相手の動きを止め聴覚を奪い、至近距離で放てば意識すら刈り取る音響兵器である。
レスラーとしての実力は今一つだったが、セヴンスターの初防衛戦で同期の友野なるみに挑戦するにあたり、他の同期一同と特訓を重ねる。
特訓前は100回やって1、2回勝てる程度と言われていたが、特訓の成果かまさかの大番狂わせを起こし、セヴンスター王者となる。


それじゃ聞いてください!「夜逃げのう……


          余所様の歌はダメーっ!


                             リングから引きずり下ろしてーっ!今すぐにーっ!



◆メアリー・ノートン
カナダ出身のレスラー。
日本のアニメや特撮が大好きで、その趣味が高じて単身来日。自分もヒーローになるために東女に入団した。
サンモニに所属することは必然だったと言える。
同期である千鶴、小早川ぽひとは大変仲が良く、ぽひがFWWWに移籍してからも度々3人で会っている。
2015年のヤングドラゴン杯に3人そろって出場することが目標だったが、唯一予選で敗れてしまう。
とはいえ対戦相手が優勝候補の先輩だったこともあり、その実力は決して劣る者ではなく、むしろ実力派として期待されている。


殺伐とした東女のリングに……ボク!参上!!



◆飯田知世子
調理師学校出身という異色の経歴の持ち主。
学校の先生に「料理は体力だ!」と言われて道場に通いだしたところ、そっちの才能が開花してレスラーになる。
調理師免許を持っており、東女寮では食事の支度を任されている。現在では彼女が料理を作らないと暴動が起きるとさえ言われるほど。
東女の数少ない常識人の一人であり、試合前のコメンテーターの常連となっている。要するに他の連中は暴走して撮り直しになることが多いということだが。
度々えり子から寮長の座を引き継いでほしいと頼まれているが、本人は断固固辞している。


私に寮長は無理なんですー!



滝沢組
東女の縁の下の力持ち。
元々はリーダーである滝沢が若手に技術指導をしていたのが始まりで、その若手たちが次第に勢力の形となった。
ちなみに組の意味はその筋の意味ではなく、学校のクラスの組である。
他の格闘技と違い観客を楽しませることを第一とするプロレスラーの中にあって、純粋に強さを求める者たちが集まっている。
そのため、他の派閥に比べて地味で華やかさはないが、己を高めることにストイックなその実力は高い。

+ -

◆滝沢泉
滝沢組の組長。
関節技が得意な技巧派で、その技術は職人と呼ばれている。技術を磨くことに一途で、なお且つ真面目で人付き合いが苦手で口下手とまさしく職人気質。
とはいえただ実力を求めるばかりでなく、プロレスラーは名声を求めるべきであるとも考えている。
同期が人気の高いソニックキャットとアントラー山口のため、地味であることにコンプレックスを抱いており、弟子たちにも自分を目指す必要はないと語っている。
たしかにプロレスラーとしての華やかさはないが、硬派でストイックな姿勢と職人の技術に魅せられる者は多い。
本人はあまり社交的ではないが、弟子たちからは慕われ他の派閥からもその高い実力を認められている。


どんな技でも、必殺の心を込めて使えば……それ即ち必殺技だ。



◆石狩みな
滝沢組の切り込み隊長。どんな時、どんな相手でも臆することなく常に先陣を切っている。
組長譲りのストイックな姿勢と凛とした姿からリング上での人気は高いが、リングの下ではダメ人間。
さすがに霧島ほどではないが生活力がなく女子力もない。掃除や洗濯は同居人の幌多みのりに任せっぱなしであり、機嫌を損ねると洗濯してもらえなくなる。
ただ、霧島が周囲に災害をばら撒くのに対して石狩は自滅するだけなので、ある程度はマシである。それでも寮長からしたらどっちもどっちらしいが…。


何せ、私の二つ名は“切り込み隊長”だからな。ああ、“切り込み隊長”だからな。



◆キャリア赤城(本名:赤城宮慕)
赤城な上に本名の読み方がくうぼであるが、たしかこっちより先である。さすがに元ネタよりは後だが。
自他共に認める脳筋で、熱くなると周りが見えなくなって突っ走ってしまう。
脳筋なだけに頭はかなり残念であり、脳筋を褒め言葉と受け取ったり主語の意味を知らなかったりする。
クリスマスのキャンペーンレスラーに抜擢された際はまさかのトナカイ役になり、トナカイの衣装を着て「トナー」と鳴いていた。
当たり前だがトナカイはそんな鳴き方しない。その後滝沢に動物園に連れていかれて真実を知り大人の階段を昇った。


救いようのないバカになるのはいやですので。救いようのあるバカになります!



◆幌多みのり(本名:幌多美埜里)
石狩みなのリングの下での相棒のようなポジション。みなのことを「みなぽん」と呼んでいる。
みなぽんや赤城など組長以外は何かと頭が残念な子が多い滝沢組の中で重要な策士ポジションでもあり、
組長や他派閥のメンバーも相談相手として彼女を選ぶことが多い。


あまりバカが増えると、周りが大変になります。



紅炎団
前身は東女のキャリアNo.2バッファロー北村を中心とした派閥「猛牛軍」。
北村の引退に伴いプロミネンス加藤をリーダーに紅炎団としてとして再結成した。そのためメンバーはほとんど旧猛牛軍所属者で構成されている。
その名の通り暑苦しいチームで、何よりも根性が第一で常に前に進むことをやめない。
また、「肉体を魅せる」を信条とするパワースタイル集団でもあり。筋肉係数は業界随一。

+ -

◆プロミネンス加藤(本名:加藤香津美)
デビュー当時からバッファロー北村に師事し、猛牛軍No.2の若頭として派閥を支えた。
北村の引退に伴い軍団を引き継ぎ紅炎団のリーダーとなる。
その名の通りとにかく熱い熱血漢。単純一途、義理堅く情熱的なその性格はある種のカリスマとしてメンバーたちの信頼を集めている。
紅炎団結成からしばらくは抗争にも参加せず静観していたが、マッチョなレスラーたちに声をかけ肉体派No.1決定戦として、
KOM(キングオブマッスル)というタイトルを作り上げる。


タイマン張ったら、ダチっス!!



◆KATON(本名:安藤真知歌)
長い間無所属だったが、猛牛軍時代にスカウトされる形で加入し、紅炎団になった後も引き続き在籍している。
紅炎団の中では一番のベテランであり、ご意見番的存在として紅炎団を支えている。
ミス・ダンディのキャッチフレーズの通り、短髪、マッチョ、顔に傷と男性のような容姿をしている。
牛丼は飲み物と称し、実際飲み物のように流し込むことができる。
それを聞いた中村クラウディアとプロミネンス加藤が牛丼屋で挑戦するものの見事に失敗、思いっきりむせた。
曰く「卵を頼んでないんじゃ失敗するわ…」とのことだが、普通は卵があっても無理である。


ベテラン気分に浸るなんざ、おこがましい。



◆アイアン羽左間(本名:羽左間理乃)
その名の通り鉄にこだわり、心も体も鉄のように硬く、重く、丈夫にありたいと心得ている。
筋骨隆々の鍛え上げた肉体を持ち、まさにプロレスラーといった外見をしている。
というか見た目は男にしか見えず、周囲からも本当は男なのではないか、元男だったのではないかと疑われている。
というのも、その見た目に加えて着替えをガン見する、過剰なボディタッチ、乳を揉むなどのセクハラが絶えないため。


今、オレは……セクハラを超えるっ!!



◆バッファロー北村(本名:北村三三)
東女のキャリアNo.2で、神崎、一ノ瀬の激動の時代を生き抜いた二人のうちの一人。
当時は中堅の平凡なレスラーだったが、神崎一ノ瀬に敗れても敗れても何度も立ち上がり向かって行った。
全てはレスラーも観客も楽しむプロレスを教えるためであり、彼女の諦めない姿が二人の心に届くことになった。
彼女がいなければ東女は暗黒時代を切り抜けることができなかったかもしれない。
そういった経緯もあり、神崎と一ノ瀬からは「東女の救世主」「唯一の正規軍」として尊敬されている。
その後も猛牛軍を結成し東女の重鎮としてあり続けたが、2013年、デビュー22年目をもって引退した。
引退後は全く姿を見せず、現在の動向は不明である。


私の物語はもう終わるが、お前の物語はこれからも続くだろ?だから、焦るな。



ディスティニー
まだ若手だったころの榎木くるみ(当時はなめこぐるみ)が結成した新興派閥。
実力のないくるみが楽しておいしいところを持ってく軍師ポジションになるために結成した。
最初こそ楽したいリーダーとモノで釣られたメンバーという打算的な繋がりだったが、現在は東女一の仲良しチーム。
メンバーは全員ひとつ屋根の下で共同生活を送っており、ディスティニー邸はシナリオの舞台として度々登場している。

+ -

◆榎木くるみ
ディスティニーのリーダー。
かつてはは楽しておいしい思いをすることばかり考えており、東女に入ったのも
「こうした人たちの傍にいれば自分もおこぼれで有名になれるかもしれない」という不純極まりないもの。
正規軍と凶獣の抗争が激化した際に無派閥の辛さを痛感。
楽してうまい汁を吸う軍師ポジションになるため、麗雫とリトルラナを中二グッズと飯で釣って勧誘してディスティニーを結成する。
現在は当時のことを恥じており、仲間思いの良きリーダーとして慕われている。
自他ともに認める弱小レスラーであり、派閥のリーダーなのに弱いという珍しいポジション。その代わりコラボや派閥運営で手腕を発揮している。
リンドリのコラボ役でもあり、当初はおさわり探偵なめこ栽培キットとのコラボレスラーとして、なめこぐるみの名でなめこの着ぐるみを着ていた。
その後はエレキンぐるみ(ウルトラ怪獣擬人化計画)タワレコぐるみ(タワーレコード)などコラボの度に衣装と名前が変わっている。


耳障りな雑音は……東女のメロディで消してやるのです!!



◆麗雫
先代王者。菊池のタイトルマッチ3連戦では1番手、要するにかませ犬として組まれていたのだが、まさかの王者誕生ということで話題になった。
当初はまぐれ勝ち、負けた菊池の油断として王者と認められなかったが由樹、鈴森、ソニックキャットと実力者からの防衛を成し遂げ名実共に東女のトップ入りとなった。
かつては重度の中二病患者でコミュ障のぼっち、眼帯をつけ夜な夜な屋根に昇ってはイタいセリフを読んでいた。
現在はだいぶマシになっているが、時折当時の片鱗を覗かせることがある。
元々隠れた実力者であったが中二病のせいでぼっちだったため、声をかけてくれたくるみには恩義を感じており、ディスティニーに対する愛情はひときわ深い。
2016年の東女水着キャンペーンのキャンペーンレスラーに選ばれた。いくつかある候補の中から好きなものを選べと言われたが、
その中にあった白スク水を興味本位で着ていたところをハロウィン園原に見られてしまい……。


今日は風が……騒がしい……



◆リトル。ラナ(本名:不明)
本名不明、出身地不明、誕生日不明。戸籍があるのかすら不明。
本人いわく昔いっぱい木のあるところに住んでいて、変なおっちゃんにいっぱいビルのあるところに連れて行かれてプロレスラーになったらしい。
……色々突っ込んではいけない気がする。というか小早川ぽひといい、東女は色々バレたらヤバそうである。
しかし、本人はそんな境遇はまったく気にしておらず、毎日を楽しく暮らしている。
元は麗と同じように知る人ぞ知る実力者であったが、その境遇ゆえに派閥に属していなかったところを飯に釣られてディスティニーに加入した。
現在は首の調子がよくないらしく全力を出せないでいる。


仲間の喜ぶ顔は、好きだしねー♪



◆沓沢真生
ぽっちゃり系レスラー。肉感が豊かなマシュマロボディ。
身体能力はあるが性格が少々気弱なところがあった。
レスラーとしてはまだ今一つだが、多忙になったくるみのサポートを行うようになり調整役として優秀な働きをしている。
2015年、mixi水着キャラ人気投票に参加し、運営から入賞した場合の公約が発表された。公約は以下の通り。


1位:プロデューサーと原作者が自腹でスカイダイビングし、世界平和を祈る
2位:プロデューサーと原作者が自腹で富士山へ行き、世界平和を祈る
3~4位:プロデューサーと原作者が自腹で沖縄へ行き、世界平和を祈る(日帰り、ご当地グルメ抜き)
以下略


結果、見事2位に輝きプロデューサーと原作者は自腹で富士山登頂した。おい、運営の仕事しろよ。


動機がどうであれ……尊敬しているのには、変わりないですから。



◆チェルシー森近(本名:森近透子)
小柄で実力はまだまだだが、常に客を楽しませることを考えるアイドルレスラー。合言葉は「ちぇるるるる~っ♪」
見た目も中身もお子様で、小学生に間違われることもある。
ラスカル・アトミコによる東女襲撃の際は巻き添えをくらって負傷する。
その後はリベンジに燃え、ディスティニー邸に滞在したラスカルの世話係をしつつスパーの相手をしている。
血まみれのスパーにもすっかり慣れてラスカルのラフファイトを身につけ、弟子のように関係なっている。
姫小路とラスカルの睨みあいに遭遇して以来、榎下とはライバル関係になっている。


もー!なんでそうラスカルさんは、ケンカっぱやいかなぁ!!



チーム星屑
ディスティニー同様、若手だった星空こがねが立ち上げた派閥。ディスティニーとの違いはリーダーのこがねに相応の実力とスター性があること。
先輩である津井珠樹とホワイトフェイスがこがねをサポートして立ち上げた。
全体的に若手が多く、皆リーダーであるこがねの将来性に期待しつつ、支えたり振り回されたりしてる。
派閥としての動きはほとんどこがねの思いつきで決まっており、彼女と共に常に突っ走っている。
勢力としてはまだトップ集団には及ばないが、常に存在感を示し続けている。

+ -

◆星空こがね
東女の若手の中では随一のホープ。
実力もさることながら華があり、そして何より明るく騒がしく、常に前に進もうとする性格が抜群のスター性となっている。
思い立ったら我慢できずにすぐ動く行動力と、常識に捉われない突拍子もない発想から度々バカと言われ実際バカであるが、そのスター性に魅せられた者は多い。
若手ながら抜群の行動力で自前の新派閥を作ったり、東女内にキャリア7年以下対象の「セヴンスター」という新タイトルを創設するなど、東女内で常に大きな存在感を示し続けている。
しかし若手内では飛びぬけているとはいえ、実力的には東女のトップたちとの間に確かな壁があり、女帝神崎やラスカル・アトミコには完敗している。まぁどっちも化け物なので仕方ないが。
現在はアメリカで偶然はち合わせしたマーズ野々村に連日スパーを挑んでいる。


星は止まったら、ただの石の塊!!夜空を駆けるから、輝くの!流星になれるのさ!!



◆中津井珠樹
チーム星屑の副将格。
元々は冷めた性格をしており、欲望が薄く向上心にも欠けていた。
しかし、こがねの熱意や行動力に感化されていき、チーム星屑の設立に尽力する。
最近は照れ臭そうにしながらも、プロレスへの情熱を表に出すことが増えてきた。


こ、このチームで天下とるわよーっ!



◆中江いんこ
自らアイドルレスラーを名乗り、芸能活動にも積極的。
ただし半端な兼業レスラーではなく、どちらの世界でも一流の実力派になることを目指している。
アイドルとしては作ったキャラクターではなく素の自分、本音の自分を晒け出す等身大アイドルであることにこだわっている。
性格もファイトスタイルもかなりえげつなく、対戦相手には容赦ない罵倒や挑発を浴びせ、目潰しや顔面パンチ、髪を掴んでのジャイアントスイングなどの残虐ファイトを繰り広げる。
普段の口調もかなり毒舌であるが、根っこの部分はかなりさっぱりして面倒見の良い性格をしている。
FWWWの同じ名前の岡部いんこに対して挑発と見せかけてオイシイ場面を与えようとしたり、東女の伝統「タイマン張ったらダチ」の通り友情を築き上げている。


はっ、ありえねーですよね。○○○しないとか、アイドルは人間じゃないって言うんですかねー!!



◆パペット夢原(本名:夢原きらら)
片手に常に妖精さんがついている二人一組のレスラー。
勘違いする者が多いが妖精さんは人形ではない。妖精である。そこの認識を誤ると東女内では例外なく咎められる。
妖精さんは夢原の強さの秘密でもあり、妖精さんの頭突きや噛みつきの威力はすさまじい。*6
実際その実力はかなり高く、滝沢組長でさえ妖精さんの頭突きには意識をもっていかれそうになる。
また、新人・若手時代に寮で暮らしていたころは、霧島が起こす災厄から妖精さんが身を呈して仲間たちを守っており、同期たちは夢原を恩人として一目置いている。


こっちは妖精さん。私と一心同体のパートナー♪
よろしく~



日高一派
正規軍No.2の日高舜を中心としたチーム。
元々日高は群れるのが嫌いで単独行動を基本としていたが、押しかけ弟子たちと行動を共にすることが増え、それがチームの形となっていった。
現在はアメリカが活動拠点になっており、チームメンバーを増強しつつ正規軍、凶獣の双方に喧嘩を売る第三勢力を目指している。

+ -

◆日高陽子
喧嘩や祭りが大好きで、細かいことは気にしない豪快な性格。千葉県出身であるが縁起がいいという理由でエセ関西弁を使う。
かつては神崎に次ぐ正規軍No.2の地位にあり、女帝神崎に挑戦するが完敗。
敗戦直後に社長に再戦を直訴するが、周囲が納得する実績を出せと言われ翌日にはアメリカに渡って行った。
渡米後はいきなりメインイベントに乱入して王者に挑戦状を叩きつけるなど、やりたい放題の大暴れをした。
現地ではヒールとして活躍し、とうとうアメリカのメジャー団体でチャンピオンとなった。
しかし、その頃には神崎が女帝の座から降りてしまい、しかもなまじ世界チャンピオンになってしまっただけに、下手に東女の王者への挑戦ができない状況になってしまっている。
得意技はジャーマンスープレックスで、街中でも挨拶代わりにかましてくる。


真の「ポジティブ」いうんは……諦めずに打開策を探求するところまで含めてこそや。そこまでやって、初めて意味を持つんや。



◆ティフィ青山(本名:ティファニー・アオヤマ)
名前とは裏腹に純日本人。両親の都合で米国にて生まれ、米国で育った。
日本語は問題なく話せるが、何かと頭に「お」を付ける。*7携帯の着信音ですらオピロロロロ…オピロロロロ…と鳴る。
アメリカでデビューした後、日高に志願して弟子入りし、日本における日高一派のまとめ役としてメンバー増強や住居確保に活躍している。


無いならば、建ててしまおう、おホトトギスですのね!



◆染宮一二三
読み方は「そのみや うたたね」
レスラーとしての実力は今一つであり、目立った実績はない。
本人はそんな状況を気にすることなく前向きで、常に自信過剰なビッグマウスを連発している。
決してくじけない姿勢は長所であるが、同時にろくに反省しない短所でもあり成長を妨げている。
見かねた日高に「お前のそれはポジティブではなく現実逃避だ」と指摘され、アメリカに連れて行かれる。
現在はアメリカで日高に血の小便が出るほどの地獄の猛特訓を受けている。


なんでも前向きに考えた方が、人生楽しいじゃん!



遊撃隊
フロントの意思を組んで暗躍する忍者のような部隊。
レスラーではあるが会社側の人間として汚れ仕事を担当するため、他のレスラーたちからは「フロントの狗」と呼ばれいい顔はされない。
待遇はいいが既に活躍しているレスラーはしがらみがあって取り込みづらいという事情もあり、戦力の増強が難しい状態。
その性質上シナリオの出番はさほど多くない。


無所属
その他にも派閥に属さない無所属のレスラーたちも多数いる。新人、若手は無所属が多い。
しかし、ある程度キャリアがあるのに無所属のレスラーは各派閥から声をかけられない「落ちこぼれ」と見なされている。
もちろん自らのポリシーとして派閥に属さないレスラーも存在する。

+ -

◆ホワイトフェイス(本名:上南夕)
ある時は若手を支え、またある時は業界の影で暗躍している神出鬼没のレスラー。
かつてはチーム星屑の結成を手助けしたり、サンデーモーニングにも所属していたがいずれも脱退している。
そのため「裏切りのクラウン」の二つ名で呼ばれることもあるが、むしろ自身の役目を果たしたので去るといった様子で、いずれの脱退も円満としたものである。
ナイトメアの東女離脱劇の際は首謀者であるラヴ・オニキスに接触して真実を明るみにして神崎に知らせ、オニキスに制裁を下した。
レスラーとして試合に出るよりも裏方としての活躍が多く、同じような立場の一ノ瀬にはこき使われている。


世の中ね、多少は狂っていた方が面白いんだよ。少なくとも、プロレス界はそうあるべきだ。



◆エリス・ライアル
新人。ディアナの妹で現役の中学生レスラー。
新人ながら東女に所属する以前に海外でデビュー済みで、その実力は新人離れしている。
保土ヶ谷エミリーは学校の副担任で、来日当初はほぼ付きっきりで面倒を見ていた。
日本語は全く問題ないが学校の勉強は苦手であり、よくひまわりに勉強を見てもらっている。
ディアナとは大変仲の良い姉妹であるが、それ故に甘えてしまうことを避けるためレスラーとしては別行動を取ることが多い。
現役レスラーだけあって学校では有名人であり、エリスに憧れてレスリング部に入部しようとする生徒は多い。


やっほー!お姉ちゃん、見てるーっ!私、デビューしたよーっ♪



◆保土ヶ谷エミリー
元々教師志望であり、教育実習をこなしていた中で東女に入団した。
レスラーデビュー後もそのまま教員免許を取得し、私立中学の教師となった。
その後は教師との兼業レスラーとして二足のわらじで頑張っている。勤務先は私立ながら寛容で、レスラーと教師の兼業にも理解を示している。
非常にスタイルが良く、生徒からは教育に悪い体と言われている。彼女のリンコス姿を見た男子生徒はもうまともに授業を受けられないんじゃないだろうか…。
エリスの入学後、理事長からレスリング部の設立を要請され活動中。現在はエリスを除くと3人を部員として迎えている。
ちなみに選抜方法は東女流全員倒れるまで走りこみ。上位5人を入れるつもりだったが、内2人は心が折れて辞退した。


一度きりの人生じゃないですか。なら、欲張って生きていこうと思うんです。どっちの夢も、追い続けたいって。



◆黒山百合華
エリスの同期の新人レスラー。
普段は引っ込み思案なメガネっ子だが、リングに立つとキャラが一変し魔王めいた口調になる。
麗の同類っぽいが、キャラを作っているというより自然と切り替わるらしい。
同期がエリスという規格外なため焦りを感じているが、実際は順調に成長を遂げている。
体格は小柄だが胸はすごい。そしてリンコスがきわどい。


これから少しずつ慣れていきますので……仲良くしてください。



◆アナ・ペコリータ
新人レスラー。百合華・エリスの1つ下になる。
国籍はアメリカだが血筋はスイス、イギリス、ロシア、日本の混血。これもうなに人だかわかんねぇな。
一言で言えば変態。カワイイものを好きと称し、特に可愛い女の子には目がない。
女子高生と聞けばJK!?女子中学生と聞けばJC!?と過剰に反応し、同期で同室の神楽坂美樹のことを事あるごとに愛でている。
最近は後輩が出来たので、後輩の前では本性を隠し優しいお姉さま先輩として慕われている。が、恐らく理性が決壊する日は遠くない。
そんな彼女だが一応ソッチの気はないらしい。


あなたになんぞ、娘はやりませんーっ!



◆神楽坂美樹
アナの同期の新人レスラー。
現役女子高生でデビュー時は休学していたが、その後ひまわりと同じ高校に転校し復学することになった。
当初はキャラ作りのために「~でありんす」口調を作っていたが、すぐにやめて素の口調で話すようになった。
デビュー戦の時のコメントで盛大にやらかしたのは黒歴史。
同期が上述の通り変態だが最近は扱い方を覚えたらしく、後輩が来ると聞いて暴走するアナをやきもちを妬いてるような素振りであざとく誘い引き離した。


私の事なんか、どうでもいいのかな?ちょっと妬けちゃうなーって。



凶獣

東女のヒール軍団。
正規軍のような派閥はなく、基本的には一枚岩である。
しかし、ある程度のチーム分けや、クセが強く党首に牙を剥く者も存在する。
実力、人気は本物で党首がブラッディ井上からスパイダー菊池に遷ってからはさらに躍進している。
ベテランから若手まで全ての世代に満遍なく実力者が揃っている。

+ -

◆スパイダー菊池(本名:菊池良子)
元は空手の世界王者で、鳴り物入りで東女入りした。次期エース候補だったがあまりに凶悪だったため「こいつ正規軍じゃねー!」と凶獣に移籍させられた。
ファイトスタイルは反則上等凶器上等で、残虐かつ容赦のないその姿はまさにヒール。
リングの下でもその姿は変わらず、苛烈極まりないしごきや鉄拳制裁は後輩レスラーに恐れられている。
反面、料理が上手かったり、旧東女寮が取り壊しになるときは世話になった恩返しに綺麗に掃除したりとマメな性格。
現在の凶獣党首にして2016年9月時点の王者。
かつて女帝神崎から王者の座をもぎ取る。その後は滝沢とのタイトルマッチで初防衛を成し遂げるが、
その後に社長の無茶ぶりで組まれたタイトルマッチ3連戦の初戦でディスティニーの麗雫にまさかの敗北。王座から陥落する。
しばらくは凶獣の党首として派閥の足場固めに注力しつつ、タッグトーナメントを制覇した。
リベンジする資格を得たとして麗雫へのリターンマッチに挑戦。激戦の末かつての雪辱を晴らし、再度王座に就いた。


ああ、まかせろ……逆ギレの最強最悪女として……ボッコボコにしてやるよ。



◆アントラー山口(本名:山口俊子)
ブラッディ井上が党首だったころ、菊池とともにダブルNo.2体制を敷いていた。
菊池が孤高なタイプであるのに対して大らかで面倒見がよく、メンバーの取りまとめや後輩の教育を一手に担ってきた。
その他にも菊池の歯止め役や派閥を代表しての対外交渉など、凶獣の参謀役のような役回りをしている。
実力的にはトップクラスであるが、最近はタイトルへの挑戦もなく目立った活動がない。


天才だって数いるタイプの一つに過ぎない。過去、成功せずに消えていった「天才」がどれだけいることか……。


◆ブラッディ井上(本名:井上百合子)
東女のキャリアNo.1で重鎮中の重鎮。
凶獣の創設者でもあり、長きに渡り初代党首として君臨してきた。
外見はとても女性とは思えないゴツい肉体と強面であるが、義理に厚く面倒見の良い親分肌。
それ故に凶獣内で井上に心酔している者は多い。特に井上への忠誠心が強く、井上の言うことしか聞かないメンバーは井上直下と呼ばれる。
菊池が王座についてからは党首の座を譲り、現在はソニックファミリーの赤津と共に海外で暴れることが多い。


外に対して、簡単に頭下げるな。看板ってのは、仲間のプライドも背負ってんだ。



井上直下
正規軍における女帝直下のような存在。
とにかく癖が強い問題児ばかりで、凶獣内でも井上にしか扱えなかった者たち。

+ -

◆南城蛍
リンドリに度々登場する南条一族のひとり。南条一族は総じて毒舌で「塵虫」「腐肉」など過激な暴言が多い。
ファンに対しても容赦ない罵倒を行うが、それ故に特殊な性癖を持つファンが多い。
井上直下の中でも特に癖が強く、凶獣の党首が井上から菊池に代替わりした当初は公然と刃向かい、些細なことでガチバトルを繰り広げていた。
罵声と拳を交わし合う中でやがて和解し、現在は菊池を党首と認めタッグでも息のあったチームワークを見せるほどになっている。


屑共が、そこに並びなさい!順番に教育していってやります!!



◆シャドウ細野(本名:細野迷路)
物静かで影が薄い……が、キャラは濃い。
物静かで口数は少ないが、たまに喋ると斜め上の思考で不思議な言葉を発する迷言メーカーである。
何故かちくわに対して尋常じゃない執着心を抱いており、すぐにちくわの話題をねじ込もうとする。
浴衣の柄は当然ちくわ柄……なんてものがあるはずもなく普通の柄、と思いきやまさかのちくわぶ柄である。どこで見つけた。
ヒールらしく凶器も使う。愛用はにーきゅっぱという名のバールのようなもの。バールではない。バールとの違いはロマンの有無である。
3本買うと1本オマケで付いてくる。


私も……ちくわの穴にそうめんを詰めて……食べたかった……。



◆恵比寿さとり(本名:恵比寿幸里)
その名の通り、妖怪さとりのように相手の心を正確に読むことができる。
本人は洞察力が人よりも強いだけと言っているが、明らかにそれでは説明がつかないくらい的中率が高い。ある意味ナイトメアの方が似合うかもしれない。
その能力故に他人から怖がられ孤独な日々を過ごしていた。
それは東女入団後も変わらなかったが、自分を受け入れてくれた井上にほれ込み凶獣のメンバーとなった。
読んだ心で相手をいじり倒す癖があり、よく相手を怒らせている。特に麗の「ソウルメイト(魂を繋ぎし仲間)」というワードを広めた際には、
麗が凶獣の控室に殴り込みをかけるほど怒らせてしまった。


「魂を繋ぎし仲間(ソウルメイト)」って素敵だね♪



◆ロイド・ガッシュ(本名:夢野花梨)
リングの上では冷酷無比な戦闘ロボットキャラを演じており、近寄りがたい雰囲気を醸し出しつつ、
「私は戦闘機械。戦うために生まれてきた」「敵と慣れ合うつもりはない」など、冷たいセリフが多い。
しかしリングの下での素は一転して明るくおちゃめで、結構可愛らしい性格をしている。リングの上と下で一番ギャップが激しいキャラでもある。そしてボクっ子。


え?ボク?やだな、今試合したばっかじゃない。ボクだよ。ガッシュだよ。



スパイダーキッズ
ソニックファミリーとの場外乱闘に競り負けたのを切っ掛けに、菊池預かりで地獄の特訓を受けた者たち。
殺人一歩手前のシゴキを耐え抜き実力を付けてきた。

+ -

◆ハロウィン園原(本名:園原まゆり)
凶悪ロリータのキャッチフレーズを持ち、実際かなりのロリ体型。
見た目はちびっこだが面倒見がよく、凶獣の仲間が困っていれば積極的に相談に乗っている。
また、東女内では凶獣・正規軍問わず顔が広く、仲間の悩みを解決してくれそうな人と接触したり、凶獣の新人レスラーに先輩との顔つなぎをしてあげるなどしている。
リングの上ではヒールとしてあの手この手の大暴れをしている。特に衣装剥ぎの腕は一級品で、見えそうで見えない絶妙なテクニックで観客を沸かせている。


ダメってこたぁねーだろ!あと20センチ!あと20センチ下にずり下ろすだけなんだからよ!!



◆十六夜半ケツ半月
名前の通り自分は半月であり、運命の人と一緒になって満月になるのだという。こんな感じの意味不明な発言が多く、よく周囲を困惑させる。
プライベートで謝ることが多くなりその度に土下座していたが、リングでもやってみたところ受けがよく、土下座芸として昇華させた。


半月みたいな若手にとっては、ちょっとした出番も大切なの!



◆ラヴァーズ井ノ瀬(本名:井ノ瀬花子)
小悪魔風のコスチュームを着て「みんなの恋人」と公言してファンたちに愛想を振りまいている。
メイクが濃いため厚化粧、老け顔といじられることがある。
若手のころにラヴ・ジュエリーズと組んで業界内に恋愛を推奨して回った。結局菊池にケジメされたが。


愛も、恋も、すごいパワーをもっているんだから。



◆友野なるみ
凶獣所属のヒールレスラーながら、試合では柔道ベースのクリーンなファイトが中心。
ファイトスタイルだけでなくビジュアルや性格もとことんヒールっぽくなく、普通にファンからの人気が高い。
ソニックファミリーの田中えり子は同期にして中学からの腐れ縁。
他団体であればトップレスラーになれると言われるほど実力が高く、セヴンスターの初代王者の座についている。
さとり曰くよくエロいことを考えているらしい。


やっぱり、景色は変わった方が新鮮な気持ちになれますよね。



◆薬師寺いろり
現役の空手日本チャンピオンのまま東女入りした大型新人。
元・空手世界チャンピオンのスパイダー菊池を追いかける形で凶獣の所属となった。
デビュー戦としていきなり菊池の王座防衛三連戦の二戦目に組み込まれるが、菊池が初戦で麗に敗れたためお流れとなった。
代わりに、えり子を相手にデビュー戦を行い、あわやKOというところまで追い詰めるなどデビュー戦にして大健闘をした。
その後はえり子とタッグを組むなど絡むことが多く、凶獣のメンバーよりもえり子と一緒にいることが多い。


あの時の熱さは……別格だった。



◆ソニックナイト(本名:御嶋春菜)
ソニックキャットのライバルキャラとしてデビューしたダークヒロイン。
ファンに心底嫌われる悪役であることに誇りを持っており、裏技反則なんでもありのファイトを目指している。
しかし、リングの下では人一倍善人で、ナイトメアがFWWWに移籍させられた時は、
新しい環境になじめてないか?とか雇用条件が悪くなったりパワハラ受けてないか?とか思いっきり心配していた。
その姿はファンにも知れ渡っており、本人の願いとは裏腹に愛されるヒールとして人気を集めている。
実力的にはライバルのソニックキャットには遠く及ばないが、ソニックの復活に伴いパワーアップフラグが立っている。


やめろっ!そんな生暖かいものを見るような目でアタシを見るんじゃねぇっ!!



◆南城ざくろ
南城ほたると同じく南城一族のひとりであり、蛍とはいとこ同士の関係である。
アイドルばりの容姿で爽やかな笑顔を振りまくが南城一族らしく毒舌。そのギャップが売りでもある。
しかし結構うっかりなところがあり、その毒舌が自分にはね返ってくることも度々ある。
「正規軍のババア(北村)は悪いババア、凶獣のババア(井上)は良いババア」と命知らずな発言をしたこともある。


底辺がいくらまとまろうが、カビのコロニー程度にしか扱われませんのよ♪



◆カース伏久(本名:伏久翔)
一言で言うならオタクじゃなくてレスラーになったもこっち
不気味、無気力、貧乳、伸ばし放題の髪、目の下のクマ、なにかと後ろ向きな発言を繰り返す卑屈な性格。
己の実力をわきまえて引き立て役をこなし、責任を負わされる立場に進まないように努めている。
が、菊池の発案で始まった凶獣若手No.1決定戦でまさかの優勝という大番狂わせを起こしてしまう。
さらにFWWW次期エース候補の笠松鏃を相手に善戦を繰り広げてしまい、本人の願いと裏腹に若手の注目株に押し上げられてしまった。


新年一発目のめでたい試合が私だなんて……お客さんは、どんな気持ちになるかしら?



◆校条手鞠
元々はサクセスが運営していた「メタルサーガ ニューフロンティア」というブラウザゲームとのタイアップレスラーで、当時のリングネームは「メンテ子」。
工業高校に在籍している現役JK。比較的落ち着いた常識人であるがそこは悪役レスラー。工具を凶器にして凶悪な攻撃を行う。
ていうか「人にスパナをフルスイングできるのはメンテ子ぐらい」だとか「凶獣の中でも1、2を争うほどイカれてる」など内に秘めた狂気を評価されている。
校庭のド真ん中で火炎放射気をぶっ放すなど、常軌を逸した行動も度々行っている。
「メタルサーガ ニューフロンティア」がサービス終了した後もメンテ子として残り続けたが、続編である「メタルサーガ 荒野の方舟」がサービス開始した際に、
続編ではメンテ子の元になったキャラがいないためクリスマスシーズンにサンタ子に、クリスマス終了後は本名である校条手鞠として活動している。


フルスイングはね、信頼の裏返しなんですよ?



◆サーカス大鉛(本名:大鉛千代香)
元はサーカスで働いていたが、勤務先が潰れて職を失ったところ、東女にスカウトされてプロレスラーになった。
リングの上では狂ったように奇声を発し、客席の観客の食べ物を奪って食べる怪奇系のレスラー。
キャリアは長いが大きな実績はなく、自分の実力に見切りをつけている。その代わり生粋のエンターティナーとして、観客を楽しませるプロレスに徹している。
かつては西城戸梨王と肥満レスラー同士で「ファッツ」というタッグを組み、地方大会では笑いを独占していた。


ファッツ!?ナンデ!?ファッツナンデ!?




FWWW

読み方はエフスリーダブリュー。
新興団体ではあるが業界No.2の規模を誇る東女のライバル団体……だが旗上げ当初から迷走することが多くなかなか安定しない。
知名度も実力も及ばない東女に対抗するため、所属レスラーのほとんどが強烈なキャラ付けをしたギミックレスラーになっている。
旗上げ当初は勇者を中心とした正義の正規軍とモンスター軍団のナイトメアの対立構造を想定していた。
ところが、最初の抗争でナイトメアが正規軍を完膚なきまでに叩きつぶして圧勝してしまう。
その結果正規軍はその名を剥奪され「レジスタンス」と名乗り、ナイトメアはモンスター軍団が正規軍を名乗るのもどうかということで「覇軍」を名乗るようになった。
現在はナイトメアの支配にレジスタンスが抗うという構造になっているが、紆余曲折あって互いの党首が変わらないうちはレジスタンスはナイトメアに逆らえないようになっている。
また、ナイトメアから脱退した鈴森が結成した魔王軍や、それを受けてレジスタンスから分裂した健駄羅も動向が注目されている。

+ -

ナイトメア

モンスター軍団をテーマとしており、メンバーは全員妖怪や怪物をイメージしたギミックを持っている。
元は東女内の人気勢力だったが、FWWWが旗上げの際に騙す形で、本人たちの意志と無関係に移籍させられた。
そういう経緯もあってフロントとの仲が悪かったが、最近は歩み寄っている。
かつては魔王軍のヴァンプ鈴森が党首を務めていたが、鈴森が圧倒的に強すぎたためナイトメアにもレジスタンスにも敵う者がなく、
その状況を退屈と断じて飛び出してしまった。現在はかつてのNo.2である雪女が党首を務めている。
実際、鈴森在籍時のメンバーには鈴森の存在へのある種の甘えがあり、トップ3以外は不甲斐ない結果に終わることが多かった。
現在は雪女の下で勢力の引き締め直しを図り、若手や中堅もメキメキと力を付けてきている。

+ -

◆雪女(本名:佐々木ゆきめ)
元ナイトメアのNo.2にして現在のナイトメア党首。
体温が低く手が冷たいので、学生時代からあだ名が雪女だったとのこと。本人は自覚していないがヤンデレの気がある。
鈴森が馬鹿頭脳労働が苦手なので参謀として動いており、ナイトメアを警戒して公認ベルトを作らなかったFWWWに策略でベルトを作らせるなど活躍した。
鈴森が飛び出した後は党首としてナイトメアのメンバーをまとめ、勢力の引き締め直しや戦力増強に奔走している。
また、自身も鈴森を孤独な王者にしてしまったことを自責し、外に目を向け始めた鈴森を振り向かせるために強くなっていった。
そしてFWWW王者決定戦でついに鈴森に勝利し、ナイトメアの名誉と覇軍の名を守った。


この試合……実力で、力尽くで、振り向かせてみせるわ!



◆ダーク・プリーステス聖光院(本名:聖光院みこ)
かつてはレジスタンスの一員で聖職者キャラだったが、鈴森のナイトメア脱退に伴いナイトメアに移籍した。
レジスタンス時代はエース陣に常識人がいないため、ツッコミ役兼常識人ポジションとして苦労していた。
普段はクールに振舞っているが素は結構なポンコツで、レジスタンス時代はブレイブ勇子によくグチを聞いてもらっていた。
ちなみに聖職者キャラになった理由は名字がそれっぽいからというだけで、特に信心深かったりシスターだったりするわけではない。
ナイトメアへの移籍に伴い、闇堕ちという名目でダークなシスターになった。衣装がエロい。
闇堕ちしたら3倍強くなるとどこぞの赤い彗星みたいなことを言っていたが、実際ナイトメア移籍後は雪女に次ぐほど強くなっている。
きのこの山派。


勇子さんがいなくなった時点で、私にとっての「レジスタンス」は終わったから。



◆赤鬼ふたば(本名:高橋双葉)
ナイトメアの赤鬼青鬼コンビのひとり。
かなりのアニヲタで絵が上手く、エロ同人誌を描いて即売会にも参加している。
しかし当然のことながらお盆や年末はレスラーにとっても繁忙期であり、様々な事情でコミケに参加できないことが多い。
しばらくは中堅どころでありながら苦戦が続いていたが、鈴森の離脱事件を経て奮起し大きな成長を遂げた。


あたしにとっては桃源郷(パラダイス)なんよーっ。



◆青鬼ひとみ(本名:渡邊瞳)
ナイトメアの赤鬼青鬼コンビのひとり。
初期は鈴森大好きっ子、で鈴森が絡むとすぐに興奮して暴走して暴走しがち。そのため鈴森がナイトメアを脱退した時は一番ショックを受けていた。
異常性癖者だが他人の性癖は容赦なく「きもっ」と切り捨てるので、その度に「お前が言うな」とツッコまれる。
ふたば同様、鈴森の離脱を機に奮起し見違えるような成長を遂げた。


だってそれ、煮豆じゃなくて……納豆の煮っ転がしだから!



◆山崎フランケン(本名:山崎蘭)
特に体調が悪いわけでもないのに顔色が悪いことから、フランケンシュタインのギミックレスラーに選ばれる。
両腕にごっつい鉄腕のアタッチメントを付けているが、硬さを調節して凶器認定されないギリギリのところに留めている。
社交的で気の回る性格であり、進行役やまとめ役、ツッコミ役を務めることが多い。
その反面かなりのうっかり屋であり、失敗するたびに「山崎一生の不覚!」と悔やんでいる。一生の不覚でも一日に数回出てくる。


ここで結果を出せなかったら、山崎が廃るってもんだよ!山が削れて岡崎になるよ!



◆スクイッド多子(本名:沖内眞子)
イカ娘。名前はタコっぽいがイカ娘。
かつてタコに当たったことを根に持ち、タコというタコを片っ端から憎んでいる。
この世からタコに関する全てを消し去ることが目標だが、さすがにそんなことは不可能なので現実的なラインとして「日本の食卓からタコを消し去る」のが目下の目標。
……当然のことながらそれでもかなり難しい。
元々レジスタンス所属だったが、鈴森のナイトメア脱退に伴いナイトメアに移籍した。


ついに、イカのすばらしさを世に広めるチャンスを得たもん!



◆小天狗舞々(本名:舞鶴舞奈)
ナイトメアの新人レスラー。
聖光院が連れてきた新人で、彼女の才能にエースが自信をなくしたため所属団体が潰れたという噂がある。
見た目はロリだが一人称が「わし」で語尾に「~じゃ」と付けるジジイ口調。このキャラは完全に素。
いわく高尾山の天狗かぶれのでジジイ達に育てられたため、自然とそういう口調になってしまったらしい。
現役女子高生であるが、自身のことをぴっちぴちの女子高生と今時老人でも言わないような口調で称している。
お子様体型、女子高生、老人口調という属性は雪女にも詰め込みすぎじゃない!?とツッコまれた。


わしとて、おぬしのようなナイスバディになれるものならなりたいものぞ!



◆リトルデビル鈴木(本名:鈴木美穂)
ナイトメアでぶっちぎりの最弱レスラー。
東女時代はかろうじて小早川ぽひよりは強かったが、ぽひの急成長により名実ともにナイトメア最弱の座をほしいがままにすることになった。
ナイトメアとレジスタンスが争っていたころは一強状態のナイトメアに対するアンチも存在しており、
そういったファンにとってボロ負けする鈴木の姿はガス抜きとして作用していた。現在は最弱であることが芸となっており、負けることでお客さんを盛り上げている。
これはただ負ければいいというものではなく、負けても暗い雰囲気にならず逆に明るく盛り上がるのは鈴木のキャラクターだからこそであり、
さらにドロップキックが直撃しても卵が割れないなど、負けるための技術を持っている。


見せてやるのだ。リトルデビルがグレーターデビルになるところを見て、おしっこちびるといいのだ!



レジスタンス

元はFWWWの正規軍だったがナイトメアとの直接対決に敗れてしまい「正規軍」の名を剥奪され、ナイトメアが「覇軍」を名乗るようになった。
FWWW旗上げ当初は小規模団体のエースや、他の分野で活躍している
現在はナイトメアの支配に抗うという意味で「レジスタンス」を名乗っているが、鈴森の強さに手も足も出ないのが実情だった。
そして雪女のFWWW王者就任後、ナイトメアとレジスタンスで決着戦が行われた。
結果として敗れたレジスタンスは、どちらかの党首が変わるまでナイトメアに逆らわないということになった。

+ -

◆円陣光子
レジスタンスのリーダー。くるっと回る!ぴかっと光る!
かつてはブレイブ勇子と共にダブルエース体制を組んでいたが、魔王軍の結成に伴い勇子が闇堕ちしたため現在は単独エースとなっている。。
性格はあがり症で地味な方なので当初は苦戦したが、現在はリーダーとしてレジスタンスを引っ張っている。
雪女に敗れレジスタンスの正規軍奪還の道が閉ざされたあと、個人としてやりたいことを探した結果アイドルレスラーを目指すようになる。
手始めとしてFWWWでも東女のように水着キャンペーンをやろう!ということでその第一号として名乗りを上げ見事実現した。
ビキニ姿で試合をすることに最初はかなり戸惑っていたが、東女の園原のサポートもあり無事にやり遂げた。


円陣光子にお任せデス!



◆笠松鏃
トライアスロンからの転向でFWWWでは数少ない正当派レスラー。
元々生粋のアスリートで身体能力は高いがレスラー慣れしていないため、変な癖が付かないようにとスタンダードなレスラーとしてスタートした。
団体の他のメンツがイロモノギミックレスラー揃いなため個性がないと気にしていたが、むしろ団体内では珍しい正統派レスラーなので逆にキャラ立ちしている。
新人ながらかなりの実力者で、FWWWの次期エースと目されている注目株。


弱いままの自分は許せません!



◆赤ずきん(安倍川ぼたん)
都心から電車とバスで何時間もかかる山奥の村出身。
料理が美味しくて温泉もあったらしいが、FWWW旗上げの少し前に山崩れによって消滅してしまう。
両親とはかなり前に死別しており、故郷も失い天涯孤独になるというかなり不幸な過去を背負っている。
そのため精神的にかなり不安定になってしまい、おまけによりにもよってトパーズがカウンセリングをしたためますます悪化してしまう。
目からハイライトが消えてしまう時期もあったが、現在は武者修行ということで東女の寮に住み込み、久しく忘れていた家族の温かさを取り戻した。


私、ずっと「赤ずきん」だったものですから……久々に、私の名前を聞いたら……自分でも予想しなかった衝撃が……。



◆蓮根(本名:富永寧々)
頭が蓮根になっている。何を言ってるのかわからねーと思うが俺も以下略。
自称FWWWのマスコット的とのことだが初見ではかなりびっくりする。
中身は美女であるが滅多に素顔を見せることはない。当然のことだがマスクをつけていると視界が悪くて戦いにくいらしく空中戦が苦手。
見かけはイロモノもいいとこだが性格は真面目かつ常識人で察しもよい。強烈なキャラクターに胡坐をかくこともなく、レスラーとしては真剣そのもの。
何かにつけて「蓮根だけに」で話を締めくくろうとする。
たけのこの里派。


蓮根も、岸に負けず劣らずかっこいいでしょう?



◆西城戸梨王(本名:西城戸理子)
元は東女の正規軍所属のレスラーで大鉛とのタッグ「ザ・ファッツ」として活躍していたが、ファッツ解散後はすっかり低迷し無為に年月だけを重ねていた。
FWWWの勧誘を受けて移籍するが、当時のFWWWは他にもサンモニなど節操無く勧誘を行っており、梨王はFWWWにとってもはずれくじとして扱われていた。
結局移籍後も目立った活躍をすることはできなかったが、レジスタンスの新エースである岸田南美や玉子はかつてのファッツの大ファンであり、梨王のことを尊敬している。
ひょんなことから行われたファッツ対決以降、ベテランとしての経験からアドバイスしたりナイトメアとの最終決戦に敗れたレジスタンスを精神面で支えるなど、
リングの外で存在感を示しつつある。


アブラカタブラ固太り。



◆岸田南美
FWWW旗上げ時にスカウトを受けていたが、当時すでに別団体に所属していたため義理立てして断っていた。
結局その団体が潰れたため、入団テストを経てFWWWに参入した。
かつてのファッツの試合に魅せられており、実力的には既に上回っている大鉛や梨王に対して尊敬の念を抱いている。
リンコスは騎士風で、リングの内外で騎士道を大切にしている。
くっころとは言わない。というか女騎士のそういう扱いに困っている。


もちろん私は……騎士となる!



◆玉子(本名:美鳥アリサ)
四国の小さなプロレス団体でエースとして活躍していたが、団体が潰れたためFWWWで再デビューした。
南美とは同じ入団テストを受け、同時に入団したのでよく絡んでいる。また、2人ともファッツの大ファン。
自身のギミックを考える際に南美の騎士と蓮根のかっこよさをミックスさせた結果、まさかの卵という答えを出した。
マスクを着用している時はやたらテンションが高くなる。


今日ッ!この時ッ!!私は孵るッッッ!!!



健駄羅

ガンダーラと読む。
前身となったのはレジスタンス時代のチーム健駄羅とネオ・ジュエリーズ。
ジュエリーズはFWWW立ち上げの際、角川書店の電撃オンラインとタイアップした時に集められたラヴ・ジュエリーズというユニットが前身。
元々レジスタンスの一部でありながら、インド修行など他のレジスタンスメンバーと一線を画する活動をしていた。
鈴森のナイトメア脱退に伴い勇子がレジスタンスを抜けたことで、本格的にレジスタンスから脱退。第三勢力となる。
派閥結成後は若手の引き入れにも成功し、戦力を充実させてきている。

+ -

◆ラヴ・トパーズ(本名:井崎純愛)
マ ジ キ チ
名前の純愛はらぶと読む。いわゆるキラキラネームである。名前の通り愛にこだわっているがその愛はどこかおかしい。
昔から仲間に対して「椅子を垂直に振り下ろす」「ロッカーに逆さづりにする」「傷口にラー油を塗りこむ」など常軌を逸した行動を見せていた。
限りなくヤバい人物ではあるが実力は本物で、レジスタンス時代は円陣、勇子に加えてトリプルエースの構想がなされるほど。
リングの上では狂ったように笑いながら殴打を繰り返し、その姿は見る者を戦慄させる。
インドでの修業を経て何かを悟ったらしく、愛に悟りを加えてヤバさがさらに増し増しになっていたが、サンモニのあかりに敗れたことで狂気はすっかり鳴りを潜めてしまった。
現在はかつてのトパーズを呼び戻すため、健駄羅の面々が暗躍している。


愛はもっと輝かなきゃ……色んなところから、色んな愛をださせて……



◆スジャータ
インドで修行中のトパーズと出会い、災厄を野放しにはできないという理由でトパーズと共に来日した。
インドでは聖女とされていたが日本に来てからはすっかり堕落し、事あるごとにラーメンを食べ歩いている。
再びインドに修業に行くという話が出た時には、美味しいラーメンがないという理由で同行を拒否するなど、かなりの重症。


今日はドコのラーメンを食べるべきでしょうカ♪



◆孫月星(本名:袖月ゆゆな)
地方団体で「ゆゆゆ」の愛称でアイドルレスラーとして活躍していたが、会社に押しつけられたキャラ設定と恥ずかしい衣装に嫌気がさして逃亡した。
本人にとってアイドル時代は黒歴史とのことで、そのことに触れると怒る。
頭に緊箍児をつけ、尻尾を生やした孫悟空モチーフのギミックレスラー。
かなりの小柄であることを気にしており、よく牛乳を飲んでいるがなかなか成果には繋がっていない。
健駄羅内ではオニキスに次ぐ常識人ポジションで、トパーズのメンテナンスや堕落したスジャータの締め直しに携わっている。


チビとか言うな!



◆姫麻呂町由岐
キャリアの多いFWWW内では珍しい正真正銘の新人。
白粉を塗った顔にまろ眉、大蛇丸っぽい目元に平安貴族のような口調と、キャラの濃い先輩に負けず劣らずの強烈なキャラをしている。
外見はイロモノそのものだが自称正統派で、実際にファイトスタイルは正統派そのもの。性格は常識人で仲間内ではツッコミ役に回ることが多い。
現役女子高生であり、メイクをとったら普通に美少女である。


NASAKENAI・オブ・ザ・イヤーであったぞ!!



◆太堂ゆに
身長185センチの高身長で、東女のひまわりに次ぐ業界第2位の大型レスラーである。
プロレス一筋で生きて行くために一度高校を中退したが、ひまわり達との交流やフロントの厚意で高校への編入を果たしている。
のんびりとした性格で喋り方もゆっくりとした口調だが、リングの上では一転して高機動型と言われるほど巨体に似合わぬ軽やかな動きを見せる。


ひまわりさんの前で……いーいトコ、みせちゃいましょうか~♪



◆ラヴ・オニキス(楠見田かざり)
実力はかつてのラヴ・ジュエリーズでも頭一つ抜けているとされていたほどだが、性格は謙虚で腰が低い。
……が、実は業界随一の策略家にしてナイトメア東女離脱劇の黒幕。
かつては自分の能力に驕り高ぶった性格で、新しい団体の裏で糸を引き甘い汁を吸うため、鈴森を東女から引き離している間にナイトメアが東女を抜けるという噂を流し既成事実化した。
結果としてナイトメアをグループごとFWWWに移籍させることには成功するが、真実を知ったホワイトフェイスの策略により神崎からスパーという名の制裁を受ける。
その後は神崎の制裁が魂まで刻み込まれたらしく、上述の通りおどおどした腰の低い性格になっている。
悪事に手を染めることはなくなったが業界最大の離脱劇を操ったほどの頭脳は健在であり、神崎の頼みごとや良いことためにその知略が発揮されている。


やめてよー。私は、今はホントにそういうのやめたんだから。



魔王軍

強すぎるがゆえにFWWW内に敵がいなくなってしまったヴァンプ鈴森がナイトメアを脱退して結成したチーム。
といっても明確に勢力として動いているというわけではなく、鈴森が自由気ままにふるまうための集まりで魔王軍というのも仮称。
当初はナイトメア、レジスタンス、健駄羅を総なめにし女子プロ界の制覇に乗り出すつもりだったが、
雪女の意地を見せたリベンジマッチに敗れる。その後はFWWW内部に目を向けている。

+ -


◆ヴァンプ鈴森(本名:鈴森杏菜)
元ナイトメア党首。別名「魔王」。
性格はかなり子供っぽく理屈よりもに感情で動く。怒ると大声で泣きわめき噛みついたりするが、実は吸血鬼キャラになったのもそれが理由。
神崎の直弟子の一人で、東女時代は同期の由樹とライバル関係にあった。
由樹は女帝直下として側で神崎の首を狙い、鈴森は外部から神崎を狙うという経緯でナイトメアが結成された。
FWWWの引き抜き工作の際は神崎に助けを求めるが「自力で解決しようとせず最初から私に頼るような牙の抜けた吸血鬼はいらん!」と東女を追い出される。*8
FWWW移籍後は正規軍を下して覇権を握り東女への復讐を果たすつもりだったが、正規軍にあまりにもあっさり勝ってしまったため頓挫。
その後はFWWWの頂点として君臨していたが、レジスタンスはおろかナイトメアにも自身に敵う者がいない状況を退屈と断じナイトメアを捨てる。
これには鈴森の存在がナイトメアの成長を妨げていると感じての行動でもあり、事実鈴森脱退後のナイトメアは目ざましい成長を遂げている。


ハッピーエンドなんてクソくらえ。魔王の支配は、永遠に続くのよ!!



◆マーメイド塩味(本名:塩味あゆ)
元ナイトメアのNo.3。鈴森の脱退に伴い魔王軍に移籍する。ぽっちゃり系
鈴森はリングの上では強いがそれ以外はダメダメないので、お世話係ということで指名された。自覚はあるらしい。
ナイトメア時代、1年ほどメキシコで修業している間にナイトメアが移籍してしまい、帰国するなり面食らう羽目になった。
かなりのジジ専でストライクゾーンは60代から。マーメイドの名の通り泳ぐのが得意。


とことん、お付き合いしますね~。



◆小早川ぽひ(本名:小早川たんぽぽ)
元はナイトメアの一番下っ端。昔はぶっちぎりで弱く、才能の欠片もないと言われていた。
ひょんなことから女帝神崎と出会い、あまりの弱さに特訓を付けてもらうことになる。その甲斐あって目ざましい成長を遂げ、周囲に化物と言わしめた。
レスラーになる前は路上生活を送っており、ゴミを漁ったり山野に入って野草を食べたりと凄まじい生活をしていた。
そのため外食には抵抗があり、店で値段を見ただけで目を回して気絶することすらある。
そういった経緯からか思考回路が斜め上を行っており、ある意味神崎と似た者同士。


食べておなかの痛くならない草なら、だいたいは煮込めばごちそうになります!



◆ブレイブ勇子(山田優子)
かつてはレジスタンスのダブルエースの片割れで、ドラクエのような勇者キャラだった。
しかし、魔王である鈴森に敗れたため「敗れた勇者は魔王に従いなさい!」ということで闇堕ちして闇の勇者になった。
光の勇者だったころからかなりのエロ勇者でおっぱい星人。ことあるごとにおっぱいの話をしておっぱいを揉んでいる。
カメラが回っている試合前のコメントでもおっぱいの話をする。乳揉みの技の冴えは闇堕ちしてからも衰えていない。


毎日、組んずほぐれつです!



◆ベッキー・K(本名:小春信子)
メイドのようでメイドでない、でもちょっとメイドなレスラー。
塩見が忙しくなったため、鈴森のお世話係として見つけてきた。彼女にとって近しい女性とは奥様(既婚者)かお嬢様(未婚者)の2種類しかないらしく、
鈴森やぽひのことを杏菜お嬢様やぽひお嬢様と呼ぶ。
元はさるお屋敷でメイドさんをしていたが本職は護衛であり実力は確かなもの。
普段は前髪で両目を隠しているが、鈴森の「試合中は華やかにしろ!」との要望で素顔が露わにしている。


私にとって、近しい女性は二種類しか存在しないからです。すなわち、奥様(既婚者)か、お嬢様(未婚者)。




東女・FWWW以外の人物

+ -

◆ラスカル・アトミコ(本名:西川紀枝)
かつては東女所属のレスラーだったがリングの上と下の区別が付いておらず、街中でも平気で襲撃してくるため東女から追放されメキシコに渡っていた。
帰国するなり当時の王者である麗雫の所属派閥だからと榎木くるみとチェルシー森近を控室で襲撃する。
その後はテレビに移らないダークマッチで挑戦者を受けることになる。その間、かつてボコボコにした森近に世話をされつつスパーに付き合い鍛えている。
滝沢やソニックキャットと同期だがその中でも頭一つ抜けていたとされ、その強さは圧倒的。
試合では凶器と反則のオンパレード。釘まで使う上にレフェリーに反則負けをくらってもお構いなしに攻撃を続けるため、リングが血まみれの凄惨な試合になる。
ラヴ・トパーズからは同類と見なされているが、素人を巻き込まない、後遺症が残らないよう気を遣うなど最低限の分別は付いている。


血まみれにされたいんですか?



◆スペシャル小原(本名:小原長子)
多摩川女子プロレスという小さな団体の社長兼エース。
元は東女の所属レスラーだったが、神崎にやられて一度は引退した。
しかし、プロレスを忘れることができずフリーとして復活し、自分の団体を立ち上げるに至った。
所属レスラー5人中3人がノロウイルスにやられるとい危機に際し、古巣の東女にヘルプを求めたのを切っかけにシナリオに登場した。


多摩女は・・・・・・これくらいのことじゃ、揺るがねぇからよ。



◆卯月メイ
◆服部涼
◆久留津茉理
エリスの中学の後輩でレスリング部の部員たち。
メイは小原の姪っ子で、母親には反対されているが将来多摩女に入る気満々である。




追記・修正はリンドリを始めてからお願いいたします。


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  • 企画の発端は『オレンジゼリー名義の活動が会社にバレた』だったりする -- 名無しさん (2016-10-12 18:51:18)
  • 超ベテランの女性声優が声やってたりしてビビる。島津冴子さんとか島本須美さん見かけた時は本気で「えっ!」ってなった -- 名無しさん (2016-10-12 20:12:43)
  • カードで殴りあうタイプじゃなきゃわりと興味があった -- 名無しさん (2016-10-12 23:06:53)
  • 恋愛状態のレスラーたちがとにかくエロい。かなりの確率で事後に至っているキャラクターが多いし、こっちまでこっぱずかしくなるようなセリフをデレデレしながら連発してくれる。 -- 名無しさん (2016-10-13 09:42:18)
  • ウリの筈のストーリーがあまりにグダグダ過ぎてなぁ。 -- 名無しさん (2016-10-13 10:42:01)
  • 広告で見たディアナって娘を一目見て気に入ってやり始めた…好みもあるがキャラデザだけなら男性ユーザーを引き込む力は結構あると思うw(尚ストーリーは↑1の書いてる通りお察しレベル) -- 名無しさん (2016-10-13 11:16:29)
  • 東女寮引っ越しの回好き -- 名無しさん (2016-10-13 17:08:16)
  • ↑2 ディアナが好きならレッスルエンジェルスサバイバー2もオススメだぞ(なおバグとかプレミアとか) -- 名無しさん (2016-10-13 17:16:50)
  • ゲームの感じとしては、艦これに近い感じなのかな? -- 名無しさん (2016-10-13 17:38:43)
  • ↑いや全然。ただSR枠以上のキャラクターはセリフのバリエーションが豊富で色々な面から好きになれる点では似てるかもね。 -- 名無しさん (2016-10-13 17:45:28)
  • 声と宣伝だけで持ってるゲームって言う印象 -- 名無しさん (2016-10-14 17:29:05)
  • イロモノしかいねえ!と思ったがガープスの頃からそうだった気がせんでもない -- 名無しさん (2016-10-15 17:25:50)
  • FWWWのブル・THE・ブロd…ウッ頭が… -- 名無しさん (2016-10-21 19:58:44)
  • ストーリ-、結構好きなんだが評判悪いのね… -- 名無しさん (2018-02-02 20:01:25)

#comment

*1 同名の団体が実在するが無関係である
*2 初期は「SRですら使いまわしのコピペキャラがいる」などと言う割と酷い事をやっていたが、流石に最近では改善されている。
*3 ツイッターなどではオレンジゼリーという別名義
*4 当たり前の話だが長い間チャンピオンだった神崎の自宅は寮よりよっぽど豪華である
*5 THE MOMOTAROHという実在した古いプロレス漫画のダイビング・ピーチボンバーという技に近い
*6 断じてパンチやアイアンクローではない
*7 例:おアパート、お可能性
*8 無論これは神崎が鈴森を見込んでいるからこその対応である

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