思春期ビターチェンジ

ページ名:思春期ビターチェンジ

登録日:2016/02/01 Mon 23:15:00
更新日:2024/01/18 Thu 13:59:16NEW!
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『思春期ビターチェンジ』とは、将良による『COMIC ポラリス』で連載中の漫画である。



【概要】
所謂『おれがあいつであいつがおれで』に代表される「入れ替わり」物であり、入れ替わるのはシンプルに1組の少年と少女の心と体という形である。




ところで、この作品には大きな特徴がある。それはというと…











「なあユイ、入れ替わって3年目だってよ・・・オレたち・・・」


「どうしよう・・・」



・・・入れ替わっている期間がクソ長いという点である。


普通ならせいぜい数ヶ月とか1学年、家庭問題解決したりとか何かしらのイベントこなせば戻るもんだが、なんと小学4年生の時に入れ替わってから作中現在高校1年になるまで入れ替わり続けているのである。
入れ替わりの原因となった衝突事故を何度繰り返そうと、入れ替わり先の家庭問題を解決しようとここに至るまで解決の糸口すら見えないありさまであり
その間に生理は来る、ファーストキスは奪われる、初恋はする、その他人間関係に色々と「もう元に戻った方が失うもの多くね?」と読者的に思えんでもないほどに互いに入れ替わったまま日々を過ごしているのである。
果たして2人を待ち受ける未来は・・・



【あらすじ】
○小学校時代
小学4年生の佑太と結依はある日事故でお互いの心と体が入れ替わってしまった。
あまりにもの出来事に戸惑うも、友人の和馬の協力を得つつ2人は協力して入れ替わり生活を上手くやって、何時か元に戻ろうと決める。
この戦いが長期戦になることを予感しながら・・・


○中学校時代
元に戻れないまま中学生になってしまった2人。
家庭問題、友人関係、恋、大きく変化していく身体に翻弄されつつも、2人は時に衝突しながら絆を深めていく。


○高校時代
さらに月日は流れ、和馬と共に同じ高校へ進学した佑太と結依。
それぞれ新たな人間関係を築く中、今までの関係に変化が生じ・・・?
さらに入れ替わりの秘密を知るものも現れ、2人を取り巻く環境は大きく動いて行く。



【登場人物】
主人公2人が入れ替わってちょっとメンドイので、入れ替わっている状態のは「佑太」「結依」で表記する。


○主要人物

  • 木村 佑太

主人公その1。というか実質メイン主人公&メインヒロイン。
小学4年生の頃に同じクラスの結依と公園の木から落ちて衝突したことで入れ替わり「結依」として生きることになる。
喧嘩っ早いが明るい性格であり、面倒見もいいため友人からの信頼も厚い。
結依ほど表に出さないが、友人関係や家庭といった結依の負債を全て背負うことになったり、サッカーを始め好きなことにも大幅な制限がかかり
ついでに結以外にはマトモな形の異性が存在しないとかなり悲劇的。
高校に入ってから結依を意識しはじめる。ついでにヒロイン度があがる。
意外と絵がうまい。


  • 大塚 結依

主人公その2。
小(ry
元来家族思いであり、優しい面を持つのだが、家庭の事情から頑なな面も持ってしまっている。
年頃の女子としてやりたいことが全くできない現状に苦しんでおり、特に高校に入ってしばらくはそういった面がよく出ていた。
また割と自意識過剰であり、自分を守る気持ちも強いため、「結依」になった佑太にアレコレ干渉する・・・割に自分が重大なポカをやらかす。
自分の真実を知り、マトモな形で付き合え支えてくれる和馬に恋心を抱くが・・・
なんか佑太に比べて負の面書いてるが(まあ実際劇中でもこっちのが表に出てるが・・・)、良い子なんです。
ブリーフ派。


  • 高岡和馬

2人の協力者。元々佑太の親友であり、2人が自ら秘密を打ち明けた唯一の人物。
頭が良く、友情に厚いがそこはかとなく闇が深い。
母子家庭であり、家族のために良い学校に入って良い仕事に就きたいと考えていたが
2人の助けとなるためレベルを落として公立の学校に入る(主に佑太のせい。もっとも、学費を考えれば普通の選択ともいえるが。)など、2人を優先しすぎるきらいがある。
高校時代も一時期彼女がいたが、その時も「2人>彼女」という考え方であり、佑太からは「彼女が可哀想だ」と指摘された。
やはりというか、その後彼女から別れを告げられることに。
ちなみに妹がいる。重度のシスコンであり、妹に彼氏がいた場合は相手を殺すと割と本気の殺意を出していた。
トランクス派。



○主要人物の関係者


  • 木村 春樹

佑太の弟。佑太にはよく懐いており、入れ替わった後に家に帰って来た「佑太」が別人だと気づいた。
後に「結依」が家にやって来た時も中身が佑太と察した節がある。
何だかんだ「佑太」にも懐き、2人がくっついてくれれば良いと思っている。


  • 佑太の母

読んで字のごとく。2人の入れ替わりには気づいていない。


  • 結依の両親

そのまんま。以前は良好な関係だったが、父は仕事が忙しくなり、母は身体の調子を崩しがちになってパートも辞めたことで夫婦関係が悪化。
結依が2人の為に「良い子」でいようと頑張るのをいいことに、結依のことをうっちゃって自分の都合ばかり考えて毎晩のように口論になっていた。
だが「結依」に初潮が訪れ、体調を崩していることに気づかず(気づけず)相変わらず喧嘩する姿にキレた「結依」の悲痛な訴えの結果、我が身を省みたのか関係は修復。結依のことも大切にするようになった。



○中学時代の登場人物

  • 木下さん

「佑太」のクラスメイト。
学校では所謂「優等生」を地で行く性格であり、頑なな面もあって孤立していた。
だが結依だった頃の自分と重ねた「佑太」の優しさに触れ、軟化して変わっていった。
…その結果「佑太」に恋してしまい、それが騒動の種に。
高校編にもちょっとだけ登場。まだ「佑太」のことは諦めていない。
割と肉食系。


  • 青木千春

「結依」のクラスメイト。可愛い。
どん臭く天然な性格であり、いじめから自分を守ってくれた「結依」の友人になる。
高校は「結依」とは別の女子校へ進学した模様。


  • ミカ

「結依」のクラスメイト。あだなはミカっぺ。
入学早々に(青木さんにちょっかいを出していた)男子をぶちのめした上に
そもそも中身が男子なので女子のコミュニティにも入れず孤立していた「結依」を不良と思っていたが
木の上から滑り落ちた自分を庇って助けてくれたのをキッカケに中学初めての友人になった。
名字はたぶん渡辺。他にも名倉(おそらく)さんと田中(きっと)さんという仲がいい女子がいる。



  • 野村

佑太らと同じ小学校だった男子。佑太時代からの友人だったらしい。「佑太」のクラスメイト。
漫画、ゲーム、下ネタ好きだがさっぱりとした性格であり、中身は女子の「佑太」もふってくる話題に困惑しつつも良き友人として付き合っていた。
口うるさい木下さんを何だかんだ意識していたらしく、「佑太」と急接近した時には愕然としていた。
が、彼女のツンケンとしていた態度が実は好きだったらしく、態度が軟化したことに寂しそうにしていた。
なんだただのドMか。



○高校時代の登場人物

  • 菊池 ひかる

「佑太」のクラスメイト。
明るい性格の音楽好きで自分でギターも弾き、作曲もする。
しかし「佑太」以外にはあまりウケは良くなく、音楽やってる友人が軌道に乗っているのもあって一時期思い悩んでいた。
女子にもてたいと思っているが、女子からは「愛が重そう」「勘違いされそう」と思われている(嫌われてはいないが)
「佑太」の女性的な面に感づいており(入れ替わりには気づいてないが)、惹かれている節がある。
ノンケか┌(┌^o^)┐か、彼の明日はどっちだ。


  • 橘 隼人

「結依」のクラスメイト。
髪をオレンジに染めた、さわるもの皆傷つけるギザギザハートの持ち主。
幼い頃に両親が離婚し、2人とも自分を引き取る気が無かった為にラーメン屋の叔父に引きとられて育てられた。
そのため叔父には心を開いているが、それ以外の人間にはやたらと吠える小型犬のごとくささいなことで噛みついていた。
そんなわけで高校に入ってから立て続けに問題を起こし退学寸前になるも、「結依」の尽力もあって心を開くようになる。
…そして、完全に「男対男」の感覚で接してくる「結依」に思春期のハートを翻弄されるのであった。


  • 彩音

「結依」と仲の良いクラスメイト。美少女。
彼氏がいるがしょちゅう喧嘩だの別れるだのの話になっている。
…その原因はどう考えても彼女の超絶面倒くさい性格。だってこっちが一方的に騒いでるだけだもん。
それでいて超ちょろい性格でもあるため、騒ぐだけ騒いだらいつの間にか復縁していると周囲を散々振り回す。
もう仲の良い女子の間では「またか」的な扱いである。男子はその度ざわつくけどね。
毎度振り回される「結依」と彼氏の器の大きさには感服するしかない。


  • 小泉えりな

2学期から「結依」のクラスに転校してきた少女。
不思議な雰囲気であり、読書好き。特にSF物を好む。
ひょんなことから「結依」が誰かと入れ替わっていることを知り、あれこれ探りを入れようとしているため和馬の怒りを買う。



【ちぇんじ】
作者個人のHPにある作品。
今作はこれをベースに加筆修正(あと一部エピソードの時間軸変更)している感じで進んでおり
細かい部分はともかく大筋は同じなので未見はネタバレ注意。
和馬の髪が微妙に長い。


ちぇんじラストネタバレ


入れ替わり続けて7年。2人は結局元に戻れないままでいた。そして何時ものように公園の滑り台の下で話していた時、「結依」は佑太の全てを諦めるように、「佑太」に全てを捧げるように、元に戻ることを諦めることを口にする。
あまりにものことに戸惑う結依、元に戻れる確証が無くても、一生このままでいるかもしれなくても、女として大塚結依として元に戻って幸せをつかむことを諦めたくないと言う結依。
そんな結依に、佑太は穏やかな目で彼女の願いを否定し口にする。


「俺とずっと一緒にいてよ」


数年後、かつて2人が入れ替わった公園の跡地でまどろむ「結依」を和馬は見つけ―



はたして本編における結末やいかに?



追記修正は長期戦でお願いします


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  • おお!これは個人的に嬉しい項目!…けど未だに「ちぇんじ」の結末の真相(元に戻れたのか)が分からなくて辛い。 -- 名無しさん (2016-02-02 02:35:27)
  • ↑戻れてない…んじゃないかな?あれ。 -- 名無しさん (2016-02-02 13:00:21)
  • HP版だとちょっと後味悪い感じのラストだったけど連載版はどういうラストになるんだろう? -- 名無しさん (2016-02-02 14:06:23)
  • 入れ替わりものの中でも屈指の「重い」作品。結末はどうなるんだろうなぁ。 -- 名無しさん (2016-02-02 20:34:31)
  • TSFファンの間ではそれなりに注目されてるイメージがあるけど、発行元のレーベルの知名度の低さゆえか本屋に行っても中々見つからなくて困る -- 名無しさん (2016-08-08 12:54:00)
  • いい感じに終わったけどサッカーできないとかの制約の話が途中でどっかに飛んでったような気がしなくもない。その辺受け入れた上で…ではあるのだろうけど -- 名無しさん (2020-02-06 10:44:50)

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