巨大化バトル(マリオ&ルイージRPG)

ページ名:巨大化バトル_マリオ&ルイージRPG_

登録日:2014/02/10(月) 04:02:21
更新日:2023/12/14 Thu 10:50:40NEW!
所要時間:約 13 分で読めます



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マリオ ルイージ クッパ マリオ&ルイージrpg 巨大化 ド迫力 決戦 ザ・ジャイアント size does matter 怪獣大決戦 物語の山場 逆転への一手 タッチペンオンリー←たまにマイクやジャイロ 巨大ボス ルイージが漢となる瞬間 巨大化バトル





巨大化バトルとは、『マリオ&ルイージRPG3!!!』(リメイク版のDXも含む)および『マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー』に登場する戦闘システムの1つである。






概要

読んで字のごとく、巨大化したプレイヤーキャラを操って戦うというもの。
バトルの主役となるのはクッパ(3)、ルイージ(4)の2人。



基本的には重要なイベントで発生し、ゲーム全体で合計4、5回ほど行われる。
この時はだいたい途方もなく巨大な敵(一部例外あり)を前に、
味方サイドが絶体絶命のピンチに陥っているケースが多い。
その場合、

  • 体内のアドレナリバーと呼ばれる特別な場所で強い刺激を起こす(クッパ
  • 大量のユメルイージ(夢の世界に存在するルイージの分身みたいなもの)と融合(ルイージ

の方法で巨大化し、対等な状況下で敵に立ち向かう・・・というのがお決まりの流れとなる。




普段のバトルと大きく異なる点は、攻め・守り(カウンター)のアクション全てがタッチペン操作を要すること。
単純にスライドするだけでなく、小型雑魚や弾をつついて壊す(跳ね返す)、連打する・・・等など、
自分と敵のアクション(に対するカウンター)によって求められる操作内容が違う。
プレイヤーのターンで選択できる通常攻撃は2つ。
普段はどちらを選んでも大差ないが、相手や状況によって有効・無効となる手も違う。


体力は敵味方とも緑のゲージバーで表示され、具体的な数値では示されない。
また、こちらの回復手段こそあるが、通常のバトルと同じように気軽に使えるわけではないため、
必然的に相手の攻撃が激しくなる終盤ではシビアな戦いを強いられることも。



初登場の3では、巨大なキャラクター同士が戦うシチュエーションもさることながら、
ダイナミックで爽快感溢れる戦闘を楽しめる事でかなり好評だった。
クッパの巨大化は以前のマリオシリーズにもたびたび起こった展開だが、その巨大クッパを始めてプレイヤーの手で操作できるようになった、
という点もクッパファンにとって大きな魅力の1つであったと思われる。
続く4では体術を生かしたルイージの攻撃アクションだけでなく、敵の攻撃へのカウンター方法もかなり豊富となり、巨大化バトルに深みが増した。
横持ちなので3DSの立体視は強制的にオフになるがグラフィックは3Dポリゴンで描かれ、カメラワークの変化も多彩になったことで怪獣映画さながらのダイナミックな演出に。
一方で敵の動きに初見殺し要素が大幅に増加し、前作よりも難易度が高い。
3をリメイクした3DXでは、原作を基に3Dにリメイクした巨大化バトルを楽しめる。また、バトルの前後で演出がところどころ変わった。


攻撃アクション

クッパ

  • ファイア

ファイアブレス、つまり炎を吹いて攻撃。群がっている雑魚はこれでまとめて焼き払える。
『3』ではニンテンドーDSのマイク部分に長く息を吹きかけるほどダメージ増加。とある巨大ボス戦ではこの技が必須となるため、マイクの認識がうまく出来ていないと地獄を見る。
リメイク版の『3DX』ではクッパのモーションに合わせ、最適なタイミングでタッチできるほどダメージが増加する。一言で言うならば、通常のクッパバトルと同じ感じでOK。
この仕様変更はおそらく当の巨大ボスのネット上の評判を見ての変更であり、そもそもマイク位置が変更されていること*1と、ぶっちゃけマイク使うゲームが旧DS時代のゲームくらいしかなかった為にタッチパネル方式に変更したと思われる。
変更点としてはもう1つ、『3』ではファイアを浴びせている間ダメージが入り続けていた*2のが、『3DX』では吐き終わった時点でまとめて入るようになった点が挙げられる。


  • パンチ

右ストレート。ダメージに加え、敵を吹っ飛ばすことができる。
横に素早くスライドするほどダメージ増加。
ちなみにカウンター時のパンチは左手を使うが、タメてないからか攻撃力は低い。
チョロプーによれば「大振り」。


  • ファイナルアタック

『3DX』にて追加された、敵HPを削り切ると使用可能になるとどめの大技。
敵をラッシュパンチからのアッパーカットで打ち上げ、降ってきたところに必殺のストレートをぶち込むという、クッパらしく小細工なし、容赦なしの技となっている。
ラッシュのときにタッチ連打、ストレートの溜めで円を描くように素早くスライドを行うことになる。
「みんなのトラウマ戦ではどうなるんだ……」と思った君、もう少しこの項目を読んでくれ。答えはそこにある。


きちんと指示された動作を成功させていけば「excellent!!」になりちょっと豪華な演出になるほか、取得できるアイテムも豪華になる。



ルイージ

  • ジャンプ

力を溜めて大ジャンプ。
光った瞬間に上へスライドすると成功。更に踏んづけた直後にもう一度スライドすれば追加ダメージを与えられる。
相手が高い所にいたり、ダメージを重視する時はこれ。


  • ハンマー

横か縦の2種類のスイングでぶっ飛ばす。
クッパのパンチ同様、対応する方向に素早くスライドするほどダメージが大きく、縦スイングならより長い距離を吹っ飛ばせる。
ジャンプでは手も足も出ない時や、ガードを固められている時はこれ。


  • ブラザーアタック

回復用の「リズムキノコ」とダメージ用の「ドリルスタンプ」の2つがある。
リズムキノコはマリオがキノコを投げた時のリズムに合わせ、タイミング良くルイージの口をタッチすると回復。
ドリルスタンプは時計・反時計回りいずれかの矢印マーカーに合わせてグルグルスライド回転を成功させるとダメージ。
最大3回まで続けられる。
右利きには反時計回りが鬼門になりやすいか。


この2つのブラザーアタックは使用後、マリオが疲れて数ターン使用できないという弱点も抱えている。
更に、敵の攻撃でマリオが吹っ飛んでしまってもブラザーアタックはしばらく使えない。
そのため、状況を見て回復を取るか、大ダメージを取るか慎重に選ぶべし。


なお、後述のバトルリングでは仕様によりリズムキノコが使えない。
敵の攻撃をとにかく的確に捌く必要がある一方で、ドリルスタンプに専念すべきということでもある。


  • ブラザーフィニッシュ

敵の体力があとわずかの時にだけ使用可能。
いわゆるとどめの一撃。
宇宙まで跳んだルイージがマリオをスーパースターに乗せてシュウウウウーーーーッッッ!!!!という内容で、
なんとなく某ピンク球アレを彷彿とさせる。
この後はジャイロ操作で星のマーカー(敵の弱点)に狙いを定め、とどめを刺そう。


狙いを外しても撃破は可能だが、うまく当てれば「excellent!!」になりちょっと豪華な演出に変わるだけでなく
ドロップアイテムも豪華になるというメリットもある。


巨大ボスたち

以下、本編(最新作を含む)のネタバレを含みます!!!


















「ナッ! ナンダアレハー!!」

「うわー!!」

「に、逃げろー!!」

「クッパだ!!」

「クッパだ!!」「にげろー!!」

クッパ編(マリオ&ルイージRPG3!!!)


  • クッパ城

エクボンの森で戦う。
ゲラコビッツの手で空も飛べる要塞に改造されたクッパ城。メタボスが元クッパ軍団のキャラクターを指揮している。
流石のクッパも城そのものには太刀打ちできず、一度は潰されてしまった。


一番最初の巨大ボスだけあって、攻撃パターンは体当たりにヘイホー船団射出の2つだけと比較的単純。
変わったギミックも無いので、チュートリアルでコツを掴んでいればそうそう負けはしないだろう。


勝利するとこの負けっぷりとクッパのスケールにメタボスが憤慨するが、クッパのファイアで焼かれて焼豚黒焦げになる。
その後、クッパ城は元の位置に退却して、その中で再びメタボスとクッパが対決することになる。



  • イビッキタワー

ヅツーダレイクで戦う。
オバケ研究家のイビッキの魂が眠る、機械仕掛けの塔。
最初は湖に沈んでいたが、くしゃみで頭のプロペラを回したクッパは浮上したコレに潰されてしまう。
巨大化したクッパに押しのけられるものの中には既にゲラコビッツ軍団(ゲラプー&ゲタゲター達)が入り込んでおり、戦う事に。


湖畔で戦う関係上、クッパとイビッキタワーの後方には湖が待ち構えており、互いに突き落とすことで追撃が発生する。
どんな攻撃にも怯みにくい頑丈なボディを持つが、湖に落としてからの追撃で大ダメージを奪える。
逆にクッパが落とされると防御不能の踏みつけで追撃されてしまう。


このボスから敵も回復手段を使うことが多くなる。
ゲラプー達に「みんなで修理だ!」と修理される前に、追い払わないとなかなか決着がつかない。


勝利すると『3DX』ではボロボロになった挙句頭の部分が取れ、クッパに蹴り返されて戻ったタイミングで機能停止。以降は探索可能になる。
『3DX』の『クッパJr.RPG』ではクッパJr.が憧れである父親のイビッキタワーと戦う勇姿を後方で見ることになる。



  • ゲラエクスプレス

クッパ城地下で戦う。
地下トンネルを爆走する前面がゲラコビッツの顔をした特急列車。運転手はチョロプー2匹、乗組員はチョロプー多数。
探し物が入った金庫を見つけたのも束の間、チョロプーの裏切り*3に遭ったクッパはゲラエクスプレスを食い止めようとするも、岩に挟まれ3度目の生命の危機に。
その後巨大化したクッパにびびったゲラエクスプレスを追って戦うことになる。


『3』の巨大化バトルで一番の鬼門。みんなのトラウマとも。
その理由は、最も操作が簡単なパンチが背の低いコイツには一切当たらないせいであり、
必然的にマイク操作独特の不安要素が残るファイアでの攻撃を強いられることになる。
しかも、この不利な条件下で「4つ目の青い屋根の駅を通過するまでに」倒さなければならないターン制限つき。
このターン制限を超すと列車が橋を通過し、クッパも追いかけるが重みで橋が落ちて谷底に落ちてしまう展開を迎えゲームオーバーに。
ダメージチャンスをあまりに逃しすぎてしまうと敗北濃厚になる、難易度の高いボス戦なのだ。
なお、『3DX』ではファイアの攻撃はマイクではなくタッチパネルで行うよう変更され、リメイク前と比べ易しくなった。


また、途中で山と合体して「ゲラマウンテン」にバトンタッチするのも大きな特徴。
普通に殴るだけでは内部のゲラエクスプレスが少しずつ回復してしまうが、ファイアで妨害可能。
すると今度は雨雲で消火を試みようとする。これも雨雲をファイアで迎撃すれば有利。
ともかく攻撃のチャンスが限られる戦いだけに、如何にゲラマウンテン戦でどこまで稼げるかが明暗を分ける。


勝利すると、『3』ではその場で列車が壊れ裏切り者達が巻き添えになって退場する演出だけであったが、
『3DX』では列車が脱線して乗組員たちが全員一目散に逃げ出し、クッパによって列車が橋に叩き付けられ谷底に落下して炎上するというシーンに変更されている。
ちなみに、ファイナルアタックは地響きを起こして浮かせてから行うという形になっている。


  • スーパーピーチロボ(ピーチ城)

ピーチ城中庭で戦う。
ゲラコビッツの改造によりピーチ城自体が巨大ロボと化したもの。
かつて城ごとピーチをさらった経歴を持つクッパもびっくりの発想である。
案の定押しつぶされてしまうが、すぐに巨大化で反撃し、最後の巨大化バトルが幕を開ける。ついでにキノコタウンのキノピオは逃げ出す、哀れ


3DXの、巨大化するクッパを踏んで押さえつけるスーパー(ryに笑った人は素直に手を挙げなさい。
色合いとか含めて暗黒の魔人っつった奴も手を挙げなさい。


これまでの巨大化バトルの集大成とも言うべき相手。
吸い込んだキャラにダメージを与えて拘束するブラックホール、敵側のダメージ「のみ」を無効化するバリア展開、一筋縄ではいかないカウンターアクション・・・等など、あらゆるギミックが盛り沢山である。
しかし1つ前のゲラエクスプレス戦の方が(精神的な意味を含めて)キツイ、という人も。
途中で回避不能のレーザーを1度だけ受けることになるため、序盤のうちにファイアで攻撃しておこう。熱がったロボが投棄したキノコを得られるので、それを使って回復するといい。


また恐ろしい事に、スーパーピーチロボ自体の攻撃にカウンターしても一切ダメージは与えられない。
相手や場の状況をよく見て、次の一手をよく考えないと勝つことは難しいだろう。
特にブラックホールは敵の残り体力に応じて立ち位置がめまぐるしく変わり、
最終的にはクッパ、ロボのどちらも吸い込まれた状態でカウンター合戦にもつれ込むという熱い展開が待ち受けている。


『3DX』ではファイナルアタックではなんとコイツ宇宙まで飛んでいく。
その後のシーンでは最後のあがきでレーザーを放とうとする…も失敗。4つの砲台が脱落して崩れ落ち、目の灯りも消えてゆくのであった。



ルイージ編(マリオ&ルイージRPG4)


兄サン…!


兄サンガ アブナイ…!


兄サンヲ タスケルンダ!


  • ホリンダーロボ

夢のマドロミ砂漠で戦う。
ドリームストーンの精霊が周囲の機械を寄せ集めて合体、本気を出した形態。
この精霊はかなりワガママな性格で、ドリームストーンの在り処を探して欲しいというマリオ達の要求を再三突っぱねた挙句、
逆ギレしてこの姿になったという実にしょうもない経緯から戦う事になる。


初戦の相手とはいえ油断は禁物。
人型を基本に戦車・飛行機を含めた3形態に変形し、異なる特性と多彩な攻撃で戦う。
また、追い詰められるとルイージのターン前に竜巻へ身を隠し、現在の形態をカモフラージュするという小細工も仕掛けてくる。


ホリンダーロボに限らず、4の巨大ボスは「特定の状況下」で「特定のアクション」を成功すると大ダメージを与えられるものが多い。
今回の場合、ホリンダーロボの作った巨大竜巻めがけて吹き飛ばし、追加ダメージを狙う事も可能。



  • パジャマウンテン

夢のパジャマウンテンで戦う。
夢世界のゲートをこじ開けるために噴火を起こす事になり、マリオ達はパジャマウンテンを目覚めさせるのだが、眠りを邪魔されたことで案の定ブチ切れる。
暴走機関車のごとき突進でマリオ万事休すか・・・という所で巨大ルイージが割って入り、交戦開始となる。


ガードが固く、ジャンプで踏むと火口に触れて逆にダメージを喰らうため、まずはひっくり返す必要がある。
なお、この巨大化バトルからハンマーの縦振りとドリルスタンプが解禁される。


体力が減ると4枚の岩盤の上に居座り、しばらく直接攻撃を受け付けなくする上にひっくり返らなくなる。
この時は同時に小規模の噴火が発生し、そのまま放置しているとパジャマウンテンの体力が回復してしまう。
岩盤はハンマーで吹き飛ばせる。後は噴火の位置をよく見よう。



  • メザメフォーム

夢のメザメタウンで戦う。
普段は悪夢のカケラを保管している箱のような物体だが、2つの[!]ブロックを入れるとこの箱が頭部となって周辺の建物群と合体、巨大なガードロボと化す。
忠告を聞かずブロックを叩いたマリオ達はやっぱり追い回されてしまうことに。


互いの後方が海になっており、『3』の互いの後方が湖だったイビッキータワー戦と構図は同じ。
落とせば追撃できる・されるのも同じ。
だがイビッキタワーには無い特徴として、体に重りを接着して景気良く吹っ飛ばされるのを防ごうとすることがある。
これを破るには……ユメップ王子もヒントをくれるが、わかるだろうか?
攻撃パターンも玉乗りやハンマー変形など、今まで以上に初見で対処しづらいものが多く、慣れが必要。




  • ネムルーゴ

夢のムユーウッドで戦う。
冒険の舞台であるマクラノ島の守り神として言い伝えられる巨大鳥。
大木のてっぺんで眠りを妨げられた怒りからマリオ達に襲い掛かる。
マリオシリーズでは珍しい厳かな口調と態度が目立つ。


他の巨大化バトルとは展開が全く異なる。
基本的には飛ぶネムルーゴを追跡し、カウンターに成功して追いつくことが目的となる。
追いつくと足に捕まって引き摺り下ろす流れに移行。
ネムルーゴの抵抗を抑えながら下に連続スライドし続けると、叩きつけらたネムルーゴが気絶。
ここでようやくルイージのターンが始まり、2ターン自由に行動できる。
(失敗してもペナルティーは無い)


そう、このバトルでは実質ターン制なんて無いに等しい。
つまり追いついて気絶させない限り、延々とネムルーゴの攻撃ターンが続くことになるのだ。
ネムルーゴ戦が異質たるゆえんである。


一度目の気絶に成功すると、一時的にジャイロ操作オンリーの異空間での戦いとなる。
ここではネムルーゴの放つ光球を3セットかわして最後の体当たりをよけ、逆にルイージの体当たりを3回ぶち込む・・・という流れを3回繰り返すことになる。
与えられるダメージは微々たるものだが、何もしないよりマシである。


また、ネムルーゴの攻撃は体当たり、光球など、いずれもダメージ量が総じて大きい。
特にバトルリングのX版はこの傾向が顕著であり、一発で3~4割削られることもザラ。
独特の戦闘の流れも相まって、ネムルーゴ戦で初めて負けた人もいるのでは?



上述では厳かな口調と記述したが、マリオ達が勝利した後にユメップ王子を見ると態度を一変、急に関西弁を喋るオッサンとなる。
寝起きは機嫌が悪くなる体質なのだろうか、それとも悪い夢でも見ていたのであろうか。
実はなかなかお金にがめつい性格である。
なお、一定の条件を満たせばネムルーゴがブラザーアタック『ドリームエッグ』としてマリオ達に加勢することになる。ラスボス戦では楽に戦闘を勧められるようになることは間違いなしのため、ぜひ使用できるようにしたいブラザーアタックである。




  • クッパ

クッパドリーム最深部で戦う。
我らが巨大化の先輩。クッパ自身も「巨大になるのはワガハイの方が先だ!」とルイージに怒りを露わにしている。
てことはこの亀はその内某ペンギンにもキレるんじゃ……
最後の巨大化バトルという事もあり、いつもと違うルイージの反応や戦闘前のやりとりなどは必見。


前作のスーパーピーチロボと同じく、これまでの巨大化バトルの集大成。
双方溶岩に落ちれば大ダメージだし、ルイージは前にせり出ていかないとターンごとに足場を崩され落とされてしまう。
クッパもクッパで、横振りハンマーを一度でも喰らって叩き落されると
側方に鉄壁の召喚で対策してくるなど、隙が無い。


クッパの攻撃とそれに対するカウンター内容は全体的に濃い。
最初の体当たり攻撃をとっても


1:ルイージを掴み上げる(連続スクラッチ)
2:互いに押し合い(左にスライド)
3:ショルダータックル(左右どちらかにスライド)


と、異なる攻撃が3連続で畳みかけるように襲い掛かってくるのだ。
特にクッパが砦の後ろに隠れてからの攻撃ターンは非常に長く、ある意味プレイヤーの辛抱強さも求められる。
また、クッパ自身も硬い方なので、積極的に溶岩へ突き落とさないと後々苦労する。



砦攻撃を2回終えると、最後のフィールドで互いにコマとなってぶつかり合うベイブレード的な展開に。
勿論ジャイロ操作。
ただでさえ長丁場の中、「ここでもジャイロかよ・・・」とうなだれた人は泣いていい。
幸いにもクッパの動きは単純なので、時折現れるキノコで回復しながらガツンガツンぶつかってやろう。
最後はいつものようにブラザーフィニッシュで締め、である。










・・・と、いつから錯覚していた?







なんとカメックの手助けで、ルイージ以上に超巨大化を遂げて復活。
クッパ曰く最高の気分との事だが、やっとの思いで倒したと錯覚したプレイヤーの気分は文字通り最悪である。



そして一撃必殺宣言のもと、巨大な火球や踏みつけでルイージにトドメを刺そうとしてくる。
なんとかこれを退けるとクッパがひるみ、今度こそ最後のトドメである「スタードライバー」が発動する。
このスタードライバーでは本気になったユメップ王子がスターを巨大化させて、クッパを倒すことになる・・・



が、これが非常に難しい。



何故か?またジャイロ操作なのだ。
しかも前方から迫り来るクッパの火球を全て回避しなければならず、
一発でも掠ろうものなら一撃必殺へのカウンターからやり直しとなる。


火球もただまっすぐに飛んでくるだけならまだ良いが、
円を描きながら飛来するという初見殺しなパターンの存在が、スタードライバーの難易度を引き上げている。
最後に至っては、パッと見だと超微妙な角度調整が求められるように見えてしまう鬼配置・・・
下手すれば何度も失敗し続け、カウンター→トドメ→失敗→カウンター・・・を延々と繰り返すなんてこともザラにある。
無限ループって怖くね?


しかし、何度か失敗するとスタードライバーの難易度を下げるかどうか選択肢が出るようになる。
何度やっても駄目、という人は潔く下げよう。
憎き回転火球が全然出なくなるぞ!
それでもジャイロ操作の独特さゆえ、失敗するときは失敗するが。



クッパ戦は巨大化バトルどころか、シリーズ全体で見ても屈指の壁ボス・長丁場ゆえに
批判の声も少なからず見受けられる。
特にクセのあるジャイロ操作を強制されてしまうのが最たる原因か。
それでも戦闘前のシーンを含め、ゲーム中最も熱い燃え所でもあるため賛否分かれる所である。




おまけ

  • BGM

『3』『3DX』ではBGMとして「ザ・ジャイアント」が流れる。重厚感があふれるBGMを背景に、巨大化したクッパ大魔王が敵を攻撃する光景は清々しい。
なお、この曲と同じフレーズを用いた曲はマリルイシリーズにおけるクッパのテーマソングとなっている。


『4』では「SIZE DOES MATTER」が流れる。重厚感があふれるだけではなく、シリアスさも持ち合わせたBGMとなっている。


  • バトルリング

『4』『3DX』限定で巨大ボスの強化版と戦うことが出来る(『3』には実装されておらず、残念に思ったユーザーが多かったと判断したのか『3DX』では実装されることになった)。
いずれも回復コマンド無し、敵の攻撃力・スピード向上となかなか強い。下手したら2、3発受けただけで即ゲームオーバー……なんてこともある。
『4』の最後の巨大ボスメドレーは半ば詰め将棋の様相を呈しており、確実に攻撃やカウンターを成功させていかないと最後のクッパX戦までとてもじゃないが残りターン数が持たない。
『3DX』ではイビッキタワーの脱出を阻止することが難しくなる、ゲラエクスプレス戦の山崩し中に最初のミサイルが根気よく連打しないとクッパに命中するなど、『4』とは違う方面にもシビアな調整が行われている。



  • ハードモード

『4』にはシナリオ自体にハードモードが用意されている。
ハードモードはボスの攻撃力が上がっているだけだから、どうせ巨大化バトルもそうなんだろ?
と思ったあなたは甘い。
巨大化バトルに限り、ボスの攻撃そのものの性質が強化されているのだ。
最初のホリンダーロボが特に顕著で、戦車形態の突進が高速化したり、
人型形態の竜巻の回避がシビアになっていたりとかなり違う。
後半のボス達も攻撃スピードが速い、カウンターのタイムリミットが短いなど強化されているが、
そちらは元々が強いためか取り分けて目立った変化は薄い。通常版と比べてみると結構違うのだが。



  • ドデカクラフト

ペーパーMIXでは巨大化バトルはドデカクラフトに置き換えられた。こちらは、マリオたちをかたどった巨大な人形を動かして、敵のクラフトを倒すことを目指す。
シリアスな雰囲気から一転、コミカルな雰囲気でバトルを行うことになる。


こちらはターン制ではなくなり、3Dアクションで自由に移動しつつ敵のクラフトを攻撃する。前哨戦としてザコクラフトを蹴散らしながらステージを進行し、最奥でボスのドデカクラフトと戦う流れになる。
攻撃にはエネルギーが必要で、このエネルギーをためるにはリズムスポットに行かなければならない。このリズムスポットはちょっとした音ゲーで、成功すればエネルギーがどんどんたまる。
なお、最初のうちは自機がリズムスポットに乗れば敵は攻撃してこないのだが、後半に行くに従い平気で攻撃してくるようになる。
ドデカクラフトごとに独自の挙動があるのも特徴。


「バトルリング」に相当するものも存在し、ドデカクラフトの再戦はジュゲムハウスにあるアーケードゲーム機からプレイすることになる。



追記・修正は4のハードモード版巨大ボスメドレーを攻略してからお願いします。

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  • 乙です -- 名無しさん (2014-02-10 11:56:50)
  • ゴエモン・インパクトをリスペクトして作られたシステムかな。 -- 名無しさん (2014-02-10 12:24:56)
  • 次回作が出るとしたら今度はピーチ姫が巨大化するのかな? 1でロクに使われなかったスタービーンズの力で大きくなるとか。 -- 名無しさん (2014-02-10 15:08:09)
  • スタードライバーのせいで、巨大クッパ戦は燃えるが二度とやりたくなくなった。 -- 名無しさん (2014-02-10 15:49:25)
  • 3は豪快で面白かったがなんども挑戦できなかったのが残念。4は面倒臭いの一言に尽きる -- 名無しさん (2014-02-10 19:41:46)
  • せやな -- 名無しさん (2014-02-11 22:51:02)
  • メザメフォーム戦の緊迫感が好き -- 名無しさん (2014-02-11 23:01:31)
  • せめてスライドパッド操作なら… -- 名無しさん (2014-11-26 15:59:26)
  • ジャイロセンサーさえなければ。 -- 名無しさん (2015-05-01 02:03:18)
  • 巨大化バトル自体は好きだけど4はバトルになる経緯がしょうもなさすぎた。ちゃんと話せば回避出来そうな戦闘が多かったからさぁ… -- 名無しさん (2015-05-29 11:04:48)
  • ドデカクラフトも入るのかな? -- 名無しさん (2015-12-12 10:53:31)
  • ハードモードきついっす 20回ネムルーゴでゲームオーバーになったときは諦めようかと思った あとネムルーゴに限ったことじゃないが戦闘前のイベントが長すぎる -- 名無しさん (2016-07-10 03:40:51)
  • マリルイ3がVC化されない理由って、もしかしてこの巨大化バトルの画面回転のせい? -- 名無しさん (2016-07-10 19:53:20)
  • 3DXのエクスプレス戦、ファイアが簡単になったということもあってか三つ目の駅で倒せるようになりましたね。 -- 名無しさん (2018-12-28 18:12:35)
  • 3DXについて書くなら「ファイアの仕様変更」「ファイナルアタックについて」「演出の強化(主にバトル前後)」といったところか。どのくらいすれば頃合だろう? -- 名無しさん (2018-12-30 00:19:32)
  • 3DXではゲラエクスプレスヘの止めが、クッパを落とす予定だったあの谷底に落とすという演出 リメイク前の鬼畜さに対する報復にも見える -- 名無しさん (2018-12-31 17:17:19)
  • ファイアについて追記しようと思ったら気付いたけれど、マイクの位置って機種ごとにまちまち(初代DSでは下画面の下、DSLiteではヒンジ部分の中央etc...)だったよね? 仕様変更の根拠としては弱い気もするけれど。 -- 名無しさん (2019-01-16 19:44:13)
  • ゴエモンインパクト連想してる同志がいて安心した。ゴエモンやったことあるとインパクト戦が頭をよぎるよなww -- 名無しさん (2019-08-10 05:19:11)

#comment

*1 DSの中央からホームボタン横に変更
*2 通常バトルでも同様。こちらは3DXでも変更なし
*3 ゲラコビッツに買収されてあっさり鞍替えした。クッパに仕えていた時よりも待遇が良くてご満悦の様子。

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