シヴィル・バインド

ページ名:シヴィル_バインド

登録日:2012/01/29 Sun 20:49:06
更新日:2023/11/21 Tue 11:00:45NEW!
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デュエル・マスターズ 呪文 微妙 マイナー 光文明 イエスマン ピンポイント dm デュエル・マスターズ プレイス シヴィル・バインド



それはまったくの予想外。しかし、あまりにも重い一手。



シヴィル・バインドとは、カードゲーム「デュエル・マスターズ」のカードの一つである。



シヴィル・バインド R 光文明 (5)
呪文
■S・トリガー
■文明を一つ選ぶ。相手は自分の次のターンの終わりまで選ばれた文明の呪文を使うことができない。


概要

上記のように、相手の呪文を封じる事が出来るのだが、効果がS・トリガー込みとはいえ、コストの割りに効果が微妙で、
しかも呪文そのものを封じるならまだしも、文明一つしか封じれない為、このカードを使う人は余りいなかった。














































































































……のだが、上記の通り使い勝手の悪いこのカード、漫画版DMで思いも寄らぬ活躍をしている。


漫画での活躍

作中最強デュエリスト候補でもあるイエスマン白凰戦の終盤にて使用。


イエスマンによりキングロックを決められ、一度は絶望するも周囲の声援と不屈の精神で再起した白凰は、見事にこのロックを打ち崩す。
そして白凰はあらかじめ最後のシールドになるよう効果で仕込んでおいた《スーパー・スパーク》をシールドへ追加。
このままいけば確実に白凰が勝利すると周囲の人間たちや読者さえも思った瞬間、ターンが回ってきたイエスマンはこのカードを使用。
白凰の《スーパー・スパーク》を封じ込めてしまった。
そのまま残っていたクリーチャーで総攻撃を仕掛け、イエスマンの逆転勝利となった。


強力なカードと、実践向けな戦略を使うがイエスマンがまさかこのカードを使うとは誰も思っておらず、実際白凰も「このワンポイントでしか役に立たないカードが何故!?」とコメントしている。
漫画だから出来た様な展開と言えばそれまでだが、ここまで上手くやってのけるといっそ清々しい扱いと言える。
また、この時の白凰の場には[[《聖霊王アルカディアス》>聖霊王アルカディアス]] がいた。そういう意味でも「光しか呪文が使えないなら、その光で相手の勝ち筋を消せばいい」が如きピンポイントなのも強く印象に残る結果だろう。


この意外な活躍に、この話を見たデュエリスト達がこのカードを使ってみたり、見なかったとか。


また、この展開は「白凰が超強敵の絶望的な盤面(典型的な敵の負けフラグ、とも言うべきモノ)を周囲の声援・不屈の精神などを以てひっくり返した」…つまり、どう考えても勝利フラグが立った瞬間に、敵側が最悪の一手を以て逆転してくるという、
ある意味主人公補正などがひっくり返ってしまったかのような展開であるというのがミソ。
それがコロコロの連載漫画で行われたのだ。当時読んでた子供が「絶対白凰勝つだろコレ」というのを絶望の淵に叩き落すというのが、余計に印象に残っているのだろう。


ちなみにイエスマンが超ピンポイントメタを使ったシーンは、このほかに黒城戦の《バーニング・パワー》もある。
黒城の《悪魔神バロム》のパワーをギリギリ超えられない《機動聖霊ムゲン・イングマール》に使い、そのまま黒城のクリーチャーを全滅させた。


2016年現在では、ドラゴン・サーガ~革命編終盤まで単色推しが続いているので、いざという時に役立つかもしれない。



余談


かなりマイナーなカードではあったのだが、意外なことに現実でも後年、単色押しの際に活躍の機会があったことでも一部で有名。
それは2015年の1stグランプリでの活躍である。ベスト8に残ったデッキがこのカードを2枚も採用しており、なかなかの活躍を見せたのだ。
この活躍も相まり、先述の漫画の活躍も含めてこういうマイナーなカードとしては結構な人気があるカードだったりする。


また、実はこういう相手の呪文を阻害するカードの効果としては珍しく、『次の自分のターンの終わりまで持続する』という独自の特徴がある。
つまり自ターンで手打ちした場合、2ターン呪文を制限できるため、手打ちの場合の呪文ロックのカードとしてのコストは実質2.5で済むともいえる。


有名どころで全呪文を封殺できる上位互換のカードとして4コストの《ファイナル・ストップ》だったり、同じく4コストでG・ゼロまで持つ《ミラクルストップ》が存在するが、
これ等は「次の自分のターンのはじめ」「次の相手ターンの終わり」というタイミングまでしか持たない。というか、こういう封殺系は基本的にこのタイミングまでしか効果を発揮しないのがデフォルトにも拘わらず、
このカードはS・トリガーの為にこの長いタイミングまでの拘束力を持っている。
その為、相手が勘違いしやすい部類のカードであり、そういう意味では不意打ちに使いやすい「下位互換でありながら独自の強みを持つ」カードである。


デュエル・マスターズ プレイスでは「DMPP-09EX「聖竜凱旋 -REBORN OF THE SURVIVOR-」」にて実装。
レアリティは降格してアンコモンとなった。
フレーバーテキストが追加され「それはまったくの予想外。しかし、あまりにも重い一手。」と前述の漫画でのシーンを意識したと思われるものとなっている。




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  • 内容までピンポイント -- 名無しさん (2013-09-26 08:42:55)
  • Yのせいで一時期シヴィルが流行った…なんてことはなかったが名は売れた -- 名無しさん (2014-06-20 07:52:14)
  • 松本大先生凄ぇ -- 名無しさん (2015-08-07 09:50:23)
  • まさかの大型大会で上位デッキが採用している例がみらっれるほどのレベルのカードになるとは・・・・・・ -- 名無しさん (2015-08-07 20:24:25)
  • ぶっちゃけ最近の環境考えたらソコソコ使える気もするが -- 名無しさん (2015-08-08 04:28:04)
  • 相手の天門を封じ、次ターンでロスト・ソウル決めた時は爽快だった。 -- 名無しさん (2016-01-10 21:10:12)
  • なん・・だと・・・ -- 名無しさん (2016-02-13 19:12:07)
  • イエスマンは完全にこっちの方が優秀なスペル・デル・フィンをもっているのに、このカードを保険で入れているからな。 -- 名無しさん (2016-09-26 18:08:13)
  • バインド中の高町なのは「このワンポイントでしか役に立たない魔法が何故!?」 -- 名無しさん (2019-12-11 23:48:41)

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