文字列型(string型)データは、文字から成るデータです。
文字列型データは、二重引用符 (") または一重引用符 (') で前後を囲まれて表現されます。
文字列が二重引用符 (") で括られた場合、以下のエスケープシーケンスを特殊な文字として解釈します。
記述 | 意味 |
---|---|
\n | ラインフィード (LF またはアスキーの 16x0A (10)) |
\r | キャリッジリターン (CR またはアスキーの 16x0D (13)) |
\t | 水平タブ (HT またはアスキーの 0x09 (9)) |
\v | 垂直タブ (VT またはアスキーの 0x0B (11)) |
\e | エスケープ (ESC あるいはアスキーの 0x1B (27)) |
\f | フォームフィード (FF またはアスキーの 0x0C (12)) |
\\ | バックスラッシュ |
\$ | ドル記号 |
\" | 二重引用符 |
また二重引用符 (") 内の変数は、その変数の内容が解釈されます。
また二重引用符 (") 内の正規表現は、正規表現が使用可能である関数内では、正規表現の解釈が行われます。
T言語内では、一重引用符 (') 内の文字列は、エスケープシーケンスその他含め全て解釈を伴わないシンプルな文字列として扱われます。