アブラメリン 2 序文

ページ名:アブラメリン 2 序文

神聖魔術の第2の書


神がモーセ、アロン、ダヴィデ王、ソロモン王、その他の

聖人、父祖、預言者らに与え、真の神の知恵を教える書


アブラハムより息子ラメクへと授ける

ヘブライ語より翻訳される


1458年


神聖魔術の第2の書 序文


 主の知恵は尽きぬ泉。何人たりともその源へは達する事は出来ぬ。賢者たちと聖なる父祖たちはこの泉の水を飲み、大いに満たされた。だがその中の誰も、主の知恵の起源を理解し知る事は叶わなかった。それらは創造主、嫉妬深き神が自らに残していたからだ。主はその果実を我々人の子が味わうのは認めたが、その樹や根に触れる事は許さなかった。
 それゆえ愛する息子ラメクよ。私は父祖の行ってきた道を変える事は望まない。そしてこの書においても私は神の働き、支配、万物の発現がどう行われているかを理解しようと試みない。それらは神のみ心への冒涜であろう。
 神が我々にどれだけ大きな恩恵を与えるのかを知るので充分だ。主がどれだけ大きな贈り物を与え、どうやって我々人類を地と天の者たちより引き上げるかを認めてきたのかを。主は我らに万物に及ぶ力を与えてくださったのだ。
 また、我々がこれらの賜物を正しく使い、それらへの好奇心は脇に置いておくべきだ。
 私は出来るだけ簡潔に、必要な事のみを書く事にしたい。多すぎる言葉は、作業を破壊し、教授をわかりにくくするだろうからだ。
 時とともに、汝に万物は明らかとなろう。この教授に適切かつ熱心に従うがよい。汝の心の弱さからもたらされる、どのような理解の欠如も、汝の守護天使の助けにより満たされるだろう。
 この作業に正確に従え。これは最も重要なことだ。良き始まりをすれば、作業の半分は既に達成されたも同然だ。
 大きな才能、努力、知性は必要でない。神への真の畏れ、潔白な生活、真の誠実さ、知恵を学びたい純粋な望みを持っていれば充分だ。この作業を始め、適切に行う者は、望んだ結果に到達できるのを保証されよう。
 この第2の書にて、神ツァバオトの御名において、私は知恵の数と魔術の種類から始めたい。それから、私は本書においてどのような種類の魔術が教えられるかを示そう*1


アブラメリン 2-1
↑ アブラメリンの書


*1 マサース注。第2の書の文体は、第1の書のものよりも遥かに古風なものであり、明らかにユダヤ人アブラハムにより、より古い著者の書を翻訳したものである。