ディーの日記 1583年6月9日

ページ名:ディーの日記 1583年6月9日

1583年6月9日 日曜日 午後5時


 余は紙に様々な疑問を書き、余の小礼拝堂の机で回答が得られるように長く祈り、この紙を明白に読んだ。これらは、実践のテーブル、我がラメンや水晶玉の準備に関するものである。だが返答は来ず、水晶玉にも何も現れず、黄金の幕すらも来ずに、水晶玉は自然な曲面のままであった。だが余は何らかの啓示があるように謙遜に祈り続けて、余らの何らかの過ちや罪があるならば、この祈りによりこれまでの停滞を変えたまえと願った。
 やがて、背後から声がエドワード ケリーの頭に来て、このように述べた。


声「我らの神の裁きは最も深遠で人が理解するのは難しい。
 上には沈黙があり、それゆえ汝らは忍耐するのだ。我はかく語りき」


 この返答により、余はこの沈黙の様々な原因、沈黙の様々な流儀について議論し始め、やがては余は大いなる悲しみの憂鬱、神の怒りや不快への恐れへと陥った。余らが先の対処で神に対して誤った行いをしたと考え、慈悲、慰め、助言、先の文への幾らかの解説のために余の机で長い間祈り続けた。長く時が過ぎてから、ミカエルによく似た者が水晶玉の枠組みの頂点に現れた。


ミカエル「これらを書き記せ。我はすぐ行かねばならないからだ。
 天には沈黙があり、地の君らは今は主の御前にある。これらの座の行いは今や明かされた。全ては記されている。神は全ての行いで義だからである。
 この日、地の民を治める者らではなく、その統治が明かされ、その統治は開かれ、その過ちは明らかにされる。
 無数の彼らは主にその復讐が来るようにと叫んだ。
 地は述べ、それはなされる。
 サタンは主の御前にある。サタンは自らを征服者として花冠で飾り、彼が述べた事は驚異的である。
 それゆえ主はその口を開き、地と全ての生ける者らを呪うであろう。不法が地に蔓延ったからだ。世界の人の子の国々は公に呪われた。
 我ら全ては沈黙し、神の怒りが「なすべし」と言われた時に人々に降りかかるよう、その力を強めるべく我らのヴィオラの準備をしている。
 それゆえ汝は忍耐とともにあれ。我らも普遍的な沈黙において忍耐しているからだ。
 我らは正義の言葉を求めている。だが見よ、主は自らで(おお、神よ)汝の目を開くと述べた。見よ、汝の働きの威厳を、だがそれはしばし受難を被るであろう。
 我は残酷さを捨て去り、憎悪の匂いを放つ衣を取り除く民を持っている。彼らの中で、汝の名は称えられ、天の我らの栄光は高められよう。
 だが汝が望むように、なされよう。
 見よ、我は本体を述べた。なぜなら、(神の)大いなる憤りの力の前に我は震えるからだ。にも関わらず、我らは汝が望む事をなすであろう。
 それゆえ、天でのこれらの驚異はかくも大いなるものであったとしても、我らの沈黙に対して汝は不思議に思う必要は無い。それゆえ、忍耐と共にあれ。地について我は述べたか? 汝のうめき声はなぜそう重いのか? 汝の体はなぜそう腐っているのか? 汝の不法のために、これらの事を義によって受けたのではないか?
 真に、これらの秘密に汝が加わるならば、それらの甘美、永遠の滴、命のパンにどれだけ汝も加わる事か?
 かくあらん」
ケリー「彼は去りました」


 余はその後に感謝とともに、かなり長い間祈った。
 我らの全能の唯一の神に、誉れと称賛と栄光が世々限りなくあらん事を。アーメン。


ディーの日記 1583年6月14日
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