オカルト哲学 4-15

ページ名:オカルト哲学 4-15

霊に退去の許可を与える


 そして霊から汝が望むものを得たり満足したならば、霊を丁寧な言葉により退去する許可を与え、途中で誰も傷つけないように命じよ。そして霊が帰りたがらないならば、強力な呪文により強制し、必要ならばエクソシズムや不快な匂いにより放逐する。そして霊が退去した後も、すぐには円の外には出ずに留まり、神と良き天使らへの祈りと感謝を与え、さらに汝の守護と保存について祈れ。そして、これら全ての事が正当に行われたら、汝は外へ出ても良いだろう。


霊らが頑固ならば


 だが汝の望みが叶わず、霊が現れなかったならば、絶望に陥らずに円の外へと出て、後日にまた戻って、先に述べたように行う。そして汝が何か間違っている部分に気づいたら、それらを足したり削ったりして修正する。堅固に繰り返す事で、しばしば汝の権威と力は増大し、霊らに恐怖を与え、服従するように謙虚にさせるからである。


 それゆえ、一部の魔術師は円の中に門を造り、望む時に開けたり閉じたりして、それにより出たり入ったりする。そしてこれを聖なる御名とペンタクルによって強固なものにしている。


 また、霊らが現れず、師が疲れて儀式を止めて諦める事にしたならば、霊らの退去をせずに円の外へ去らないようにせよ。これらを無視する者らは、微細な防衛で固めた者らを除いて、非常な危険に陥るからである。


 またしばしば、霊は来ているものの、召喚者が用いるものや、作業そのものの中に見える姿で現れない事もある(そうしたら、召喚者を恐怖に陥れるからである)。この場合、退去は単純には与えずに、霊らが自らを服従するような姿で現れるようにするまで、ある種の制約とともに行う。そして書の聖別についての章で先に述べたような方法により、円の外にこれらの霊らが現れるよう呼べるであろう。


 だが、悪霊により何らかの効果をもたらすのを望み、見える姿で現れる必要が無いならば、試みそのものの道具、属する物を造る事で行える。それが像、指輪、書いたものや印、ロウソク、生贄、その他のこの種のものにせよ、霊の名前をそこに書き、さらにその印章も、試みの緊急性に従って何らかの血で描くか、霊に同意する香を用いる。またしばしば、悪霊を呼ぶ前に神や良き天使らへの祈りと懇願をすると、神力によって強制する事になる。


オカルト哲学 4-16
↑ オカルト哲学 第四の書