オカルト哲学 4-13

ページ名:オカルト哲学 4-13

神託と夢について


 自然の事柄やその混合物、そして我々自身に属するものについては、どの霊からも夢による神託を受け取るべく用いられる。それらは、香、塗油、飲食物であり、それらについては我がオカルト哲学 第1の書により汝は理解するであろう。


 だが、夢による神託を常に受け取りたいと望む者は、この目的のための太陽か土星の指輪を造るべきである。またこの効果が働くための素晴らしい効能と力を持つ像も造るべきである。これらは、寝る時にその頭に共に結び付けておくと、心が望んだり相談したいと望む事の真の夢を効果的に与える。それら自身の星座の下で正当に造られた数の諸表も、同様に神託を受け取れるようにする。そしてこれらの事については、我がオカルト哲学 第3の書で汝は知るであろう。


 ソロモンのアルマデルにあるものや、テトラグラマトン(Tetragrammaton)の循環の図といったような、特別に構成され聖別された聖なる諸図や(護符が描かれた)紙も、この効果がある。そしてこれらの種類のものや描かれたものは、様々な図形、数、聖なる絵、神や天使の聖なる御名が刻まれたものからなる。そして、これらのものは、聖書、詩篇、短詩、神の啓示と預言の他の特定の約束といった様々な場所から取られている。


 また、聖天使、英雄らを介した聖なる祈りも同じ効果をなす。そして、この祈りは私が先に述べたようなやり方で、奇跡、恵みといったもの宗教的な類似に従って造り、我らが意図する事柄を記す。例えば旧約聖書でのヤコブ、ヨセフ、ファラオ、ダニエル、ネブカドネザル王の夢に関するものや、新約聖書での祝福された乙女マリアの夫ヨセフが見た夢や、東方の3賢者が見た夢や、使徒ヨハネが主イエスの胸で眠った話や、宗教、奇跡、啓示で見つけられる似たような種類のものにする。例えば、聖ヘレナが見た十字架の夢や、コンスタンティヌス大帝やシャルル大帝への啓示や、聖ブリギット、聖キリル、聖メトディオス、聖メヒティルト修道女、ヨアキム、マーリンといったもののである。これらに従って、災難を取り除く祈りを構成し、作業者が寝る時には堅固な心でこれを唱え、自らを良く休むようにする。そして、献身的に祈るならば、疑う事無く、強力な効果をもたらすであろう。


 次に、私が述べたような事の構成をよく知る者は、夢での最も真なる神託を受け取るであろう。そして行う際には、オカルト哲学の第2の書で関連している部分にある事を行うべきである。ゆえに、神託を望む者は、夕食や飲むのを控えるようにし、良い傾向を持つようにして、その脳が悪しき大気の影響を受けないようにする。また寝室は清潔で綺麗にし、望むならばエクソシズムと聖別もする。それから都合の良い香を焚き、効果のある軟膏を自らのこめかみに塗る。そして指には先に述べたような物が彫ってある指輪をはめる。そして、何らかの像、聖なる図、聖なる紙を用意し、これらを枕の下に置く。それから献身的に祈り、ベッドに入って知りたいと望む事について黙想しつつ眠る。それにより、月が出生図やその循環の図の第9ハウスにある宮、あるいは完全な宮から第9の宮を巡った時に、夢の中で最も確実で疑い無く神託を受け取るであろう。そして、これらの方法によって、我らは全ての学と術を、突然に完全に得る事ができ、我々の理解に真の啓明を与えるのである。また全ての低位の使い魔の霊らも、この効果へと導き、時には悪霊らも内面的、外面的な感覚的な方法で我々に教えるのである。


オカルト哲学 4-14
↑ オカルト哲学 第四の書