オカルト哲学 4-6

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束縛について


 さらに、束縛には3つの違った種類があるのを汝は知るであろう。第1の束縛は、自然の事柄への魔術を行う時に用いるものである。第2は秘蹟、奇跡、その他のこの種のものによる、宗教の諸神秘の混ざったものである。第3は神名や聖なる印により構成されるものである。そしてこの種の束縛により、我々は霊のみならず、いかなる動物も、嵐も、燃える火も、洪水も、軍隊の力も束縛できるであろう。またしばしば、先に述べた拘束は魔術のためのみならず、否定的な目的や祝福の手段としても用いる。さらに、この目的のために、聖書の文で適切なものを見つけたら加える事は、多くの利益となる。例えば、蛇へ影響させる魔術の際には、エデンの園で蛇に呪いがかけられ荒野へ追われた事を祝する文を加える。さらに、汝は毒蛇とバシリスクの上を踏み歩くであろう*1などの短詩も加えられよう。また、これらには秘蹟の儀式を変化させた迷信も広く行われている。例えば、隠すための束縛には、破門や葬儀、埋葬の儀式をしたりするものである。


オカルト哲学 4-7
↑ オカルト哲学 第四の書


*1 詩篇 第91篇13節。日本語の詩篇では獅子と蝮となっている。