オカルト哲学 4-4

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霊の外見について


 さらに、これらの文字(印章)に加えて、悪霊には特有の姿、像があり、その姿の下で彼らは現れる傾向があり、召喚した者らに服従する。そしてこれらの性質、像は全て以下の図で霊の名前を構成する文字の軌跡に従って見つけられよう。そして霊の名前に1つ以上の同じ文字があれば、その像が卓越したものであり、他の文字は自らの序列に従って姿を分け与えるのである。ゆえに、第1の序列のものは、頭、上半身のそれら自身の姿に従う。そして低位の属するものは、足になる。また、中間の文字は体の中間の部分や、それらが適する部分となる。だが矛盾する部分があれば、数の多い方が主流となり、同じ数だった場合は均等に参与する。これらの図において注目すべき性質あるいは道具を持つ名前だったら、像にあるのと同じ性質をその霊は持つであろう。


 また同じ図と像から、悪霊の威厳についての知識も得られるであろう。性質の図にて霊が優れた徴や道具を持つならば、その霊はその威厳を持っている。例えば、王冠を身に着けているならば、この霊は王の威厳を示し、兜あるいは羽飾りならば公爵のもので、角ならば伯爵である。また、それらが無くても王錫、剣、フォーク状の道具を持っていれば、統治と権威を示している。同様に像の図からも、汝は首領の姿から王の威厳を、王冠から判事の威厳を、道具からは統治と権威をという様に見出すであろう。最後に、人間の姿で現れる霊は、動物の姿や像のものよりも強い威厳がある。また、騎乗している者は徒歩よりも威厳がある。これら全てを考慮すれば、汝は複数の霊のお互いにどちらが威厳と優越性があるかを判断できるだろう。さらに汝が理解すべき事は、低位の階級の霊は、どれだけ威厳があったとしても、常に上位の階級の霊に従っている事である。そのため、これらの王や公爵らが、上位の階級の議長の配下や手下であったとしても矛盾はしないのである。


土星の霊らの通常の姿


 彼らは、多くの場合、背が高く曲がって細い体の姿で現れる。また怒った顔つきで、4つの顔を持ち、1つは頭の後ろ、1つは頭の前、残りはそれぞれの側にあり、鼻やくちばしがある。その他に両膝に顔がある場合もあり、黒く輝く色の衣服を着ている事もある。彼らの動きは地震のようなものが伴う風の動きである。彼らの徴は白い土、雪よりも白いものである。


土星の霊らの特有の姿


  • 竜に乗った髭を持つ王
  • 髭を持つ老人
  • 杖によりかかる老婆
  • フクロウ
  • 黒い衣服の者
  • フックや鎌
  • 松柏類の木

木星の霊らの通常の姿


 木星の霊らは血色の良い体、癇癪もちで、中背で現れる。怖ろしい動きをするが、温和な顔つきで、優しく話す。また鉄の色の衣服をしている。
 彼らの動きは、稲妻や雷の閃きである。その徴は、彼らは(魔術の)円の周囲に人の姿で現れるが、貪り食う獅子らのように見える。


木星の霊らの特有の姿


  • 雄鹿に乗り剣を抜いた王
  • 長い衣とミトラ(司教冠)を付けた男
  • 花で飾られた花冠を被った娘
  • 雄牛
  • 雄鹿
  • 孔雀
  • 空色の衣
  • 犬黄楊の木


火星の霊らの通常の姿


 彼らは背の高い姿で、癇癪持ち、汚い顔つきで現れる。ブラウン、浅黒、赤色の衣服を着て、雄鹿の角のような角、グリフォンのような爪を持ち、野性の雄牛のような鳴き声をする。
 彼らの動きは、燃える火のようであり、その徴は円の周囲で稲妻や雷鳴がある。


火星の霊らの特有の姿


  • 狼に乗った武装した王
  • 武装した男
  • 太腿に丸盾バックラーを付けた女
  • 雄ヤギ
  • 雄鹿(別版ではカラス)
  • 赤い衣
  • 羊毛
  • ムルチセプス

太陽の霊らの通常の姿


 太陽の霊はほとんどの場合、巨大で血色の良い姿で現れ、黄金色の衣服を着て、血の色合いもある。彼らの動きは天の稲妻のようであり、その徴は呼び出した時に、召喚者は甘い香りを嗅ぐ事である。そして、彼らの特有の姿は以下の通りである。


太陽の霊らの特有の姿


  • 獅子に乗り王錫を持つ王
  • 王冠をかぶった王
  • 王錫を持つ王妃
  • 獅子
  • 雄鶏
  • 黄色か金色の衣
  • 王錫
  • 背の高い姿

金星の霊らの通常の姿


 彼らは美しい中背の体で、愛想が良く心地よい顔つき、白か緑の色の衣服をし、上半身は金色で現れる。彼らの動きは、最も清澄な星のようである。彼らの徴は、円の外側で少女が遊んでいるように見え、召喚者も遊びたくなるように刺激するであろう。そして、彼らの特有の姿は以下の通りである。


金星の霊らの特有の姿


  • ラクダに乗って王錫を持つ王
  • 美しく着飾った少女
  • 裸の少女
  • 雌山羊
  • ラクダ
  • 白か緑の衣服
  • サビン草

水星の霊らの通常の姿


 水星の霊らは、多くの場合は中背で冷たく、液体的、湿気があり、美しい体で現れ、物柔らかな話し方をするであろう。人間の姿をしている時は、武装した騎士のような姿である。その衣服の色は透明で輝いている。彼らの動きは銀色の雲のようである。その徴は呼び出した者に恐怖と恐れをもたらす。そして特有の姿は以下の様である。


水星の霊らの特有の姿


  • 熊に乗る王
  • 美しい若者
  • 糸巻棒を持つ女
  • 雌熊
  • カササギ
  • 様々に色を変える衣
  • ロッド
  • 小さな杖

月の霊らの通常の姿


 月の霊らの多くは、大きくて、柔らかく粘液質の体で現れる。その衣服の色は雨雲のような黒である。そして腫れた顔つきをし、目は赤く、水に満ちており、禿げ頭で、歯は猪のようである。彼らの動きは海の大嵐のようであり、その徴は(魔術の)円の周囲に極端な大雨が降るであろう。そして彼らの特有の姿は以下の様である。


月の霊らの特有の姿


  • 雌鹿に乗る弓兵のような王
  • 小さな少年
  • 弓矢を持つ女ハンター
  • 雌牛
  • 小さな雌鹿
  • ガチョウ
  • 緑や銀色の衣
  • 多くの足を持つ生き物

オカルト哲学 4-5
↑ オカルト哲学 第四の書