オカルト哲学 4-1

ページ名:オカルト哲学 4-1

オカルト哲学あるいは儀式魔術の第四の書


ハインリヒ コルネリウス アグリッパ著


1559年に出版される


ロバート チューナーにより1655年ロンドンにて英訳される


序文


 我がオカルト哲学の諸書で、私は魔術自身の諸原理、基礎、動機についてや、どのように試みを選び、立て、構成するか、多くの驚異的な効果を造り出すかの詳細については述べていなかった。これらの書は実践面よりも理論的な面にいささか偏っており、また一部は完全には説明せず、他の部分は謎や曖昧な謎々のように非常に比喩的に述べられていた。だがその後に大いなる学習と精励、非常に興味深い探究と試みによって、これらについても私は熟達した。それゆえ、よりあからさまで型にはまらない形で明かすであろう*1。ゆえに本書は、他の我がオカルト哲学および全ての魔術作業の諸書の補足、鍵である。私は汝に聖なる未知の真理、難攻不落で抵抗不能の魔術の規律、聖なる神々の最も喜ばしく楽しい試みの文書を与えるであろう。それにより、他の我がオカルト哲学の諸書を読むように、汝はこれらの事柄の知識を完全に知るようになり、それだけではなく本書を読む事で、汝は真に勝利するであろう。それゆえ、汝はこれらを沈黙とともに汝の宗教の胸の秘密のクローゼットの中に隠して、常に沈黙してこれらを隠すべきである。


オカルト哲学 4-2
↑ オカルト哲学 第四の書


*1 この著者のラテン語は本物のアグリッパほど洗練されておらず、文体も違うので、先にこう言うことで誤魔化しているようである。