ディーの日記 1583年3月31日

ページ名:ディーの日記 1583年3月31日

1583年3月31日 日曜日 復活祭*1 午後4時


 エドワード ケリーはまず最初に音楽の演奏の音を聞いた。
 そして幕が取り払われると、3人が来て先のように2人が去った。


ケリー「今、彼は伏しています。それから起き上がって椅子からヴェールを取り除きました。このヴェールは虹のような色をしています。椅子の中にある球の上に、書が明白に現われました」


 ケリーは先の日のように、頭の中で何かが動くのを感じたようである。神の癒しはテーブルの下からロッドを取り出すと「天にて永遠なれ」述べた。
 余らが沈黙していると、彼は言った。


神の癒し「汝は何を望むか?」
ディー「書を理解するのに必要な教授を続けさせてもらうよう願います」
神の癒し「良かろう」
 彼は自らのロッドを書に付けた。
神の癒し「これらを理解するためにその目は清められんことを」
 彼は両手を組み、祈っているように見えた。それから書の1ページ目の49行のうちの2行目をロッドで指して、述べた。


神の癒し「1ページ目の2行目はこうである。
 1. Gon na graph na van fam veh na.(彼は歩き回っていた)
 2. Ged don med drux na un gal med Keph(彼はまた歩いた)
 3. Un don gal graph drux(彼はまた歩いた)
 4. med
 5. drux un(彼は歩いた)
 6. ged graph tal mals(彼は歩いた)un ur med.(これは7文字である)
 7. med gon veh un fam tal un drux.
 8. van un drux gal don graph fam.
 9. med don gal un.
 10. van graph van graph gon un na.
 11. drux med fam.
 12. mals ur gon ged druux un mals na graph.
 13. Keph un tal mals med drux med drux.
 14. un drux graph mals na.
 15. med mals na graph [veh] gal(ここでは、vehかgalのいずれでも良い)
 16. un.
 17. Tal graph gal med [keph](あるいは)pal(これでより良く理解される*2
 18. Tal un don van drux graph.
 19. ged graph drux un.
 20. mals don graph fam(今、彼は歩いている)
 21. drux med.
 22. gal un fam tal un gisg.
 23. van med don gisg fam.
 24. tal un drux ged graph gisg(このようにする)
 25. un gal graph van drux graph.
 26. gal un tal mals na.
 27. drux un palgisg.
 28. med fam.
 29. van un drux gal graph tal na drux un pal un gisg(12文字)
 30. med don med mals na un fam.
 31. van med don.
 32. tal gon drux med gal un ur.
 33. un tal van gal un fam.
 34. ged graph don.
 35. mals un.
 36. med.
 37. gal un pal keph van tal.
 38. pa un drux veh graph fam.
 39. med don gal un drux(今、彼は椅子に向かって跪いている)
 40. Mals un 御身の永遠において御身は理解しがたい。
 41. Mals don graph fam.
 42. van tal pa ur med fam gal un.
 43. van med don pal.
 44. drux un gal med drux.
 45. mals un gisg don med mals na graph fam.
 46. van drux gal graph fam.
 47. un gal med drux.
 48. ged un drux graph pa drux*3 fam.
 49. gon na graph na van gal keph.


神の癒し「これを我は読むべきか?」
ディー「余らはそう祈ります」
神の癒し「では読もう。
 2. Ihehusch Gronadox(上の文字ではGronhadozと訳せる) arden, o na gempalo micasman(Oicasman) vandres orda beuegiah(Veueiah) noz(Nos) Plignase zamponon aneph(ここで止まる) Ophad(Ophed) a medox(Medoz) marune gena pras(Pres) no dasmat. Vorts manget a-deüne*4 damph. naxt os vandeminaxat(Vandemhnaxat) Orophas vor minodal amudas ger pa o daxzum banzed(Bances) ordan ma pres umblosda vorx nadon patrophes undes adon ganebus Ihehudz.である」
ディー「(最後の49番目の)Gehudzは6文字で構成されていますが、Gon na graph na van gal kephは7文字で構成されています。汝に問題無ければ、この疑いが解かれるならば喜ばしく思います」
ケリー「彼は頭を下げてロッドを降ろし、それから跪きました。
 やがて起き上がると、尋ねました」
神の癒し「汝は何を望むか?」
ディー「先の質問が答えられる事です」
神の癒し「汝は間違って書いている。これはIhehudzであるべきで、そのため7文字である」
ディー「それから(本の)あらゆるページに49行があり、それぞれの行を受け取るのに、これだけ多くの時間がかかるとしたら、全ての教義を受け取るまでには膨大な時間がかかるように思えます。神が望まれるならば、何らかの短縮あるいは簡潔な方法を行うのを余らは望みます。それによって、余らは神に仕える作業をより早く行えるでしょう」
ケリー「椅子とテーブルが引き上げられ、天へ向かって飛んで行ったように見えます。そして水晶玉には何も見えなくなりました。全ては透明になっています」
ディー「この椅子とテーブルが引き上げられるのは何を意味するのかは余らには知りません。ですが主がこの神秘で、余の簡潔な方法を求める幼稚さと素人ぶりに不快に感じたとしたら、余らは大いに残念に思い、主の御使いへこのような事を求めるのに気を付けるように充分な知恵あるいは警告を受けていたにも関わらず、我が唇から放たれたことへの許しを請い、神に余らにかくも厳格に扱わないように望みます。イスラエルの聖なる方へと述べたようにはせず*5、その栄光とともに余らへの慈悲を賜ん事を。アーメン」
ケリー「今、全てのものは先のように再び降りて来ました」
神の癒し「(自然の)彼女自身の胸に時を置いたり、調べようがない審判を測ったりする人の子とは何者か?」
ディー「(判別不能)」
神の癒し「我は汝の不完全さ(を正すの)を助けよう。人が知恵と考えるものは、我らの目からは過ちである。だが我が自然は癒す事であり、倒れた者を立て直す事であるので、汝は大いに理解するであろう。
 先に我が述べたように、この書の49の部分は49の声である。これらには多くの力があり、それらの低位者と従者ら*6は過去、現在、未来において服従しなくてはならない。
 この神秘のあらゆる要素は理解の世界である。ここではあらゆる者は服従により何であるかを知り、これは死すべき生き物らの発言とは違っている*7
 自らを省みよ。汝は自らの光に対してどれだけ争い、汝の理解の窓を陰らせているかを。
 我らは破滅の強情さからは遥かに離れている。ゆえに、汝の改革と理解のために我は多くの事を語っているのだ」
ディー「(判別不能。3つの横線のみがある)」
神の癒し「見よ、この書の諸秘密が書かれるまでは、我はもはやここには来ない。我が出現もここにはあるまい。だが、我が権能の力は、ここにあろう*8
 汝がここで述べたように、あらゆる言葉は、短くした方法で、汝の望みにより従ったように、汝へと伝えられよう。
 (書の)あらゆる要素は、理解の49の方法がある。この中にはかくも多くの言語を含んでいる。これらは同時に個々に違ったように語られる。汝がこの町まで来るまでは、その美しさを見る事は出来ない。
 不完全なものはここには何も無い。
 我は行こう。我はかく語りき(そしてそれは真実である)。(神の場所には)ここよりも遥かに少なく、不明瞭なものは入るまい。神を見るならば我らは震えるからだ。神は自らについて教えるであろう。我らはその価値が無いからである*9。では汝自身は何(と幸いな事)か。神自身と神が選んだ者らには、かくも大きく唯一の恩寵があるからだ。万物の目的はその手にあり、力を見分ける必要がある。さもなければ、何も打ち勝てまい。汝が持つもの、真に汝が感じる事を、その指により記録し、確実に封印せよ。これは全てであり、全てはこの中に含まれ、全てを構成し、神の栄光の全能の力と深遠さがある。
 他に何があるか?
 汝が見るように、神は見て、その視野は神自身の力の光である。神の力は偉大。その栄光の不動と完全性の滴は、汝の脆き弱さを固め、調整し、我が汝に約束した者らへの神の働きの目的のために汝を強めよう」
ケリー「彼は幕を全て降ろしました」
その後に声が聴こえた「Ne Ne Ne na Jabes」
ディー「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、万軍の主なる神。天と地はその栄光で満ちる。神のみが全ての誉れ、称賛、栄光がある。アーメン」


ディーの日記 1583年4月2日
↑ ディーの日記


*1 復活祭イースターは、イエスが墓から復活した日を記念するキリスト教最大の祝祭である。太陽の復活する日である春分を基準に決められるので、毎年日にちが違っている。
*2 ディー注。zのためのxのように、この種々の音と書き方に注意せよ。
*3 ディー注。おそらくvanである。この疑いを尋ねよ。
*4 ディー注。A-deüneはラテン語のRes-publicaのように、1言葉として発音しなくてはならない。さもなければ(2行目は通常の49ではなく)50の言葉になってしまうが、A-deüneは1つの正方形から来ている。
*5 おそらくモーセが約束の地、カナン地方へ行くことを禁じる神罰のこと。
*6 ディー注。49の諸力とその低位者については先の日記を参照せよ。48の種類と1つについては、3月24日の日記を参照せよ。
*7 ディー注。天使の言語である。
*8 ディー注。ラファエルはしばらくここには来ないが、彼の力はここにあろう。
*9 ディー注。余らは、天使では無く、神自身により教えられねばならない。