ディーの日記 1582年3月21日 後編

ページ名:ディーの日記 1582年3月21日 後編

ミカエル「今や述べられた。
 汝の図にこれらを書き記せ。汝は理解したか? そうならば留めておくのだ」


 それからミカエルはウリエルに、「これらの事を解釈するのは汝の役割である」と述べた。


ウリエル「全ての知は主より来たれり」
ミカエル「そして、その御名はハレルヤである」
ウリエル「7つの正方形の部分に分割された図を作るのだ*1



ウリエル「これらの左から右へと読んでいく7つの名前は、天使らにも知られていない神の御名であり、人は語る事も読む事も出来ないものである。汝がこれらを読めるかどうかで証してみよ。
 自らの御名を秘密に保つ神に祝福あれ。
 これらの名前からは、7人の天使らが生みだされる。この7人の天使ら、天の支配者らは、我らの次にある者らであり、常に神の御前に立つ者らである。
 我らの神は聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな。
 この天使らの名前のあらゆる文字から、7人の娘らが生み出される。そして、あらゆる娘らから、その7人の娘らが生み出される。そして、あらゆる娘の娘らは、息子を生み出す。この息子自身らは7人である。あらゆる息子らは、その息子を持ち、その息子らは7人である*2
 過去、現在、永遠に生きる7つの神(の御名)を称えよ。
 主の声には力あり、恩寵があり、秘密を明かす。その神殿で、我らはその御名エルを称えん。ハレルヤ。
 汝がこの図を今や理解したならば見るのだ。娘らは、図の右側の隅から進み、中央へと切り開いていき、そこで生成は止まる。息子らは左側から右へ向かって中央へと進み、中央の1つで、それらの数の生成は終わる。残りは汝は(この注記により)理解するであろう」


 それからミカエルは、その剣で我らへ向かって打ち、その炎が噴出した。


ウリエル「最上部の右端の角を見よ。そこで汝は8(の下に)・の文字を見るであろう。汝の目には、上に数があり、文字(E)はその上にあるように見えよう。だが、数は下で見つけられなくてはならない。なぜなら、点がそう示すからだ*3。ここから図の中で娘の名前を進ませていくが、汝はこれがその最初の娘の名前であるのを見て、これは汝に教えるであろう」


 今、余は8・の最初にして最大の円を見ていると、そこにはlがあるのを見つけた。余はこれを第1の娘のものと見做した。


ウリエル「汝は、このEと8・のある図の中の正方形で、これらをElの1文字として複合させて書くべきである。
 主の御名は永遠に生きる。
 30分ほど待つがよい。それから汝らは完全に教授されるであろう」


 余はそのようにして、30分後に彼らは再び水晶玉に来た。余はこの7行の新しい正方形の図を作るのを望み、以下の様に余白に注記を書いた。



ウリエル「この図は真であり、我らは部分的には知っているが、全ての部分は未知である。以下を見よ。
 右上の角の第2行の30とEがあるマスは、第1の娘を構成したものではなく、他の目的のためにある。
 26・とIのあるマスも、他の目的のためであり、この娘の娘のためではない。21はeであり、8・はlを意味し、これらを合わせるとElとなり、そのためelの1文字であるように結合される。
 この大いなる印の諸名は、この図の文字綴りから導かれるであろう。美徳は汝とともにあろう。祈るのだ」


 余らは祈った。
 それから、SAAI 21/8・ M Elが現れた。ここではEはLと結合している。


ウリエル「この図を今読むのだ。
 我らが神の光の天使らよ、神は天使らをその中央に置いた。
 この図の中には7人の天使らの御名がある。第1のものはZabathielで、左上の角より始まり、角の文字をまず取り*4、それから右側へと進み(A)、最初の文字の下(2行目)へと行き(B)、最初の行の3番目へと行き(A)、それから斜めに左下へと進んでいき(TとH)、次には1行目の4番目の文字へと進むが、そこにはIとelを形成する21/8・がある。これらを合わせれば、汝はZabathielを得る。さらに次へと進むのだ」


 余はそう行い、次にはZedekieilを見つけた。


ウリエル「最後の音節にあるIの文字は、その真の音を強める働きがある*5


 次に、余はMadimielを見つけた。ウリエルは「そうである」と述べた。
 次に、余はSemelielを見つけた。ウリエルは「それは正しい」と述べた。
 次に、余はNogahelを見つけた。ウリエルは「そうである」と述べた。
 次に、余はCorabiel*6を見つけた。ウリエルは「そうである」と述べた。
 次に、余はLeuanaelを見つけた。ウリエルは「そうである」と述べた。


ウリエル「これらの御名を、大いなる印で汝が最後に書いた7つの御名、すなわち、Elの下にAueなどを記したものの下に書き記せ。大文字ではっきりとだ。
 ZabathielのEとLを、1文字での複合させ、ZABATHI[EL]とせよ。これにより、汝らのEとLのようになり、7方形の最も内側の7つの側面に、この名前は配置される。他の者らについては、我は汝にこれらを配置する方法を後に教えるであろう。汝はIEL(この名前のみでは)をIと21/8・が組み合わさったものとせよ。それにより、汝は正確に7つの場所を持つであろう。
 次の5つの名前は、(中央の)五芒星の5つの外角に配置せよ。あらゆる角には、1つの名前全体を持つようになる。
 次に、これらの5つの名前の最初の文字を、(大文字で)五芒星の5つの内角の中に置け。そして残りの各名前は、この大文字から円形に従うようにするが、五芒星の5つの外側の鈍角においてである。
 最大の円の始まりの方角(真上)に向いた(五芒星の)角の中に、ZedekieilのZを置く。それから右回りに残りを配置していく。
 汝の五芒星の中央には、次には十字架のような形を造り、これらの7天使の最後の者、Leuanaelの御名を書く。よって、以下の様になる」



ウリエル「神は(天地創造の最後に)自らの作業を見て、それを良きものとし、その作業を止めた。ゆえにそうある」


 次にミカエルは立ち上がり述べた。


ミカエル「父なる神の永遠の祝福、
 その御子キリストの慈悲深き善意、
 聖霊なる神の計り知れない威厳が、汝を祝福し、保持し、汝の作業を発展させんことを。神の誉れと栄光とともに」
ウリエル「アーメン。
 これらの天使らは、天の7つの円(7惑星の円周)の天使らであり、7つの円の光らを支配している。我らの中に、我らにより、神に祝福あれ。我らは神の面前で永遠に立つ*7。我はかく語りき」
ディー「何時再び、汝らの助けを求めるほどに余らが勇敢になれるでありましょうか?」
ミカエル「汝が望むならば、いつでも良い。我らは準備している。さらばだ」


 主の御名に、今も世々限りなく祝福あれ。アーメン。


 1582年3月21日 リッチモンド地方のモルトレークにて


シギッルム デイ エメト(神の真理の印) 完成図


ディーの日記 1582年4月28日
↑ ディーの日記


*1 ディー注。このリストは以下の側面の記述により、より完全なものとなる。/訳注。このリストは、7つの惑星のヘブライ名に、神名「El」を付け加える事で天使の名前としたもので構成されている。サバティエル(土星)、ゼデキエル(木星)、マディミエル(火星)、セメリエル(太陽)、ノガヘル(金星)、コラビエル(水星)、レヴァナエル(月)。21/8の数は、「el」を表し、26,8,30は「l」を表している。
*2 ディー注。この術の規則をよく記している。
*3 ディー注。点の付いた数は、文字を表すのに注意せよ。
*4 Sだが、ここではZとして扱う。
*5 そのため、発音しなくて良い。
*6 ディー注。アバノのピエトロの魔術の要素で、汝はこのCorabielの名を月曜日の天使(西の風のCorabael)として見出すであろう。
*7 ディー注。これらの天使らの2つの位階に注意せよ。