召喚魔術の実践 2-双児宮の頭領達

ページ名:召喚魔術の実践 2-双児宮の頭領達

 以下の30の頭領らは、地球を取り巻く黄道帯の双児宮の下にある。これらの印は全てブラウン色で描かれねばならない。



 図 85:プロクソネス Proxones(双児宮 1度)――魔術師はこの頭領から電流とそのメンタル、アストラル、物理世界との関係に関する全ての疑問に対する正確な情報を得られるだろう。プロクソネスは電流の熟達者と見做されており、そのため電気の熟達者でもある。同時に彼は発明の特別な守護者であり、それらが電気の基礎と関連するなら、正しい均衡を保持させる。電気学の領域での発明と関連する全ての者らは、プロクソネスから啓示を受けている。彼は思慮深い魔術師に、何年も、場合によっては何世紀も未来の発明を語るだろう。だが勿論、魔術師はそれらを公表するのは禁じられている。だが魔術師はプロクソネスから、何時になったら技術者らは電気の領域で進歩をさせるかを教えられ、この分野で大いに知識を集めるだろう。プロクソネスの許可のもと、魔術師は一部の秘密を用いる事ができるが、彼自身のプライベートにおいてのみである。世界の秩序に混沌をもたらす事は許されないからである。



 図 86:ユパルチャ Yparcha(双児宮 2度)――は、先の頭領と同様に技術開発の管理を司っている。ユパルチャも魔術師に秘密の誓いの下で、技術開発に関して、これから50年、100年、さらには何世紀も未来にどのような進歩があるかを教える。魔術師自身が何らかの発明職にあるならば、彼はユパルチャにより直観の方法によって、最良の啓示を受けるだろう。



 図 87:オベドマー Obedomah(双児宮 3度)――この知性体はメタ物理学とメタ心理学に関連する化学、生物学などの全ての分野を魔術師に教える。そのため例えば、魔術師がオベドマーから化学や生物学の類似から派生した様々な病を癒す方法を得て、それは分離した物質が持つ化学性質とは大いに違っていて、さらに効果的であろう。またこの頭領は魔術師にメタ物理学の観点からの同種療法に関する優れた情報を与えられる。オベドマーの助けにより魔術師は自然や人の小宇宙、大宇宙の様々な類似の法則に関して、化学線の実用に熟達するだろう。



 図 88:パディディ Padidi(双児宮 4度)――は、我らの物理世界の画家らを啓明する者である。魔術師が絵描きを職としているなら、この頭領は直観や霊感を通じて、魔術師自身が全く知らない構図法について知るようにさせるだろう。パディディは魔術師に彼の成熟の度合いに応じて、正当な美の表現を教える。大宇宙と小宇宙の類似の法則に関連した美を描く事は大いなる術であり、元は天性の才能が無ければ完成しない。だが、魔術師がパディディと接触をしたなら、この稀な術はこの知性体により彼のものとなる。その他にもこの知性体は色の構成に関する多くの秘密を明らかにできる。



 図 89:ペラリト Peralit(双児宮 5度)――この頭領は生と死の知識に関する偉大な熟練者である。彼から魔術師は子供に特定の才能を与えるために何時産むべきかを学ぶだろう。ペラリトは魔術師に魔術の方法により子供を意識的に作る方法を教え、彼に赤子が産まれる前から既に特別な才能のために教育する、特別な教授を与える。また魔術師はペラリトから地球を取り巻く帯のどの霊が赤子として生まれるか、何のカルマと宿命を持つかも教えられる。同時に、この知性体は魔術師に子供が生まれた後に、彼が何の役割を果たすべきかについて、必要ならば父としてのみならず、教師として助ける方法も教える。ペラリトは性の神秘の素晴らしい伝授者であるので、これらを魔術師に容易に説明できるのである。



 図 90:イスニルキ Isnirki(双児宮 6度)――は魔術師に地上だろうと海だろうと空にいようとも、どの動物のメンタル体やアストラル体も理解できるようにする技法と教授を与え、それにより彼にこれらの動物の世界を理解する助けとなる。この頭領により、魔術師はメンタル界やアストラル界で完全に意識を保ったまま、動物の姿に変身する能力を得られ、それにより彼はこれらの意識の2つの状態からどの動物も理解できるようにし、また必要ならば、彼自身の望むように影響を与えられるようになる。これはまた魔術師に、それぞれの動物の宿命について知る能力も与える。イスニルキの助けにより、魔術師は動物が物理的な生を終えた後に行く関連した圏へと自らを置くことができ、そこで彼が望むならば特別な繋がりを取ることが出来る。そして動物好きの魔術師は、この分野に関してイスニルキから多くの事を学ぶだろう。



 図 91:モリロン Morilon(双児宮 7度)――この頭領は、素晴らしい秘儀伝授者で象徴主義のマスターである。様々な技法を魔術師に指し示す事で、彼は魔術師に小宇宙と大宇宙の照応によるメンタル、アストラル界の象徴が、この物理世界の外的な形態として表現する機能を得る方法を教える。同時に魔術師は、あらゆる圏での、あらゆる法や性質を外的な形として表現するための機能も学ぶ。またこの機能を持つことにより、魔術師はどの圏でも現れた存在を完全に理解するのを学ぶだろう。これらの機能を授かった魔術師は、どの存在からも決して欺かれる事はなくなるであろう。なぜなら、それらは常に真の性質の形を取るようにされるからである。



 図 92:ゴレマ Golema(双児宮 8度)――は、オカルティズムの優れた哲学者と呼ばれよう。それはこの頭領が我々の世界と地球を取り巻く帯の諸法全てを知るだけではなく、――彼と魔術師は接すべき理由として――最も難解な諸問題を我々の物理的な言語、すなわち知性の言語により表現する機能を教えるからである。時には、オカルトや哲学の主題は、かくも複雑で伝えにくく、それらを言葉で表現する難しさについては、オカルトの著者やこの分野の教師や助言者のみが知る。ゴレマによって魔術師は見出させる最良の啓明者を持つ事になり、直観と啓明を通じて、魔術師は誤解が不可能な形でどの問題も表現する助けとなるだろう。悪い記憶力や、知覚の悪い機能を持つ魔術師は、ゴレマの伝える方法や直接的な助けにより、反対側の、すなわち非常に良い記憶力や素晴らしい知覚力を得るだろう。



 図 93:ティミィラン Timiran(双児宮 9度)――この頭領は、地球を取り巻く帯のみならず、小宇宙と大宇宙全体に関する調和の諸法則の素晴らしい熟達者である。彼は魔術をヘルメース学的な観点から、この物理世界と地球を取り巻く帯との調和を理解させられる。ティミィランは魔術師に内観の真の意味合いと、魔術的均衡が用いられる方法について説明する。魔術師にこの内観の魔術的な秘密が明らかとなるなら、その得た知と能力によって、彼は自らの中のみならず、他の人々との完全な調和に到達でき、彼が望んだり、混沌や不和の影響が明らかなケースでいつでも調和と均衡を作り出せるようになる。これらの能力は僅かな魔術師のみが持っており、この頭領ティミィランは魔術師にこの件に対処するのに大いに助けとなるだろう。



 図 94:ゴレミ Golemi(双児宮 10度)――この頭領は先のものと似ており、またこの物理世界と地球を取り巻く帯のみならず、全ての他の圏に対しても、類似の諸法全てにおける素晴らしい熟達者である。ゴレミの霊感と直観的な助けにより、魔術師はあらゆる圏や界の存在を正確に判断する方法を学ぶだろう。そして各存在が神の摂理により定められた効果性の幅を認識するのを学び、それによりこの魔術師の前では、いかなる存在も偽る事は出来なくなる。さらに、魔術師は、霊的存在を色、声音、形などの外的な表れから区分し識別するのも学ぶだろう。



 図 95:ダラキン Darachin(双児宮 11度)――魔術師はこの頭領から、人の脳と知性に最も微細な方法によって影響を与える方法を教えられる。魔術師が望むならば、ダラキンはあらゆる人物の知的能力に魔術師を印象付け、特定の意識状態を活性化させるのに相応しい教授を与え、その方法を示すだろう。この能力により、魔術師はあらゆる人間の脳と知性を支配し、必要ならば、魔術師はどの人間の知的能力を増大させたり失わせたりもできる。よって例えば、特定の人物の過去の記憶の映像を思い出させたり、この人物の記憶から完全に消すように影響させたりできる。だがダラキンは、正当で高い倫理にある魔術師にのみ、このような特別な技法と教授を明らかにするだろう。上記に述べた能力を持つという事は、他の人物が知る何であれ、いつでも知る事が出来るのを意味するのである。



 図 96:バゴロニ Bagoloni(双児宮 12度)――は、テレパシー、思考の転移への特別な好みがあり、これらに関する優れた熟達者である。この頭領は魔術師に、これらの能力を得る助けとなるのに相応しい教授と技法を授ける。この頭領の特別な教授に従う魔術師は、他の人物にヴィジョン、聴覚、その相手の意識を通じて、イメージ像を転送できるようになる。同時に、魔術師は魔術に精通していない他の人間のアストラル体に、特別な性質を目覚めさせる能力も得る。



 図 97:パスチィ Paschy(双児宮 13度)――この頭領は魔術師を成功する外交官となるように助ける。彼は魔術師に誰が彼の外交のキャリアで幸運をもたらす外交官であるかを明らかにできる。例えば少数の外交官のみが知る特別なトップシークレットを明らかにするなどによってである。難しい外交問題でも、パスチィと繋がっている魔術師は、この頭領から啓発を受けたりして、やがては完全に成功するだろう。この知性体は、外交官らの頭領と正当に呼べよう。



 図 98:アマミ Amami(双児宮 14度)――は魔術師に哲学書について、正しい本を得たり、他の文献関連での助けとなる。一般的に魔術師は本を必要とはしない。彼は哲学の領域や、諸術の他の領域で、興味があったり知る必要がある事は、霊的存在から直接得たり、その交流によって得られるからである。だが、時には魔術師が本の愛好家で、学習の必要というより個人的な愛着で本を集める事もある。魔術師が本を探していたら、この件でアマミの助けを求めない理由は無い。この頭領は魔術師を失望させる事は無いだろう。



 図 99:ピギオス Pigios(双児宮 15度)――魔術師が著者ならば、この頭領は真の友にして助言者となるだろう。この頭領は、彼をいつでも直観力により支えるであろう。この頭領は特に詩人を霊感により助け、正しい言葉と表現を選ぶ助けとなるのを好む。ピギオスは正当に全ての詩人と著者らの頭領と見做されよう。



 図 100:ケパチャ Cepacha(双児宮 16度)――は美、調和、外的な栄華に特別な愛着を持っている。魔術師から求められるならば、この頭領は常に、美のケアの様々な神秘について彼に秘儀伝授する準備をしており、肉体を美しく魅力的とする方法について語るだろう。美のセンスと外的な見た目への特別な関心のある魔術師は、この頭領の中に素晴らしい啓明者を見出すであろう。



 図 101:ウルギヴォー Urgivoh(双児宮 17度)――は魔術師が要人の恩寵を得るのを理論的、実践的に助ける。またこの頭領は魔術師に、女性や男性の、必要に思える側の好意を得る方法を教える。魔術師が個人的な観点ではなく、正確にこの頭領の指示に従うならば、この件では常に完全な成功を得るだろう。



 図 102:アマゲストル Amagestol(双児宮 18度)――は魔術師に、愛の秘密、その正当性、その原因と結果を、それが最低位の動物的愛であろうとも、最高位の宇宙的愛であろうとも関わりなく、その秘儀を伝授する。アマゲストルはこの地上でお互いに愛する者ら全ての守護神である。



 図 103:デバム Debam(双児宮 19度)――は、魔術、特にしぐさや個人的儀式の領域の熟達者である。個人的な目的のために儀式が必要な魔術師には、この頭領は最良の助言を与えるであろう。デバムから魔術師は、適切なしぐさの助けと、それにもまして、相応しいしぐさにより三界全ての特別な諸力を活動へともたらす事により、どの圏のどの力も完全に用いる方法を学ぶだろう。



 図 104:コラニ Kolani(双児宮 20度)――は、オカルトな踊り、特に特別な諸力を働かせたり、それらとコンタクトを取る目的の踊りの秘儀伝授者である。この頭領は魔術師に、直観によって、人が特定の超能力を目覚めさせる刺激となる踊りを明らかにする。魔術師がオカルトの踊りによって精神のエクスタシーに入りたいと望むならば、コラニは必要な助言を与えるであろう。



 図 105:ミモサー Mimosah(双児宮 21度)――法と関係する職にある全ての人々は、地球を取り巻く帯のこの頭領の守護と監督下にある。法的な問題で不当な判決があった場合に、ミモサーが呼ばれたら、この頭領かその従者らが魔術師の助けとなるであろう。それため、この頭領は全ての人権の守護者と見做すのが正当である。裁判官や弁護士などの法的な問題と対処する職にある魔術師は、この知性体を参考にできるだろう。



 図 106:エネキ Eneki(双児宮 22度)――この頭領は、多彩な方法によって、魔術師に予言と予知の術の秘儀伝授を与えるだろう。エネキは魔術師にこの分野における賢明さと高度な直観を授ける。魔術師がこの知性体とコンタクトを取るならば、手相、筆跡判断などの全ての種類の占いを行う方法を教えるであろう。



 図 107:コリロン Corilon(双児宮 23度)――この頭領は、公で働いているアーティスト、歌手、役者、サーカスの演技者、音楽の巨匠などの守護者にして助言者である。この首領が召喚されたら、啓明を通じて先に述べた方向で、誰もが完全に満足するようにそのアートや作業を助けるであろう。コリロンはプロのアーティストを観衆に大いに愛させ、その経済的な成功を確保させる。魔術師自身がステージ アーティストの場合や、誰か他の者を理論的、実践的に助けたいと望むならば、この頭領に確信をもって拠り頼むべきである。いつでもその望みを満たすであろう。



 図 108:ユガリミ Ygarimi(双児宮 24度)――は、魔術師にアカシャ原理に記録されているメンタル、アストラル、物理界の全ての原因を説明する任にある。そのため、魔術師がこの頭領と良き関係にあるならば、思考、フィーリング、人格の質、物理的な行動などにより起きこされた諸原因が、アカシャ原理ではそれぞれどう違うかを教えるであろう。さらに、アカシャ原理のこれらの諸原因から、メンタル、アストラル、物理界の宿命を確実に予知する方法も教える。魔術師がこれらの違いを学んだならば、後のメンタル、アストラル、物理世界で起きる障害を予知できるようになるだろう。この頭領ユガリミは、魔術師にこれらの障害を減らす方法や道、さらに時にはこれらを完全に除去する方法すらも示すだろう。



 図 109:ヤマイフ Jamaih(双児宮 25度)――この頭領は魔術師から宗教史のエキスパートと見做されよう。ヤマイフは魔術師に我々の世界に存在する全ての宗教や、既に存在しなくなった宗教を、権教、秘教の両方の観点から完全に説明出来るからである。またこの知性体は魔術師に最古の宗派の秘教的知識を秘儀伝授する。



 図 110:ビリフォ Bilifo(双児宮 26度)――この頭領は全ての魔術と神秘学のサークル、組織、宗派の保護を司っており、そのためこれらの正当な守護者と呼べよう。彼はこれらの組織の創造、維持、腐敗を決めている。個人主義的な魔術師は、この頭領から、魔術や神秘主義ロッジの詳細な情報と全ての秘密を、それらや似たような組織、兄弟団などの会員になる事無く得るであろう。勿論、魔術師はこれらの獲得した情報と知識を、自らの個人的な使用のために保持することが出来よう。



 図 111:マファラク Mafalach(双児宮 27度)――は、自らや従者のいずれかにより、あらゆる難しい問題を、適切な書や文書などとともに魔術師が解決する助けとなる。例えば、魔術師が完全に自主主義で、単独で作業している、すなわち教師や秘儀伝授者の助けを一切借りずにいるならば、この頭領は、遅かれ早かれ魔術師の真の師となる人物を紹介する助けとなるだろう。それぞれの場合の、この教師の質は、探究者の質と成熟に拠るであろう。



 図 112:カフレシ Kaflesi(双児宮 28度)――は優れた秘儀伝授者であり、この頭領は魔術師に秘密の類似、すなわち小宇宙と大宇宙の類似の法則について秘儀伝授するであろう。それにより魔術師は、この頭領から肉体、魂、霊に関する類似の全ての法則と、それらの宇宙との関係、この知識をどのように実践で用いるかを学ぶであろう。



 図 113:シボラス Sibolas(双児宮 29度)――も、魔術師に全ての外的なもの、すなわち、世俗的な問題と、類似の正当な法則への真の繋がりを通じての対称性を伝える。そして、外的な問題や出来事で、高次の諸力の注意を彼に惹く方法についてや、場合によってはそれらを活動させる方法について教える。魔術師はこの頭領から多くのものを、特に自然魔術の様相について学ぶだろう。



 図 114:セネオル Seneol(双児宮 30度)――この黄道の宮の下にある最後の頭領は、ウォータースポーツを行う全ての人間の守護者である。この頭領は魔術師に、適切な方法と教授を通じて、スポーツの人並外れた能力を得るようにさせるだろう。例えば、水泳のスピードレコードや距離、深度などである。彼はまた、魔術師が溺れようとしている者を助けるのも手助けする。誰かが行方不明ならば、すなわち、彼/彼女が溺れたと人々が見做しているならば、セネオルやその従者らは、魔術師に水死体がどこで見つかるかを示すだろう。魔術師がこの頭領と良き繋がりがあるならば、彼の生涯で溺れる危険は決して無いであろう。なぜなら、セネオルは常に見ており、魔術師は危険になるたびに助けられるからである。


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