オーソドックスな離脱技法

ページ名:オーソドックスな離脱技法

オーソドックスな離脱技法


Robert Bruceのロープ技法


 まずトップバッターは、ロバート ブルースが提唱するロープ技法である。ブルースはロバート A モンロー、ウィリアム ブールマンと並ぶ体外離脱体験の現代の代表者の一人である。僕がこれで成功した経験があるので、まずお勧めする(この記事で紹介する技法のほとんどは成功しなかったが、これは数少ない成功例である)。
 ブルースによると、体外離脱は肉体のリラックスと意識のトランスが最重要だという。
 また、日常では氏が開発したNEW(New Energy Ways)という特別なクンダリニー ヨーガに似たエネルギー強化の技法をしておく。さらに離脱直前の準備でも、エネルギーを強めて、離脱のための「燃料」を与えるべきだという。
 興味深い事に、ブルースのエネルギーワークは、一般的な視覚イメージのものではなく、触覚を用いる(ロープを昇る時にも、ロープに触れるイメージのみを使い、視覚イメージをしない)。これは目の見えない参加者の要望に応えるために考え出したら、それは普通の参加者にも、視覚イメージ以上に効果があったからだという。
 これら3つが終わって準備が整ったら(あるいは部分的にせよ全体にせよヴァイブレーションを感じたらすぐに)、ロープ技法を行い離脱を試みる。
 詳しい方法は、著書「Astral Dynamis」や「Mastering Astral Projection」にあるが、膨大な内容なので、ここでは無料パンフレットの「Evolution」に記された簡略化された方法を紹介しよう。


 まず全身のリラックス、トランス状態に熟達する。


実践:睡眠時のトランス


  • 寝る時に、背中をまっすぐにベッドに付ける。
  • 両腕を垂直に眉の辺りまで上げる。目は閉じて、そのまま寝ようとする。
  • 毎回、寝る時には突然に意識が「落ちる」感覚があるが、この時に両腕も落ちて「ハッ」と目が覚めるだろう。
  • これを延々と続け、眠りと覚醒の境界を行き来する。できるだけ長く続ける。

 これでトランス状態とは何かを経験するだろう。行うほどに、この経験は長くなっていく。


実践:深いトランスに入る


 次の実践は眠らないように、座って行うのが適している。ベッドを使わないといけないなら、目を覚まし続けるために、前の実践のように両腕を保持する。
 肉体を「少し不快」な状態にするのは、精神を覚まし続ける助けになる。調整して、深い心身のリラクゼーションに到達しつつも覚め続けるようになる。


 心地よい姿勢で座り、目を閉じる。長い階段の頂上に立って、一ステップずつゆっくり確実に降りていくとイメージする。降りるたびに、自らの内側へ深く入っていくと感じる。深く降りるとともに、下へと落ちる感覚を感じる。


 この古典的なトランス導入は効率的にあなたの意識状態を変容させる。


 ひとたびこの内的経験に熟達したら、状況を変える。最も美しい浜辺でリラックスしている。景色を眺め、音を聞き、環境を感じ、浜辺の匂いを嗅ぐ。この幻想をしばらく経験する。
 このヴィヴィッドで豊かな感覚の内的経験を作り出すことで、トランス状態をさらに深められる。このイメージワークはまた精神を活発にし意識を集中させる助けにもなる。


 体外離脱は脳がシータ波の時に起こりやすい。ここの主目的の一つは脳波をこの状態へ持っていくことである。
 また心身の「すべての」筋肉を完全にリラクゼーションさせると、劇的に成功率を高める。
 失敗する人は、十分にトランスしていないか、肉体がリラックスし切れていない。
 脳をシータ波状態にするのと肉体のリラックスは、強調してしすぎることはないとブルースは言う。また、実践の間、意識は保ったままにしないといけない。


実践:体を柔らかくする


 まず頭頂から始め、シンプルな言葉「柔らかくなる」を心の中で唱える。そして頭頂がリラックスするのを感じる。次に、下へと降りていき、言葉「柔らかくなる」を頬にして、これらがリラックスするのを感じる。次に首で「柔らかくなる」、リラックス。という風に、全ての肉体の場所で行う。


 日々のエネルギー強化のワークは「鍵」となる。より体外離脱しやすくなり、記憶も維持できる。


実践:あなたのアストラル体を視覚的にエネルギー強化する


 第三者視点で鏡を通じて見るように、肉体を見ているとイメージする。白い光が頭頂から肉体に入り、肉体全体に伝わり円環を作る。これを3回から5回続ける。
  エネルギーが動くにつれ、体外離脱の成功の為に、アストラル体に影響を与え活性化させるとアファメーション(宣言)する。


 これら3つを行うと、最後に体外離脱の離脱テクニックをする。


実践:「ロープ技法」によって、体から這い上がる


  • 深い肉体のリラックス、シータ波トランス、エネルギーワークをしてから、座る。
  • ここで後に紹介するチャクラ刺激実践をしてもよい。
  • 手と腕に意識を向ける。あなたのイメージの「手」を両方とも上げて、手を組み合わせ、こすらせる。その体の気づき、触った感触を感じる。
  • 太くて強いロープが天井から降りてくるとイメージする。あなたの「手」が簡単に届く距離だ。
  • ロープをこのイメージの手で掴む感触をする。ロープの肌触りを感じる。
  • ロープをこの手でよじ登る。普通にやる速さでロープを掴んでいく。ロープを胸まで引き寄せる。別の手でロープを引く(横に寝ている場合、登るのは天井方面。つまり90度にする)。
  • 繰り返し繰り返し続ける。自然な速度で昇る。
  • 自分の体重がどれだけあろうと、今自分は限りない力を持っていると自己暗示し、昇るのを続ける。
  • 肉体のリラックスを維持し、心の考えはクリアにする。

 椅子やベッドに座るのは、横になって寝るよりも通常成功率は高くなる。少し不快な姿勢が意識を保つ役に立つ。自ら両方やってみて比べるとよい。
 あなたは寝室だとすぐ眠るようプログラミングされているので、別の専用の部屋を使うのが最適である。
 離脱する直前で心拍の増大、ヴァイブレーション、異音などの現象があるかもしれないが、これらはすべて幻影であり無視する。離脱したらすべては静まるだろう。
 最初の離脱は短めに行い、熱心に肉体に再合流するのは、もっとも重要なアドバイスである。
 離脱した後に、周りを見渡しても肉体が見えなかったら、「すぐに私を肉体に戻せ!」と叫ぶ。暗くてヴィジョンが曖昧だったら、「明かりをともしてくれ」「はっきり見えるようにしてくれ」と言う。


実践:チャクラ刺激


  • 目的とするチャクラに意識を向ける。必要なら、その場所を指先で擦る。
  • この場所の触覚を感じ、イメージの筆で左右、上下と擦るように行き来させる。この行動がチャクラを貫通すると感じる。
  • 意識を集中させ、同じ場所を今度は小さな絵筆でかき混ぜる。1分後に、反転させて別の方向でかき混ぜる。
  • チャクラと同じ大きさのエネルギーのボールをその前にイメージする。これをチャクラへ移動させ、背中から出す。今度は背中から入れて、肉体の前面より外へと戻す。ボールを何度か往復させる。
  • 各チャクラで1,2分ほど続ける。

 ベストな方法は基底(ムーラーダーラ)チャクラから始めて上へと上げていく。すべて同様の時間で行い、上のチャクラを過剰にやり過ぎないように気を付ける。
 不快さを感じたら、すぐに止めて日常の事を行い、バランスを取り戻したと感じたら再開する。 


派生のハシゴによる技法


 これは上記とほぼ同じであるが、ロープを登るのはイマイチやりにくいという人は、ハシゴをイメージして、その段一つ一つを登っていくとイメージする。


横に転がる技法


 これは最もポピュラーな離脱に用いられる方法で、リラックスしてから、体がヴァイブレーションを感じるなど、離脱の前兆を感じたら、アストラル体をベッドの左右のいずれかにゴロゴロと転がって(勿論、肉体をゴロゴロさせてはいけない。肉体は不動でリラックスさせたままである)出そうとするものである。


Mickaharic Drajaの技法


 Mickaharic Drajaは、ボスニア出身で第一次世界大戦前にアメリカへ移住した妖術師で、フードゥー呪術を中心にニューヨークで活躍している人である。すでに100歳を超えているはずだか、いまだに健筆をふるって多くの著書を書いている。著者は不老長寿や不死の本も書いているが、何らかの長寿療養の実践をしているのかもしれない。
 著書「Practice of Magic」での説明では、リラックスに完全に熟達した後に、以下のような技法を勧めている。


1) ベッドに横たわり、リラックス。心を空にする。目を閉じる。体に意識を向けて、その体が肉体の殻から離れて上体を起き上がらせると感じる。
2) 成功したにせよ失敗にせよ、再び意識を肉体に戻す。それから再び肉体を完全にリラックスさせる。再び上体を起き上がらせる。そして肉体に戻す。これらの間、五感を感じるようにするが、実際の目は閉じる。これを何度か繰り返す。
3) これらに熟練し、「何か」が出ていく感触がしたなら、上体を起き上がらせたときに、非物質体の目を開ける。すると部屋が見えるだろう。あるいは、少し実際と違うかもしれない。現実の部屋を思い出し、今見えている風景とどこが違うか考える。
4) 目を閉じて、再び肉体に戻る。今度は肉体を起き上がらせて肉体の目を開ける。風景が、非物質体の目と同じか確認する。風景を「記憶」するようにする。それができたら横たわりリラックスし、再び非物質体を起き上がらせる。非物質体の目を開けて部屋を見る。肉体の目で見た風景と違いがあるか確認する。
5) ここで初心者はよく幻惑させられ自己欺瞞の道へ入るので注意すること。唯一防ぐ方法は、非物質体を物質界のみで行うのをマスターすること。これはなぜ今、実践を自分の部屋のみに限定するかの理由である。
6) 少なくとも1か月は座ってもとに戻るまでの実践を繰り返す。またその間、部屋を見る実践も熟練させる。そのうち最初に認識した現実との小さな違いは消えていくだろう。そうなったら、次の実践に移る準備が整う。幼児が這うから歩く、走ると訓練するように、忍耐をもって少しずつ進める。先に急ぐと失敗するだろう。
7) 次には、座る、目を開いたあと、立ち上がるようにする。最初は倒れるか天井まで飛んでいくだろう。非物質体は重力の影響を受けないからだ。堅固に立つよう訓練する。それから向かい側の壁に歩く。床に沈んだり飛んだりしないようにする。これは見た目よりも難しいので、何度も訓練する必要があるだろう。少なくとも数週間は行う。マスターとしたと思ったら、さらに1、2週間訓練して、完全に熟達させる。
8) 次は部屋から出る。ドアへと片手を伸ばして貫通させようとして、次に反対の手も試す。これでドアも自分も被害を受けないと確認する。これで安全を確信したら、ドアへと進んでいく。家の外を探検する実践に進む前に、この実践を何度か行う。


 体外離脱に熟達したら、次にDrajaはサイコキネシス(念力)の訓練を勧める。まず現実世界でカードで作った城を、アストラル体で念により崩す訓練をする。いずれは自らの体重の3分の1までの物体を動かせるようになると述べる。ここまで来ると、いささか眉唾に感じる。成功した人はいるのだろうか?


イメージを用いる方法
↑ 体外離脱の技法