ハタ ヨーガ プラディーピカー

ページ名:ハタ ヨーガ プラディーピカー


 Hata Yoga Pradipika(ハタ ヨーガの光)は、15世紀のハタ ヨーガの手引書であり、当時の高名な行者であったスワミ スヴァートマーラーマにより書かれた。
 このハタ ヨーガとは、9世紀から13世紀のヒンドゥー教の聖者でヨーガ行者のゴーラクシャナータが開いたとされ、ハタとはサンスクリット語で「力、強さ」を意味するが、ヨーガの教義ではハが太陽を、タは月を意味する。このオカルト人体説では(霊的な)太陽は胃にあって食物を燃やして消化させると考えられており、月は脳の中にあって、アムリタ(甘露)という滴を垂らしており、通常はこの液体は、胃に流れて太陽によって消費されてしまい、それが老いや死の原因と考えられていた。ハタ ヨーガの特殊な行法(ケーチャリ ムドラー)によって、これを飲むならば不死となるとされる。
 本経典では、ハタ ヨーガの体系を4つの章に分けて、それぞれアーサナ(体操)、プラーナーヤーマ(呼吸法、調気法)、ムドラー(印相)、ラージャ ヨーガ(瞑想)を説明している。
 ゲーランダ サンヒター、シヴァ サンヒターと並ぶハタ ヨーガの三大経典の一つであるが、こちらの方は冷静な記述が多くて、大げさな表現は少なめである。
 一部の行法はごく簡潔にしか記されていないが、これは当時はヨーガはグルから詳細を学び、経典は参考書程度だったからである。本による独習は考慮されていなかったのである(今でも真のヨーガではそうである)。
  本訳書は、1915年にパンチャム シンによって英訳された版を基にしている。


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