Goetia 召喚

ページ名:Goetia 召喚

(円の中に入り、準備を整えたら、以下の召喚の呪文を唱える)


先に述べた霊を力づくで呼ぶための召喚文*1


 我は汝、霊 N(召喚する悪魔の名前)をいと高き君の力とともに召喚し呼び出さん。我はベアラネンシス、バルダキエンシス、パウマキアエ、アポロジアエ セダス、さらに第9地獄アポロジアの玉座に坐す最も力ある君主ゲニオ リアチディの名において汝に厳重に命ずる。我は先に述べた名によって、さらに最も聖にして真の神、最も聖なる御名アドナイ、エル、エロヒム、エロヘ、ツァバオト、エリオン、エスセアチィェ、ヤー、テトラグラマトン、シャダイの聖にしていと高き栄光のすべての御名において、汝霊 Nを祓い強く命ずる。汝は疾く現れこの円の前に姿を見せよ。見目好く、人の姿で、何ら奇形や醜くなく、遅れることなく、世界のいずこからでもここに来て、我が尋ねる事全てに理性的な答えを返せ。そして平和的に見える姿で遅れることなく現れ、我が願いを現実のものとせよ。永遠に生きる真の神ヘリオレンの御名において我は汝を召喚する。格別にして汝が従う真の神の御名と、汝が直接仕える王の名において、我は汝を召喚する。遅れることなく来たれ、我が願いを満たし我が目的を追求するように命ずる。万物が従う方、その名を聞けば4大エレメンツはいずれも転覆し、風は震え、海は走り去り、火は消え去り、大地は揺すぶられ、天空と地上と地獄の霊すべてが震える、聖なる御名テトラグラマトン イェホヴァによって、我は汝を召喚する。見える姿で愛想よく来たれ。清澄な声で知的でなんら曖昧にせずに我に語れ。さらに、アドナイ ツァバオト、アドナイ アミオレムの御名によって来たれ。来たれ、来たれ。なぜ留まる? 急げ! アドナイ シャダイ、諸王の王が汝に命ずる。


 この召喚文を望むだけ唱えよ。それでも霊が来ないようなら、以下を唱える。


第2の召喚文


 我は汝霊 Nをこの円の前に適切で見目好い姿で、醜さやねじれが無く現れ姿を見せるよう召喚し、呼び、命ずる。アダムが聴き、語ったイェホヴァの御名によって、ヤコブが天使と格闘している時に聴き、兄弟エサウの手からもたらされた御名ヨトによって、ロトが聴き家族を救った神アグラの御名によって、アロンが聴き、語り、賢くしたアナフェクアトンの御名によって、ヨシュアが呼び太陽が留まったスキームス・アマシアの御名によって、3人の若者シャドラク、メシャク、アベドネゴが火の審判で歌い運ばれた、エマニュエルの御名によって、ダニエルが呼びベルと竜を滅ぼしたアルファとオメガの御名によって、モーセが呼びエジプトの全ての川と海が血となったツァバオトの御名によって、モーセが呼び、全ての川からカエルが溢れてエジプトの家々へと侵入し全てを破壊したエスセアチィェ オリストンの御名によって、モーセが呼び、創造の時より一度も無かった大雹が降ったエリオンの御名によって、モーセが呼び、エジプトの全ての地でイナゴが溢れて雹が破壊しなかった物全てを食い尽くしたアドナイの御名によって、さらにハギオス、アドナイ、オセオス、イサキュロス、アサナトス、パラクレトゥス、さらに神聖な御名、アグラ、オン、テトラグラマトン、恐るべき審判の神によって、至高にして最も強き主の御前のガラスの海によって、主の御座にます前にも後ろにも目のある4匹の獣によって、御座の周りの炎によって、天の聖なる天使たちによって、神の偉大な智慧によって、バルダキアの印によって、モーセが呼び、地は口を開き、コラ、ダタン、アビラムを飲み込んだプリメウマトンの御名によって、汝は己が権能の範囲内で真実にして誠実に全ての我が問いに答え、全ての我が願いを叶えよ。ゆえに、完全にして清澄で我が理解できるような知的な声で語り、我が望むもの全てを叶えるため、平和的で目に見えて物柔らかな姿で遅れることなく来たれ。


 霊が上記の2つの呪文を何度も唱えても来ない場合(もっとも疑いなく彼らは普通は来るが)、以下の拘束の呪文を唱えよ。


拘束の呪文


 我は天の主なる神の最も栄光と効果ある全ての御名によって、霊 Nを召喚する。汝は速やかに遅れることなく世界のどの場所からも来て、我が求めに対して理性的な答えをし、目に見えて見目好く我が理解できる知的な声で語れ。先に述べた全てとともに、賢王ソロモンが汝を真鍮の壺へ封印した7つの御名アドナイ、プレライ、テトラグラマトン、アナファクエトン、イネセンファタル、パサツモン、イテモンによって、我は汝霊 Nを召喚し拘束する。汝はこの円の前に現れ、我に良いと思える望み全てを叶えよ。汝が服従せずに来ないならば、我と汝と世界全てを6日で創造したいと高き永遠に生きる神の御名の力によって、アイ サライによって、天の霊達を命ずる主の力の御名プリメウマトンによって、汝を呪い、その職能、喜び、居場所を奪い、汝を最後の審判の日まで地獄の穴の底にて拘束する。さらに我は汝を永遠の炎、火と硫黄の池の中へと縛り付けよう。汝がこの円の前に強制的に来て現れ、我の望むこと全てを行うまでだ。ゆえに、汝は来たれ! さらに聖なる御名、アドナイ、ツァバオト、アドナイ、アマイオレムにより汝は来たれ。アドナイが汝を命ずる。


 これらを行っても霊が現れないならば、霊は彼の王の命によって他の場所へ送られていて、ここに来れない事情がある。そのため、まず王を召喚して、霊を来るようにさせる。だが、それでも来ないならば、霊は地獄で鎖に繋がれていて彼の王の保護下には無い。なので霊を呼びたいと望むならば、霊の鎖の呪文を唱えよ。


 王の招聘は以下のとおりである。


王の招聘


 汝、偉大にして力ある王アマイモンよ。いと高き神エルの力の下にあり、東の領域の地獄の上位も下位もすべての霊を支配する者よ。汝の神の特別にして真の御名によって、汝が崇拝し従う神によって、創造の印によって、他の全ての悪しき霊達とともに汝を天国から落とした最も強く力ある神の御名イェホヴァ テトラグラマトンによって、天と地と地獄を創造し、そこに住む万物を創造した神の最も力あり偉大な御名によって、これらの力と徳によって、天の霊達に命ずるプリメウマトンの御名によって、我は汝を召喚し命ずる。汝はNをこの円の前に来させ、適切で見目好い姿で、どのような損害も我や他の生き物に与える事なく、我が望み、それが霊が行えたり獲得できるに適切だと汝が知る職能により、知識を得る事や何でも望むものが得られるように真実にして誠実に答えるよう、動かし命令を与えよ。天も空も地上も地下の万物も創造し支配する神エルの力を通じて行え。


 この方法で2、3回ほど王を招聘した後、先の述べた呪文を何度か唱えて汝の霊を召喚せよ。1度目、2度目で来なくても、何度も唱えていれば、疑うことなく霊は来るであろう。だがそれでも来なければ、霊の鎖を先の呪文の最後に加えたら、霊が鎖に縛られていたとしても、来るよう強制されるだろう。鎖は砕かれ、霊は自由となるからである。


反逆の霊達への霊の鎖と呼ばれる普遍的な呪い


 汝、邪悪にして不服従の霊よ、汝は我が放った真の神、我と汝と世界の創造主の全ての最も偉大にして不可知の御名らの言葉に対し反逆し、従わず、考慮する事が無かったゆえ、これらのいかなる存在も抵抗できない御名らにより、我は汝を底無き奈落の深みへと落とすよう呪わん。ここで汝は終末の日まで消す事の叶わぬ火と硫黄の鎖に繋がれ、汝がこの円の前の三角形の中に現れ、我が意志をなすまで留まらん。それゆえ、これらの御名、アドナイ、ツァバオト、アドナイ、アミオラムにより、平和的に速やかに来たれ。来たれ、来たれ、なぜ留まる、アドナイが汝を命ずる。


 汝がここまで呼んでも来ないならば、霊の名と印を真新しい羊皮紙に描き、黒い箱の中に悪臭を放つ硫黄と阿魏とともに入れて、紐で縛ってから、剣の尖端から吊るして、石炭の火によって炙れ。そして以下の火の呪文を述べよ。(石炭は霊が来る方角へ向けておく)


火の召喚


 我は汝、火と世界のすべての良きものを作りし方によって召喚する。この霊 Nを永遠に終わる事無く焼き、食らい、痛めつけよ。(それから霊に対して)我は汝、霊 Nを終わりなき火によって責めん。汝は不服従であり、我が命令にも主なる汝の神の訓示にも従わず、我が前に現れる事も無く従わず、我が招聘にも応じないからである。それゆえ、汝を力により呼び寄せん。汝はいと高き万軍の主なる神イェホヴァの僕であり、威厳と守護を主の天の力と許しによって得ている。にも関わらず、汝が聞いた我が提案に応えるべく来る事は無いゆえ、汝の敵意と侮辱により、汝は大いなる不服従と反逆の罪にあり、それゆえ我は汝を破門し、この黒い箱の中に入れた汝の名と印を破壊せん。そして汝を地獄の火で燃やし、汝を永遠の忘却の中へと埋めん。汝がこの前の円の三角形の中に速やかに来て、視覚的に、愛想よく、友好的で、丁重に我が声を聞くまでである。身綺麗に、見た目の良い形で、恐ろしくも無く、我や他の地上の生き物を傷つける事無く、我が要求に対して理性的な答えを返し、我が汝に命ずる願い全てを実行せよ。


 霊がなおも来ないならば、以下の呪いの文を述べよ。


呪い


 汝、霊 Nよ。汝はなおも有害で不服従であり、汝に望む答えをすべく現れないゆえ、我は全能なる不滅の主、天と地と地獄の唯一の創造主、イェホヴァ テトラグラマトンの御名と力と威厳によって、全ての可視、不可視の呪いを汝へと放ち、汝の喜びと権能全てが剥奪され、汝を底無き穴の深みへと縛り付けん。反逆の霊のために用意された火と硫黄の池の中にて、最後の審判の日まで汝はここに留まらん。全ての天の者達の呪いが汝に下らん。太陽、月、星々、光と全ての天の者達の呪いが汝に降らん。我は汝を消す事の叶わず言葉に出来ない苦痛を与える火にて呪わん。さらに、この箱の中にある汝の名と印は鎖で縛られ、硫黄と悪臭のものにまぶせられ、物質の火によって焼かれん。それゆえ、我はイェホヴァの御名とこの3つの御名テトラグラマトン、アナフェクアトン、プリメウマトンの力と威厳により、汝、不服従なる霊 Nを、邪悪で呪われた霊のために用意された火の池へと投げ込み、終末の日まで忘れ去られるようにして、その日には神により速やかな審判が下され、火により世界ごと汝は滅ぼされん。


 そしてエクソシストは箱を火へと入れるならば、霊は来るだろう。来たら、すぐに箱を入れた火を消して、心地よい香を焚いて、霊にリネンの布の衣の底に置いておいたペンタクルを取り出して見せて楽しませ、それから以下を述べよ。


来た霊への挨拶の言葉


 見よ、汝が不服従ならば混乱となろう。見よ、我が汝の前にもたらしたソロモンのペンタクルを。見よ、この儀式のさ中に、神により守られ、恐怖も無く、適切に汝を招聘し、現れるよう呼んだオクティノモスと呼ばれるエクソシストを。それゆえ、主バタート、駆け寄るアブラク アベオル、来たるアベレルの御名らにより、汝のマスターである我が要求に対して理性的な答えをせよ。


 それから、霊は単独であろうと複数であろうとも服従し、それらは神の支配下にあるので、汝の望む事と要求を満たすために、汝の望む問いに答えるだろう。霊ら、あるいは霊が現れ、謙虚で大人しい態度を示したなら、以下の事を話せ。


霊への歓迎


 よくぞ来た、汝霊(あるいは霊達) N、最も高貴な王(か王達)よ。我は汝を歓迎しよう。我が汝を天と地と地獄とその中の万物の創造主を通じて呼び、汝は従ったからだ。また我は同じ力により汝を縛り、見目麗しい形のままにして、この円の前(あるいはこの円の前の三角形)に視覚的に現れ、我が許可するまで途中で帰る事が無く、誠実に真実に我が意志を横道にそれる事なく行うようにせよ。


(そして交渉が終わって、霊を退去させる時には以下の退去の許可の文を唱える)


退去の許可


 汝霊 Nよ。汝は我が要求に熱心に答え、我が再び呼ぶと速やかに来るよう準備したので、我は汝に途中でどのような人や獣にも損害や危険を与える事無く、適切な場所へ退去するのを許可する。汝は我が魔術の神聖な儀式により召喚し呼んだらすぐにまた来るように準備し続けよ。我は平和的に静かに退去するよう命ずる。神の平和が永遠に我と汝の間にあらんことを。アーメン。


 霊に退去の許可を与えた後には、汝は彼らが去り、神が汝に敵の悪魔の悪意から守り、汝の望みを叶えるべく祝福を与えた事への感謝の祈りをするまでは、円の外へ出てはならない。


 注記。汝はこれらの霊を三角形のように真鍮の壺の中へ入るよう命ずる事も出来る。その場合は、汝はこの円の真鍮の壺の中に、見目好い形で現れるよう命ずると呪文の内容の一部を変える。


ゴエティアと呼ばれる第1の部分 終


↑ ゴエティア


*1 これらの召喚の呪文は、明らかにヘプタメロンからのコピーである。