オカルト哲学 3-26

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第26章 天の諸惑星の配置から霊や守護神の名前を見つける方法について


 古の魔術師らは天の配置から、望む効果をもたらす霊の名前を見つける術を教えていた。例えば、天の調和が汝に特定の星座の下での彫像、指輪、その他の働きを造る様に示唆していたとして、汝がそれらの働きを司る霊を見つけるならば、天の象形は高められ、天のホロスコープの円環を満たすそれぞれの宮に従って、それらのアセンダントの角度の数と順序からの文字を与える。そして、これらの星々の場所から導いた文字から、これらの星々の数と力の助けも借りるならば、数や順序について考えずとも、善霊の名前を造り出せるであろう。だが汝が始まりの角度から、それぞれの宮を逆に辿るならば、悪霊の名前となるだろう*1
 この術により、ヘブライやカルデアの師らは、知り得る守護神の性質や名前を教えていた。例えば、ある者の出生チャートのアセンダントの角度を知り、天の反対側のも調べ、天の4方にアラビア人がアルムテズと呼んだ威厳のある惑星がどれだけあるかをまず最初に調べる。そして、それらに従って、威厳ある星の数の隣にある場所(ハウス)も調べ、先に述べた天の4方の残りも同様にする。これらを正しく用いたら、汝は天でのこれらの真の場所と角度を知るだろう。次にアセンダントの場所からヘブライの22文字をそれぞれ配置していき、先に調べた惑星の場所にどの文字が来るかを記していき、星々で見つけた順序に従って文字を配置し、ヘブライ語の文法に従って文字を繋げていくと、守護神の名前となる。それらに、この慣習に従い、全能の神の1音節の御名のいずれか、すなわちエルやヤーを最後に付け加える。だが、この名前が堕天使からのものだったり、(ヘブライ文字が)宮を逆に巡っていくものや、文字が先に述べた星々のナディル(すなわち、オポジション、反対側の場所)にあるならば、先に述べた方法により繋げていくと、悪しき守護神の名前となる。
 だがカルデア人は別の方法も用いていた。彼らは天の4方のアルムテズを使わず、代わりに第11ハウスのアルムテズを用いて、後は先に述べた方法を用いていた。さらに彼らは悪しき守護神を第12ハウスのアルムテズから見つけ、それらを彼らは悪霊と呼び、宮から逆向きに進む方向の角度から導いていた。
 またアラビア人や他の多くの民や一部のヘブライ人は、5つのフュレグと呼ばれる場所から守護神の名を見つけ、文字の投射は常に白羊宮から始めて、占星術師の言うフュレグの順番に従って文字を配置し、知られている順序へと短縮化させ、共に組み合わせる事で、善き守護神の名を作っていた。だが彼らは悪しき守護神の名前はフュレグの場所のオポジションから取り、双魚宮の最後の角度から逆向きに文字を配置していた。
 また別の者らは、フュレグの場所からは取らずに、代わりにホロスコープで5つのフュレグが投射するアルムテズの場所から取っていた。
 そして星々の比率の数より導かれ、短縮化されたり加えられたり文字を変えたりした、これらの名前は、その音や意味合いは不明ではあるが、これらは魔術作業の主な哲学の秘密によって、これらの名前の意味合いよりも大いなる働きをすると認めなくてはなるまい。これらの曖昧さによって心は驚かされるが、これらの中に何らかの神的なものがあると深く考え、堅固に信じ、これらの言葉、名前を恭しく発音するならば、その意味は理解できないものの、神の栄光により、神への服従の下に、敬虔さの霊的な影響を自らを与えるであろう。


オカルト哲学 3-27
↑ オカルト哲学 第三の書


*1 おそらく、ヘブライ22文字をホロスコープ360度に分割して、星の配置から文字を拾う術だろう。