第三知識講義

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第三知識講義 テオリコス(理論者 2=9)位階用


魂の三つの分割


 カバラ学者らは魂を三つの主要な部分に分けている。


 1. ネシェマー 至高の部分で、生命の樹の最上の3つのセフィロトに応じる。
 2. ルアフ 中間の部分で、ヘセドからイェソドまでの6つのセフィロトに応じる。
 3. ネフェシュ 低位の部分で、マルクトに応じる。


 ネシェマーは魂の高次の大望に応える。
 ルアフは心と理性の諸力に応える。
 ネフェシュは動物本能に応える。
 ヒアーはホクマーに応え、イェヒダーはケテルであり、ネシェマー自身はビナーに対応している。


 「セーフェル イェツィラー」の書では、ヘブライ文字は3、7、12の3種類に分けられている。


 3つの母音文字――מ、ש、א
 7つの二重文字――ת、פ、ר、כ、ד、ג、ב
 12の単独文字――ק、צ、ע、ס、נ、ל、י、ט、ח、ו、ז、ה


 聖所は22文字の象徴主義を抱擁する。
 神殿の祭壇の机に捧げられるのは12枚のパン切れであり、単独文字を表す。
 祭壇の香は3つの母音文字を意味する。
 アストラルの霊らは、これらのアストラル界に属している。その偽りと幻覚の形は、死者の殻、亡霊、幽霊である。
 エレメンタルの霊らは、これらのエレメンツの自然に属している。ある者らは良い性格をしており、別の者らは悪しき性格をしている。
 天使は純粋にして高次の霊であり、その権能と働きにおいて混ざりけの無い善である。


タロットのスーツカード


 タロットカードの各スーツカードの10の数札は、セフィロトを表している。4つのスーツは、テトラグラマトンの4文字を表している。


 王錫あるいは杖――ヨド
 杯――ヘー
 剣――ヴァウ
 ペンタクル――ヘー(終端)


 また4つのスーツはカバラの4つの世界も表している。


 王錫――アツィルト界
 杯――ブリアー界
 剣――イェツィラー界
 ペンタクル――アシアー界


 過去と同様に現在においてもタロットの名誉は、それぞれのスーツが表している大いなる御名とカバラの諸世界の代理者である事である。これらはまた、父、母、息子、娘や、誕生、成長、死、復活を象徴している。


ケルト式(卍)十字



 これらの17の小さな正方形は、中央の太陽と周囲の黄道の12宮と4大エレメンツを表している。


 ヘルメース神のカドケウスの杖は、このように3つの母音文字を順に置いたものである。



 生命の樹ではカドケウスの杖は別の意味合いもある。上位の翼のある部分は、ホクマーとビナーに触れており、これらは3つの最上のものである。



 セフィロトの7つの低位の部分は、2匹の蛇により抱擁されており、それらの頭はヘセドとゲブラーで休んでいる。


 生命の樹での月の意味合いは、以下の通りである。月は慈悲の柱の側では増大し、峻厳の柱の側では減少する。そして満月の時にはティフェレトの太陽を反射する。


第三の瞑想


 テオリコスは、月の呼吸*1を実践し、その間に心の中でAUM(オーム)の言葉を唱える。彼は増大して減少する三日月の相の瞑想をし、その間、藍色の背景に輝く銀色の三日月の視覚イメージを浮かべる。
 次には、心の前に、風の3つ組のサイン(♊、♎、♒)を想像し、それらに取り囲まれると感じる。それから、9と5と12の数について、その五芒星などの形とともに瞑想する。
 次には、想像力を鉱物の世界から樹や花の植物の世界へと上げ、愛と共感とともに、それらの背後にあるエレメンツの諸力へと自らを同一視させる。
 この精神世界では、心が物質を支配すると悟らせるようにする。そして、見た目と現実の概念について瞑想するようにする。


タットワ


 タットワとはインドのヴェーダ体系で使われているエレメンツの象徴である。これらは目的に応じた供犠の祭壇を建てるための様々な方法から来ている。
 これらはカードの一枚をしばらく凝視してから、目をつぶり、瞼の裏の暗闇に残存するイメージに精神集中して、拡大させていき、「扉」として中に入ると想像する事で、様々なアストラル界を探索するために使われていた。
 また、これらの図を小さな象徴と組み合わせる事によって(例えば火の風など)、エレメンツの諸界をより深く探索できるようになる。この形態においては、タロットのコートカードに近いといえる。



第四知識講義
↑ 黄金の夜明け団


*1 月の呼吸とは右の鼻の孔を指で塞ぐなどして、左の鼻の孔でのみする呼吸法のこと。