高等魔術の教理と祭儀 2-17

ページ名:高等魔術の教理と祭儀 2-17

第十七章 星々が記すもの


 我々は地獄を通り抜け、黒魔術の地下室を出た後の陽光へと帰り、新鮮な空気を自由に吸っている。汝サタンよ、我らの背後に留まれ! 我らは汝とその虚栄と作業の全て、さらに全ての汝の奇形、悪意、無用さ、欺きを放棄せん! 偉大な秘儀伝授者は汝が天から稲妻のように落ちるのを見た。キリスト教の伝説は汝を変え、神の母マリアの足元に柔らかく頭を踏まれている竜に汝をした。汝は我らにとっては非知性と密儀の像であり、汝は理性無き盲目の狂信であり、異端審問とその地獄であり、トルケマダとアレクサンデル6世*1の神であり、やがては汝は子供らの娯楽へと落ちぶれ、最後には汝はプルチネッラ*2の側にいるものとなった。ゆえに汝は我らが旅の屋台にあるグロテスクな像であり、いわゆる宗教市場での教授の手段でしかなくなった。
 サタンの神殿の没落を表すタロットの16番目の鍵の後、我々は素晴らしく慈悲深い象徴、若く不死の乙女、裸の女性が金と銀の二つの瓶から大地へと普遍的な命の水を注いでいる17番目の鍵へと到達した。彼女のそばには灌木が咲いていて、そこにキルケーの蝶が休んでいる。それらの上には八条の星が輝き、他の7つの星々が周囲を取り囲む。「私は永遠の命を信じる!」 それこそが、キリスト教の象徴の最後の項目であり、これ自身も完全な信仰告白なのである。
 天の静かで平和的な広大さ、無数の恒星の星々の不動の光と、この大地の世界の騒動と闇を比べた古代人らは、宿命の謎の真相について夜の大空に金の文字で書かれた美しい書を自ら見つけたと信じた。想像力により彼らはこれらの天が記す輝く点の間に関連する線を引いていき、最初の星座はカルデアの羊飼いらが作り、また彼らはカバラのアルファベットの最初の文字も作ったと言われる。これらの文字は最初は線によって書かれていたが、やがてヒエログリフの図形によって取り囲まれ、アルファベット文字に関する非常に興味深い本の著者であるモロー ド ダンマルタン氏の説によれば、それらを基にタロットの図形の選択を古代のマギに定めさせたという。このタロットそのものも、この学者によれば、本質的には神官文字で原初の書と見做されていた。よって彼の意見では漢字のTseuの字、ヘブライ文字のאアレフの字、ギリシア文字のαの字は、豹の絵のヒエログリフ的な表現であり、おそらくは天の東半球の魚座の近くにある鶴座から採られたものだろう。漢字のTcheou、ヘブライ文字のבベート、ラテン文字のBは女教皇ヨハンナと関連し、雄羊の頭から造られた。漢字のYn、ヘブライ文字のגギメル、ラテン文字のGは女帝によって表され、大熊座から導かれたものだろう、といった風にである。私が既に何度も引用しているカバラ学者のガファレルは、全ての星座がヘブライ文字を形成する平面天体図を作った。だが、それは極めて恣意的に選ばれており、例えば単独の星で示すものがなぜרやזではなくדなのか、また四つ星が同様にא、ה、ח、תに与えられているのか、何の理由も見いだせないと私は告白しなくてはならぬ。そのため私はガファレルの平面天体図をここで再録するのを控えるが、その例は特に稀なものではない。これはモンフォコンの「世界の宗教と迷信」の中にも含まれており、神秘家エッカルツハウゼンが書いた魔術の論文にもある。学者らは原初のアルファベット文字の形状に同意していない。イタリアのタロットはゴシックの原典が失われたのは大いに惜しまれる所であるが、その絵の配置により、バビロン捕囚後のヘブライ文字でアッシリアアルファベットとして知られるものと繋がっている。だがさらに古いタロットの断片では、配置は違っている。この研究に推測は入れるべきではないので、より新鮮で決定的な証拠が見つかるのを期待しつつ、私は判断を保留する事にしよう。星々のアルファベットについては、私はそれは想像力によりどのような形にも出来る雲による配置のように直観的なものだと信じる。星の集団は地占術の点やカード占いの絵のようなものである。これらは自動磁気主義の口実であり、自然な直観を固定して定めるための道具である。よって神秘的なヒエログリフに熟達したカバラ学者は、星々のサインを受け取り、それらはただの羊飼いではなく、彼の部分である羊飼いが見つけたものであり、それらはカバラ学者の部分から逃れたものを見つけるであろう。田舎者らはオリオン座のベルトと剣を熊手と取り換え、カバラ学者は同じサインを――それら全体として――エゼキエルの全ての神秘と見做し、10のセフィロトは三連構造に配置され、中央の三角形は四つ星により構成され、それから三つ星の線はヨドの字を造り、二つの図は共にベレシトの神秘を表現し、最後に四つ星はメルカヴァーの輪を作り、神の戦馬車は完成する。同じ星座を別の方法で見て、他の典型の線を仮定すると、彼はヨドの字の上にギメルの字が良く形成されているのを見て、さらにその周囲には、善と悪の闘争と善の最後の勝利を表す大きなダレトの字も見いだせよう。実際問題として、ヨドに重なったギメルは、統一により作られた三つ組であり、神の御言葉の発現であり、一方で逆向きにされたダレトは悪しき二つ組が自らにより増殖した三つ組である。よって、オリオン座の姿は天使ミカエルが竜と戦った絵と同一視できよう。そのためカバラ学者にとっては、このサインの姿は、勝利と幸福の意味合いとして理解されよう。
 天空への長い黙想は想像力を刺激し、星々は我らが考えへと返答する。初期の観察者が星々の間に心で描いた線は、人に最初の幾何学の概念を与えたに違いない。我々の魂に問題があるか休息しているかによって、星々は悪意に燃えているか、希望に輝いているかに見えただろう。よって天空は人の魂の鏡であり、我々が星々を読んでいる時は、実際には自分自身を読んでいるのである。



 ガファレルは天の星座の前兆を諸帝国の運命へと当てはめて、古代人が空の北半球に悪しき兆しの全てのサインを置いたのは無駄な考えではないと述べた。惨事は常に北からきて、南へと侵略して地に広がる。彼は「この理由から、古代人は天の北半球を二匹の熊の近くにある蛇あるいは竜と見做していた。なぜなら、これらの動物は暴君、略奪、全ての抑圧の真のヒエログリフだからである。」と述べる。実際問題として歴史を見ると、きみは全ての大惨事は北から来るのを見るだろう。アッシリア人やカルデア人はネブカドネザル王やサルゴン2世に唆され、世界で最も聖なる都市エルサレムとソロモン神殿を破壊し、神自らが特別に守護して父としたヘブライの民を完全に覆した事により、この真実の完全な証拠を与えている。また他のエルサレムである祝福されたローマも、この邪悪な北方種族の暴力をしばしば受けており、ゴート族、フン族、ヴァンダル族、アラン族のアラリック王、ガイゼリック王、アッティラ大王、その他の王らの残虐さにより、ローマの祭壇が取り壊され、誇り高き建物の塔らが打ち倒されたのを見たなら、この説は非常に適切であり、天の記したものの秘密において、北半球は惨事と不幸だと読む事ができる。それゆえ、septentrione pandetur omne malum(北方全てに惨事は広がるだろう)。ところでתפתחという言葉は、私はpandetur(広がる)と訳したが、これはdepingetur(描く)やscribetur(書く)とも訳せて、この預言は同様の意味を持つ。世界の全ての不幸は北の空に描かれているのである*3
 私はこの内容について長く解説しているが、これは我々の現代にも北方が再びヨーロッパを脅かすように思える時*4に用いられない事も無いからである。だが白雪は太陽により溶けて、闇も光が現れた時に消え去るのも宿命である。それらが我々にとっては、預言の最後の言葉で未来の秘密である。ガファレルは星々から導かれた別の前兆も記しており、例えば徐々に弱体化するオスマン帝国などである。だが、既に述べた通り、彼の天の文字は極めて恣意的なものである。彼は読者に対して、これらの予測はユダヤ人カバラ学者のラビ ホメルから来たと述べているが、このラビを特に良く理解していないように思える。
 以下にあるのは、古代の占星術師らが作った黄道の星座に関する魔術文字の図である。それぞれは善や悪の精霊の名前を表している。黄道のサインは様々な天の影響と照応し、結果として善や悪の例年の代わりを意味するのは知られている。



 上記の文字で精霊の名前が示すのは、白羊宮はサターランとサラヒエル、金牛宮はバグダルとアラジエル、双児宮はサグラスとサライエル、巨蟹宮はラフダルとファキエル、獅子宮はサグハムとセラティエル、処女宮はイアダラとシャルティエル、天秤宮はグラスガーベンとハダキエル、天蝎宮はリエホルとサイッサイエル、人馬宮はヴホノリとサリタイエル、磨羯宮はサグダロンとセマキエル、宝瓶宮はアルセルとサクマキエル、双魚宮はラサマサとヴァカビエルである。
 天の徴を読もうとした賢者は、また月齢も観察していた。占星術においてその影響力は多大だったからである。月は地の磁気流を引き寄せたり弾いたりし、その結果海の満ち引きを作り出す。そのため我々は月齢についてよく理解し、その日や時間を区別できるようにする必要がある。新月は全ての魔術の作業を始めるのに良い日である。最初の四分の一から満月までの影響は温かく、満月から四分の三までは乾燥し、四分の三から新月までは冷たい。以下に記すのは月齢の全ての日の特別な性質であり、それらは22のタロットの鍵と7惑星によって区別される。


1. 大道芸人、あるいは魔術師

 月の最初の日は、月自身の創造の日である。この日は精神的な試みに捧げられており、革新の機会に向いている。


2. 女教皇ヨハンナ、あるいはオカルト学

 第2の日の精霊はエネディエルで、天地創造の第5の日である。月は第4の日に造られたからである。この日に造られた鳥と魚は、魔術の類推とヘルメスの普遍的教義の生けるヒエログリフである。御言葉の形態により満たされた水と風は、賢者の水銀のエレメンタルの姿、すなわち知性と発言である。この日は啓示、秘儀参入、オカルト学の大いなる発見に良い日である。


3. 天の母、あるいは女帝

 第3は人の創造の日である*5。そのため、月が3の数を表す時には、カバラでは母と呼ばれる。この日は生成についてや、一般的に肉体にせよ精神にせよ全ての創造に向いている日である。


4. 皇帝、あるいは支配者

 第4は凶日である。この日はカインが生まれた日であるが、不正や暴君的な試みには向いている。


5. 教皇、あるいは密儀の高祭司

 第5は吉日である。この日はアベルが生まれた日である。


6. 恋人たち、あるいは自由

 第6はプライドの日である。レメクが生まれた日であり、彼は妻らに「自らの傷のために人を殺して、痛みのために若者を殺した。カインが7倍復讐するならば、我レメクは77倍は復讐する」と豪語した。この日は陰謀と反逆に向いている。


7. 戦車

 第7の日は、イスラエルの7つの聖なる都市のうちの最初に自らの名を与えている、ヘブロンの生まれた日である。宗教、祈り、成功の日である。


8. 正義

 アベルが殺された日であり、贖いの日である。


9. 老人、あるいは隠者

 メトシェラが生まれた日。子供達への祝福の日である。


10. エゼキエルの運命の輪

 ネブカドネザル王の生まれた日。獣の支配、破滅的な日である。


11. 力

 ノアの生まれた日。この日の幻視は欺きであるが、この日に生まれた子供は健康で長生きする。


12. 犠牲者、あるいは吊るされた男

 士師サムエルの生まれた日。預言とカバラの日で、大いなる作業の達成には良い日である。


13. 死

 (ノアの息子の一人の)ハムの呪われた子カナンの生まれた日。不吉な日で破滅的な数である。


14. 節制の天使

 月の第14日目はノアの祝福である。この日はウリエルの階級の天使カシエルにより支配されている。


15. テュポーン、あるいは悪魔

 イシュマエルの生まれた日。非難と亡命の日である。


16. 打たれた塔

 ヤコブとエサウの生まれた日。この日はまたヤコブの運命とエサウの破滅の日でもある。


17. 輝く星

 天からの火がソドムとゴモラを燃やした日。善人には救いの日であり悪人には破滅の日である。土曜日ならば危険な日である。この日は天蝎宮の支配にある。


18. 月

 イサクの生まれた日。妻の勝利。夫婦間の愛情や良い希望の日である。


19. 太陽

 ファラオの生まれた日。地の偉大さのための慈善や破滅的な日であるが、いずれになるかは偉大さの価値の違いによって決まる。


20. 審判

 神の審判の道具であるヨナの生まれた日。神の啓示のためには良い日である。


21. 世界

 物質的な王サウルの生まれた日。精神と理性には危険な日である。


22. 土星の影響

 ヨブの生まれた日。試練と損傷の日。


23. 金星の影響

 ベニヤミンの生まれた日。好みと優しさの日。


24. 木星の影響

 ヤペテの生まれた日。


25. 水星の影響

 エジプトでの十番目の災厄。


26. 火星の影響

 イスラエル人の解放と紅海を渡った日。


27. ディアーナあるいはヘカテーの影響

 ユダ マカバイが達成した輝ける勝利。


28. 太陽の影響

 ガザの門を運ぶ士師サムソン。力と解放の日。


29. タロットの愚者

 万物の失敗の日。


 ジャン ベロットや他の者らがヘブライのカバラ学者から引用したこのラビの図からわかるように*6、これらの古代の師らは、諸事実から仮定する影響力について帰納的な結論をしており、それらはオカルト学の論理の中に完全にあるのである。また私はタロットの普遍的アルファベットを形成する22の鍵がここに含まれる様々な意義も見る。カバラと魔術の全ての秘密、古き世界の全ての密儀、ヘブライの長老らの全ての学、古代の全ての歴史的伝統はこのトート、エノク、カドモスのヒエログリフの書の中にあるという私の真理の格言と合わせて考えよ。
 姓名判断による天のホロスコープを見つける極めて単純な方法を、これから記すとしよう。これはガファレルと我らの観点を調和させ、その正確さと深みの結果は最も驚くべきものである。黒いカードを用意して、占う対象の名前にくり抜く。このカードを管の端に置いて、管の反対側は占者の目へと延びるようにする。それから、東から始めて北で終わるようにこれを通じて四方を見る。これらの文字を通じてきみが見た星々を全て記録し、その文字を数へと変換し、同様に加えて数の合計を出してから作業を新たにし、きみが知る星々の数を計算し、その名前の数を加えて再び合計させてから、この二つの数の合計をヘブライ文字で書く。作業を新たにし、きみが記した星々を別に記して、平面球形図にある星々の全ての名前を見つけ、それらを大きさと輝きによって区別し、全ての中で最も輝いているものをきみの占星術作業の北極星として選び、最後にエジプトの平面球形図からそれらの星々が属する精霊の名前と姿を見つける。平面球形図の良い例は、デュプイの偉大な地図書の中に見つけらるだろう。きみはこの方法により、人物の名前に入ってくる吉星と凶星とその影響力について学べるだろう。子供時代を占うならば東で、若者ならば南で、大人ならば西で、老人ならば北で名前をたどる。最後に人生全体については、文字と星々を足して形成される全ての数に入る星々から得る。この占星術作業は単純で、容易で、少しの計算のみを必要とする。これはガファレルと彼の師ラビ ホメルの書を学べばわかるように、最古の時代と繋がっており、明らかにヘブライの長老の魔術に属するものである。姓名占星術はラビ ホメル、ラビ カポル、ラビ アブユダン、その他のカバラの師らがこれらの観察を保持してきたので証明されるように、過去のヘブライのカバラ学者により実践されてきた。様々な国への預言者らの脅しは、天と地の圏で永遠に照応するこれらの国々と垂直に見つけられる星々の文字を基盤とする。よってギリシアの空に書かれている星々の文字によって、この国のヘブライ名のיוךあるいはיובを数へと変換し、彼らは破壊される、荒れ果てるを意味するחרבを得た*7
 よって彼らは12の期間の周期の後にギリシアは破壊され荒れ果てるだろうと判断した。ネブカドネザル王によるエルサレムとその神殿の略奪の少し前に、カバラ学者らは以下の方法による神殿の上にあった11の星々が消え去るのを見た。
 南から西へと書かれている言葉הבשיהに入る全ての星々は、情け容赦無く神が見捨てるのを意味する。これらの文字の数の合計は423であり、ペルシアとアッシリア帝国により神殿が破壊された年数の期間と同じ数である。四つの垂直の星々は三文字רוב、ROEVに入り、その致命的な期間は208年だと示している。またこの四つの星はカバラのラビらに、アレクサンドロス大王の帝国の没落と分割の別の期間も示した。これらの星は「分割する」言葉פרדに入り、その合計は284で、この帝国がその源も分離した国々も存続する期間を示している。ラビ ホメルによれば、コンスタンティノープルのオスマン帝国の運命は、四つの星が入ったכאה、CAAH、衰弱し弱まり終わりへと引き寄せられると定められ予期される。この星々はאの文字で最も輝くが、これは頭文字を示し1000の数を与える。三文字を合計したら、1025の数となるが、これはメフメト2世がコンスタンティノープルを征服した年(1453年)から計算すべきで、この計算はスルタンらの弱体化した帝国はヨーロッパ諸国により保存され、まだ何世紀も存続するだろうと約束されている*8。ベルシャザル王が酩酊の中で、宮殿の壁に人間の手の指が「メネ メネ テケル ウ パルシン」と書いた文字を松明の火により見たのは、これらのラビらのものと似た姓名判断的な直観によるものであった。彼のヘブライ人の星々を読む神託家らにより疑いなく秘儀参入を受けていたベルシャザル王は、夜の祝祭のランプの下で天の星々の下にあるかのように、機械的、直観的にこの作業を行った。彼の想像の中で作ったこれらの言葉はすぐに、彼の目には消すことが出来なくなり、宴会の光全てを青ざめさせた。彼が包囲された都市での乱交へと自らを捨て去ったアッシュールバニパル王と似た最後を辿るのを容易に予期できる。
 本章の結論として、私が先に何度も述べた事を繰り返すと、磁気的な直観はそれだけで、これらのカバラ的、占星術的な計算に価値とリアリティを与え、単なる冷たい好奇心と強力な意志が無い者が霊感無しで行ったとしても、それらは幼稚な偶然で完全に恣意的なものとなろう。



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↑ 高等魔術の教理と祭儀


*1 トルケマダは悪名高い15世紀スペインの初代異端審問所長官。在職18年間に約8,000人を火炙りにする。アレクサンデル6世も悪名高いルネッサンス時代のローマ教皇で、政敵を毒殺したり悪徳の限りを尽くした。
*2 イタリアの伝統的な風刺劇コメディア デラルテに登場する道化師。
*3 ウェイト注。エレミヤ書 第1章14節参照。権威ある版では「災が北から起こり」と読める。レヴィが示唆する別版は単なる空想である。
*4 「レヴィ注。この文章はクリミア戦争が起きる前に書かれている。」 クリミア戦争(1853年 - 1856年)は、ロシア帝国と、英、仏、イタリアのサルデーニャ王国、トルコ連合軍との戦争。
*5 ウェイト注。創世記によれば人は月の第3の日に創造され、月そのものは第4の日に存在するようになったという意味である。
*6 ウェイト注。ベロットはタロットカードについて何も知らず、レヴィが名前を出さない他の著者らも同様と仮定するならば、彼らも同じことが言えるだろうと理解する必要がある。ベロットは占術、手相、人相、ルーリアの記憶術に関心があった。「ジャン ベロットの術の書」の最後にして最良の版は、ルーアンで1669年に出版された。
*7 ウェイト注。このヘブライ文字からレヴィがどうこの言葉を変換したかを理解するのは不可能である。
*8 実際には帝国の滅亡は1922年で、2478年は完全に外れた。