召喚魔術の実践 2-金牛宮の頭領達

ページ名:召喚魔術の実践 2-金牛宮の頭領達

 ここでは地球を取り巻く帯の次の30の頭領の説明を行う。これらは黄道の金牛宮の下で来る。これらの印は緑色で描かれねばならない。



 図 55:セラプ Serap(金牛宮 1度)――は、このサインの最初の頭領である。彼は魔術師に火エレメントにより現実化できる共感魔術について教える。この頭領との個人的経験から私が学んだように、彼は魔術師に通常の流体コンデンサーの使用と繋がっている諸実践を紹介する。この力を転移させた吸い取り紙は、後に埋めなくてはならない。彼は魔術師に友人を作ったり、愛の感覚を刺激させたり、遺伝の力を増大させたりする様々な魔術実践の技法を教えるのを好む。この分野で魔術師は多くのことをこの頭領から学ぶだろう。



 図 56:モラベダ Molabeda(金牛宮 2度)――魔術師がこの頭領との接触をするなら、彼はモラベダから電流の応用により、火エレメントとの繋がりとともに、奇跡に等しい自然の様々な超常現象を起こす方法を教えられるだろう。モラベダは性生活の深遠な秘密の忠実な守護者であり、彼はそれを成熟し、高い倫理性を持つ魔術師にのみ明かすだろう。



 図 57:マンメス Manmes(金牛宮 3度)――は、植物の魔術知識の熟達者である。この頭領から魔術師はヘルメース学的観点からの様々な植物を認識するのを学び、魔術的方法により植物を用いての様々な効果についての基礎も教えられる。マンメスは様々な魔術作業の助けとなる香の材料として用いられる様々な植物について、魔術師の注意を惹くだろう。



 図 58:ファルナ Faluna(金牛宮 4度)――この知性体は、人類の大いなる友であり、魔術師が望むならば、豊かにしたいと願っている。彼は植物から特定の形質を造る方法の様々な教授を与え、それらは彼の肉体を保持するのみならず、若返らせ、不調和な影響――病などに対して免疫を強めさせる。ファルナは特定の植物から得られるスパジリズム(薬草術)の形質を造る方法の優れた教育者である。



 図 59:ナシ Nasi(金牛宮 5度)――は様々な向上によって、人生を喜びに満たせる方法を、彼自身か従者により、魔術師に良い助言を与えられる。ナシは魔術師に収入を増加させる方法を語り、彼や従者により魔術師の人生の立場を向上させる助けとなる。彼は快楽や世俗的な幸福を作る完全な熟達者と見做されている。



 図 60:コニオリ Conioli(金牛宮 6度)――この頭領は優れた数学者で数の知識の熟達者である。魔術師はこの知性体から占星術カバラの基礎を教えられる。コニオリはあらゆる力、機能、現実化などの数学的な表現方法を知り、逆もまた同様であり、魔術師にあらゆる数の影響や性質について説明出来る。その他にも、コニオリは魔術師に得た知識を魔術的観点から実践的に使う方法を教える。



 図 61:カルボト Carubot(金牛宮 7度)――魔術師が著作家ならば、この頭領は直観や霊感によって、文学や優れた文体のための提案や企画を与え助けるだろう。妖精民話や伝説、サガといったものを扱う魔術師はカルボトに優れた伝授者を見出すだろう。



 図 62:ヤヤレギ Jajaregi(金牛宮 8度)――もまた非常に偉大な伝授者であり、特にオカルト著者に向いている。彼は魔術師がオカルトの諸力、効果、法則などを小説の形で再現することが出来るよう啓明する方法を良く知るからである。オカルティズムを扱う小説を出版している多くの魔術師らは、この知性体から気付かないうちに啓明されているだろう。一方で、ヤヤレギはまた、魔術師に全てのオカルト小説、出来事などを、メンタル、アストラル、物理界の普遍的法則と因果の法則の観点から説明できる。それらは、個人的にか、従者を使い、直観により行われる。



 図 63:オリエネル Orienell(金牛宮 9度)――は様々なメンタル、アストラル、物理的機能の開発に役に立つだろう、オカルトの補助物や技法についての情報を与える。またオリエネルは魔術師に、どの特定の機能も得るための方法を明らかにする。そのような補助は、主に儀式、形式、手の仕草であるが、私自身のこの頭領との過去の経験からそれらは知っている。魔術師がオリエネルとの接触を長い間続けていたら、彼は全ての魔術の補助の仮ノートを作る事が出来るようになる。これらは彼にこの頭領から直観の形で明らかにされる。



 図 64:コンカリオ Concario(金牛宮 10度)――は、月の魔術に関する優れた熟達者であり教師である。彼は月の様々な影響や28の月齢へ魔術師の注意を惹く。さらに、これらが地球を取り巻く帯と物理世界のメンタル、アストラル、物理界にどのように影響するか、それらの実践的な使用方法についても教える。コンカリオは魔術師に月の占星魔術の総合を説明する。



 図 65:ドソム Dosom(金牛宮 11度)――はオカルティズム、特に催眠術や磁気治療などのとても優れた伝授者である。この頭領から魔術師は霊、魂、肉体に関する正しい催眠の方法を学ぶ。魔術師がドソムから使い魔を望むならば、それらの従者らは魔術師の望む結果をもたらせる。だが、それらの力と機能は愚かな目的のために決して使ってはならない。さもなければ、魔術師は危険な精霊らと繋がる事になるだろう。


 知性体と霊的存在の悪用を避けるために、私は地球を取り巻く帯の、否定的な性質を表す知性体や頭領らを本書に記すのを避けた。だが善と肯定的な性質の頭領らと同じほどに否定的な頭領らも存在する。



 図 66:ガラゴ Galago(金牛宮 12度)――は魔術師に彼のオーラ、魔術空間を電流と火エレメントにより満たす事で、名誉、地位、威厳、友情、愛などを保持する方法を教える。



 図 67:パグルデズ Paguldez(金牛宮 13度)――は、魔術の性質の全ての様相における優れた伝授者である。魔術師がこの頭領と接触をしたなら、彼は自然な方法により様々な諸力を操る方法や、ほとんど奇跡のような原因と結果をもたらす方法を教えられるだろう。魔術師の特別な要請により、この頭領は彼に自然の様々な現象をもたらす方法を明らかにするだろう。――これはあくまで読者への情報のためであるが、この危険な精霊は魔術の性質における様々な妖術の計画の秘密の守護者である。



 図 68:パフェッサ Pafessa(金牛宮 14度)――は魔術師に、個人的な状況でのプロフェッショナルな支援と助言を与える。 例えば、魔術師がビジネスマンならば、この頭領は彼の部下を通じて、より顧客が出来るなどを助けるだろう。パフェッサはとても礼儀正しく、物理的世界で何であれ、常に魔術師を助けるのを喜ぶ。ノームの領域では、この頭領は非常に尊敬されていて、ノームらはパフェッサからそうするようにと言われていたなら、魔術師に喜んで仕えるだろう。



 図 69:ジロモニ Jromoni(金牛宮 15度)――は優れた伝授者として、彼は魔術師に、神の摂理の承諾があったとしたら、宝くじやギャンブルなどで容易に速やかにお金を稼ぐ方法を教えられる。またジロモニはどこに隠された宝が見つけられるかを知っており、彼がそれが賢明だと考えるなら、魔術師に正確な位置を教えるだろう。だが、この頭領は魔術師を助けるのがカルマの観点から許されるかどうかをよく知っている。彼が魔術師に助けるべきでないと考えるなら、彼は最初の召喚でそう伝え、神の摂理が許可し、魔術師のカルマに重荷とならない範囲内で助けようとするだろう。魔術師は時には、富、豊かさ、膨大な金は、完成への道の大いなる妨げとなる事もあると知るべきである。



 図 70:タルドエ Tardoe(金牛宮 16度)――は、魔術師に様々な才能、例えば芸術や文学などを、適切な実践、儀式などで目覚めさせる力を持つ。あるいは魔術師に特定の才能が眠っていたら、それを急速に開発させる。例えば、魔術師が芸術家として生活したいならば、彼にはこの頭領は彼が必要な伝授者や支える友人となるだろう。



 図 71:ウバリム Ubarim(金牛宮 17度)――は魔術師に愛や友情を引き起こす様々な方法を伝授する。また彼は魔術師にこの面での多くの技法や教授を与えられる。同時に魔術師はこの頭領から愛や友情の護符アミュレットの作成方法への詳細な教授も受け取るだろう。またウバリムは魔術師が要求するならば、彼か配下の者によって、アミュレットやタリズマンをこの目的のために充填させられる。



 図 72:メゲルチャ Megelucha(金牛宮 18度)――は魔術師に風と水エレメントをメンタル、アストラル、物理世界で魔術的に作業するための様々な方法と、この二つの力で様々な目的に到達できる方法を伝授する。メゲルチャはこの二つのエレメンツの熟達者であり、彼は成熟して正当な魔術師にのみ、これらの実践を明らかにする。魔術師はこの頭領から、流体とそれを様々な目的のために使う方法を多く学べるだろう。



 図 73:チャダイル Chadail(金牛宮 19度)――は農芸の真の魔術師であり、一般的に彼はこの物理世界の魔術師のみならず、農学、農芸化学、土壌改良などをする人々全てに啓明を与えられる。魔術師が農民ならば、彼はこの頭領から、植物の発育を加速させるための、通常の方法やオカルトの方法による土地の改良を学べる。さらに、様々な化学物質の放出により、土地の質と量の生産性を高められる。また彼は電磁気流やエレメンツやカバラの技法により、自然物をより良く育てるための方法と教授へと魔術師の注意を惹く。チャダイルか彼の配下の助けにより、魔術師は農業でほとんど奇跡的な結果を得られるだろう。



 図 74:チャラギ Charagi(金牛宮 20度)――この頭領は農業や林業の技術開発での素晴らしい啓発者である。魔術師がチャラギと接触をしたら、彼はこの知性体やその配下の者から上記の領域について多くの経験を与えられるだろう。



 図 75:ハゴス Hagos(金牛宮 21度)――は、極性と電流の魔術の達人である。彼は魔術師に電流と繋がっている極性の魔術によって植物の生長を加速させる方法を教える。例えば、彼は植えたばかりの種が果実を持った樹へと一時間で成長させられる。この一時間で種を樹へと成長させられるファキール――この奇跡はインドではいわゆるマンゴーの樹の真の奇跡として知られている――は極性と電流の魔術の彼らの知識を用いて行っている。そのような事は魔術師の間では秘密ではなく、この現象が極性の魔術の応用により、電磁流によって起こせる事は、私は既に「Initiation into Hermetics」で説明している。私がここでそれを示したのは、魔術師はハゴスか彼の従者によって、同じ現象を創り出せるからである。



 図 76:ハイラ Hyla(金牛宮 22度)――は魔術師が高い直観と霊感を通じて、清澄な心、良き判断力、賢明さを得る助けとなる。彼は魔術師に自らか従者を通して、様々な事柄で助けとなれる。例えば、この物理世界での科学の様々な領域での試験などである。



 図 77:カマロ Camalo(金牛宮 24度)――は様々な他の能力の他に、鉱物の構成と、そのオカルトの応用の諸秘密を良く取得しており、これらの秘密を良く守護している。まず何よりも、彼は魔術師に諸圏、諸力、個々の霊などと、様々な金属との類似についてや、これらの諸力を、メンタル、アストラル、物理世界で魔術的に用いる方法について教える。魔術師が要求するならば、彼は流体コンデンサーや、様々な目的のための電磁気の道具、例えば魔術の鏡、杖などを作るための形式の幾つかを明らかとなるだろう。また魔術師はこの頭領から、地球を取り巻く帯や物理世界での様々な目的の魔術使用のために流体コンデンサーを充填する方法についても、自然と学ぶだろう。



 図 78:バールト Baalto(金牛宮 25度)――は魔術師に鉱物に関する様々な作業について教える。彼は我々の星の地下にいるノームらの監督であり、地下水脈や鉱脈の全てを知っている。また彼は魔術師に火山の位置と正確にいつ噴火するかの情報を与えられる。これらの他にもバールトは魔術師に、地球の表面の流れを様々な目的で魔術的に使う方法を教える。求められるならば、彼は魔術師に神託の杖とペンデュラムの術の基礎を教え、それにより電磁気流を見つけたり他のこれらの機能の多くの知識を得られるだろう。



 図 79:カマリオン Camarion(金牛宮 23度*1)――この頭領により、魔術師は健康と体の調和の観点からの様々な種類の食料の間の関係について教えられるだろう。カマリオンは魔術師に類似のオカルトの法則と関連したどの食物を選ぶか、どの果物にするか、どのように食物を混ぜ合わせるかを教える。直観と霊感を通じて、魔術師はカマリオンによってメンタル、アストラル、肉体に特定の効果をもたらすために、食事をどう変化させるか、何の電気や磁気流を用いるか、何のエレメンツを用いるべきかを明らかにされる。彼は食事に関して――特に、あらゆる種類の病、つまり肉体、魂、霊の不調和に関しての、素晴らしい啓明者である。彼は常に魔術師を助けるために準備をしている。



 図 80:アマロミ Amalomi(金牛宮 26度)――この高次の啓明者は普遍的言語の教師と見做されている。彼により魔術師はカバラ、すなわち物理世界に関する普遍的言語を用いる方法を教えられる。アマロミは魔術師に多くの形式やタントラを教え、同時にメンタル、アストラル、物理世界のアカシャ原理の力により効果をもたらすために、これらをどう効果的に用いるかについて教える。「The Key to the True Quabbalah」という題の我が第三の書では、この頭領が公表を許可した幾つかの形式、技法があると、ここで注記しておかねばならない。



 図 81:ガギソン Gagison(金牛宮 27度)――この頭領は地球を取り巻く帯で普遍的哲学者と見做されている。直観により彼は魔術師に、この物理世界の過去と現在の全ての宗教体系とその真の正当性を理解させるようにする。この頭領と友である魔術師は彼から多くの事柄を学ぶことができ、あらゆる宗教体系をヘルメース学的観点から詳細に調べ、その中の普遍的な法則を効果的に見つけ出せる。同時に彼は普遍的法則のどの範囲が隠され、ヴェールを被せられ、誤解されているのかを悟り、自らの個人的使用のために哲学的観点からそれらを正す事が出来る。この宗教哲学の達人は彼に、虚構と実体を分離する方法を教えるだろう。魔術師がガギソンにしばしば接触していたら、過去の時代から今日まで、全ての宗教は普遍的法則にアリアドネの糸のように従ってきており、これらの法則は今では多かれ少なかれあらゆる宗教体系に強く現れているのを彼はすぐに見るだろう。



 図 82:カラハミ Carahami(金牛宮 28度)――この頭領は宇宙の普遍的物理学の教師と正当に呼ぶ事が出来よう。彼は魔術師に自然の中の宇宙の諸力と、その類似と、その正当性を理解させ、それらを制御する方法を教える。カラハミは魔術師に自然の中の多くの超物理学と超霊学の秘密を啓示させられる。魔術師の中で宇宙的諸力についての知識が育つとともに、それらの諸現象の原因と結果が疑う事無く明らかとなり、彼はあらゆる自然現象をヘルメース学的観点から正しく説明できるのみならず、彼の成熟に応じて、それらの現象を自らも引き起こせるようになる。だが真の魔術師はこの種の魔術作業により混沌を引き起こす気はしないだろう。そうする事で、彼のカルマに重荷を加えるのみだろうからである。



 図 83:カラモス Calamos(金牛宮 29度)――は魔術師に我々の物理世界の植物の接ぎ木に関する優れた方法を明らかにできる。しかし彼は海とそこに生きる物らに大いに影響を与えるので、それらの他に魔術師に海に住む全ての者らを支配し、力を得るための特別な魔術的方法を教えられる。カラモスは魔術師に荒れた海を沈める魔術の呪文や、航海中に自らを守る方法も教えられる。危険な時、船が沈没寸前になったら、カラモスと接触をしている魔術師は常に救出のための方法を見つけられるだろう。魔術師が要求するなら、カラモスは海のエレメンツの存在を配下として与えたり、海の存在と接触する方法を教えるだろう。寂しい海岸のそばに住むウンディーネや、全ての海面下の存在は、この地球を取り巻く帯の頭領を高く評価しており、彼に対して最上位の敬礼をし、彼が望む何事をも果たそうとする。



 図 84:サパサニ Sapasani(金牛宮 30度)――はカラモスと似て、水の魔術の優れた熟練者である。水の中に住む全ての存在と、全てのエレメンタルの存在らはこの頭領に服従する。彼の特別な知識は、錬金術や魔術の作業や目的のために海塩を用いる事と関連している。魔術師はサパサニから海塩の一つまみを用いて、共感魔術の方法により水の存在らと接触する方法、様々な目的のために海のエレメンタルの諸力を用いる方法を教えられる。また魔術師はこの地球を取り巻く帯の頭領から、多くの他の実践を伝授されるだろう。



召喚魔術の実践 2-双児宮の頭領達
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*1 なぜかこの23番目の頭領が、25と26の間にある。