秘密の火 クンダリニー、カバラ、錬金術の関係

ページ名:秘密の火

秘密の火 クンダリニー、カバラ、錬金術の関係


マーク スタヴィッシュ修士著


All Rights Reserved. Copyright Mark Stavish 1997.




前言


 以下の諸実践は、人類に知られている創造されたものの中でも最も強力なエネルギーを解放するのを助けるべくデザインされている。これらは、秘教的な経験を僅かか全く無い者のためにはデザインされていない。一般的に、中央の柱と五芒星の儀式のいずれかか両方と、さらに六芒星の儀式を同じ時間だけ、少なくとも1、2年は毎日続けるのを勧める。生命の樹の第32から第24を通じての小路の幾つかの作業も望ましい*1。さらに、1週間に1度ほどの「諸界への上昇」*2の定期的な実践もである。常識的なアドバイスとして、「ゆっくりと急ぐ」心持ちと、バランスの取れたライフスタイルは、これらや他の秘教的な実践*3の好ましくない副作用に対しての最良の防衛となろう。あなたが自らの実践と、それによって得た経験を日記に記すのは、非常に重要である。


 この秘密の火の経験をするのに必要な時間はどれだけかかるかは未知である。もっとも、準備をしっかりとするのは、成功の最良の保証となる。それぞれの実践でかかる時間は、最初は15分から20分を超えないようにし、半年後には30分から45分にする。また、これらの実践をする者は、日々定期的に、その日の惑星の性質のためのスパジリスト*4のチンキを用いるのを強く勧める。それにより、ゆっくりと系統的な微細な霊的なチャンネルの浄化は、秘教的な作業の副作用の一部を緩和するのに助けとなるだろう。また夜に「夢ヨーガ」の実践をするのも勧められる。これは学徒が眠っている間に、日常での特質を調律し、内なる接触の助けとなり、作業での特定の問題に対しての解決の光を与えるだろうからである*5


 これは一見すると多くの作業をしなくてはならないように見えるが、実際にはそうではない。日々の使用に必要な分のチンキは極めて容易に作れる。これはビタミン剤を飲むよりも時間を取る事は無い。夢ヨーガは我々が眠りに落ちる事により行われるので、これも余計な時間を取る事も無い。必要なのは日々の継続性、献身、忍耐である。これらの特質は、達人となるのを保証し、ほとんど与えるのと同義語となる。あなたの実践に幸運があらんことを。秘教主義の絆の下に、

Ora et labora(祈り、働け)

マーク スタヴィッシュ

ペンシルベニア州ウィルクスバリ

1997年4月


序文


 西洋の秘教実践において、その秘教実践の効果と、微細な、そしてそれほど微細ではない実践者の様々な体へのそれらの効果との、知識のギャップがあるように思える。東洋では、全ての霊性実践で、明白に表現しているか否かに関わらずに、全ての被造物、特に「生物」の中に半ば眠るエネルギーを目覚めさせるべくデザインされている。このエネルギーは様々な伝統によって「クンダリニー」「蛇の火」「龍」などととして知られている。それぞれの体系の大きな違いにも関わらず、この隠されたエネルギーへの実践の効果と、それが種々の実践との関連や、霊性の段階に応じて、物理的、感情的、霊的な体を通してどのように「流れる」かは、極めて詳細に研究されてきた。そのような詳細な分析は、現代西洋秘教主義には欠けている。


 現代のカバラ学者にとって、儀式魔術への最も一般的な入門は、小五芒星儀式と中央の柱の実践である。本論文の目的は二つある。秘密の火を刺激する実践や関連する実践を示すのと、全般的な学習をしていたり、錬金術に専念していて、この覚醒を経験した事があるかもしれないが、その調整のためのシンプルで直接的な諸実践が必要なヘルメス学の道を進む秘教学徒らに、それらの諸実践の提案である。


理論的背景


 現代の秘教学徒の大半が、中央の柱の実践には親しんでいるので、これが本論文の基礎となるだろう。加えて、セーフェル イェツィラーと、限られた数の錬金術の文献も、引用として用いる。


 カバラの基礎概念は、増大する濃度のレベルとともに、人は現在の物理的存在と霊的進化の状態に来たというものである。様々な儀式、実践、瞑想を通じて、一般に被造物の中に、特に実践者の体の中に隠れているエネルギーが、「覚醒」し、浄化され、方向付けられる。そしてこのエネルギーは霊性開発、認識の拡張、肉体の健康と増大のためにも用いられる。


創造――「初めに……」



 創造は、西洋のカバラと錬金術の概念では、以下のプロセスとして行われたと考えられてきた。


 神、絶対者、あるいはヘブライ語でのアイン ソフ アウル(限りなき光)の心は、拡張と収縮の連続を通じて、創造の諸境界を確立した。第一の世界は最も微細で、非存在のオリジナルの状態に最も近く、アツィルト界と呼ばれる。これは火の世界とも呼ばれるが、それはこの世界が、火の生き生きとし、非定義で、ほとんど制御不能の性質に類似しているからである。次の世界はブリアー界、あるいは我々人間の精神が認識可能な原型や形態の世界である。ここは風の世界として象徴され、次の世界のイェツィラー界、水の世界と、火の世界との間の障壁の世界となった。この水の世界は、高次の霊的、感情的なエネルギーを帯びた世界で、物理存在、アシアー界のヴェールのすぐ背後に位置する。このアシアー界は地の世界としても知られるが、それは物質的生活の固定的で具体的な性質からである。


 この分離の目的は、最も微細な火から最も濃度の高い地まで、エネルギー・物質の濃度レベルが増大しつつ創造が起きたのを示すためである。この濃度の増大する文脈から、意識の10の諸界あるいはレベルも起き上がり、それらはエネルギー物質とも組み合わさって、セフィロトあるいは存在の諸圏として知られるようになった。これらは、以下のパターンで起きた。統一、反射、極性、反射、極性、統一、反射、極性、統一、最終的に物質化である。統一と極性そして再調和のこの基本的考えは、カバラと錬金術の実践の基礎であり、これは自然の観察から導かれたものである。


 それぞれの世界は、前や後ろの世界より、より微細だったり濃かったりする反射である。それぞれのセフィロトはその前や、次のものの部分的な反射である。だが、それぞれの反射は部分的なもので、わずかに歪みがあるので、それぞれの圏は自らの特有の性質を持つ。いわゆる「中間の4セフィロト」のみが、それぞれのレベルで創造の全てのエネルギーを調和したり反射したりする能力を持つ。


 この創造の「ジグザグ」の動きは、「閃く稲妻」と呼ばれる。そして濃い物質から、様々な段階、セフィロト、創造の諸世界を通じてエネルギーを帰還させるのは、「蛇の道」として知られている。なぜなら、生命の樹と呼ばれる図での、逆転しての蛇の動きに似た「ジグザグ」の動きの性質からである。


 錬金術では、第3と4のレベル、創造の圏の間のどこかで、あるエネルギーが未来の状態、あるいは第10のレベルで物質を形成する特質となる。このエネルギーは「第一原質」と、聖書では混沌と、またスピリトゥス ムンディ(地上の霊)などとも呼ばれる。ここでは、二元性は完成され、シンプルな潜在性やイデア、先に存在した極性とは対称的な正当な極性が存在する。エネルギーは活動性と受動性のモードに分割され、活動的なエネルギーは生命の諸エネルギーを構成し、受動的なエネルギーは物質の諸エネルギーを構成する。「ホメーロスの黄金の鎖」では、活動的なエネルギーは硝石と、受動的なエネルギーは塩と呼ばれる。


 この生命エネルギーは火と風の二つの形態で現れる。両者とも自然では活動性が優勢であるが、火はより活動的であり、風はその構成において、水エレメントが部分的にあるゆえ、わずかに受動的である。潜在的な物質は水と地のエネルギーとして現れる。これらのエレメンツは、同じ名前の物質とは何の関係も無い。そのため、これらは頭文字を大文字にして、「エレメンタル」と呼び、それらを我々が歩く地、我々が飲む水、我々が呼吸する風、我々が調理に使う火とは区別する。実際これらはエネルギーの状態であり、それぞれが自らの特有の性質を持ち、同様に、それぞれが先に述べた10の意識のレベルがそれらの中にもある。またエレメンツは、それぞれがお互いに交流するために好む方法もあり、それらにより錬金術の3原理を形成する。事実、エネルギー・物質・意識が我々の世界に発現するための40の違った道がある。


 この3つの本質とは、硫黄、水銀、塩の錬金術の諸原理である。「エレメンツ」に似て、これらの原理は「哲学的」に考えるべきもので、化学的構成として文字通りに解釈する物では無い。錬金術の硫黄あるいは、ある存在の魂は、エネルギー(火)と知性(風)を動かす諸原理が優勢で、錬金術の塩あるいは、ある存在の肉体は、無意識の諸力、霊的、本能的な知性(水)と固体物質(地)が優勢である。錬金術の水銀あるいは一般的な生命力は、知性(風)と本能的な諸力と霊的なエネルギー(水)が優勢で、リンクや橋として、硫黄の高次の諸力と物質の低位の体を結び付ける。


 鉱物界では、主要なエネルギーは地のもので、あとは僅かな水と、非常に僅かな風と火がある。植物界では、主要なエネルギーは水と風で、僅かな火と地がある。動物界では、主要なエレメント力は火で、あとは風、僅かに地がある。これらの特性は、実践的、大志のあるヘルメス学者が用いるための以下の情報のために定義されていると理解する必要がある。例えば、上記の定義を用いると、植物界は本能的エネルギー(水)と知性、すなわち特別な機能(風)は豊富だが、直接的なエネルギー(火)は太陽から直接受け取るしかないので僅かで、硬い物理的な物質(地)は非常に少ないと言える。


 東洋でも西洋と同様に、エレメンツの原理と哲学的原理の概念は、ほとんど同じように表現されていた。この創造からの起源の未分化エネルギーは、インド哲学、現代オカルト、ニューエイジの集団からは、しばしばアカシャ、スピリットと呼ばれていた。だがアカシャは二つの相で構成されており、一つは私が既に述べたように活動的、硝石で、もう片方は受動的、塩である。またこの硝石のエネルギーはクンダリニーの力、霊的な諸力としても述べられている。錬金術では、これは秘密の火である。塩は、プラーナの力、生命エネルギーに属する。



 生命エネルギーの機能は、物理的な生命形態と存在を保持する事にある。これは完全に本能的、無意識の働きであり、宇宙の周期、占星術のパルス、その他の自然現象に強く影響される。秘密の火の機能は、人間を進歩させる事にあり、それが存在する場所は自己あるいは「私」の感覚のある所である。最も低位のレベルあるいは機能では、これはエゴであり、至高のレベルでは神の化身である。両者は一つのコインの表裏だからである。一方は物理世界と関連する「自己」であり、もう片方は、全ての被造物と、共同創造者としての関係の中の「自己」である。


 大半の人類には、秘密の火あるいは自己意識を解放するエネルギーは眠っており、脊柱の底で蛇のようにとぐろを巻いている。ごく少数の者のみが、それらを逃げさせ、何らかのセフィロトのレベル、所謂チャクラへと到達させ、それぞれの人物のための意識の座を作っている。この火が頭蓋骨の頂上へと到達し、さらにそれを超えたら、霊的な覚醒が起き、このエネルギーを降下させ、再び上昇させる。その間、霊的な諸センターは覚醒し、超能力や関連した現象を発現させられる。


 この秘密の火は、肉体内の生命エネルギーの一時的な覚醒の結果として上昇する。これは、霊的な覚醒が、肉体のストレス、病の時、臨死体験などで起きやすい理由である。この秘密の火が様々な霊的、物理的な流れを通じて上昇する時、それは輝く光の球に包まれるようになる。


 秘密の火の経験は、結果として肉体の生命エネルギーを抑圧させるので、様々な形態での現れの状態を作り出すだろう。


 ある者らは、天使、彼らの高次の自己、「聖守護天使」として、他の者らは師として輝く光を知覚する。


 周囲の直接的知覚とともに、幽体離脱が起きる事もある。


 不随意の肉体運動が起きることもあり、それらは所謂「クンダリニー現象」の典型である。体の震え、急速な呼吸、腹部の揺れ、制御不能の眩暈、ファラオの姿勢で垂直に座るなどである。


 しばらくすると、このエネルギーは降下していき、脊柱の底へと戻る。


 この覚醒の効果は、個人の意識が適応するまでしばらく時間がかかるだろう。また、それは「非物理的」な領域には限定されない。肉体の機能も低い程度であるが変化し強化され、様々なレベルで正当な「再生」を構成する。だが、より継続的な意識の変化をするには、この力の流入と共同する個々の心、「私」の感覚に拠る。


 我々が見てきたように、クンダリニー、あるいは秘密の火の考えは、二つの極性の概念と繋がっている。一つは未分化の創造エネルギーであり、もう一つは物質の被造物の個々の細胞の中に封印されている、このエネルギーの種子として、人間の脊柱の底にその焦点がある。


 肉体の弱化の結果としてではなく霊的実践の結果として、このエネルギーが上昇するならば、肉体の生命エネルギーを様々な場所に集中させる事となり、肉体的、霊的な混乱を起こすことがある。このエネルギーが頭部へと集中されたら、霊的覚醒の幻覚を作り出したり、脊柱を上下する「熱と冷たさ」のフラッシュ現象、潮流として良く知られている現象が起きたりする。だが秘密の火の効果と、その生命エネルギーへの再分布不可の効果は、以下の現象を引き起こす原因となり得る。


  • 病を暗示する激しい痛み。
  • アリや小さな虫が肌を這いずるような感覚。また、エネルギーが「飛び跳ねる」感覚。
  • 明澄な静けさと安らぎの感覚が、各センターを頭頂まで上昇する。
  • 有名な「ジグザグ」や蛇の上昇のパターンでエネルギーが上昇する。
  • このエネルギーは、一つか二つのセンターをスキップできる。
  • このエネルギーが頭頂に到達したら、光の瞬きを経験する事がある。
  • 肯定的、否定的な人格性は両方とも極端に強くなり、精力は増大する。

 このエネルギーが頭頂まで上昇したら、肉体内の生命エネルギーに直接的に働かせることが可能となり、サイキック経験と霊的覚醒を強化するために用いられる。


 簡潔に言うと、これらのサイキック諸センターは肉体のエネルギーをそれらに集中させる前に、秘密の火によりまず目覚めさせ、浄化しなくてはならない。


 よって、以下の霊性実践、秘教的瞑想は、我々の奥深くに眠る秘密の火の解放のために、我々の心、肉体、意識を準備させるためにデザインされている。漸進的な血液、神経系、内分泌腺の浄化を通じて、秘密の火への生命エネルギーの「鎖」は緩められ取り除かれ、この常に上昇の圧力とともに解放されるのを待つ力とエネルギーは、行動へと引き上げられる。よって、この蛇は真には眠っているのではなく、我々がこの存在と潜在的な恩恵に対して眠っているのである。


秘密の火とセフィロト



「神は人を追い出し、エデンの園の東にケルビムと回る炎の剣とを置いて、生命の樹の道を守らせられた。 」(創世記 第3章24節)


 「生命の樹」の使用は、現代秘教主義にとって祝福と呪いの両方であり続けた。理解されるならば、この「樹」は大宇宙と小宇宙の両方の創造での、完全で作業可能なモデルを提供する。だが、多くの者らはここで個人的レベルで失敗している。生理学的現象と対処する際に、この樹のしばしば極めて一般的な情報を秘儀参入者の個人的な状況へと当てはめる能力は、現代秘教の集団に大いに欠けている。この理由は幾つかある。まず第一に、多くの現代秘教主義者らは、単純に学んだことを個人的なレベルでそれが真実か否かを試す事無く、ただ繰り返すのみである。第二にカバラの言語は複数のレベルがあり、同じ言葉が様々な意味合いを含んでいる。よって、これらの言葉を用いる多くの者らが、実際にはこれが何を意味するのか、どのレベルで解釈されるのかを知らない。第三に、生命の樹の図は区分化するには単純に整いすぎている。多くのカバラ学者らは二次元のページやイラストに用いられる生命の樹が許すよりも、内なる現実は遥かに柔軟である事実と対処する事が出来ない。


 これらの問題は「一つの樹」と「四世界」の概念により、さらにややこしくなり、霊性覚醒の危機や所謂クンダリニー現象に関して、カバラの実践と関連させての有意義で実践的な情報を作るのをほとんど不可能とする。道教やタントラの情報源からのはっきりとして明白な情報が得られるのと比較するならば、多くのアメリカ人やヨーロッパ人らが、文化的、歴史的により関連するカバラの体系よりも、これらの体系を好むのも驚く事では無い。


 知識の伝達のこれらの問題を解決するために、著者やこの主題について語り合ってきた他の者らの経験と関連している情報のみを、ここでは含める事にするだろう。理論は理論として語り、経験は経験として語られよう。一般的なカバラの用語は定義され、再定義され、分かり易く直接的な対話を維持するようにしよう。混乱し、いささか無関係な神姿、神話の引用、個人的な経験と繋がっていない宇宙論の広範な使用は避ける事にしよう。


眠れる蛇を刺激する


「ちょうどモーセが荒野で燃える蛇を上げたように、人の子もまた上げられなければならない。それは彼を信じる者が、すべて永遠の命を得るためである」(ヨハネによる福音書 第3章14-15節)


 小五芒星儀式は、しばしば大志のある魔術師らが最初に学ぶ儀式である。この機能は、個人で行う儀式の基本構造を教え、作業者の影響の圏から破壊的な諸エネルギーを放逐したり消去する基本技法を与える事にある。この儀式で用いる象徴は、他のより複雑な儀式の基礎であるが、この小儀式を効果がより低いと見下すのは間違いである。儀式は単純であろうと複雑であろうと、その効果は実践者の技量にのみ拠る。繰り返して行われた小五芒星儀式は、より凝った儀式の不完全なものや、たまにしか行われないものよりも、より効果的であろう。


 黄金の夜明けヘルメス団の影響のある西洋オカルティズムで用いられる本質的儀式は、合計でほぼ6つある。1) 五芒星の小儀式。2) 五芒星の大儀式。3) 六芒星の小儀式。4) 六芒星の大儀式。5) 薔薇十字の儀式。燃える剣の使用は不規則に思える。だが、これとさらに共同で用いる蛇の上昇の実践もまた、これらの一部と見做されている。


 これらにおいて、中央の柱の使用は任意であるが、この中央の柱こそが肉体のエネルギー、生命エネルギーを浄化するのに最も働き、秘密の火の解放への道を作るのである。


中央の柱



「勝利を得る者を、私の神の聖所における柱にしよう。彼は決して二度と外へ出ることはない。そして彼の上に、私の神の御名と、私の神の都、すなわち、天と私の神の御許から下ってくる新しいエルサレムの名と、私の新しい名とを、書きつけよう。」(ヨハネの黙示録 第3章12節)


 中央の柱の実践には幾つかの派生があるが、それらの基礎は全て同じである。リガルディーの「真の医療の技術」で提案されているエレメンツを使うか否か、あるいは彼が後に「中央の柱」で提案していたセフィロト/惑星の照応を用いる(最も一般的に使われている)か否かは問題ではない。アウルム ソリス(黄金の太陽団)で用いられていた技法も、代わりの実践として考慮に値するだろう。


 中央の柱の理論的な基礎は、想像力、呼吸、集中を通じて、創造の霊的エネルギー、特にここではイェツィラー界のものが、秘密の火を食い止めている生命エネルギーの浄化をするように導かれる事にある。我々の霊的センターの感情、倫理、物質主義的なゴミらを清める事により、それらは内部で働いている宇宙エネルギーをより良く反射するようになる。先に定められたエネルギーを周回させるパターンに従い、中央の柱は我々のオーラの尖端を滑らかにしたり、全面的な方向にエネルギーの流れを増大させたりする。それにより、霊的な道は大きいものも小さいものも、生命エネルギーの増加を通じて浄化され強化される。


 中央の柱で記される道は、円の動きが自然となっている。これらの多くの部分は、反射する性質により、大きく清澄で輝く。リガルディーは霊的な球は、大きく清澄で、他の色が知らないならば輝くダイヤモンドのように想像するよう述べている。もっとも最後には、実践者の全体の球あるいは拡張されたオーラは、熱と光を放つ輝くダイヤモンドとして創造されなくてはならない。


 中央の柱の良い所は、多くの秘教の実践と同様に、真にレイヤー化された実践である点である。そこにはほとんど無限の融通自在さと、増大する潜在性がある。実践者が想像力の技術と操作を開発するとともに、新たな可能性は増大する。


 中央の柱の中心的な動きの一つは、「光の噴水」である。実践者は輝くエネルギーが足元から頭頂の上へと向けて上昇し、それから水しぶきのように、自らのオーラの端を全方向的に流れて、それらを強くし、その荒さを滑らかにし、再び足元にエネルギーらは集まる。この想像による周回は、何度か繰り返す。この実践の鍵は、いずれは秘密の火の解放のための上昇する時の中央の道を準備する部分である。またこの実践は中国の気功、インドのタントラ、チベットの金剛乗(ヴァジュラヤーナ)ヨーガのような東洋の諸実践と似ている。


 そうは言うものの、秘密の火を解放するための東洋と西洋の実践には、幾つかの違いも存在するのは明らかである。東洋の霊的センターに直接働きかけ、脊柱にエネルギーを上昇させていく実践は、中央の柱のより一般的な作業よりもトラウマ的となり得る。この理由から、ヨーガの技法では秘密の火を速やかに解放するためには、グル(師)の監督を必要とする。これらは実践者の活動を強く制限し、緊密な監督を必要とするので、アメリカやヨーロッパ文化の日常生活を送る者らには、これらの体系も非実践的である。


 両者の技法には類似性は存在し、それらは後に詳しく見て行くが、大きな違いは以下の様にある。


 1) インドヨーガは、主に物質世界から可能な限り速やかに解脱する技法を意図している。西洋秘教の実践は、物質世界の中にある物質と精神の完成を意図し、それを放棄するのではない。


 2) 中国のヨーガ、気功は、物質世界の完成と、さらに体を「光体」へと霊化させるのを意図している部分は西洋の実践に近い。だが、エーテル体(ナーディあるいは鍼治療の経穴)のレベルから始まり、そこから進めていくのはインドヨーガに近い。この「下から上げて、内側から外へと伸ばす」アプローチは、中央の柱の「上から降ろして、外側から内側へと向かう」のとは違う。エーテル体が初期から影響するので、効果はより劇的であり、同時に準備されていない者のトラウマの可能性もある。中央の柱では、エーテル体はしばしば最後に影響される。これは、使われる象徴についてと、集中、視覚化、瞑想の必要性が、長い時間をかけて実践者の精神の外観に影響するからである。1年かそれ以上の、ある程度の長い日々の実践の後にのみ、中央の柱の効果は実践者のアストラル体に影響し、やがてはエーテル体と肉体にも染み込んでいく。ある情報源では、たとえ最も上達したヨーガの実践者でも特別な技法によりクンダリニーを解放するには、最低でも3年はかかると言われている。これまで私が言ってきた「解放」とは、それ自体は解放ではなく、秘密の火の自然な表現への障害物を取り除く事である。これは重要な点であるが、クンダリニーを経験するには、たとえハタヨーガでも、12年の秘教の技法の実践を必要とするとよく言われるからである。これはニコラス フラメルが哲学者の石を作ったのと同じ年数である。最近のワークショップで、ジャン デビイスがフラメルの極めて危険な技法を3年で行うのも可能だと述べていた。錬金術師にとって、哲学者の石の内なる創造とは、クンダリニーの経験以外の何物でも無く、石の外側での創造とは、この宇宙的創造のエネルギーを自由に制御する能力の事を指すのだろう。


 3) チベット密教の体系では、中国とインドの中間が行われる。彼らは解脱に集中するものの、また肉体のエッセンスからエーテル体を作るのも含まれている。この金剛体あるいは虹の体と呼ばれるものは、達人の純粋な光であり、自由に物質化出来る。中国やインドの体系と似て、チベット人らは実践者らの心と感情の浄化のために儀式を用い、また擬人化した諸仏や、抽象的幾何学的な形態の両方の視覚イメージも用いていた。中央の柱を実践する際に、五芒星や六芒星の儀式を行う事で、この機能を満たせよう。


 よって、我々が見てきたように、東洋と西洋の実践の大きな違いは、源の機能と基準点と要約できよう。東洋人は人を輪廻に縛り付ける無知の結びを徐々に解く事で、解脱するのを求める。西洋人は霊的現実の反射として物理的現実を作る事で、物質世界の完成を求める。これらを達成した達人は、輪廻を自由に離れるよう進む事も出来よう。西洋のアプローチは、世界により活動的で、それを変容させるのを望む。一方では東洋のアプローチは、世界を束の間の幻影と観て、そのためより受動的である。そのような哲学は、全ての信念や文化と似て、彼らの初期の起源での物理的な環境を反映している。熱帯や亜熱帯の地域では、食料の備蓄無しでの冬は共同体の死を意味した北半球と比べて、時間はそれほど重要ではないと見做されていた。北極地方の冷たく過酷な現実は、違った理論と技法を作り出した。同様に、農業地帯よりも違ったイデア(神々)もである。狩猟民や確立した農業社会では、彼らが住む物理的な環境を反映し、価値観、必要性、霊的哲学と技法に影響したのである。


 これはある者が別の土地や文化の秘教実践を用いようと考えている際には重要な点である。なぜそれは起きたか? 何の環境の下で? 潜在的な実践者の生活でも、同じ条件は現在でも当てはまるのか? 現在の条件から見て、これらの実践は進歩的か退行的と見做されるのか? つまり、これらは未来に向かって進むものか、神話的な「黄金時代」の過去を理想化させたものに過ぎないのか?


塩、土星、性的エクスタシー、霊的至福


「蛇が絡む心臓とは我が名なり!」(カルデアの神託)



 塩は知恵と学習の象徴である。土星はウロボロス、自らの尻尾を噛む蛇、限界の象徴と関連づけられている。そのため、これは大地や物理的創造と密接に結び付いており、同時に非存在、永遠とも接している。15世紀の文書の一つでは、この蛇は赤と緑の二つの色で描かれていた。赤は外側で緑は内側である。自然と金星の色である緑は、作業の始まりである。哲学者の石と火星の色である赤は、作業の終わりを表す。


 「Sapiens dominabitur astris.(賢者は星々を支配する実践をする)」我々が、内なる占星術的不調和(つまり、霊的センターあるいはチャクラ)を正したので、外側の占星術的条件は、我々への否定的な影響は弱まっている。我々は「星々」の諸力への支配を得て、「我らが望むならば、我らが礼拝室で太陽を輝かせ」られる。


 17世紀のヤーコプ ベーメの弟子のギヒテルは、人体の中に宇宙的渦巻、あるいは「自然の輪」を置いた絵を描いた。1898年に出版されたJ.G.ギヒテルの「実践神学」の書では、土星は頭頂に、木星は眉間に、火星は喉に、蛇が周囲に絡まる太陽は心臓に、金星は肝臓に、水星は脾臓に、月は性器に置かれた。あるいは生命の樹の神学的な降下として表現された。蛇がからまる心臓に、私は注目したい。ここで彼はまた火エレメントを置いている。


 古代エジプトの秘儀参入者らは、スカラベ(タマコロガシ)とも呼ばれていた。なぜなら、これらの虫は再生のための卵を押していくからである。


 「Mysteria Magica, vol 3 The Magical Philosophy」*6では、中央の柱(指令の鍵(第1形式)城塞の鼓舞と呼ばれていた)の実践に眉間のセンターも含まれており、それぞれのセンターで様々な色を用いていた。最後には、カドケウスの杖の双子の蛇らの上昇も加えられていた。眉間は土星に割り当てられており、イェソドのセンター(性器)と調和し、黄金の夜明け団とアウルム ソリスが提供する中央の柱の残りのセンター全てに力を加えると言われている。



 錬金術では、塩は地と水エレメント(あるいはアシアーとイェツィラー界)からもたらされ、秘密の火は塩(物理的肉体)の中に「隠されて」おり、解放を求める無意識、本能的な諸力を表している。制御不能になったり、不完全なまま解放された時には、これは「地獄の火」と呼ばれ、浄化させる効果として学徒の肉体と精神を大きく荒らす事がある。これは第31の小路、火の小路として描かれている。時には、死後にこの小路を通る再生されない者らの「煉獄」や「地獄」と誤解される。この小路はまた、水星、シンש、霊的ガイドと進化の象徴の指揮下にある。カバラのノタリコンに興味のある読者のために言うと、シンは300の値を共有し、それはヘブライの文「生ける神の霊」と同じ値である。


「私は悔改めのために、水でお前達に洗礼を授けている。しかし、私の後から来る人は私よりも力のある方で、私はその靴を脱がせてあげる値うちもない。この方は、聖霊と火とによってお前達に洗礼をお授けになるであろう。」(マタイによる福音書 第3章11節)


 このシンの文字は、神の光、命、愛、実在の象徴として瞑想ではしばしば使われる。この字は頭頂にわずかに触れる上に想像される。それから頭の中に適切に入り(セーフェル イェツィラーでは知性と神経系のエネルギーと関連づけられているように)、心臓へと降りていき、最後にはそこから瞑想家を火の海へと飲み込む。この文字は燃える3つのヨドあるいは舌の字から構成されているので、聖霊降臨の燃える舌や、様々な三位一体の概念と関連づけられる事もある。


 この内容には様々な可能な解釈がある。その一つでは、洗礼者ヨハネは悔い改めとイェツィラーの水の世界への秘儀参入を与えていたが、イエスのものは、魂の火、あるいは完全な達人への秘儀参入の道を与えたというものである。別の解釈では、ヨハネは第29の小路、水の道までの秘儀参入を与えていたが、イエスはより過酷で厳格な火の道、第31の小路を弟子らに与えていたというものだ。いずれも決定的な答えでは無く、現代のカバラ学者らが聖書を秘儀参入の実践という文脈の上で理解しようとする試みである。だが、聖霊の記述はより情報豊かである。この句はユダヤ人のバビロン捕囚中に受け入られ、ユダヤ教の神秘主義信仰へのペルシアとカルデアの影響の起源を表しているからである。


 この聖霊(ルアフ エロヒム)という言葉は、ゼンド アヴェスター*7のスペンタ マインユ、「聖なる(創造的な)霊」から受けたものである。この創造的な力は、暗黙のもので原典で直接的に記された物では無い。それらの意味合いはユダヤ、キリスト教の現代諸言語への再翻訳では失われたようである。このスペンタ マインユは神から命令される6、7の宇宙の知性体らの集団からなる、純粋で再生させるエネルギーと知性体である。


「それ(スペンタ マインユ)はアフラ マズダ(良き心)の自己認識する性質あるいは活動性である。それは自己創造するエネルギーであり、宇宙の創造と進化を導く。スペンタ マインユは動的なもので、創造は常に起き続けるプロセスである。ゾロアスターにとっては、聖性は豊かさ、成長、健康も意味した。スペンタ マインユは宇宙の増加と進歩の原理を表していた。」(F.Mehr 29ページ)


 この力とこれらの存在は、マスレムあるいはマスラ、文字通りの意味では「力の聖なる御言葉」から構成される。これはインドのマントラと、中東とエジプトの「力の言葉」の実践の開発の基礎である。YHVHが全てのヘブライの神名らの起源であるのと同じように、マンスレムあるいはマスラはそれ自体が、万物がそこから発現した至高のマントラであった。ここでこれらを記した理由は、このペルシアとバビロンで、元は半独立していた東洋と西洋の秘教実践が集合し完成するからである。ある意味、ここは我々が知るヨーガ、カバラ、錬金術、魔術のオリジナルの故郷であると言えよう。この時代の芸術や建築物には、ユダヤやエジプト伝統でお馴染みの羽根のある生き物、惑星の図、生命の樹の初期ヴァージョン、様々な種類の絡みつく蛇のモチーフが示されている。


火の宇宙の三角形


「成功する達人となるには、大いなる作業の内容の知識を授けられねばならない。また、信念、沈黙、心の純粋さ、信心深さもである。門を通り過ぎ、哲学の水銀のヒエログリフを乗り越えた後には、彼は大いなる作業のそれぞれの主な作業――煆焼、分離、浄化、ヘルメスの封印された瓶への導入、この瓶を錬金炉への転換、凝固、腐敗、吸水、増殖、投入を表す城塞の7つの天使らの領域を旅する。そして哲学者の石に到達したとしても、彼はそれが恐るべき竜により保持されているのを知るだろう。」(ハインリヒ クンナート著「永遠の知恵の円形劇場」)


 錬金術の文献では土星は水星と関連づけられており、同じく「水星の性」と呼ばれる両性具有が与えられていた。


 ティフェレトの幾何学象徴は、水と火の二つの三角形が組み合わさったもの、あるいはダビデの星と呼ばれる模様である。これを生命の樹の惑星のセフィロト(土星はダアトと関連づける)と繋げるよう拡張すると、水の三角形は、火星、木星、月の圏と繋がり、火の三角形は土星、金星、水星と繋がる。



 ウロボロスが自らに制限する(土星)宇宙のエネルギー(蛇)であるように、金星は太陽の光を反射する霊として、生において(その生長の性質)自らを増やす創造的な宇宙の力である。水星は多くの様相において土星と似て、両性具有であり、創造の火を制御し、それを哲学者の石の創造へと向ける。水星はカドケウスの杖、二匹の蛇がからみつく翼のある杖を保持する。この翼は純化を、蛇らは創造の基本的な力を表す。これらは霊的な諸センターを交差していくが、それらは7つあるとされ、色のスぺクトラムに加えて白(金星)で表される。この図の中心にあるのは太陽であり、統一、活性化、万物の調和である宇宙の創造的諸力であり、我々が接触を望めるものである。それは中央にあり、他の全ての惑星、霊的センター、宇宙エネルギーの相を方向付け制御する。


 太陽の火と接触する事により、我々は(金星を通じて)他の霊的センターの火を開くことが出来る。そして心あるいは水星の諸力を通じて、土星の制約し啓明させるエネルギーをより容易に導くことが出来る。


 これらの惑星の、特に金星と水星の多様な面を理解するためには、ティフェレトまでのパスワーキングを行っているのは重要である。この論文の後に示す実践には不可欠ではないが、この理論的部分の理解の助けとなる。


 だが我々は以下の考えを基礎とした一連の瞑想により、各圏の関係を理解し始める事が出来る。


 金星はその生長し無意識な方法による、再生し、官能的、活動的な生命力である。それは熱、光、感情と関連する。降下の道において、金星は一つの太陽の光線を色のスペクトラムの多くの面へと分離させ、同様に複数性と統一性、霊的センターらと諸惑星、その特有の性質との関係について、より良い理解へと我々を導く。上昇の道においては、金星は惑星的と個人的なもの(霊的センターら)の両方の散開した諸エネルギーを再統合させ、一つの力へと調和させる。もっとも、それが純粋な光として太陽へと帰還するまでは、なおも多数の色が残っている。


「この石は緑色の物へと育っていく。ここでの緑は先の性質へと減少され、この物から若芽が出て、時と共に育つだろう。これは我らが秘密の術の方法により、煮出し腐敗されなくてはならない。」トリスモジン著「光輝ある太陽」より。


 この石は自然の緑(ネツァフ)を通って、腐敗を通じて(小路のタロットの死神のカードは、これらと関連している)その源(ティフェレト)へと帰還させなくてはならない。


 水星はカドケウスの杖により象徴されるように、金星の分離の活動により作られ離散されたエネルギーらに形と目的を与え、それらを本質的な諸力として再統合させる。水星はサイコポンプ、魂の導き手であり、金星で表わされる諸エネルギーを方向付ける。金星と水星の両方ともカバラの諸柱の基底に位置するので、これらは物質、アストラル、メンタル界に繋がり、これら3つ全てにある程度の影響を与えられる。降下において、水星は肉体、心、魂のために形と構造を作り、上昇においては、水星はそのレッスンを忘れる事無く、形の限界から我々を自由にするのを助ける。


 蛇は原初の力あるいはエネルギーであり、火と水は創造の二つの原理であり、風と地はそれらに従う。蛇はその皮を脱ぎ捨てるので、これは再生と新生の象徴として見られていた。蛇はまた危険で死を招くので、しばしば泉や川、砂漠での「守護者」の役割を与えられていた。蛇を制御し支配するのは、強力で致死的で、それでいて再生する力、創造の基礎あるいは創造が来る可能性を支配すると見られていた。



 秘密の火は人の中の性(すなわち、主要にして最も基礎的な創造の諸力)と直接的に繋がっている。ここでは、「至福」「エクスタシー」とその快楽の衝動の関係は、明らかに見て経験する事が出来る。「性ヨーガ」や「性魔術」の熟練の実践は、ある程度はこれを生み出せる。だが人の性欲は、本質的には進化への衝動の諸力として働いていた。また神秘的経験のための能力や必要条件は、生理学に根付くものだとも示唆されていた。最も基礎的な快楽、性を無視するならば、我々はある程度のレベルのエクスタシー的な合一への衝動を無視する事になろう。この「小さな死」は、我々が神の忘却として経験するだろう「大きな死」の先駆けとなるものである。


 我々の生来の神秘体験への駆動となる性力は、人間の進化とも繋がっており、我々が方向付けられている、予め定められているある種の点あるいは状態である。


 現代西洋社会のほとんど全ての精神病は、性的な抑圧と強迫観念に向けられているのは重要な点である。


 肉体内の生命エネルギーの適切な浄化が行われる前に、秘密の火が自由に流れたり、前よりも強められると、結果は霊的な賜物、天才、超越状態、あるいは単純に変性意識状態の代わりに、肉体上の病として現れたり、それよりも多いのは精神分裂や精神異常の症状の心の病となる。


 精神分析のオルゴン理論の提唱者であるヴィルヘルム ライヒは、全ての精神、感情的な不調和は肉体内に固着させられており、それらを解放するにはプラーナーヤーマにどこか似ている呼吸の技法を通じて行えると述べた。錬金術では肉体は「塩」であり、その「水エレメント」を通じて接触可能な無意識の要素も部分的に構成されているので、我々の全ての感情と物理的経験は、我々の肉体の中にも永久に記され、関連づけられ、蓄積されたりする。これらの障害、あるいは感情的、肉体的なトラウマ(生命エネルギーにより構成される)のエネルギーの塊が、秘密の火がより激しく流れ始める前に取り除かれなかったとしたら、いわゆる「クンダリニー現象」の否定的な副作用が起きるだろう。


 薬物、アルコールの乱用や性的放縦は、不注意による秘密の火の解放により、状況をさらに悪化させる。肉体とアストラルとの繋がりが弱まる事により、エーテルの形質に被害を受け、それらを回復しようとする肉体の試みの中で、エネルギーの障害を解放するのでは、作り出す事になる。


 薬物の乱用による損傷した神経系は、秘密の火の透明で強力な表現のための、奇妙な乗り物を作り出す。我々の神経系(イェソド・月の影響下で)を通じて、我々は物理世界と自らの内なる世界の両方に接している。これは肉体(マルクト)と心・知性(ホド)と本能的、創造的、官能的な衝動(ネツァフ)を繋げる。これが損傷すると、我々の存在の精神・物理・霊的な部分への完全性や創造性や生産性と関連する能力が危機に晒される。これが損傷すると、我々の聖守護天使との最も直接的で重要な繋がりと、秘密の火を安全に(ティフェレトを通じて)解放する方法が、この修復により脅威に脅かされる。


「では聞くのだ。この奇跡の働きの石の大いなる奥義について私は知るようになった。同時にこれは石では無く、全ての人の中に存在し、いつでも自らで見つけられよう。これは石と呼ばれているが、それは普通の石に似ているからではなく、その固体の性質からのみ来ている。これは他の石と同様に、火の活動に抵抗する……私がこの性質を霊的だと言ったとしたら、それは真実以外の何者でも無いだろう。だが私がこれを物質として説明したら、それもまた同様に正しい。なぜなら、これは微細で、貫通し、栄光ある、霊的な金だからだ。これは創造された全てのものの中で最も高貴なものだ……これはスピリットあるいは精髄なのだ。」(「天のルビーへの簡潔なガイド」ピレテス著)


竜を自由にする


 秘密の火をより完全で調和的に機能させるために、我々の霊的な解剖学で障害を取り除くのにどれくらいの時間がかかるかは明らかではない。最も上達したヨーギすら、これらを起こすには最低でも3年の特別な修行が必要だと言われる。これらは特殊化され、グルの監督下で行われるので、現代の西洋人の生活ではそれ以上に時間、自己規律、内的観察がかかると想定出来よう。なぜなら、平均的な西洋のオカルティスト、カバラ学者と錬金術師の両方とも、生活の大半を個人や、最良でもたまに小さな集団の中で作業しているからだ。


 ヨーガやカバラ、スーフィーの一部の学派では、心臓を個人的宇宙の中心で、全ての霊的センターの中でも最も重要なものとして見ている。この心を開く事により、我々は直観の強力な発現として特徴づけられている、内なる師、あるいは聖守護天使(使者)と接触出来るようになる。ここは蛇の舌が頭蓋骨へと上昇した後の最後の休息場所であり、それはヤーコプ ベーメとヘルメス学の形象が示してきたように、「蛇が絡みつく心臓」は、大志ある神秘家らの理想である。


 あるヨーギが述べたように、我々はまず「大王」からアプローチし、蛇の活動を彼に制御させるようにする――これはヘルメス主義者には不慣れな言葉では無い。


アダム カドモン。秘密の火とYHVH


「私達の神は、実に、焼きつくす火である。」(ヘブライ人への手紙 第12章29節)


 錬金術、カバラ、占星術は、現代の秘教実践では、ほとんど縫い目の無い総合を作り出すために均質化されているが、古代においてはそうでは無かった。伝統的には、錬金術と占星術は、ユダヤ教のカバラ*8ではほとんど何の働きもしていなかった。ユダヤ人の錬金術師らがおり、偉大な錬金術師らの一部はユダヤ人であった*9と言えるが、ユダヤ人の錬金術実践の文献はそう多くはない。有名なエシュ マサレフ(精製者の火)も、主にゲマトリアについての編書であり、それ自体では「化学」の作業のものではない。



 初期のカバラ学者らは、創造は幾つかの段階とともに行われたと想像した。それらから、「原初の人」アダム カドモンの擬人化された像が作られた。この「最初の人間」は、神名の4文字が上から重ねられて作られたと想像されていた。ヨドは頭であり、ヘーは腕と肩であり、ヴァウは脊髄と性器であり、最後のヘーは尻と足である。それぞれの文字には様々な属性と性質が割り当てられ、全体として、自らのカバラの瞑想学派を作っていた。文字の数値の論を基にして、他の文字を加えたり、組み合わせを変えたり、文字を取り除いたりして、加えての諸神名や、様々な大天使、天使、その他の霊的存在の名前が作られていった。


 アダム カドモンの口承は、古代エジプトのオシリス神と似ている。オシリス神がバラバラにされて再構築されたように、アダムも砕片へと「没落」し、オリジナルのアダムを再構築するのはカバラ学者の作業だった。我々一人一人はオリジナルの魂の断片であると言われ、カバラの技法を通じての創造での自らの場所を見つけるのが、我々の生の目的である。


サンジェルマン伯爵と最聖の三重の知恵


 最聖の三重の知恵*10のような、秘儀参入型の疑似錬金術文書での秘密の火の概念は、金星の影響の下での火口の秘密の火として描写されている。このような書は、錬金術、カバラ文献との強い類似性があり、これらの秘教学派で神秘的象徴主義として使われたか、そのような象徴らは、これらの文書の意味合いを解釈するのに用いられた。


 伝えられるところによれば、この文書の中で、サンジェルマン伯爵は、宇宙意識の12の段階を通じての彼の秘儀参入の詳細を記録しているという。火山の噴火、溶岩、火の海の形を取った地上的な火の使用は、物質、非物質の創造物に浸透している生けるエネルギーの下にあるマトリックスの実在を象徴している。そしてこれらの火は激しい活動性として見られるものを通じて、これを統一させ、継続的に再生をする。


 最聖の三重の知恵は、12節によって構成され、それぞれには独自の絵がある。最も明らかな関連性は、この12節と黄道の12宮と錬金術の段階である。また我々の主題においては、これは霊的センターの7つの主要なものと5つの小さなものを表すとも考えられよう。


 この物語はサンジェルマンがヴェスヴィオ火山の火口にいる所から始まる。後に、彼は祭壇へと赴き、そこにある杯を取る。その周囲には12回とぐろを巻いている翼のある蛇がいる。サンジェルマンは次に、火の広大な領域へと行き、その中央にはルビーの目があり緑がかった黄金の蛇がおり、彼はそれに剣、啓明された意志の象徴を捧げる。この行動により、彼の心から怒り、憎しみ、傲慢さが消え去り、感覚は制御される。


 ある場面では、サンジェルマンは精巧なロウソク立てのある三角形の祭壇の前にいる。その基底は二匹の絡みつく蛇で出来ており、先端は蓮華となり、小ロウソクがその中央にある。この絵に付属する二つの文字が彫られたパネルがあり、その最初のものは「強き者には重荷が与えられた」と読める。第二のものは「犠牲が望まれた者へ上昇するように、火を点けよ」とある。最後の絵では、光輝く天と、四角形と丸に取り囲まれた三角形が示されている。秘儀参入者、この場合はサンジェルマンは、生と自然の女神、明かされたイシスにより完成する。


 この書にある絵は啓蒙時代の後期においても、古典的な錬金術とカバラの象徴は秘教家らに広く使われていたのを示している。だが、その方向性は、古典的あるいは実験室の錬金術から、「哲学的」や「霊的」錬金術へと変わっている。カバラが錬金術師とキリスト教神秘家らによって過激に変化したように、錬金術自身も変わっていた。このような文献は、実践的な実験室錬金術においては疑わしい価値があるかもしれないが、幸運にも、これらは内なる霊的秘儀参入――秘密の火のみがもたらせる秘儀参入には、なおも価値がある。


諸実践


中央の柱


 中央の柱は、魔術のほとんど全ての学徒らには良く知られている。この実践の詳細は、イスラエル リガルディーの同名の書の中で明白に示されており、ここではそれらを記す必要は無い。代わりに、秘密の火と関連している要点を示していこうと思う。それらの要点は以下の通りである。


 1. マルクトの確立
 2. 光の周回
 3. 光の噴水
 4. ケテルとしてのマルクト
 5. マルクトとケテルへのティフェレトの関係


 第二に考慮すべき事は以下の通りである。


 1. 五芒星の儀式
 2. 六芒星の儀式


マルクトの確立


 マルクト(王国)は複雑な圏であり、様々な広大な概念が同時に表わされている。それは生命の樹が人間の体の枠組みの上に投射された時には、足首とされ(そして、座っていたり跪いていた時には、膝や脊柱の基底であった)、全ての固体物質、地、全ての物理的創造を表した。これは我々の骨や髄であり、その中に秘密の火の個人的様相が含まれる。我々が地やマルクトについて語る時に、基底の強い感覚があるのは重要である。それにより、瞑想中も我々はなおも地に足がついて安定する。地や我々が持つ肉体との強い感覚があればある程、我々はより強くエネルギーを作り出せ、それを方向付けるのが容易となる。これは土間コンクリートが注がれた上か、四階の地下の上に高層建築物を建てるのに例えられる。基底が良い程、構造は強固となる。


 秘密の火は地の中に隠されているので、ある程度の時間、たとえ数年掛かろうとも、五芒星儀式の詳細、自らと周囲のエネルギーの浄化、調和、投射、撤退を通じての作業に費やすのは良い事である。北は特に重要な領域で、そこは地の地であり、秘密の火への隠された門である。物質の固体性の中に埋められ、振動するエネルギーの下にあり、常に鼓動し、形や命を与え、エネルギーを物質に、物質をエネルギーへと変えている。この潜在的な性質は、♉金牛宮のサイン、北へと向けられた黄道の印で表されている。この図形の中に、月が中央に点のある円、太陽を冠としてかぶっているのを見る。これは地上的な性質のための月と太陽を組み合わせたサインは、全ての物質は、濃縮された太陽の光あるいは隠された火にすぎないという理論を示している。


 地の重みと、そこに含まれる潜在的な熱(火山の中での溶解した物質)を、我々の足首、膝、脊柱の基底(そしてやがては、我々の骨全て)に当てはめる事により、我々はそこから創造が行われたネットワークの文字通りの経験を始められる。この創造は、マルクトはケテルと同一であるという言葉により強化される。ケテルのアイン ソフ アウルから創造のエネルギーが出たり入ったりする、鼓動の無限のエネルギーの流れを想像し、それからマルクトで物質の創造のために同じように想像する。しばしば、全ての圏が止まった存在あるいは状態として想像されるが、これほど真実から遠いものは無い。これらは生きており、動的で、常に相互交渉し、エネルギーと物質の複合体である。この相互交渉は、中央の柱と中央の諸圏で最も明白に見れる。


ケテル、ティフェレト、マルクトの三つ組


 西洋と一部の東洋の実践では、全ての訓練は、王冠あるいはケテルからエネルギーを引き寄せる事から始めている。なぜなら、ケテルは「非存在」との接点に位置し、そこからエネルギーは存在へと出入りしているからである。そしてこのエネルギーは我々の人間意識が制御可能になるまでヘセドの周辺で、万物が宇宙的な規模で統制されると言われる。


 個人的なレベルでは、ケテルあるいは我々の個人的な王冠は、我々の体を出入りするエネルギーの流れを統制している。そして我々は意識が制御可能になるまで、このエネルギーを脳と神経系を通じて導く。ケテルが宇宙的規模での存在と非存在との懸け橋であったように、我々の個人的なケテルはエネルギーと物質の間の架け橋である。我々の個人的な存在の中では、これは脳の松果体である。


 マルクトはこれらの宇宙的諸力の最終的な濃縮化である。そして宇宙規模では物質の創造物全てである。個人レベルでは、これは我々の肉体であり、さらに媒体として、我々が他者とともに生き動く環境である。マルクトはアシアーの世界であると同時に一つの圏なので、それ自身に「ケテルの様相」あるいは最も濃いものから最も微細なものまでの形質を作る能力がある。これらの形質の捕らえ難い形態は、「非存在」のそれら自身の領域とも接しており、それらは純粋な物質から霊的な部分まで広がっている。我々の肉体の中では、これは前立腺、生殖腺、会陰、脊柱の基底と見做されよう。



 我々の存在や創造における、これらの二つの極性が出会う場所は、心臓のセンターあるいはティフェレトである。ここでは全ての創造は調和し、動的な緊張と知的センターの周囲に生命力をもたらす。知性は創造の別の様相を制御し、これらはお互いに全ての善のために働くようになる。心臓は我々の全ての器官に血を運ぶポンプであり、我々の脳下垂体あるいは「支配の腺」は、全ての我々の内分泌系を方向付け、我々の太陽神経叢は一般的な神経のエネルギーを規則化させる。それぞれの原子の核から、細胞、太陽系の太陽のようにである。


 この諸力の調和者としての役割から、ティフェレトは常に生命エネルギーを創造の全ての領域へと送っており、王冠あるいは至高の抽象的な領域から、マルクトあるいは物質の最も濃度の高い領域へとエネルギーを転換させている。このエネルギーは様々に転換されているので、物質自体は実際にはティフェレトにより造られていると言える。物理的な条件では、全ての物質は濃縮化された光のエネルギー以外の何物でもないのを意味する。個人的な条件では、我々の肉体と環境は我々の最も深く抱いた考えの創造物であるのを意味する。


 これらのエネルギー、物質、意識の変換の三つのセンターの間で、より意識的で機能的な関係を開発するために、以下の実践を提唱する。


 頭の上か、わずかに頭頂に触れる位置に、その中央にほとんど黒い点のある、輝く光の球を想像する。入息とともに、この球からあなたの心臓へ向けて光の柱が降りていき、出息とともに、光の柱はさらに肉体と足の間を降りていき、足の下、地球の溶岩の溶ける中心に行く。再び入息し、この地球の中心から火のエネルギーが、黄金の赤っぽい流れとともに、あなたの心臓へと昇ってくるのを視覚化する。そこで留まり、輝く光の中で心臓を活性化させる。出息とともに、この光が熱、光、生命エネルギー、力を拡大していくのを見る。


 ここで重要なのは、このエネルギーは入息とともに共同するのみならず、地から「吐き出される」ものであり、強制して行うものではない。これは、強く柔軟で中身が空になっている管が、地球の中心や両足から心臓のセンターへと延びていると想像する事で行える。またこのエネルギーは足から「衝動として」上昇し、脊柱の中へと入り、心臓の領域にエネルギー化させるよう集中していくと想像する事も出来る。


 しばらくして熟練してきたら、ここは宇宙や達人の心臓であり、ここで物質とエネルギーは出会い創造されると想像するようにする。


 我々の「心が感じる」事により、ケテルの限界無きエネルギーが、発現へと導かれるように、これらの発現をケテルや我々が望むならば他の場所へと導く事も出来る。


 心臓は熱を帯び過ぎないようにし、このエネルギーを蓄積したならば、適度な方法により周回させるか解散させるのは非常に重要である。このエネルギーはタリズマンへと充填させたり、霊的治療に用いたり、冷たい水の入ったガラスへ注いで、後に消費したり出来る。またこのエネルギーはオーラの残りへと周回させるために、太陽神経叢から解放する事も出来る。


 基礎的な技法に完全に熟達した後には、薔薇十字の儀式と関連する母音、A.I.O.を唱えるのを加える事も出来る。まず最初に、ひと呼吸として、あなたの心臓とのセンターから響くように、これらの音を唱える実践をする。やがて慣れたら、これらを音をAが頭から響き、Iが心臓から、Oが太陽神経叢から響くように分割する。それらにも慣れた後には、O音を会陰からに移動させると、それはマルクトの(諸)圏に奇妙な影響があるだろう*11


 会陰からのこの音の豊富な響きは、脊柱と足、膝、足首とを繋げている12の違ったチャンネルを開き、様々な「機能的な」マルクトらを統合するだろう。またこれは、人の前立腺にも影響する。


イェソド――半球の間を繋げる


 イェソドは不可視の世界への門にまたがって座り、そこと発現された世界を行き来する全てのものの貯蔵所である。ここは神経系と脳、霊的諸センター、無意識の熱望や願望、記憶の座を含めた、我々の存在の幾つかの重要な要素を表す。時にはここは闇でトラブルを起こすが、常に強力な海で、ここから我々はティフェレトにいる聖守護天使と直接接触に赴ける。上昇と下降の両方を反映する門としてイェソドを想像する事で、我々は霊的諸エネルギーを上下いずれにも方向付けるのを学べる。この意味では、イェソドは単に扉を叩いて、何かが来るのを期待して待つような門以上のものであり、中へと通って意識的に出れる入り口である。この初期の拡張の多くは、明晰夢、自発的幽体離脱といったような夢の状態で起きるが、いずれはかなりの制御が可能となり、意識は望む時に離脱し、その経験の完全な記憶とともに肉体に帰還するようになる。


 だがマルクト(記憶のため)とティフェレト(意志する意識)とのイェソドの繋がりを強める事により、この状態になるのを速める事も出来る。以下の実践は、これら2つの目的を念頭にデザインされている。


 中央の柱を実践した後、あなたの注意をイェソドに向ける。あなたの拡張されたオーラの端にまで及ぶ、スミレ色の巨大な球を想像する。それを通常の大きさまで縮めて、マルクトにあるあなたの物理的なエネルギー全てが、あなたの肉体を出て、イェソドへ向かって上昇すると想像する。これは物理世界で動き、発現し創造するあなたの能力である。この諸圏が融合し、調和されると想像する。次に、さらにティフェレトへと上昇させてマルクトの物質のエネルギーと、イェソドの霊的・性的エネルギーが組み合わさったものに、ティフェレトからの黄金の光のシャワーを浴び、この三つが一つに混ざり合うと感じる。数分後に、それらを元の場所へと戻していく。


 イェソドの光は、ティフェレトへの上昇と、マルクトへの下降の二つを反映する、自然の同時の二重性と想像する。


 ティフェレトへと上昇し、同じ事を行う。この光はイェソドへの下降と、全てのエネルギーの源であるケテルへの上昇を反映すると想像する。


 エレメンツを純粋で完全なイデアとして、ティフェレトから発して、イェソドの清澄な領域を通って、物質へと蓄積されていくと想像する。あなたの考えは純粋で完全なイデアとして、心臓から放出され、イェソドの性的・創造的エネルギーと組み合わさり、マルクトの発現へと向かうと想像する。


 あなたの頭上にあるケテルの純粋な光とエネルギーが、心臓のティフェレトに到達可能となり、足下のマルクトで純粋な創造物として発現すると想像する。このプロセスが逆流するのも感じて、硬く、冷たく、濃い物質が、抽象的なエネルギーの形態になり、最後に純粋で未分化のエネルギーへとなると想像する。加えて、レアの鍵の形式*12も、この観点の効果的な描画となりえる。


 光の周回で確立した諸圏は、肉体内に生き生きとして清澄で深くし、それから拡張もする。これは、段階的に行い、まず最初には外側で優しく行い、広帯域の光を形成し、神経組織の中へと深く降りていくにつれ、その濃度と力を増大させていき、やがては骨へと到達する。これはオーラの拡張と浄化と同時に、力を肉体内に固定させる助けとなる。全ての時期において、エネルギーは触知できなくてはならない。


 光の噴水では、最初は脊柱をゆっくりと上昇させ、試みが進むごとに、その激しさと速度を高めていく。噴水の爆発は、生き生きとして輝き、炎のような透明な液体は、拡張されたオーラの端を通って、全ての周囲を3、4フィート(90、120センチ)の直径で流れるようにする。このエネルギーの流れの中へと自らを没入させ、それがあなたの頭から発して肉体を流れていき足元へと向かい、それが進むごとに肉体を浄化し活性化させる。


 この実践の最後に、あなたはエネルギーを自らの肉体の外皮の内側の層へと撤退させ、神経組織が強められ活性化させられたと感じ、それらが骨へと沈んでいき、長生きと強い骨のための基礎要素である髄を浄化すると感じる。これはまた脊柱の周辺でも行い、脊椎骨の間の軟組織がエネルギーに満たされ、神経の繋がりは強く活性的となったと想像する。


五芒星と六芒星の儀式


 五芒星の儀式では、物質世界(アシアー界)の主要なエレメンツを方向付け、我々の意識に近い物質・エネルギー複合体、物質の外のものをこの具体化の性質へと方向付ける。これらのエレメンツをある程度は方向付け浄化する事により、我々の意識は内側へと向かい、ケテルに存在し、ティフェレトで対話し、イェソドの無意識で我々に反映している高次の自己あるいは聖守護天使の幻視を観る。


 エゴあるいは物質世界の反射において自己創造による自己の像は、これらの儀式により完全に制御され、これらを通じて我々は自己の感覚を調整し、我々のエネルギーを自己へと向けられるようになろう。これらが行われたら、我々は自らの聖守護天使と対話するのみならず、我々は一つであり同じものであると悟る。


 五芒星の儀式はまた、我々の利益のための物質的な条件を作り出したり、霊的な進歩のために同様に用いられる。これらは、惑星の諸力を保持できる物理的な環境を作り出すのにも使える。このためには、幾つかの儀式はよく組み合わされる。


 六芒星の惑星儀式は、我々の霊的諸センターを通じて内外の惑星の諸力の制御を表す。それにより、肉体や環境の直接的な物理的発現となったり、秘儀参入の形式での内なる経験となったりする。そのような秘儀参入は意識の拡張と、関わっている霊的センターの活動性の増大、他のセンターへの効果の可能な一般化を意味する。例えば、太陽の儀式は霊的な「心臓の」センターの活動性を増大させるが、また太陽の性質のある脳の松果体も同様に活性化させる。月の儀式は、記憶と意識の鮮明さを増大させるだろうが、同時に、神経系と霊的センター全体、周期的な性衝動も刺激もするだろう。金星の儀式は腎臓や性衝動を刺激し、美、調和、芸術表現の感覚を増大させる。また、金星の「プリズム効果」の結果として、全ての霊的センターへ力を加える。この霊的エネルギーは適切に方向付けられるなら、心臓への愛の流れを増大させる。


 よって、それぞれの惑星は、特別なものと一般的な効果があり、精神、感情、物理世界への発現もある。我々が認識を増大させ、「我々の内側にある」様々な惑星の諸圏とより意識的に接触するとともに、これらはほとんど客観的な存在として現れるようになるだろう。これらの半客観的な領域で、我々は似たような振動数の他者とも接触でき、不可視の世界の様々な「存在」と対話できる。またこれらの世界は、様々な濃度があり、そのため、この上下の表現としてエレメンツの属性が用いられてきた。最も濃い世界は、マルクト・アシアー界で、ここにそれぞれの惑星は「家」を持つ。そしてイェツィラー界はより微細で、水の属性が与えられ、諸惑星へのそれ自身の特別な関係がある。次にはブリアー界が、その風とともに、拡張する性質と、諸惑星への特別な関係があり、最後にアツィルト界には火の性質があり、ここから先の諸世界はより濃度が濃く、安定した表現となっている。それらは我々の意識の転移が物質世界からアストラルへ、さらに月のアストラルから太陽のアストラル、あるいはメンタル諸世界へ、再びメンタルからスピリチュアル界へと行くごとに、周囲のものとの関係が変わる様にである。


 これらの転移は、客観的関係(物質的)から主観的関係(我・汝)へ、さらに直接的関係に、最後に同一の関係へと向かうというのが最良の説明となろう。この地上では我々はものを自己から分離された存在として観る。月のアストラルでは、我々はものを関連性として経験する。太陽のアストラルでは我々はものを知るとして直接的に経験する。霊的領域では、我々はそれである。


 これはヨーガのクンダリニー体験や、他の秘教主義者の神秘体験の内容を解釈する助けとなる。クンダリニーあるいは秘密の火の体験では、体験者はよく「創造物と一つになる」経験や、ものの性質の内側を見る能力を持つのを語る。これは存在から発せられるエネルギーの鼓動が、ブリアー界のレベルの認識まで拡大されたのを示すだろう。最後の段階アツィルトに到達すると、我々は聖書のエノクの「神と共に歩み、もはやどこにも居ない」状態のようになる。


 この枠組みは、魔術師が魔術に成功したり失敗したりするのはなぜかを説明する助けともなる。「他者」の霊的存在が我々のために作業すると考えるのは、魔術の非常に物質主義的なアプローチである。後には、アストラル諸界の現実と幻影を経験した後、直接的あるいは個人的関係が確立され、魔術師は諸力を彼/彼女自身の様相として見るようになり、それらの存在を外的なモノとして見なくなる。この表現の形は、達人のレベルにより近いが、神秘家やヨーガ行者のものでもあり、彼はチャクラを西洋のパスワーキングのように外的な諸世界とではなく、自らの体の内側に視覚化する。だが同時に、これらの様々な観点は統合され、体系は経験と混ざり合い、弟子の心を進歩させる。これらの違いは起源の点からであり、最後の目的地では無い。


 注意!! 以下の諸実践の前に、宇宙の主への祈りと献身の期間を作り、そこで創造主からの贈物として、これらの果実が与えられるよう祈るのは非常に重要である。これらは、上からのエネルギーを招聘するある種の技法によっても行える。それらは、カバラ十字、中央の柱、レアの鍵、あるいは単純に上から光線が降りてきて、頭頂に入って、あなたの姿勢に応じて脊柱の底か足元に到達するのでも良い。これは、どのような否定的な副作用も避けたり最小限化させるために欠かせない。ケテルから放たれるエネルギーのみが、我々の体系のバランスを崩す事無く接触できるからである。ここでは、このエネルギーをバランスが崩れた状態を修復するのに用いるよう我々は求めるのを忘れないようにせよ。さもなければ、不注意に新しいのを作るだろう。また、それぞれの瞑想の最後には、想像力によってか、自らの霊的労働の果実を神に捧げる事により、このエネルギーを宇宙の主へと帰すようにする。



火の三角形


 火の三角形はティフェレトの特別な様相であり、中央の柱との関連において考慮すべきである。これは、後に記すように単独でも行える行法ではあるが、これらは組み合わされると、両方の効果を激しく増大させる。


 あなたの作業場を確立すると、あなたの注意を自らの心臓に向ける。そこにこの圏の色である黄金の大きな二つの三角形が組み合わさったダビデの星、紋章を想像する。上向きの三角形からは熱を発し、下向きの三角形から冷たさが発されると感じる。そして、これらが組み合わさった火の三角形と煌く水の三角形となると想像する。その中央には輝く点、ヨド、シンの文字のいずれかがあなたの好みに応じてある。


 水の下向きの三角形は、我々の意識と肉体、物質諸世界との関係である。火の上向きの三角形は我々の達人の諸圏、霊的啓明、内なる啓示との関係である。


 あなた自身は、これらの生きる三角形の間の中央の点であると想像する。あなたの意識を火の三角形へと向ける。水の三角形は意識から消え去らせる。あなた自身は火の小さなピラミッドの中心にいると感じる。あなたが立っていたとしたら、ピラミッドの頂点に触れていただろう。座るか跪き、あなたは自らの周囲全てに大いなる火を感じる。このピラミッドの基底の周囲には尾を噛む大蛇が取り囲んでいる。目を閉じて、それぞれの呼吸と心臓の鼓動を感じ、火の脈拍がそれらに同調し、より激しく強まる。火はピラミッドの外側と、あなたがいるその中心の両方に広がる。あなた自身を、この鼓動する生ける火の中へと意識を失わせてる。神名IAO(イーアーオー)を詠唱し、それがあなたの心臓の中心から宇宙の果てまで共振する。それぞれの振動とともに火が輝き、蛇が刺激されると感じる。


 これらを実践している中、蛇が起き上がり、拡張の点へと到達するのを想像したり感じるだろう。この蛇とともに移動し、その目を通じて見よ。あなたがそれを行ったら、蛇は再びとぐろを巻き、尻尾を口の中へと戻す。火は規則的になり、この三角形は水の三角形と混ざり合い、両方は黄金となり、意識へと立ち去ると想像し、元の場所へと帰還する。


土星と秘密の火


 これは土星と他の諸惑星との関係、そして創造の発現者としてのこの星と関連する諸実践である。この実践は先に述べた火の三角形と直接的に関連する。六芒星を生命の樹の上に置いた時、それらはイェツィラー、ブリアーの諸圏と繋がり、ダアトに置かれた土星はアツィルトへの門を与える。


 火の三角形は土星が頂点にあり、水星と金星は基底の端にあり、太陽が中央にある。これらの惑星の特質や、この図によるそれらの他との関係について瞑想する事で、我々は土星は秘密の圏であり、エネルギー・物質・意識の連続体への接続を与えるのを見る事が出来る。再び、あなた自身が火の三角形の中央にいると想像する。土星の占星術のサインか、神姿をあなたの上か、上と下の両方に置き、水星はあなたの右に、金星は左に置く。これらが生きており、火、光、愛の細い糸でお互いに繋がっていると見る。


 土星はしばしば物質のためのサインであり、金星は逆にアンチモニーや地のサインであるのに注意せよ。この瞑想を何週間か、あるいは週に一度を何ヶ月か続けよ。それぞれの瞑想で全て必要な時間は、15から20分である。


YHVH


 以下の瞑想技法は、全てのカバラの学徒らが知る基本的な関連を基礎としている。これは経験の積んだ者にも初心者にも行えるが、初心者は後の成功のために、より多くの時間を基礎の部分に費やし、後にまた基礎に戻る事の無いようにせよ。


 この諸実践は、創造の段階とエレメンツ、および意識の本源的、アーキタイプ的な表現と関連する。基本の魔術実践の概要としてヘブライ文字やエレメンツとの作業の経験のある者は、この実践はより素早く先に進めるようになるだろう。魔術を少しか全く経験の無い者は、この瞑想により、それらの概念を非常に個人的なレベルでの適切で強力な導入となるだろう。


 創造のヘブライの教義では、原初の人間、アダムは神の四文字が棒人間のように垂直に繋がっている形で構成されているという考えを持っていた。加えて、創造の全ては、その源をこの聖なる名の中に見つけられる。そして、その名の発音は厳密に守護されており、あまりに厳密すぎたので、今では失われた。その適切な発音を見つけ出したら、万物に及ぶ力を持てるとされ、そのため瞑想の形としてこの名前の様々な操作をするのに専念したカバラの学派もある。


 我々には、テトラグラマトン(神の四文字)は創造の秘密の火の解放のためにデザインされた瞑想と実践の視覚的、記憶的ガイドとして用いられるだろう。


 一般的なエレメンツの関連づけは当てはめられるだろう。ヨド(頭、内分泌系)は火と、へー(肩、胸、心肺系)は風と、ヴァウ(感覚器官を含めた脊柱、神経系)は水と、点のついた最後のヘー(尻、足、骨格系)は地と関連づけられている。


 最後のヘーにつけられた点は、全ての創造物の中にあり、物質の中に隠されている光、命、愛の秘密の隠された点を象徴する。この秘密の力が解放されたならば、我々を神の至福の高みと、原初のヨドの火の意識へと引き上げる。


 全ての実践と同様に、これもエネルギーをある方法により、ケテルから地へと引き寄せる事から始まる。これはカバラ十字、中央の柱、先に記したサイコポンプを通じて行えよう。中央の静けさが確立し、五芒星の儀式を通じてか、巨大で空虚なドームの球があなたの周りにある(直径6から9フィート(180から270センチ)ほど)と想像する事で、聖なる空間にエネルギーが含まれるようになると、先に進む事が出来る。



 巨大に聳え立つ原初の人間があなたの前にいると想像せよ。この想像と自らを融合させ、自らも巨大となる。あなたの頭に、燃えるヨドの字を観て、それが自らを風の世界を通じて降下させると想像する。燃える最初のヘーの字を形成すると、水の世界を通じて降下を続け、濃度と重さを得て、ヴァウの字を形成し、最終的に固い物質の世界にて、最後のヘーの字を形成する。ここでは火は小さくなり、なおも輝き煌くが、かつての巨大で輝く場所と比べると、わずかな火花であり、闇で冷たく固い物質世界の中に、今やそれは囚われている。


 固い大地を認識し、あなたの足首がそこに根付いていると感じる。あなたの足首、膝、太腿、尻は重く固く堅固で、動けずに濃いと想像する。これはあなたに大きな力と安定を与えると想像し、あなたの存在の基盤として認める。この想像を続け、この暗く固い物質の中心に、濃く輝き熱く光を放つ点を感じる。それが地球の中心として輝きがより明るく強くなりと観る。この熱と光が強まるのを続けていき、地球の中心から上昇していくと、あなたの足首の硬い物質と岩の層を通じて、強い熱と光の球を形成する。


 数日してから、このエネルギーをあなたの膝まで上げる。さらに長い日数が過ぎてから、これをあなたの尻に上げる。1ヶ月ほど実践してから、これをあなたの脊柱の基底へと上げる。


 この堅固な地の想像に、あなたの骨の構造も加えるよう拡張する。地球の中心から、呼吸とともにこの火を引き上げて、それがあなたの脊柱の周囲にあると感じ、頭頂へ向けて上昇させる。あなたの頭は空虚な球と想像し、下からのエネルギーを受け取るのを待っている。あなたの体を通じるこのエネルギーの軌跡を想像し、特に骨に集中する。このエネルギーが呼吸とともに骨らに流れ、あらゆる弱さや病を清める。髄も内側から成長し、輝く赤い力で満たされる。それを、頭蓋骨、顎、歯まで拡張する。前のように、瞑想を終えたなら、可能な限り多くのエネルギーを吸収し、残りを地球の中心へと送ってから、繋がりを閉じる。


 この実践を1、2ヶ月行ってから、ヴァウへと移る。エネルギーが足から脊柱へと移動し、その狭い柱の内部を通って脳へと向かうのを感じる。これが脊柱に入るとともに、各呼吸とともに中にある流体が上昇しあなたの脳へと入り、その組織を養い、元へと降りていくと想像する。あなたの感覚がより強く、正確になると想像する。巨大な火のエネルギーが地球の中心から来て、あなたの霊的感受性と霊的諸センターを強めると視覚化する。これは神経系が輝き健康になると単純に想像する事でも行える。


 それから次の、最初のヘーに移る。ここではエネルギーはあなたの足を昇って脊柱へと入り、それが体の上部と後頭部へ上昇すると、またこれは肺に大いなる力と拡張で満たさせる。あなたが持ち上げられ、拡張すると感じる。あなたの視野はより清澄となり、生の目的、宿命はより明白となる。肺が輝く暖かいヒーリングのエネルギーで満たされ、呼吸と血液を活性化させると想像する。


 数日行った後、生命エネルギーは肩の中央から腕、手へと降りていくと想像する。


 この期間、あなたの手を通じて投射され、周回され、受け取るエネルギーを経験する。一般的には、右手は肯定的、拡張的、電気的なエネルギーを放出するのに向いていて、左手は磁気的、否定的、受容的なエネルギーである。古典的な祈りの姿勢のように、両手を共に組み合わせることで、胸の前であなたの両親指は胸骨にわずかに触れ、心臓のセンターはエネルギー化されよう。加えて、エネルギーの周回は頭と肩の上位の周囲に霊的な「ベルト」あるいは「ドーム」を作る。太陽、月、星々、宇宙から左手を通じてエネルギーを受け取り、地球やタリズマンへ向けて右手から放出する実践をせよ。


 両手からエネルギーを受け取り、足元へと降ろして出すために、フィロソフス位階の古典的なサイン、つまり両手を頭の上にあげて、お互いの親指と人差し指を触れさせて三角形を形成する姿勢を用いよ。このエネルギーを太陽神経叢で蓄積するのも試してみる(あなたはそのために、プラクティコスのサインを使いたいと望むだろう)。それから、先に述べたように放出する*13


 それから、ヨドへと移る。ここではエネルギーを脳にまで上げてから、頭全体が輝き照らされると観る。それは下からの火を吸収し、その帰還を喜んでいるように感じる。あなたの頭の中心が、力強く、暖かく、輝くように感じる。この輝きの一点に焦点を当てて、それを地球へと降ろしていき、それとともに宇宙へと到達すると感じる。あなた自身が、原初の力、知恵、愛に満ちた火の世界の中へと溶け込むと感じる。あなたが太陽系全体に及ぶ巨大な像となったと想像する。諸惑星それぞれが、あなたの霊的なセンターであり、太陽はあなたの心臓、地球はあなたの足台であり、同時にあなたの頭頂の創造の原初の点であると感じる。これらを行ったら、自らを元の場所へと縮ませていき、この瞑想を終わらせる。


 ひとたび、このエネルギーを経験したら、これは素晴らしいヒーリングの潜在性がある。浄化と新生のために自らの否定的や破壊的な考えを地球の中心へと退かせる事で、我々はよりエネルギーを強め、心理的な障害を取り除く事を通じて意識を拡張させる事が可能となる。この火のヒーリングエネルギーを地球から引き出し、ゆっくりとスムーズに念入りに自らの細胞の中に送り、骨と髄を向上拡大させる事で、我々は地上の流れ、気象パターン、磁気の状態への霊的感受性を強められる。それらに加えて、我々は自らの肉体の力、エネルギー、生命力を強められる*14


閃く剣と上昇する蛇


秘密の火でのイェソド、ホド、ネツァフ


 この部では、生命の樹のセフィロトと秘密の火との関係、および二つの圏のインパクト、特にそれらが支配する神経系、初期の霊的覚醒、性力について検討する。


 マルクトからの霊的な力の上昇により、足首と会陰への影響のみならず、腎臓の反応の引き金にもなる。これはエネルギーが波打つ感覚を伴うことが良くある。これらの腺は我々の「戦うか逃げるか」の反応の座だからである。またこれらは第二の性器でもあり、エレルギーはここから脊柱の基底(またマルクトのセンター)へと降りてから、脊柱を上昇し、体全体を活性化させるゆえ、イェソドとネツァフと関連する神経と霊的な集合体を刺激する。この刺激から、想像、幻想、性衝動と積極性、霊的な気づき、時には精神分裂と精神病の境界を経験する。また激しい熱と浄化の経験も結果として起きる事もある。


 エネルギーがホド、水星の領域に到達すると――通常はネツァフの前に起きるが、常にそうとは限らない――蛇の道に従うと言われている。この道は、生命の樹の上への雷閃光の降下と逆方向に蛇が昇る図によって示される。ここでは秘密の火は魔術的な可能性と構造を心に目覚めさせるが、まだ力は無い。これは脳を活性化させ、思考、洞察、連合のパターンの速度を速めるだろうが、よくこのエネルギーはお喋りをする事で漏れたり、喉のセンターの周辺を周回する。


 エネルギーを浪費せずに、直接帰還の上昇の道へと向けられたなら、エネルギーの通り道を作るために意志と意識を方向付ける非常に難しい問題と直面する。これらの道は、魔術、宗教、秘教の儀式を用いた、メンタル、アストラル構造体あるいは象徴である。


 主要な道あるいは秘密の火を方向付けるために用いる地図は、メルクリウス神のカドケウスの杖である。それらは二つの蛇が中央の柱の周囲を交差している。それらは二つの側面あるいは支えている柱から翼のある頂点あるいは王冠へと向かい、松ぼっくりあるいは 松果体のような形となる。


 この頂点まで到達したら、王冠は啓明、宇宙意識を授け、さらなる偉大な霊的な活動や、物質的あるいは超能力的な発現へと向かう。このエネルギーあるいは光は、太陽(ティフェレト)の光線に似て、光学フィルター(ホド)によりスペクトラムによる(ネツァフ)多くの光線へと分割される。


 ホドでは、精神のフィルターを創造するのみならず、既に存在するものを清める事で、源へと帰還しようとするエネルギーは、適切に認識され経験されるようになり、ネツァフからの光線と調和されるようになる。だが、調和した後にも、エネルギーはティフェレトへと帰還してなくてはならない必要は無いだろう。自らの自然の衝動として進むならば、それでもよい。力とエネルギーの突然の流入は、ネツァフが象徴的な頂点であり、最近活性化されたアストラルの諸世界の力を強めさせるだろう。


 ネツァフとティフェレトの間を小路を支配するタロットの死神のカードは、秘儀参入者にこの旅の段階での任務、来るべき自己犠牲を意味する。彼らの「個人性」を失う、あるいは「死ぬ」事によってのみ、ネツァフの指導下で分裂した諸力が一つとなり、秘儀参入者を達人の位へと導く。ある意味では逆もまた真であり、集合意識から離れる事で、個人性は生まれ、ティフェレトの真の個人となる。これは正当な秘儀参入は、守護、目的、啓明のためのエグリゴルの集合的な力に我々が依存するのを止めた時に、初めて行えるのを示唆している。イェツィラーの水的なアストラルの子宮からは、マルクトの乾いた風の物質的な生か、ティフェレトの霊的な新生のために離れなくてはならない。


 カドケウスの絡みつく蛇の道を進む中、秘密の火がその旅のさ中で活動するチャクラあるいは霊的なセンターの象徴を暗に我々は見つける。これらのセンターは我々が見てきたように、意識の状態、物理的、霊的な力の焦点、様々な神経と内分泌系を表現する。


 西洋の秘教主義では、これらの霊的センターを表現する様々な方法が存在する。それらはセフィロトのために惑星の名前や、マンデーン チャクラと呼ばれるものが使われる。ここでは、メズラ、神のエネルギーの降下に惑星らは従い、生命の樹を降下していき、人間の体の関連する場所に置かれる。ケテル、ホクマー、ビナーは頭に、ヘセド、ゲブラー、ティフェレトは上胸と肩に、ネツァフ、程、イェソドは尻と性器に、マルクトは足元にである。これらは記憶術の道具としても良く用いられ、それらの実践は閃く剣と上昇する蛇として知られる。だが、これは錬金術でするように惑星の諸力を特別な器官へと割り当てようとする際には、それほど使えはしない。


 別の割り当ての集合は、リガルディーが「真の医療の術」で述べたように、中央の柱に、そのエレメントの照応を単純に当てはめるものである。あるいは、より良く知られている、彼の「中央の柱」の書で与えている惑星の照応もある。同じ線で、ヒンドゥーのタットワ、エレメンタルのサインを、上昇するように生命の樹の中央の柱の諸圏と横木に当てはめるのも珍しくはない。


 上記の全ての霊力の諸センターへ割り当てた集合のいずれも完全ではないが、それぞれは特定の領域で良く働く。そのため、それぞれの実践で与えられた象徴概念を受け入れる方が、理論上は良く聞こえるが、実践では使いづらかったり無用だったりする「大統一理論」を作り出そうとするよりも良い。


 より西洋の観点から上昇するエネルギーについて見ると、これらの霊的諸センターは単独の特別な器官というよりも、多くの場合では共同して働く器官らの集合のように見える。東洋の秘教実践の学徒らは、虹色に上昇していく色調に7つのチャクラを割り当てた、一見良く見えるニューエイジの体系は、ヨーガやタントラの原典では容易に見つけられないのを認めるだろう。


 代わりに見つけられるのは、現代の西洋総合秘教体系と同様に、多くの矛盾と混乱である。5、6、7つの霊的センターのいずれを用いるかは、どの体系の実践を行うかに拠っている。特定のセンターを加えたり省いたりするのは、それらの特別な実践とその目的との関係の問題でしかない。よって、この霊的諸センターを客観的現実として見る場合、我々は危険を伴う世界に入る。代わりに、我々はそれぞれの機能とお互いの関連性において諸センターを見る必要がある。もし、我々が実践のさ中に、諸センターの活動が、足元、胸、性器、頭に限定されずに知覚するなら、我々はエネルギーのこの場所での深い理解に入る。我々は、霊的諸センターの厳格な象徴と精神的な関連性から、個人的で経験的なものへと移行する。この個人的経験への移行は、霊性開発が目指す全てのものであり、単純に本に書いてある無限の照応表で与えられるようなオカルト伝承と情報の心地よいパッケージではなくなる。


 最近の黄金の夜明け団の出版物*15で、ケルブの照応を用いた主要な霊的センターの4つへと照応の集合が記されている。根源のセンターは、ヨハネの黙示録*16での雄牛が、性器のセンターには天使が、太陽神経叢には獅子が、心臓には鷲がである。残りのセンターに関連するものは与えられていない。議論と説明のための基礎として使う為に、私は代わりに以下のリストをより効果的な代案として提唱する。


1番目 心臓に火がある雄牛あるいは土星*17か月*18
2番目 肝臓に水のある鷲、木星、水星
3番目 肺に地のある獅子、火星、金星
4番目 膀胱に風のある天使、金星、太陽
5番目 スピリット、水星、火星
6番目 ルナ、月、木星
7番目 ソル、太陽、土星


 ここで示唆している諸圏での惑星の順番は、意識の状態と密接に関連しており、我々の物質意識への降下と照応するものは、無限への再上昇の間での順番とは違うだろう。


 錬金術師らが土星について、それが始まりであり終わりであると語ることを考慮するなら、諸センターのこの再配備は真実であろう。


 「復元された新約聖書より」という記事*19では、性器、臍、心臓、頭の4センターの基本的な概念が、ヨハネの黙示録から取られた称号とともに用いられている。


 性器の第1、2のセンターは、偽預言者
 臍の第3センターは、赤い竜
 心臓の第4センターは獣
 頭の第5、6、7センターは、十字架、子羊、霊的な賢者、啓明された征服者


 付属の表では、惑星の順番も与えられており、土星が基底、月が頭頂であり、一般的なカバラのやり方に沿っているが、色の照応は通常とは少し違う。黄色と白銀色(土星)、淡青色(木星)、赤(火星)、緑(太陽)、紺色かインディゴ色(金星)、黄色に近いオレンジ(水星)、スミレ色か銀に近い乳白色(月)である。またそれぞれのセンターには黄道のうちの7サイン、ヨハネの黙示録の大いなる巻物の7つの印と4騎士らも割り当てられている。残りの黄道の5つのサインは、エレメンツとスピリットに割り当てられている。


 ヨハネの黙示録での問題は、これが秘密の火の究極の経験と繋がる内なる継続的な秘儀参入のパターンを示しているとしても、それは高度に象徴的なやり方で書かれている事である。これらの象徴を解く鍵の多くは、非常にローカルで特定の期間を起源としていたであろうし、1世紀の時代のキリスト教、グノーシス派、メルカヴァ、ギリシア・ローマ秘儀参入儀式の徹底的な研究を必要とする。


 これは解読が不可能だと暗示しているのではなく、その努力に対しての結果に重きを置くべきだと述べたいのである。これに肯定的に答える者のために、上記の鍵は与えられている。この黙示録そのものは、「獣」の頭にある(七つの)角以上の疑問が湧いてきて、それらの答えは即座に来たりはしない。これらの答えはおそらくは、東方キリスト教の古くて到達困難なキリスト教カバラの学派の中に見つけられるかもしれない。彼らはローマカトリックのキリスト教カバラ学者らよりも可能性はある。なぜなら、ローマ派はヨハネによる福音書の解読により焦点を当てており、これらの神秘的な翼、あるいは啓明のために象徴の使用を完全に見つけてはいないからである。


実践



 礼拝堂、あるいは作業場の準備を終えたら、あなたの脊柱がカドケウスの中央の柱となったと想像する。それは良く確立され、円形の底に、喉の高さでは翼があり、太陽の円盤あるいは松ぼっくり、輝く球が頂点にある。これは白か赤っぽい金色で想像し、左の蛇は青か黒、右の蛇は赤色にする。それらの尻尾はあなたの脊柱の底で出会うか交差しており、その上の柱を5回以上はお互いに交差していき、最後にはお互いの頭が向き合い、広がる翼も伴うあなたの肉体の喉の高さで舌が拡張される。このイメージの上には、頭の高さで太陽の円盤が乗っかり、その上に松ぼっくりがある。


 上記の想像を何週間か続けた後、別の象徴を加える事も出来る。それぞれの円のセンターに、上昇する順番で上記に述べたケルブの動物らが形成されると想像する。喉の高さでは、アカシャあるいはスピリットにし、後頭部では月の性質が支配し、前面には太陽である。両方の宇宙的様相は頭頂で統一され、輝く球あるいは松ぼっくり(松果体)の中に入り存在すると想像する。


 可能ならば、左の蛇は月的、水的、受動的、磁気的な性質があり、右の蛇は太陽的、電気的、火的、拡張的な性質があると想像する。中央の柱は両者を同時に調和させ、バランスを取り、含む。


 上記のイメージを想像し維持するのに成功したら、これらの諸象徴は順に瞑想していく。だが、上から下へか、下から上へかのいずれかの厳密な順番で行うのは重要である。霊的な障害と出会っても、力づくで通ろうとしてはならない。象徴の集合を段階的に移動していく中で、単純に優しく除去していく。一つの象徴に7日から10日以上は費やさない。週の中で霊的な力が頂点に達する土曜日から、新しい秘教の期間を始めるのが最良であるのを心に銘記する。これは、中央の柱の7つの主要な象徴を通過するには、最低でも7週間かかるのを意味する。さらに加えて3週間を基本的な図と二つの蛇に費やす。


 これは強力な実践であり、そのため強制的に行わない事。何か不快な感覚を経験したら、瞑想の時間を短くする。最初は15分以上をこの実践に費やさないようにする。


火の蛇と槍*20


 この作業の全ての実践の中でも、以下のものは作業者の経験レベルに関わりなく最も容易に行える。これらの基礎概念は多くの学徒らには既に慣れたものであり、西洋に存在する秘密の火の本質的な理解のガイドとして有用であろう。


 あなたの頭上に輝く光の点を視覚化し、あまりに激しく輝くので、それは黒色に見える。それをあなたの頭頂へと降ろして、あなたの肉体と心へと沈み込み、あなたの意識の中に浸透する。それが黄金の光と火の球へと拡張し、4から6フィート(120から180センチ)の直径で自分を取り囲む。この光の球が激しさと力を増大させていき、あなたがこれから招聘しようとする宇宙の諸力の強固なコンテナとなったと考える。


 槍のような火の柱が、頭上の光の点から降りてきて、あなたの頭蓋骨を貫くと想像する。これはあなたの肉体を通って地球の中心へと向かう。地球が衝撃で反響すると感じる。そして赤っぽい黄金の蛇のような生ける火の流れが、この柱の反対の方向へと上昇していき、あなたの脊柱を通って、頭蓋骨の空洞の中へと入ると想像する。あなたが自分の頭蓋骨を空洞として、この創造的、超越的なエネルギーの巨大な入れ物だと想像するのは重要である。これを何度か繰り返した後、あなたの注意を自らの心臓へと向け、そこに聖杯、石の器、その他のあなたの高次の自己を受け取る象徴を想像する。この反応を待ち、それから全てが生ける黄金の光、火、愛の中に融合させる。この実践の最後に、エネルギーを自らの中に引き寄せ、それを宇宙の主への贈物として捧げる。


調整のための基礎実践


肉体のエネルギーの主な調整者としての太陽神経叢


 これらの諸実践の後に、多くのエネルギーがあなたの心臓や頭部にあるのを感じたら、それを太陽神経叢へと移動させ、このセンターを通じて、このエネルギーがあなたの肉体の周辺を周回すると想像する。これは数分ほどして働く。これらの諸実践の後に性刺激を伴うなら、特にこの実践をするのが良い。


接地


 これらの実践でケテルとマルクトの堅固な点を確立するのは重要である。マルクトが充分に確立されてなければ、日々の生活で思いつきで行動するようになったり、現実離れした考えを持つようになるリスクがある。さらに重要なのは、マルクトでの繋がりの強い感覚が確立されてなかったら、エネルギーの多くはどこにも移動せずに浪費されるだろう。もしも多くのエネルギーが生成されて、それらを太陽神経叢から単純に周回させるのでは解決しない問題となったら、以下の実践を考慮せよ。


1. あなたの両手と足の底からエネルギーが放出され、地球へと入る。
2. あなたの両手を冷水を入れたボールへと向けて、エネルギーがその中へと染み込むと想像する。
3. 草原か大地を裸足で歩く。
4. グラスに注いだ冷水を飲む。


 これらの提案は、不快なエネルギーの蓄積を解消するためにある。これらを霊的な応急手当ての類だと考えよ。通常はこれらの実践の性質は、我々が扱えるエネルギーの量を増大させ、それを賢明にゆっくりと自らの心と肉体の浄化のために方向付ける事にある。だが、過度に繰り返すエネルギーの解消は、このプロセスを遅らせ、イライラとストレスの状態を保持させ、秘教的な実践の結果もまた障害となる。


光の周回


 簡潔に言うならば、あなたが実践を終えたら、常にエネルギーを周回させよ。中央の柱での提案や、太陽神経叢からの周回、拡張したオーラの周辺はいずれも良く働く。


考慮すべき追記


 クロウリーは「777の書」で第24の小路を女神クンダリニーに割り当てている。ガレス ナイトは、カドケウスの杖の基底に、天蝎宮のサインを当てはめているが、この天蝎宮は第24の小路のサインである。


 四泊呼吸は、いつでも実践とともに行える。入息でエネルギーを頭頂から降ろして、息を止めて足元の大地か脊柱の底かその両方で保持させ、出息で頭へと戻し、息を止めてそこに保持する。これを繰り返す。これは実践に多くのエネルギーを加えて、一回の実践で行える時間を短縮させる。


 それぞれの圏には、その自身のティフェレト、つまり大いなる星があり、この特定のレベルの樹の小さな「圏の中の諸圏」を統一させる。よって、我々が自らの注意をティフェレトの調和的な影響へと向けたら、それに触れる全ての惑星に影響する。我々がティフェレトの三角の火に意識を向けたら、ティフェレトと繋がっている全ての圏の火の様相に影響する。だが、土星、水星、金星は「より大きな反応を示す事もある」。勿論、これはカルマ(土星)、創造的エネルギー(金星)、知性とエネルギーの導管(水星)を意味する。


 そのため、諸惑星のエネルギーを調整するには、七芒星よりも六芒星の方が容易である。六芒星はエネルギーをティフェレトを通じて調整し、七芒星はネツァフを通じる。


 錬金術では、火と風はエネルギーの複合体であり、水と地は物質の複合体である。地の「エネルギー」は健康を保持するのに不可欠であり、水は直観を保持するのに、火は直観そのもの、風は火を接触可能とする。


 塩は低位イェツィラー界とアシアー界であり、水銀は高位イェツィラー界と低位ブリアー界であり、硫黄は高位ブリアー界と低位アツィルト界である。


 塩は月の衝動の傾向があり、水銀は太陽の衝動の傾向が、硫黄は黄道と宇宙の衝動の傾向がある。


参考文献


Kundalini, Evolution and Enlightenment, Edited by John White, Anchor Books/Doubleday, Garden City, New York. 1979.


Serpent of Fire: A Modern View of Kundalini by Darrel Irving. Samuel Weiser, Inc., York Beach, Maine. 1995.


Energies of Transformation, A Guide to the Kundalini Process by Bonnie Greenwell, Ph.D. Shakti River Press, Saratoga, Ca. 1990.


The Doctrine of the Subtle Body in the Western Tradition by GRS Mead. Solos Press, Shaftesbury, Dorset. No date. First published, 1919.


The Middle Pillar by Israel Regardie. Llewellyn Publications, St. Paul, MN. 1991.


Kabbalah of the Golden Dawn by Pat Zalewski. Llewellyn Publications, St. Paul, MN. 1993.


Experience of the Inner Worlds by Gareth Knight. Samuel Weiser, Inc., York Beach, Maine. 1993.


The Most Holy Trinosophia of the Comte de St. Germain, Introduction and Commentary by Manly P. Hall. The Philosophical Research Society, Inc., Los Angeles. 1983.


The Philosophers of Nature, 125 West Front Street, Suite 263, Wheaton, Ill. 60187. Kabbalah Lessons:


Alchemy Lessons: .


Psychic Energy, It’s Source and It’s Transformation by M. Esther Harding, Princeton University Press, Princeton, N.J. 1963.


The Gathas of Zarathustra from the Zend-Avesta, ed. by Raghavan Iyer.


Zarathustra, The Transcendental Vision by P.D. Mehta


The Zoroastrian Tradition by Farhang Mehr


Oriental Magic by Idries Shah



マーク スタヴィッシュ
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*1 原注。DenningsとPhilipsの、Magical States of Consciousness、Dolores Ashcroft-NowickiのInner Landscapes、The Philosophers of Natureのカバラ講義35から44を参照。
*2 原注。Melita Denningと Osborne Phillips著のMysteria Magica, vol. 3 of The Magical Philosophy の、57-59ページと 69-73ページ。あるいはThe Philosophers of Natureのカバラ講義62を参照。
*3 原注。Mark Stavish著、Problems on the Path of Return: Pathology in Kabbalistic and Alchemical Practicesを参照。
*4 錬金術のサブジャンルで、植物からの医薬を作る実践。
*5 原注。Mark Stavish著 A Kabbalistic Approach to Lucid Dreaming and Astral Projectionを参照。
*6 魔術結社アウルム ソリスの本。この結社は黄金の夜明け団系だが儀式でギリシア語を使ったり、様々なユニークな儀式、行法を行っていた。
*7 ペルシアのゾロアスター教の聖典。
*8 原注 Gershom Scholem著、Kabbalah の186ページ参照。
*9 原注 The Jewish Alchemists by Raphael Patai. Princeton, N.J., University Press.1994.
*10 原注 サンジェルマン伯爵は、La magie sainte revelee a Moyse(モーセに明かされた聖なる魔術)の著者であるとも言われる。出版日は不明。
*11 原注 PONのカバラ講義 63では、音は心臓、太陽神経叢、会陰から響くようにするよう提案している。リガルディーはThe Golden Dawn(第5版)では、IAO音と関連づけているものは無く、それらもThe One Year Manualでは無視している。
*12 魔術結社アウルム ソリス版の中央の柱。
*13 原注 黄金の夜明け団の基礎の位階の諸サインについては、リガルディーの書の134-135ページを参照。
*14 原注 この内容は、来るべきエッセイ、The Diamond Body in Western Esoteric Practicesで、より詳しく説明するつもりである。
*15 原注 Pat Zalewski著、The Kabbalah of the Golden Dawn 89-125ページ。
*16 ヨハネの黙示録 第4章6-9節で、天の御座の前で常に神を称える四聖獣。
*17 原注 この惑星の照応のリストは、The Philosophers of Natureの,スパジリックコース2年目の32と45講義から取った。
*18 原注 ベーメの弟子であるヨハン ゲオルグ ギヒテルの、楽園から没落し、霊的秘儀参入を受ける前の「腐敗した状態の人」の絵から取った。
*19 原注 John White編著、Kundalini, Evolution, and Enlightenment。記事はJames Morgan Pryse著の418-440ページ。The Apocalypse Unsealed参照。
*20 原注 Gareth Knight著、Experience of the Inner Worlds の1-119ページを参照。また、PON カバラ講義12から16までを参照。