召喚魔術の実践 1-12

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魔術のベルト


 魔術のベルトは魔術の衣の一部である。腰の周りに身に着け、ローブがはだけないようにする。ベルトはローブや帽子と同じ材質で作るが、革製もまた用いられよう。だが、これは衣と同じ色でなければならない。かつては獅子の皮のベルトが好まれていた。まずは獅子の皮を剥いで、それからベルトにする。この獅子の皮は力、優越性、支配の象徴だった。ベルトの象徴的意味合いは、エレメンツへの支配、魔術的均衡と比べるのが最良だろう。そして人の体の上位と下位の部分は中央でベルトによって共に結ばれる事で、これらの均衡を象徴する。選んだ象徴は、ベルトに描いたり皮に刻んだり、あるいはシルクのベルトなら刺繍したりできる。エレメンツの均衡とその支配の象徴を何にするかは、魔術師自身の考えに委ねられている。例えば円を描いて、その中に上向きの五芒星を描き、その中心に再び三角形を三界のエレメンツに及ぶ支配の象徴として描けよう。その三角形の中心には、プラスとマイナスの原理とそれらの均衡の象徴である2本の木が同じ長さの十字架を描く事も出来よう。


 また魔術師は帽子や衣で行ったように、ベルトを聖別し祝福し、これを儀式の目的のためにのみローブと用いると誓約する。ベルトはローブとともに、他の魔術道具の置かれた場所で安全に保管する。


召喚魔術の実践 1-13
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