占星術入門 11

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第11章 月とその意味合い


 名前――月は古代には、ルキナ、シンシア、ディアナ、フォイベー、ラトナ、ノクチルカ、プロセルピナと呼ばれていた*1。月は全ての惑星の中で最も地球に近い。


 動き――月は12のサイン全体を27日7時間43分5秒で回る。月の平均速度は13度10分36秒だが、時には少なかったり多かったりする。もっとも、24時間の中で15度と12分を超す事は無い。


 緯度――月の最大の北緯は5度17分である。最大の南緯は5度12分である。月は決して逆行しないが、動きが遅くなることはあり、24時間内で13度11分より下になる。その時は月の逆行として扱われる。


 自然――月は女性原理であり夜の星である。冷たく湿って、粘液質である。


 良い品位にある時の態度――月が意味するのは、落ち着いた物腰、温和な生き物、誠実で巧妙な諸学を愛する、目新しく楽しいものを求める、自然に住処に合わせる、意志の不安定、現在を思いやる、臆病な放蕩息子、そして容易に怯える、平和を愛するが、人生の配慮から逃れる、職人ならば多くの仕事を学び、しばしば様々な方法で交易する誘惑がある。


 悪い品位にある時の態度――ただの放浪者、怠け者、労働を憎む、酔っ払い、飲んだくれ、勇気も人生計画もない、乞食や不注意な生き方を好む、善悪どちらでもない人。


 体現――月が一般的にあるのは、白い肌の公正な体の人、丸い顔、灰色の目、小さな顎、頭や顔や他の部分も毛深い、通常は片方の目がもう片方より大きい、小さな新鮮な手、体全体が新鮮で豊満で肥満し粘液質の傾向がある。出生チャートや質問時に月が☉太陽の中に隠れていたら、通常目の中や周囲にしみがあるのを意味する。月がサクシーデントハウスの中にある時もしみが周囲にある。不幸なアングルや、ネブラと呼ばれる恒星とともにあれば視力が悪くなる。


 男女の特質――月が意味するのは、女王、女廷臣、婦人、女全て、また一般人、旅人、巡礼者、船乗り、漁師、魚屋、ビール醸造者、給仕人、出版業者、手紙配達人、御者、狩人、使者、船乗り、鉱夫、麦芽製造業者、酒家、海女、女漁師、雑役婦、女の牛肉販売人、一般的な女商人、また助産婦、看護婦など。御者、渡し守、水運び人*2


 病気――卒中、中風、胆汁、胃痛、体の左側の病、膀胱と性器関連の病、女性には月経と肝臓、水腫、腹の流動、全ての冷たいリウマチ病、腹の冷え、腰と足の痛風、坐骨神経痛、ウジ虫、目の痛み、暴食、 悪臭を放つ咳、痙攣の発作、病に落ちる、リンパ節結核、膿瘍、天然痘、麻疹。


 オーブ――月は12度である。


 年数――その最大の年は320年で、大きいのは108年、中間は66年、最小は25年である。


 国――オランダ、デンマーク、ニュルンベルク、フランドル。


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*1 原注 これらの神話上の名前から、占星術の古代エジプト起源が証明される。
*2 原注 一般的に、液体と関連するすべての職業である。