占星術入門 6

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第6章 木星とその意味合い


 木星は土星の隣にいる星である。木星は我々の目には(☉太陽、☽月、♀金星を除いて)惑星の中でも最大の大きさに見える。その色は明るく透明で群青色をしている。木製の動きは土星を超えて、黄道12宮を14年314日12時間で一周する。平均速度は4分52秒である。木星の黄道からの最大の北緯は1度38分であり、最大の南緯は1度40分である。木星は120日逆行し、その前に5日間留まり、再び進む前に4日留まる。


 自然――木星は男性原理の星で、気温は熱く湿であり、大いなる吉星である。節制、温和、節酒、正義の創造者である。


 この星の影響での態度と行動――その場合、彼は度量が大きく、信用でき、内気、高貴な問題に名誉ある方法で上昇し、公正を愛する行動、万人の利益を望む、栄誉ある行動をする、名誉と宗教的、甘く親しみのある対話、妻と子供に驚異的に甘い、老人への尊敬、貧者の偉大な保護者、慈悲と敬虔に満ちる、リベラル、卑劣な行動を憎む、正義、賢い、慎重、感謝深い、美徳がある。このように、占断で質問対象の人の表現星が♃木星であり、その品位が良ければ、あなたは彼を上記で述べたように占断して良いだろう。


 品位が悪い時には――♃木星が不幸な時には、彼は世襲財産を浪費し、詐欺師にやられ、偽善的な宗教的で、宗教の偽りの信条にしがみ付き固執し、無知、不用心、彼の友人らへの愛のために何もせず、下品、鈍い、序列的、仲間の中で自らの品格を落とす、必要無い所で仄めかしたり身を落とす。


 体現――木星が意味するのは、まっすぐな姿勢の高い背、ブラウン、健康で愛らしい顔色、楕円形で長い顔だちは肉付きの良い、高い額、大きな灰色の目、赤褐色の柔らかい髪、濃い髭、大きな深い臍、太腿と足は太く、足首は長く、体全体の中で最も醜い部分である。彼の声は落ち着いて、重々しい話し方をする。


 東にある場合――肌はより明白で、顔色は蜂蜜色か白と赤の間、血紅色、赤らんだ色である。大きな目をし、体はより肉付きが良い。一般的に、右足首に黒子か傷がある。


 西にある場合――純粋で愛らしい顔色、背はより低く、髪はライトブラウンか暗い亜麻色に近く柔らかい、こめかみか額の辺りに禿がある。


 一般的な性質――木星が表すのは、裁判官、議員、廷臣、教会の者、司教、司祭、枢機卿、首相、民法の博士、大学の若い学者や学生、法曹家、衣服商、羊毛の生地屋。


 病気――肋膜炎、肝臓の全ての虚弱、卒中、肺の炎症、心臓の動悸と震え、痙攣、背中の骨の痛み、血管や肋骨にある全ての病、それによって起きる血液の腐敗、扁桃腺炎、鼓腸、血の全ての腐敗や多すぎる事による熱病。


 場所――木星があると喜ぶのは、教会の祭壇近く、公的な大会、教会会議、競技会、快適で甘い場所、衣装部屋、裁判室、礼拝室*1。その最大年は428年で、高い年は79年、中間は45年、最小は12年である。中年の男、あるいは判断や裁量のある人物。木星が支配するのはバビロン、ペルシア、ハンガリア、スペイン、カレンである*2


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*1 原注 これらが意味するのは、ホラリー占断で♃木星が表現星とされた人物は、これらの場所にしばしば居るのを表す。
*2 原注 私は外国を支配する惑星については何の意見も無い。だが、マンデーン占星術では、これらを支配するサインは観察されるべきである。