占星術入門 2

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第2章 ハウス、ホロスコープ作成法



図1の説明――上記の図は、アングル(アンギュラー)、サクシーデント、カデントのハウス*1が一望で臨める。第1ハウスは黄道12宮の24度の黄経が含まれる。すなわち、♎天秤宮の0度0分から♎天秤宮の24度までである。第2ハウスは30度を含んでいる。すなわち、先の♎天秤宮の24度から♏天蝎宮の24度までである。第3ハウスは36度を含んでおり、♏天蝎宮の24度から、♑磨羯宮の0度0分までであり、♏天蝎宮の残りの6度分と♐人馬宮の30度全てはその中にある。第4ハウスは36度が含まれ、♑磨羯宮の30度全てと、♒宝瓶宮の6度が入っている。第5ハウスは30度が含まれ、♒宝瓶宮の6度から♓双魚宮の6度までである。第6ハウスは24度が含まれ、♓双魚宮の6度からこのサインの終わりまで、あるいは♈白羊宮の0度0分までである。注意、他の6つのハウスも黄道の逆側での正確に同じ数の角度ずつである。第7ハウスは、第1と対称し、第8は第2と、という風に続く。もし学徒が上記のロンドンのハウスの図で第10ハウスの♋巨蟹宮の0度0分を見たら、6つの東側のハウスの黄経と、勿論6つの反対側、西側のハウスもこれらのカスプの対称側のサインの同じ角度で見つけられるだろう。


天宮図(ホロスコープ)を作る方法


 これは特定の時、たとえば子供が生まれた時とか、質問が尋ねられた時などに、天の状況を現した地図である。まず最初に、図1のように3つの円を描く。そして地平線を表す横線を引いて、それに直角になる縦線を引き、これは子午線を表す。これにより太陽が昇ったり沈んだりする地点と、子午線を通過する事で正午と深夜を表わす自然の分割が作られたのを示す。それぞれの4分の1のエリア、四分円は、再び3つの均等な部分に分けられて、12のハウスが作られる。これらは図では1から12まで名付けられている。そして1から7にかけて二重線が引かれ、これは東と西の地平線を表す。同様に4から10にかけての線は地の上下の子午線を表す。これらはカスプ、すなわちアンギュラーハウスの始まりの時点である。2、5、8、11の数がある線は、サクシーデントのカスプである。これらがなぜこう呼ばれるかというと、アンギュラーに従い、継承する働きがあるからである。これらのハウスは、アンギュラーの次に力がある。3、6、9、12の数のある線は、カデントハウスのカスプ、あるいは始まりである。これらがこう呼ばれる理由は、アンギュラーから下降するからである。これらは全てのハウスの中で最も弱いものである。


 ゆえに惑星などがアンギュラーの一つに入ったならば、それは強力であり、サクシーデントハウスならば、少し力は劣るようになり、カデントハウスの一つならば、それは弱くなる。これらは吉にも凶にも影響すると、学徒は理解できるであろう。


天宮図を作るためのルール


1. 天体暦*2から占う年の正午の☉太陽の角度を学ぶ。それから、求める時間、分、秒を調べる。この角度を調べるためには、正午から経過した時間と分を追加する。合計は、求められる時間での地の上に子午線(ミッドへブン)がある時間の角度となるだろう。


2. この角度の黄経を求めて、ハウスの表では第10ハウスとある列で、ミッドヘブンか第10ハウスの行*3に黄経は記されている。


3. この行に、第11、12、1、2、3ハウスのカスプの黄経が記されている。表から紙に書き写して、それぞれのハウスの行を再び見ていく。


4. これにより6つの東側のハウスが完成する。それから、それぞれに正対する角度とサインを見つけて、対称側の西側のハウスに書き入れていく。これは以下の順番によってである。


第10ハウスの対称は 第4ハウス
第11ハウスは、第5ハウス
第12ハウスは、第6ハウス
第1、アセンダントは、第7ハウス
第2ハウスは、第8ハウス
第3ハウスは、第9ハウス


5. これらの黄道のサインが完成したら、これらに含まれる惑星を配置していく。☉太陽から最も離れた星は♅天王星であり、その黄経は一般的に天体暦で10日ごとに見つけられる。その途中の位置を知りたい場合は、比率を計算する事で得られよう。この星の黄経が見つかったら、図に書き入れる。よって、♅ 13度19分は、ハウスのカスプに近く、同じサインの中に入る。そして♅天王星の場所が見つかった時に、カスプから遠くにあれば、惑星をカスプの「外側」に置く。だが惑星がサインの中で極端に進んでいたら、カスプの「内側」に置く。♅天王星の場所を書き記したら、同様の方法により♄土星を、それから♃木星、♂火星、☉太陽、♀金星、☽月と書いていく*4。これらの7惑星の正確な黄経を見つけるには、それらは通常は各日の正午で与えられるが、2つの正午の間に惑星が旅する距離を調べて、そして前の正午から進んだ時間の分の比率を計算して、前の正午に追加する(惑星が逆行している時は引く)。


6. ☊竜頭の黄経を同様の方法により見つけ、適切に書き入れる。また、☋竜尾を、その正確に対称側のサイン、角度、分で書き入れる。


7. ホラリーの占断をするならば、⊕フォーチュンの場所も計算し、適切に書き入れる。これで天宮図は完成した。だが、出生チャートの場合は、あなたは⊕フォーチュンの計算を、先に述べたように行わねばならない。まずは、占星術入門*5の第9章で教えたように反射鏡かデータの表を用意する。


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*1 サインでの活動、不動、柔軟サインと対応する。
*2 原注 天体暦は年のそれぞれの日の惑星の位置が記されている。1834年以前の全ての年はWhiteのものが最良である。
*3 参照する表が別にあったようであるが、本文には含まれていない。
*4 ☿水星が入っていないのに注意。ザドキエルは天王星を代わりにしているようである。
*5 本書ではない。ザドキエルが以前に書いた別の書の事かもしれない。