Goetia 観察

ページ名:Goetia 観察

観察


 まず最初に汝の作業のために月齢を観察せよ。最良の日は、月が2、4、6、8、10、12、14日の時*1で、他の日は効果が出せないとソロモン王は述べている。


 これらの72の王達の印は特定の金属に掘って作る。王は太陽(の金属、金)、侯爵は月(銀)、公爵は金星(銅)、高位聖職者*2は木星(スズ)、騎士は土星(鉛)、議長は水星(水銀)、伯爵は銅と銀の混合物にする。


 これらの72の王達は世界の東、西、北、南の四方を支配する王であるアマイモン、コルソン、ジミニール、ゴープ*3の支配下にある。彼らは特別な場合を除いて召喚される事はないが、召喚し命ずる霊は以下の召喚や呪文で示すように、彼らの支配下にある。
 首領の王達は午前9時から正午の12の時か3時から日没までに縛られている。
 侯爵は正午の後の3時から夜の9時までと、夜の9時から夜明けまでである。
 公爵は夜明けから正午までの晴れた日である。
 高位聖職者は1日のあらゆる時間で良い。
 騎士は夜明けから正午までと、4時から日没までである。
 議長は1日のあらゆる時間で良いが、日没時は除く。だが関連する王が召喚されていれば可能となる。
 伯爵は1日のどの時間でも良い。人気のいない音のしない森やその他の場所で行う。


魔術円


 ソロモンの円は9フィート(約270センチ)で、神名のEheyeからLevanahまで周囲に書いていく。


マサース・クロウリー版より*4


Slone 3825より


三角形


 三角形はソロモン王が不服従の霊を中に現れるよう命令していた。2フィート(60センチ)円から離し、3フィート(90センチ)の大きさにする。
 この三角形は霊が属する方角に置くようにする。月の働きを観察せよ。


ソロモンの六芒星


 この図形は子牛の皮に描く。白い衣のスカートに身に着け、リネンの布で覆う。霊が現れたら見せれば、霊は服従し、人間の姿になる。


ソロモンの五芒星


 この図形は黄金か銀で作り、反対側には召喚する霊の印を彫り、胸につける。これは召喚者を危険から守り、霊に命令するためにある。


ソロモンの魔法の指輪


 この指輪は召喚者の顔の前にかざすことで、霊の毒の息を防ぐのに使われる。


ソロモンの秘印


 これにより、ソロモン王は前述の霊たちを軍団ごとに真鍮の壺へと封印した。


 この秘印は、1ヶ月の間、自らの内外を浄化し女によって汚れず、断食と神への祈り、罪を告解した者によって作られる。これは火曜日か日曜日の夜12時に雌と触れたことの無い黒いおんどりの血によって真新しい羊皮紙の上に描く。なお、その夜は月は処女宮にあり月齢が増大する時にする。作った後は、アラム、干しぶどう、乾燥なつめやしの実、レバノンスギ、アロエの皮で蒸す。


 この印によってソロモン王は前述の霊達を真鍮の壺へと封印し、それによって彼は誰からも愛され、あらゆる戦闘に勝利し、武器でも火でも水でも傷つけられることが無くなった。


ソロモンが霊を封印した真鍮の壺


 先の述べた秘印は真鍮で作られ、頂上よりこの壺を閉じる。



 他に必要な物は錫か剣、司教冠か帽子、リネンの長い白ローブと靴、他の衣服。また3インチ(7.6センチ)幅のライオンの皮の腰ひもには、魔術円で書いた名前すべてを書く。また、香とそれを入れるための炭の皿、参加者全員のこめかみと目に塗るオイル、体を洗うための浄水、洗う時にはダビデ王が言ったように唱える。


「御身はヒソップとともに我を浄化したまえ。主よ、我を清めたまえ。御身は我を洗い、我は雪よりも白くならん」


 衣服を着てから、次のように述べる。


祈願


 これらの衣と衣服の人の形をした神秘、我は至高なるアンコール、アマコール、アミデース、テオドニアス、アニトールの力と救いの鎧である汝を身に纏わん。これにより、我が宿願は誉れと栄光が世々限りなく続く主の力を通じて発現せん。アーメン。


 その後、ソロモン王が命じたように、作業に応じた神への祈りを捧げる。ソロモン王が用いたものは、アルテム ノヴァム(アルス ノヴァ)という本書の第5の部分に示した。


Goetia 召喚
↑ ゴエティア


*1 つまり、新月から満月へと向かう時期の、新月を1日目として数えての偶数の日である。
*2 Prelates。他の版では、大公Princes。
*3 あるいはガープ。
*4 蛇が周囲を取り巻いているのはオリジナルの要素である。