ソロモンの鍵 2-10

ページ名:ソロモンの鍵 2-10

第10章 魔術の術で用いる香、香木、香水、その他の似たものについて


 霊らに供養となる、多くの種類の香、香木、香水がある。良き香りがするものは、良き者らのためにあり、悪しき匂いのするものは、悪しき者のためにある。

 良き香りのためには、汝は香、アロエ、ナツメグ、ベンジャミンの樹脂、麝香、その他の匂いのあるスパイスを手に取り、それらに向けて以下を唱えよ。

香の祓い

 アブラハム、イサク、ヤコブの神よ。これらの香に恵みを与え、善霊らを引き寄せ、敵意ある亡霊ら全てを祓う力と徳を与えたまえ。世々限りなく生き支配する御身、最も聖なるアドナイを通じて。アーメン。

 我は汝、不浄にして不明瞭な霊、敵意ある亡霊を神の名により祓わん。汝と全ての汝の偽りは、この全能なる神の御名により聖別され清められた香りの前に退散せよ。これらの香りを用いる者に神の聖霊の守護と徳があらんことを。そして、敵意ある悪しき霊と亡霊は決してこの中に入らない事を。畏れ多き全能なる神の御名を通じて。アーメン。

 主よ、御身の御名の招聘を通じて、この香の被造物に恵みと聖別を賜り、人の体と魂の健康への妙薬とならんことを。この香りを受けた全ての被造物は体と魂の健康を受けん事を。万物を成した方を通じて。アーメン。

 その後、汝は様々なスパイスに術の水を降り掛けて、それらを他のようにシルクの布で包むか、箱に入れておく。それにより必要な時に使えるように準備されよう。

 汝がこの香を使おうと望むなら、新しく内外を磨いた土の器の中に新しい炭で火を起こして、また汝は火打石と鋼鉄により火を起こせ。そして火に向かって、香を入れる前に汝は以下の事を唱えよ。

火の祓い

 我は汝、火の被造物を万物を創造した方により祓わん。あらゆる種類の亡霊らが汝より払われ、傷つけたり騙したり出来ないようにならんことを。万物を創造された、いと高き方の招聘を通じて。アーメン。

 全能なる主よ、恵みと憐れみをこの火の被造物に垂れたまわん事を。その恵みにより、最も聖なる御名の誉れと栄光のために、これを用いる者に悪も障害も無からんことを。永遠に全能なる主と、その最も聖なる御名を通じて。アーメン。

 これらが行われたら、汝はスパイスを香炉の中の火に投げ入れ、汝が求める香りを作るようにせよ。

 悪しき匂いのためには、汝は以下のように唱えよ。

 アドナイ、ラザイ、ダルマイ、アイマ、シャダイ、エロヒ、聖なる父よ、御身の聖なる御名の招聘により、我らに救いと恵みと賜らんことを。これらの物が偽り全てが払われんという我らが願いの助けとならんことを。御身の御名を通じて恵みと聖別がなされん事を。アーメン。


ソロモンの鍵 2-11
↑ ソロモンの鍵