ソロモンの鍵 2-7

ページ名:ソロモンの鍵 2-7

第7章 都合よく術の試みや作業を行える場所について


 魔術とその作業の実践と達成に向いている場所は、人々の居住地域から離れた所である。人けが無く、誰も住んでいない場所が最も相応しい。例えば、湖の境界、森、暗い場所、古い廃屋、人がほとんど来ない場所、山脈、洞窟、小さな洞穴、庭園、果樹園などである。だが最良の場所は、夜の深く静けき時の十字路、四つの道が出会う場所である。だが汝がいずれの場所にも気楽に行けないならば、汝の家か、自らの部屋ですら行える。無論、どの場所で行うにせよ、そこは必要な儀礼により浄化され聖別されなくてはならない。それにより霊らを集めるのには相応しいようになる。

 術や作業は定められた時間に行うようにする。だが、特定の時間が定められていない場合は、常に夜に行う方が良い。それは降霊術の作業には最も向いており、適切な時である。この時はまた、馬鹿や愚か者や涜聖者の視線から適切に隠れられる象徴でもある。

 汝が向いている場所を選んだら、その試みを昼か夜に行えよう。そこは人けが無く、清潔で、全ての側面が生け垣、低木、木々、壁で囲まれているようにする。汝は自らにより、その場所を完全に掃除し、清潔で純粋にする。その間、汝は以下の詩篇を唱え続けよ。

  • (詩篇 第2篇)なにゆえ、諸々の国びとは騒ぎたち…
  • (詩篇 第67篇)どうか、神が我らを憐れみ…
  • (詩篇 第54篇)神よ、御名によって私を救い…

 その後、汝は場所に術の香を焚いて、聖別された水とヒソップを撒け。その後、汝は作業に必要な準備すべてを置いていく。

 だが後になってから、作業を完成させて達成するべく汝がこの場所へ来たなら、汝は低くはっきりした声で以下の祈りを繰り返せ。

祈り

 ラザイ、シマイ、ノンザイ、オリオン、最も強力なナザリオン、最も強きオキダモン、最も力あるセドン、ヨド ヘー ヴァウ ヘー、イア、アグラ、これらの誰一人として呼ぶべきでない聖なる御名を唱える無謀なる者、この価値無き罪びとたる我を助けたまえ。大いなる危険の中で我を助けたまえ。それゆえ、魂と体への大いなる危険にある我はこれらの最も聖なる御名に懇願する。どのような形にせよ罪となったならば許したまえ。我は特にこの旅で、御身の守りのみを信ずるゆえに。

 次に師は術の水とヒソップを道に撒いて、その間弟子らは低い声で準備期間の間に行ってきた祈りを唱えよ。

 さらに、師は弟子らを術に必要なものを運ばせるよう選べ。

 第1の者は、香炉と火と香を持つようにする。
 第2の者は、書と紙、ペン、インク、様々な香木を持つ。
 第3の者は、ナイフと羽根ナイフを持つ。
 師は杖とワンドを持つ。
 だが他にも弟子らがいたならば、師はそれぞれが数に応じて持つようにさせる。

 場所の準備を整え、全てのものが適切な形で配置されたなら、師はナイフか適切な聖別された鋼鉄の魔術道具を取り、術の円を形成する。これらが行われたら、香でまぶして、聖別された水を撒いて、弟子らに警告し元気づけてから、以下のように作業せよ。

 まずは師は新しい木材からトランペットを造り、側面にはヘブライ文字で術のペンとインクにより神の御名エロヒム ギボル、エロヒム ツァバオト(図59参照)を書いていく。もう片方の側にはこれらの印章を描く(図60参照)。


図59


図60 Additional 10862より


 試みを行うべく円に入ったら、師は世界の四方へトランペットを向けて吹き鳴らす。まず最初に東に、次に南、西、最後に北にする。それから以下を述べよ。

 霊(霊の名前)よ聞け。我は汝を命ずる。汝よ聞け、世界のどこに汝がいようとも力ある神の声、創造主の御名に従え。この音と合図により我らは汝にここに集い、我が命令に従うよう準備するようにと告げん。

 これらが行われたら、師は作業を完成させ、円を描き直して、香を焚け。


ソロモンの鍵 2-8
↑ ソロモンの鍵