アルバテル

ページ名:アルバテル


 今回紹介するアルバテル(Arbatel De magia veterum)は、16世紀の7つの惑星霊の召喚のグリモアである。内容的には「重度の」キリスト教の影響が濃い。そのため、グリモアの世界では珍しく比較的クリーンであり、20世紀のA.E.ウェイトも「儀式魔術の書」の中でこのグリモアを超越魔術の儀式のカテゴリーに入れ、「黒魔術へ導く危険な教授が無い」としている。
 題名のアルバテルの意味であるが、これは2つの説があり、神名の4文字、テトラグラマトンを意味するという説と、これらの教授を明らかにした天使の名前という説がある。
 このグリモアの出版日は、1575年という自称を覆す証拠は特に無いので、とりあえず信じてもいいようだ。ヨーハン ヴァイヤーが本書を引用しているので、1583年より後の可能性は無い。
 このグリモアは「箴言」(Aphorismus)によって分割されており、神の数である7つの箴言でセットにしてあり、それが7つあるので合計で49の箴言がある。箴言の内容は、キリスト教の教訓話がほとんどである。中世の伝統が濃いといえる。
 なお、著名な現代魔術師のFrater Acher氏が、この魔術の詳しい記録を残しているので、そちらも参考するのを勧める。
 7惑星のオリンピアの霊召喚の独特なグリモアの世界を楽しんでもらいたい。


アルバテル 第1の7箴言
アルバテル 第2の7箴言
アルバテル 第3の7箴言
アルバテル 第4の7箴言
アルバテル 第5の7箴言
アルバテル 第6の7箴言
アルバテル 第7の7箴言


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