ユダヤの魔術と迷信

ページ名:ユダヤの魔術と迷信

本書口絵より。出産時に女魔リリスから母子を守る魔除け(「天使ラジエルの書」1701年より)


 本書(Jewish Magic and Superstition)は、中世の主にドイツのユダヤ人社会で行われていた魔術や迷信の実践について概観する歴史書である。
 著者のジョシュア トラクテンバーグ(Joshua Trachtenberg。1904年 - 1959年)は、アメリカ東海岸の改革派ラビであると同時にアカデミズムの学者でもあり、本書も元はコロンビア大学での博士論文を膨らませたものである。
 他の著書には「悪魔とユダヤ人(The Devil and the Jews)」もあり、これは本書の姉妹編ともいうべき内容で、中世のキリスト教徒のユダヤ人 = 悪魔崇拝者の偏見を扱っている。
 本書はユダヤ人の語られる事の少ない文化――魔術と迷信――についてユーモアも交えて述べ、さらにその行間から著者の自国文化への愛情も感じさせる好著である。
 また、本書の中にはゴーレム伝説や魔除け、御守りなどの実践カバラについての、類書では知る事の出来ない内容も多く含まれている。カバラの歴史書は一般的に思弁カバラのみを扱っている事が多く、実践カバラの内容はほとんど無いので、その面でもユニークな本となっている。
 原書では多数の脚注があるが、今では入手不能の本についての事も多く、この訳ではほとんどを省いて抄訳にしている。


ユダヤの魔術と迷信 序説
ユダヤの魔術と迷信 1 第1章 ユダヤ妖術の伝説
ユダヤの魔術と迷信 2 第2章 伝説の背後にある真実
ユダヤの魔術と迷信 3 第3章 悪の諸力
ユダヤの魔術と迷信 3-2
ユダヤの魔術と迷信 4 第4章 人と悪魔
ユダヤの魔術と迷信 4-2
ユダヤの魔術と迷信 5 第5章 死者の霊
ユダヤの魔術と迷信 6 第6章 善の諸力
ユダヤの魔術と迷信 7 第7章 「……の御名により」
ユダヤの魔術と迷信 7-2
ユダヤの魔術と迷信 8 第8章 魔術での聖書の使用
ユダヤの魔術と迷信 9 第9章 魔術の手順
ユダヤの魔術と迷信 9-2
ユダヤの魔術と迷信 10 第10章 魔除け
ユダヤの魔術と迷信 10-2
ユダヤの魔術と迷信 11 第11章 霊との戦い
ユダヤの魔術と迷信 11-2
ユダヤの魔術と迷信 12 第12章 自然と人


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