占星術入門 30

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第30章 第7ハウスとその質問


 このハウスは、結婚、愛の質問、訴訟と論争、契約、戦争、決闘、公の敵、取引、盗人、逃亡者、異邦人に関する全ての事柄を表している。


 このハウスによる占断は、他のハウスよりも難しく、そのため私は古人の書と現代の書の意見を他よりも長く紹介する事にし、その質問についての幾つかの格言も書いている。


格言と考慮すべき事


 特に第7ハウスに関するホラリーの質問の、より良い占断のために以下を見よ。


 1. 質問はラディカルであり、占断に適しているかを見よ。


 2. アセンダント(のカスプ)にあるサインが尖端や末端の度にあれば、占断に確信しないこと。まだ数度しか入っていなければ、この事は占断にはまだ熟していない。一方で終わりの方の度にあれば、質問の事柄はもう終わっているか、質問者は他の占星術師にも頼っていたり、成功に絶望している。この時には手を出す莫れ。


 3. ♄土星、♂火星、☋竜尾が第10ハウスにいて不幸ならば、占星術師の信用を失う結果となろう。


 4. どうでも良い事柄や軽い質問、また質問者が何を求めるかを知らないならば占断をすべきではない。


 5. ☽月の力と状態をよく観察せよ。アセンダントの主が☽月よりも不幸な方が遥かにマシだからである。


 6. 凶星はあらゆる質問で、☽月とその星とがお互いに歓迎を受けていない限り、遅滞と困難を与える。


 7. 吉星である♃木星や♀金星は、悪しきハウスを支配してない限り、悪しき影響を与えない。これらが表現星であれば歓迎されていなかったとしても、問題を良い方向へと進ませるだろう。


 8. ☽月の軌道がヴォイドならば、この星が♉金牛宮、♋巨蟹宮、♐人馬宮、♓双魚宮にない限り、質問には大きな希望は無い。


 9. ☽月が一番最後に離れたアスペクトを観察せよ。それは既に起きた出来事を示すからである。それが良きアスペクトならば幸福であり、悪しきものならば不幸である。その内容は相手の惑星が主だったり、いるハウスの性質に従う。


 10. ☽月のアスペクトは問題の現在の状況、何を期待できるかを示す。☽月が没落する状態で惑星と関連するならば、トラブルと遅延を表す。


 11. 凶星が幸福を約束するならば、それは不完全だったり、期待以下のものであり、多くの努力によって起きる。それらが不幸を示唆するものならば、恐れている事よりもさらに大きいであろう。


 12. 凶星が不幸を示唆していたら、☉太陽、♃木星、☿水星が良いアスペクトを放っているかを観察せよ。そうだとしたら、不幸は和らげられるだろう。


 13. 吉星が幸運を約束しているが弱かったり、アセンダントとのアスペクトが無いならば、これらは幸運を行うが、歓迎が無ければ僅かなものである。


 14. ある惑星が放浪する、つまり本質的な品位が何も無ければ、非常に凶である。


 15. 吉星が本質的な品位にない限りは、それほど信用すべきではない。


 16. ホロスコープで吉星と凶星の両方が同等に弱く、悪しき場所にあるならば、占断に乗り出さず、質問者に別の時まで待つようにさせよ。


 17. 全ての質問で、表現星が燃焼してたり、☉太陽と☍オポジションしていたら、この星は何もなせないだろう。


 18. ある凶星が別の星と合しているならば、吉星であっても、その約束は何も起きないだろう。凶星であれば、より激しいものとなるだろう。


 19. アセンダントの主が品位にあったり、カデントなどにあれば、質問者は質問の全ての望みを得るだろう。


 20. 太陽の光線を受けている(すなわち、12度内にある)惑星には何の幸福も無い*1。☉太陽と16分内、太陽のCazimi(中心)、心臓にあるならば、この惑星は非常に強い。


 21. 表現星が主であるハウスの惑星が、東のものであり、♄土星、♃木星、♂火星のいずれかならば、問題はより早く行われるだろう。だが、西のもの、♀金星や☿水星ならば、逆に遅れるだろう。


 22. 質問の表現星が不動サインにあるならば、安定を表しており、事柄が始まっているか、始まろうとしてるかに関わらず、継続されるだろう。だが惑星が柔軟サインにあれば、事柄の可能性を示すがその結論には至らない。そして活動サインならば、突然に解決されたり、何らかの形で結論が出るだろう。そのため表現星が不動サインならば建物の基盤を建て始め、表現星が柔軟サインならば短い旅を、活動サインならば事柄には中庸にあるのが望ましい。


 23. ☽月やアセンダントの主が☋竜尾と共にあれば、それらがあるハウスの性質に応じた損害を与える。そして☊竜頭ならば同様だが吉となる。


 24. どの質問でも、☽月が苦しめられているのを見たら、その事柄に吉がくることは滅多にない。


 25. ☽月かアセンダントの主がそれらの没落にあれば、質問者はこの問題に絶望しているか、事柄が成功するか否かをそれほど気にしていない。


 26. 求められる事柄の表現星を苦しめている星があるか、あるならばそれが主であるハウスは何か、どこに位置するかを熱心に考慮せよ。これらのハウスの性質から、障害の原因を知る事ができよう。


 27. ☽月を最も強力に苦しませるのは燃焼にある時であり、☽月が☉太陽と合しているならば最悪である。


 28. 凶星があなたの表現星とアスペクトがあり、両方とも放浪や逆行していたら、不幸はほとんど避けられないと、あなたは占断できよう。


 29. 表現星らが完全なアスペクトに入る前に、フラストレーションや禁止があるかを特別に注意せよ。すなわち求められる事柄にフラストレーションを与えたり防いだりしている惑星である。


 30. 求めている事柄の全てが得るものならば、⊕フォーチュンをよく観察せよ。質問者はフォーチュンがあるハウスと関連する人物や物によって得るであろう。だがそれが苦しめられていたら、同じように失うだろう。


 31. 質問が結婚に関する事ならば、第7ハウスにある凶星が、結婚に反対する動きを示す。


 32. 第8ハウスの主が第8ハウスで不幸にあれば、質問者はいずれかの女性の死によってや、死者によって残された負債によって苦しむだろう。


 33. あるハウスにある♃木星や♀金星が良い品位にあれば、そのハウスによって表される人や物によって利益を期待できよう。第3ハウスならば親族によってであり、第4ハウスならばあなたの父か土地などであり、第5ハウスならば演劇や喜びなどであり、その他のハウスも同様に占断できよう。そして☋竜尾が陥るハウスを通じての中傷や損害にも気をつけよ。


結婚に関する質問


ある男が結婚するか?


 男からこの質問を尋ねたら、アセンダントの主、☽月、♀金星、アセンダントにある惑星らが、彼の表現星らとなる。そして☽月が☉太陽、♀金星、第7ハウスの主との良いアスペクトにあったり、第1ハウスの主と第7ハウスの主がアスペクトにあったり、第7ハウスの主がアセンダントにあったり、ほとんどの表現星らが多産のサインにあったり、♀金星に配置されていたら、この男は結婚するだろう。


ある女が結婚するか?


 先に述べた同じ規則に従うが、☽月と♀金星の代わりに☉太陽と♂火星を用いる。♂火星が何のアスペクトも無かったり、☉太陽との親和が無ければ、結婚が起きないと強く主張している。


結婚する時期


 ☽月が☉太陽や♀金星と、あるいは☉太陽から♂火星と合するまで、あるいは第1と7ハウスの主らとの間の良いアスペクト、あるいは☐スクエア、☍オポジションまでの度を測るのだ。また強い相互の歓迎があるか、アセンダントの主とアセンダントのカスプとの間、第7ハウスの主とアセンダントのカスプも注意せよ。また表現星らが素早く、結婚を表す条件が強く数えきれないならば、関連する惑星が活動サインにあれば、そのハウスがアンギュラー、サクシーデント、カデントにあるかによって、日、週、月を与える。柔軟サインならば、同様にして週、月、年を与える。そして不動サインならば、同様にして月や年を与える。


望んでいる特別な人物と結婚するかについて


 アセンダントの主や☽月(質問者が女性ならば☉太陽)が、アセンダント、第10、11ハウスで品位にあり、第7ハウスの主と合しているならば、質問者は望む相手を得るだろう。


 両方の表現星らが、アセンダントや第11ハウス、第7と9ハウス、第5と7ハウスで△トライン、✶セクスタイルによってお互いを見ており、お互いに良いアスペクトが完成する前に主な表現星らにフラストレーションや逆行に無ければ、質問者が望むならば結婚はなされるだろう。我々は常にする事、しない事に自由意志があるべきと見做しているからである。そして、表現星らの間に☐スクエア、☍オポジションがあり、歓迎が無ければ、結婚は成功しないだろう。


 ☐スクエアがあり歓迎があれば、結婚は幾らかの困難があるだろうが成功するだろう。だが歓迎が無ければ、幾らかの望みはあるものの、成功するという占断には何の基盤も無い。


 アセンダントの主が第7ハウスにあるならば、質問者は良く愛するだろう。そして、第7ハウスの主がアセンダントにあるならば、質問対象が良く愛するだろう。


 表現星らの間に何のアスペクトも無くても、それらの光の良い転移があれば、結婚はなされるだろう。特に転移する惑星が吉星だったり、逆行、燃焼、不幸に無かったり、♄土星や♂火星により苦しめられていないならば、なおさらである。それが表す人物は、この惑星の説明、それがいるサイン、そのアスペクトによって表されよう。またこの惑星が主であるハウスから、その人物の性質も知る。男性原理の昼の惑星ならば男、あるいは男らしい女を表し、女性原理の夜の惑星ならば女、あるいは女々しい男を表す。


結婚が抑圧される条件


 この場合、表現星らの光を受け取る惑星を観察せよ。その惑星が重い惑星であり、凶星との☐スクエアや☍オポジションにあったり、カデントにあれば、望んだ結婚は現状では成功しそうに見えても、失敗するだろう。


 また対象人物の表現星が最も強いかも観察せよ。この人物はその解消の後に結婚するだろう。


 表現星らが悪しきアスペクトにあり歓迎が無かったり、惑星の間に良いアスペクトが無ければ、アセンダントと第7ハウスの主らがお互いのハウスにあり、強く結婚を主張している他の徴がない限り、結婚は無いだろう。


 凶星の♄土星がアセンダントにあるならば、その惑星がとても強かったり良いアスペクトに無い限り、質問者を冷たくして、結婚を僅かしか望まないようにする。そしてこの惑星が第7ハウスにあれば、質問対象に対して同じ効果がある。♄土星は一般的に結婚の敵であり、一方で♀金星は結婚を支持しており、関係者らの間に望むようにする。


結婚が防がれている原因は何か?


 この表現星らの間に光を放ち、結婚を防いでいる凶星があるかを見よ。そしてこの惑星が主であるハウス、どこにあるかも観察せよ。この惑星が第2ハウスの主ならば、金の望みが質問者の結婚の望みを拒否していたり、その欠如から結婚を恐れるようにする。


 第3ハウスの主ならば、質問者の親族や隣人、あるいは短い旅によって防がれるようになるのを表している。


 第4ハウスの主ならば、質問者の父か、(特にそれが女性の惑星ならば)質問対象の母が同意しない、あるいは家や土地などを望む事からを示している。


 第5ハウスの主ならば、子供らによってや、質問者のルーズな生活態度から障害となっているのを示している。


 第6ハウスの主ならば、質問者の病によってや、その父との関係の対立からや、従者らによってや、質問対象の個人的な敵によってなのを示している。


 第7ハウスの主やそこにある惑星ならば、質問者の公的な敵、訴訟、ライバルを示している。


 第8ハウスならば、質問対象の側の金の欠如を示している。あるいは、他の条件もあれば、質問者の死が結婚を防ぐであろう。


 第9ハウスも同様に、質問対象との関係による対立や、弁護士や僧侶の介入を示している。あるいは質問者は長い旅や航海に赴き、結婚は防がれるだろう。


 第10ハウスとその主は、質問対象の父や質問者の母、あるいは質問者に権威のある何らかの人物を示している。


 それが第11ハウスとその主ならば、両方の側の友人らが結婚を望まないだろう。あるいは最初に両者を紹介したり、結婚を勧めていた者らが、今では繋がりを断とうと試みるだろう。


 第12ハウスの主やそこにある惑星ならば、質問者への秘密の敵意がある。結婚は大きく損なわれるが、質問者は誰がそうしているかは知らないだろう。あるいは個人的なスキャンダルが多くの悪しき事をなし、結婚を大きく壊すだろう。


 同様の方法で、あなたは誰が質問者に対立しているかを学び、その望みを誰が支えているかも確認できよう。そしてそのハウスによって、質問対象を助けたり防いだりする人物も知るだろう。


未来の妻や夫の人格や性質を知るには


 質問者が男性ならば、☽月がアスペクトに近い惑星を観察せよ。それが♀金星ならば、彼女は美しく、細身で、心地よい姿である。そして、この惑星が12宮のいずれにあるかによってその人格を、そのアスペクトや品位によってその性質を知るだろう。また第7ハウスにあるサインも観察せよ。そして第7ハウスに惑星があれば、そのカスプに最も近い惑星を、☽月がアスペクトにある惑星なら、その惑星を見よ。


 質問者が女性ならば、☉太陽が同様に当てはまる惑星で占断せよ。例えば、☉太陽が♄土星と△トラインや✶セクスタイルにあれば、相手の男性は悲しみや労苦の多い人物である。♃木星ならば正直者であり、♂火星ならば暴力的であり、♀金星ならば喜ばしく同意できる人物である。☿水星ならば活動的で勤勉であり、♅天王星は奇妙で風変わりな人物である。☉太陽と☽月が☐スクエアや☍オポジションにあれば、争いや不和があるだろう。


未来の妻や夫は豊かか否か?


 それには第8ハウスの主とそこにある惑星を観察せよ。☽月が第8ハウスの主と良いアスペクトにあったり、そこに吉星があったり、第8ハウスの主が質問者の⊕フォーチュンや他の資産を表す表現星と良いアスペクトにあったら、未来の妻や夫は豊かであろう。だが凶星が第8ハウスにあったり、その主が☽月や⊕フォーチュンを苦しめていたりしたら、質問者は結婚により僅かしか得られないだろう。そして、♄土星と♂火星の両方が第8ハウスにあれば、何も得られないだろう。対象の人物が資産を持っていても、質問者は欺かれたり、何らかの形で失うだろう。資産を傷つける人物や方法については、その人物については、その表現星がどのハウスの主かで、方法については、どのハウスにあるかで見る事ができる。例えば、第8ハウスの主である☿水星が第9ハウスにあり、⊕フォーチュンに☐スクエアのアスペクトを投げかけていたら、未来の妻や夫の資産についての訴訟を表すだろう。


この結婚は適法か否か?


 両者の表現星が♄土星や♂火星で苦しめられていたり、☋竜尾と合していたら、この結婚について幾らかの意義があり、他の条件も同意するならば、訴訟がその結果となろう。


結婚後、両者は仲が良いか?


 ホロスコープが結婚を約束していたら、アセンダントと第7ハウスの主に良いアスペクトがあるか、☽月がハウスや高揚により配置された惑星と良いアスペクトにあるか、光を放つ星らが良いアスペクトにあるかを観察せよ。それらがあれば、彼らは仲が良いだろう。


 だがアセンダントや第7ハウスの主が☐スクエア、☍オポジションにあったり、☽月が苦しめられていたり、アセンダントと悪しきアスペクトにあったり、アセンダントか第7ハウスに♄土星、♂火星、☋竜尾があったりしたら、彼らは不幸な人生となるだろう。凶星や☋竜尾が第1ハウスにあれば、質問者は非難され、それが♂火星ならば、そこのサインに従って喧嘩をしたり離婚をしたりしよう。そしてこれらが第7ハウスにあるならば、それは質問対象の側で起きる。そして第1や第7ハウスの表現星が苦しめられていたら、同様に占断せよ。☽月が没落していたり、♄土星と♂火星、あるいは逆行する惑星と☐スクエア、☍オポジションにあり、同時にアセンダントへ何らかのアスペクトを投げかけていたら、男の側がこれらの争いを起こすのを表し、☉太陽が同様にあれば、女の側が起こす。


 第7ハウスの主がアンギュラーにあり、重い惑星ならば、質問対象の側が上位に立とうと望む。そして、アセンダントと第7ハウスの主のいずれもアンギュラーに無ければ、どちらが重い惑星かを観察せよ。それにより、どちらが優位に立つかを指し示すだろうからだ。♀金星が苦しめられていたら、男の側が悪くなる。そして☉太陽ならば、女の側である。☽月が苦しめられていたら、両方に不幸となる。この悪しきアスペクトの光は、不和をもたらすからだ。


争いの原因


 苦しめる惑星が第3ハウスの主であり、第1か7ハウスにあれば、それは隣人や親族との争いや損傷を示している。それが凶星であり第10ハウスにあれば、継続する喧嘩を示す。それが第4ハウスにあれば、離婚やその望みとなったり、女の側の持参金や資産を得るのを防ぐ。また凶星が第4か10ハウスにあれば、関係者の両親による争いへと導く。☽月がアセンダントを見て不幸にあれば、夫婦喧嘩、別離、不誠実な生活を示す。そして☽月が最近アスペクトにあったり、アスペクトに入ったりする惑星との間に歓迎が無ければ、継続しての争いがあろう。☽月が悪しきアスペクトにあったり、♄土星や♂火星と☌コンジャンクションにあれば、夫婦の片方が早死にしたり、何らかの不幸があろう。また☽月が第8や12ハウスにあったら(そして軌道がヴォイドにあれば)、彼らはトラブル、悲しみ、病に会うだろう。それらがアンギュラーにあれば長い不和があり、不動サインにあれば離婚するであろう。これが第10ハウスにあり男性原理のサインにあれば、男の側が主に苦しみ、第4ハウスにあり女性原理のサインにあれば、女の側となる。


幸せの原因


 ☽月が吉星との△トラインや✶セクスタイルにあれば、友人らからの贈物や利益を示す。だがそれが☐スクエアにあれば、死者からによるものであり、☽月が吉星と☌コンジャンクションにあれば、自らの契約や仕事によってである。


アラビアの格言。他の条件が同意しない限りは信用しないようにせよ


 ☽月が♐人馬宮の最後の13度にある時に夫と離婚した女は、決して再婚する事は無いだろう。
 ☽月が♑磨羯宮の最初の12度にある時に結婚しようとした男は、結婚前に婚約状態を失ったり、6ヶ月以内に死んだり、彼女と不和で暮らすだろう。


どのような人物と結婚するか?


 第7ハウスの主が第9ハウスにあれば、質問者は異邦人と結婚するだろう。第1と第7ハウスの主らが天の四方のいずれかにあったり、一つのハウスやサインにあれば、この人物は自宅の近くの住人と結婚するだろう。また、第7ハウスにあるサイン、第7ハウスの主があるサインと天の四方を見て、その条件の多数によって、質問者が結婚する相手のいる方角を占断せよ。その条件のほとんどが南にいたら、相手は南にいるなどである。サインと天の四方が違っていたら、前者を優先せよ。


二人のどちらが、婚約での名誉などがあるか?


 アセンダントの主がアンギュラーにあり、第7ハウスの主がサクシーデントにあれば、質問者の側が婚約に最良であり、逆の場合は反対側である。同様にあなたはどの2人の人物に対しても占断ができよう。だがより確実な方法は、2つの表現星のいずれが品位でより強いかを観察する事である。あなたはこの2つの体系を組み合わせる事も出来よう。


女の側が質問者の他に恋人がいるか?


 第7ハウスに何らかの惑星があれば、(それが第7ハウスの主で無いならば)、彼女はその惑星が表す恋人を持っている。第7ハウスの主や☉太陽が♂火星と合していたら、彼女は見知っている恋人を持つが(他に非常に悪しき条件が従わない限りは)重要なものではない。第7ハウスの主がヴォイドの軌道にあったり、☊竜頭と共にあったり、第7ハウスに何の惑星も無ければ、彼女には他の恋人はいない。そして第7ハウスの主がアセンダントの主にのみアスペクトがあれば、同様に占断できよう。


 第7ハウスの主か☉太陽がアセンダントにある3つ組の主と合していて、それから☉太陽がアセンダントの主と離れたら、彼女は質問者の他にも愛している何人かの友人を持っているように思える。


 第7ハウスの主か☉太陽、あるいはその両方が、アセンダントの主以外の惑星とのアスペクトから離れていて、3度を越えて離れていなければ、この女性は別人を愛していたが、今では別れている。第7ハウスの主が☊竜頭と共にあるなら、彼女は潔白であるが、別の惑星がそれらと☌コンジャンクションしていたら、そうではない。そしてそれが☋竜尾ならば、彼女は自らの望みや愛情で非難がある。そして♂火星とのアスペクトがあったり、♏天蝎宮で☌コンジャンクションにあるなどの悪しき条件が同時にあれば、行動でも恐れがある。


 ☉太陽や第7ハウスの主が、♂火星との☌コンジャンクションにあり、☊竜頭もそこにあれば、彼女は火星的な男を愛しているが、この男は彼女に対して完全に優勢にあるわけではない。だがそこに☋竜尾があれば、彼女は従っているだろう。これらが近くにあったり数度の内にあれば、彼女の家の近くに住むジェントルマンがそうであり、同じ度にあるならば、それが不動サインならば同じ家に住む者であり、活動や柔軟サインならば、多く訪れる人物である。


 ☉太陽や第7ハウスの主が♂火星とのアスペクトから最近離れていたら、彼女は前には恋人がいたが、今ではお互いに会わないようにしている。☉太陽が第7ハウスの主であり、いずれかのサインで♂火星や♃木星との☌コンジャンクションにあれば、彼女は♂火星や♃木星で表される人間を過去か現在愛しており、この人物は官人、ジェントルマン、聖職者の階級にある。そして、それらに相互の歓迎があれば、彼女らはお互いに愛しており、多くの愛情の行いをなしている。


 ☉太陽か第7ハウスの主が☿水星と合していたら、恋人は若い職員か商人、弁護士、著者、賢く素早い人物である。その年齢はサインの度の数によって占断できよう。


 第7ハウスの主が♀金星と合していて歓迎があれば、(そして、質問対象が女性ならば)、彼女は男たちの事は僅かしか考えておらず、女社会を好んでいる。そして口は悪いが、自然と悪意があるわけではない。質問対象が男性ならば、彼は♀金星がいるサインに従った性質を持つ女を多く好む。△トラインや✶セクスタイルのアスペクトがあり相互に歓迎があれば、この女は男と共にあるが、☽月や第7ハウスの主が♀金星と関係していなければ、アスペクトが非常に正確でアンギュラーにない限りは、彼女はこの男を気にもしない。そしてアスペクトが悪しきもので、とても強い歓迎に無いならば、お互いに愛したりはしない。


 第7ハウスの主が♄土星と合していたら、彼女は年老いた人物、農夫などを愛している(あるいはアスペクトから離れていたら、愛していた)。


 第7ハウスの主が☉太陽と合していたら、彼女は自らの階級に従った人物を愛している。そしてお互いに歓迎があれば、その男は彼女の望む事をなすだろう。これらが最近分離していて相互歓迎が無ければ、この感情は去っていくか、相互愛とは決してならなかっただろう。


 第7ハウスの主である他の惑星が☉太陽とアスペクトがあり、特にそれが♄土星や☿水星ならば、彼女には他の崇拝者などがいる。


 第7ハウスの主が☽月とアスペクトがあったり、☽月が第7ハウスにあれば、特にそこでも別のアスペクトにあったり、♂火星が☽月とアスペクトにあれば、彼女は不名誉な変化と行いをなし、僅かな誘惑に乗るだろう。


 一般的に、♂火星が第7ハウスにあるのをあなたが見たら、それが自らのハウスで無い限りは、この婦人には恋人がいる。♄土星ならば彼女は愛する者がいるが、両者の間に親しみは無い。♃木星がそこにあれば、彼女は正直である。♀金星があれば、彼女は軽薄で陽気であり、浮気性と考えられているが、実際にはそうではない。☿水星ならば、彼女にはかつて友人がいたが、今はいない。☽月ならば、彼女は今はいないが、やがて一人以上の恋人を持つだろう。☉太陽や☊竜頭がそこにあれば、彼女は美徳と名誉の人であり、質問者以外の恋人はいないだろう。だが☋竜尾ならば、彼女には少なくとも不名誉な欲望がある。


あるジェントルマンは質問者以外に恋人がいるか?


 あなたはこの質問を、正確に婦人についての占断の規則に応じて占断できよう。だが☉太陽の代わりに☽月を、♂火星の代わりに♀金星を用いる。同様にあなたは友人についての占断を、第7ハウスの代わりに第11ハウスを用いる事で行えよう。


ある娘に美徳があるか否か?


 この場合、第7ハウスの主、第7ハウスのカスプ、☉太陽を観察せよ。そして、それらが不動サインにあり、良いアスペクトにあるならば、彼女は正しい者であると占断できよう。だが、♂火星が♌獅子宮にあり、♏天蝎宮がデセンダントにあるならば、彼女は疑いがあるが、実際には誠実である。♏天蝎宮がデセンダントにあり、そこに♂火星があれば彼女は疑わしく、また第7ハウスに活動サインがあったり、☉太陽と♀金星が柔軟や活動サインにあり悪しきアスペクトにあったり、♂火星や♀金星に悪しきアスペクトがあったり、☉太陽や☽月がそれらを見ていて、不動サインからの凶星との悪しきアスペクトがあれば、彼女を疑うべき大きな理由がある。だが、第7ハウスやその主、♂火星、☉太陽に良いアスペクトがあるなら、この婦人には多くの誘惑があるだろうが、淫らだと占断するのは安全ではない。学徒はこれらの条件の「全て」が揃ってない限り、この婦人に好ましくない肯定的な占断をするのを避けるのが良いだろう。


 疑うべき大きな理由があるならば、☽月が♊双児宮の最後のフェイスにあるか、活動サインにあるか、第5ハウスにあるか、また第5ハウスの主はアセンダントや第7ハウスにあるか、活動サインにあるか、それらのいずれかが♂火星とのアスペクトにあるか、第5と7ハウスの主らがあるサインで☌コンジャンクションにあるかを観察せよ。これらの全て、あるいはそのほとんどが起きていたら、この婦人には過ちがあると、より確信を持てるであろう。


妊娠した子供が、実際に父とされる男からのものか?


 その場合、アセンダントの主と質問者を表す☽月を観察せよ。それから、妊娠を表す第11ハウスのサインとその主を観察せよ。これらの表現星らが、△トラインや✶セクスタイルによりお互いを見ていたら、歓迎があるか否かに関わらず、この妊娠は正当なもの、すなわち父とされる男からの子供である。


 また、これらの表現星らに☐スクエアや☍オポジションの完全なアスペクトがあるが歓迎があったり、第5ハウスにアセンダントの主や☽月があったり、第5ハウスの主がアセンダントにありつつも凶星との悪しきアスペクトが無かったり、吉星の一つが第5ハウスのカスプやその主を見ていたら、こちらも生まれる子供は正しい父からのものである。だがこれらの条件にいずれもなく、♄土星、♂火星、☿水星のいずれかが第5ハウスやその主とのアスペクトがあれば、生まれてくる子供は不貞によるものや、質問者の子供ではない疑いがある。


その夫から離れている女が、帰る事が二度と無いか、よりを戻すか?


 この質問は愛する人物についての疑いについてと同様に解決されよう。


 女性側についての質問を尋ねられたら、第7ハウスの主を考慮せよ。(第7ハウスは去っていった人物を表すからだ)。そして第7ハウスの主が、アセンダントを完全なアスペクトで見ており、アセンダントの主が第7ハウスやその主を見ているならば、疑い無く彼女は再びよりを戻すだろう。また第7ハウスの主がアセンダントとのアスペクトが無くても、別の惑星とはあり、その惑星は苦しめられておらずにアセンダントを見ていたら、この女性は夫との友情がある人物を通じて、再び関係を回復するだろう。これらの条件の全てが無ければ、☽月と♂火星とを観察し、☽月が地平線の上にあり、♂火星がアセンダントと△トラインや✶セクスタイルで見ていれば、彼女は多くの困難もなく静かに帰るだろう。


 ☽月が地平線の下にあり、♂火星が上にあり、アセンダントと△トラインや✶セクスタイルで見ていたら、彼女は帰るだろうが、困難や遅延があり、多くの世間の注目を受けるだろう。☽月がアセンダントと良いアスペクトにあり、苦しめられていなかったら、彼女は帰るだろうが、多くの懇願の末であろう。☽月がその光を減らしている時期でありつつも、☉太陽の光線の近くに無く、アセンダントを見ていたら、彼女は容易で速やかに帰るであろう。


 ♂火星が逆行していて☽月とのアスペクトに進んでいたら、彼女は自らによって帰るだろう。だが♂火星、☽月、第1や7ハウスの主らが、良いアスペクトから離れていたら、彼らはお互いに帰るつもりはなかったり、婦人は未来のジェントルマンを多く尊敬しないだろう。


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*1 原注。この惑星がハウスによって☉太陽と関連しているならば、この規則は当てはまらないと私は占断している。また私はCazimiの教義は信用していない。