占星術入門 20

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第20章 表現星、質問者、質問とは何か。そして質問の占断の入門


 質問者(querent)は質問を提出して、その判断を望む男女である。


 表現星(significator)は、その占断する対象の人物や物を表すハウスを支配する惑星以外の何物でも無い。例えば、♈白羊宮がアセンダントにあり、♂火星が白羊宮の主なので、質問者の表現星となる、すなわちアセンダントのサインは、部分的にその顔、体、姿を意味するからだ。アセンダントの主は、そこにあるサインに従い、☽月やその他の惑星がアセンダントにあるならば、同等に混ざり合って、その性質を表すだろう。そしてアセンダントにあるサインの主である惑星は、そのハウスの主や、質問者の表現星などと呼ばれる。


 そのため、質問が提出されたらまず第1に、アセンダントにあるサインとその主を調べよ。それは常に質問者の男女のものである。


 第2に、提出された質問について考慮し、12のハウスのいずれが適切に属するかを見るべきである。あなたがそのハウスを見つけたら、そのサインとその主について以下のように調べよ。何のサインや天の部分に置かれているか、どのように品位があるか、アセンダントの主との何のアスペクトがあるか、あなたの表現星に誰が障害を与えているか、誰が友であるか、すなわちどの惑星が友好的か、彼の主がどのハウスにあるかや、どのハウスの中に位置するか、その惑星が表す男女から、助けや障害を受けるか、その惑星が表す者らとそのような関係にあるか。主がいるハウスが単独や複数の敵を表すならば、敵であると確証でき、友好的なハウスに属するならば、友であると確証できる。


 占星術の自然な秘訣全体は、先に述べた言葉を正しく理解するかに拠る。それらは以下の章にある様々な例を見る事で、より明白に理解できよう。私は学徒に何が有用であるか、知るべきであるかの理解を未解決にするのを望まないからだ。また以下のあらゆる質問で、私は☽月を質問者の表現星やアセンダントの主としている。


 あなたの質問を表すこれらのハウスの主の適用や分離をよく考慮して、☽月の状況と彼女が持つアスペクトの質も見たならば、あなたは占断を始める事ができ、質問者が望んでいる事が起きるか否か、何のあるいは誰の方法によってか、いつ起きるか、質問者の求める事を進めるのが未来において良いか否かを考慮できよう。


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