占星術入門 19

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第19章 占断の前に考慮すること


 占星術について書いてきた全ての古人は、占星術師に以下の警告を与えている。すなわち、占断をする前に、ホロスコープがラディカル*1で占断が出来るものかをよく考える必要がある。そしてラディカルならば質問は受けるべきではない。


 まず第1に、サインの(それぞれ30度のうちの)1か2度がアセンダントにある(特に短い上昇のサイン、すなわち♑磨羯宮、♒宝瓶宮、♓双魚宮、♈白羊宮、♉金牛宮、♊双児宮)ならば、質問者がとても若くて、その体や顔つき、体の穴や傷がアセンダントのサインの質と一致していない限りは、占断に乗り出すべきではない。


 第2に、アセンダントのサインが27度以上ならば、質問者の年齢がアセンダントの度の数と対応していたり、ホロスコープが特定の時、すなわちある人がその時に移動するなどの出来事が起きるかを調べるために作られたものでない限り、占断を与えるのは安全ではない。結果を学ぶためならば、占断してもよい。なぜなら、それは問いを発されたものではないからだ。


 第3に、☽月がサイン、特に♊双児宮、♏天蝎宮、♑磨羯宮の後半の度にある時や、一部の者が言う月が燃焼している、すなわち月が♎天秤宮の後半の15度や、その次の♏天蝎宮の最初の15度内にあるならば、占断するのは安全ではない。


 ☽月がヴォイドにあるならば、(主要な表現星らが非常に強くない限り)どの行いもほとんど成功しない。だが月が♉金牛宮、♋巨蟹宮、♐人馬宮、♓双魚宮にあるなら、時にはヴォイドでも働く。


 あなたはまた、質問が提出された時に、第7ハウスのカスプ(先端)が苦しんでいたり、このハウスの主の星が逆行や妨害されていたりして、質問が第7ハウスと関連しておらず他のハウスに属するならば、慎重である必要がある。この場合、占星術師の占断が質問者に僅かしかや全く満足を与えないという説もある。第7ハウスは一般的に占星術師自身を表すからだという。


 またアラビア人のアル=キンディーや他の者らは、占断をする前に考慮するのに適しているものとして、以下の様な規則を述べている。♄土星がアセンダントにあり、時に逆行しているならば、質問の問題はほとんどや全く成功しない。第7ハウスにある土星は、占星術師の判断を誤らせたり、提出された質問が不幸となったりするからである。アセンダントの主が延焼していたら、提出された質問を受け取るべきではない。第7ハウスの主が不幸だったり、没落していたり、不幸なタームにあるならば、占星術師は堅固な占断をほとんど与えられないからである。


 吉星と凶星が同等にあるならば、占断は先延ばしにせよ。このバランスがどちらに偏っていくかはわからないからだ。そして別の質問であなたをより良く判断させるまで、自らの意見を保つべきである。


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*1 原注。この言葉は根、つまり出生チャートを意味する。質問者が占星術師に質問をする時は、一般的にアセンダントが誕生時にアセンダントにあるのと同じサインにあり、多くの場合は同じ度にあるからである。