占星術入門 13

ページ名:占星術入門 13

第13章 惑星の姿形に関する別の簡潔な説明


 ハーシェル(天王星)――「この星」は太陽から(この時代で観測される)最も遠くにある惑星である。その動きはとても遅く、黄道12宮を一周するのに83年と151日かかる。♅天王星の性質は極めて凶星である。この星がホロスコープでアセンダントにあったり、主な表現星だったりする人物は、風変わりな性格であり、幸運から遥かに遠く、常にぶっきらぼうであり、暴力に訴える事も多い。だが良いアスペクトにあるならば、この人物は突然に予想もしない形で利益を与え、凶星とのアスペクトにあるならば、損失と不幸への顕著で予期しない行動をするだろう。この星は土星や火星ほど強くは無いが、それ以上に不幸を行う事もある。この星の影響下にある人物は、特に水星と月がアスペクトにあるならば、古代の学や占星術などや、全ての一般的でない学問を好む。彼らは目新しさを求めたり、発明の才能に顕著である。そして彼らは一般的に不幸な結婚生活をするが、特に出生や質問時のホロスコープで♀金星や☽月に影響されていたり、第7ハウスにあるならば、より顕著である。


 土星――この星が示す人物は、黒ずんだ色をしていて、鉛のように青ざめ、あるいは黒っぽい茶色をしている。粗雑な肌をして、厚くて毛深い体をし、小さな目を持つ。多くの場合その顔色は黒と黄色の間であるか、黒や黄色の黄疸の影響があるかのようである。この人物は背が曲がっていたり、陰気な印象がある。薄い髭で、黒人のように唇は厚い。ゆっくりと地面を見ながら歩き*1、がに股か、片方の足や膝がもう片方に当たっている。ほとんどの場合で息が荒く、咳をよく行っている。この人物は自らの興味のある事には技巧があり、人々を自らの意見へと誘惑する。復讐心と悪意に満ちており、宗教を僅かしか好まず、腐敗した不快でだらしのない悪党か娼婦であり、大食漢で、喧嘩っ早く、幅広い肩を持ち、強欲ではあるが豊かではない、などである*2


 木星――私は♃木星とその影響下にある人物をこう記す必要がある。見目好い姿をし、丸顔で丸い目をし、血色が良かったり、白と赤が混ざった顔色で、その眉の間は広く、通常はその髭は亜麻色やさらに薄い色をしているが、♃木星が太陽と近くて燃焼している時には、非常に暗い色や黒色となる。その髪は濃く、目は黒くなく、幅広くて良く整えられた歯を持つが、通常は2つの前歯に違いがあり、傾きがあったり、黒味や不完全さがある。(火のサインの影響下にあるならば)その髪は柔らかくカールしている。雄弁で宗教的な人物か、少なくとも良い倫理の正直な人物である。見目が良く、(木星が湿気のサインの影響下にあるならば)太っており、肉付きが良い。風のサインの影響下にあるならば、大きくて強い肉体をしている。地のサインの影響下にあるならば、通常は良い血統の人物である。だが、この人物が表現者、時にはそうであるように普通の道化だったら、そのような種の人物よりもより世俗的である。


 火星――火星の影響下にある人物は、多くの場合では丸顔で、太陽が燃えるようだったり、なめした生皮のような明るい色をして、火のような顔つきをし、その目は煌いていたり鋭く放たれ、黄色をしている。頭と髭の両方の毛は赤っぽい(もっともその詳細は、サインによって様々である)。♂火星と自らの性質のある恒星らが、火や風のサインで共にあるならば、深い茶色と赤色を示す。だが水のサインで自らの性質のある恒星らと共にあるならば、亜麻色や白っぽい輝く色の髪を持つ。そして地のサインにあるならば、その髪は暗い茶色やトチノキの色のようになる。その顔には印あるいは傷があり、肩幅は広く、堅固で強い体を持つ。勇敢で誇り高く、他人に嘲りを与え、喧嘩、酒、ゲーム、女好きである。そのいずれであるかは、この星のあるサインを見れば容易に知る事ができる。♀金星のハウスにあるならば女好きであり、☿水星のハウスならば盗みをし、自らの火星のハウスならば喧嘩っ早く、♄土星のハウスならば頑固であり、☉太陽のハウスならば尊大であり、☽月のハウスならば酒飲みである。


 太陽――太陽の影響下にある人物は一般的に、赤が混ざった曖昧な白色をしていて、丸顔であり、顎は短く、均整の取れた体をし、その色は黄色と黒の間である事もあるが、ほとんどの部分は他よりも血色がよい。勇敢で毅然とした人物である。その髪はカールしており、白く柔らかい肌をして、人々の称賛、名声、評判を求める。明白な声をしていて、大きな頭を持つ。その歯は歪んでいて、斜めに配置される。ゆっくりと話し、沈着な判断をする。外面上は礼儀正しいが、プライベートでは好色で多くの悪徳を好む。


 金星――金星で表されるのは、男女のいずれも、良く美しい顔立ちをし、一般にギョロ目と呼ばれる丸い目をしている。赤い唇を持ち、上唇と同じほどの厚みと長さである。瞼は黒いが愛らしく優美である。そして毛も愛らしい色をしている(だがほとんどの部分は、先の様にサインに従っている)。ある部分は炭のような黒色で、他の部分は薄茶色である。柔らかい髪の類があり、背が低い傾向があるとしても、極めてよい姿をしている*3


 水星――私は水星の影響下にある人物は、黒くも白くもなく、その中間にあり、暗い茶色や黄色をしている。長い顔、広い額を持ち、黒か灰色の目をし、薄く長くて細い鼻を持つ。また薄くてまばらな髭があり、(多くの場合はそうではないが)黒に近い暗い色をしている。細い体、短い足をし、無駄話を好み、忙しい性格で、敏捷な動きをし、常に全力の行動を考えている。


 月――その素早い動き、様々な形をする事から、月の影響下にある人物は、一般的に丸顔をし、その顔色は白と赤の混ざった色をしているが、青白さが覆っている。月が火のサインにあるならば、この男あるいは女は素早く話し、水のサインならば彼あるいは彼女はその顔、頬にそばかすの類がある。美しい体ではなく混乱した生き物で、良い品位がない限り、通常の人物を表す事はない*4


占星術入門 14
↑ 占星術入門


*1 原注。下向きで地面を見る癖があるのは、土星に影響されていたり、出生図でアセンダントにある人物の特徴である。
*2 原注。これらの悪しき性質は、土星が弱く、悪しきアスペクトの影響にある時に起きる。
*3 原注。私は金星がえくぼや笑顔の原因となるのを常に観察している。
*4 原注。先の章の説明に加えて、これらの説明を得る事で、占星術の学徒は占断する相手をより詳しく調べ、より正確な占断が出来よう。