アストラル体投射 11-3

ページ名:アストラル体投射 11-3

ルーチンのストレスをどう満たすか


 だが、あなたがルーチンのストレスを潜在意識の心に置き、それが眠っている間に自ら現れるのを望むならば、自らの表層意識の意志の全てを起きている間に集中させ、どの状況下でもそこから離れないようにしなくてはならない。


 眠りに入る時も、起きる時も、食事を取る時も、日々その行いを規則的、意識的に行い、このルーチンがあなたの生の重要な部分となり、全ての他の考えは背後に退き、あなたがほとんど自動的にそのルーチンを行うようになるまで繰り返し考える。あなたが、この習慣の「ストレス」で満たされると、あなたが眠りに「入る」とこのルーチンを自らが行うヴィジョンを見て、その前には肉体は完全な受動性へと入るであろう。


 潜在意識の意志は示唆の力に従って働くであろう。我々はこの習慣を2つの理由のうちのいずれか、あるいは両方によって起きる。それらは(1)その行いをする欲望から、(2)その行いをなす必要から強制するから、である。


 これを事実とすると、この心の中のルーチンの「ストレス」は、潜在意識の意志に印象付けるようになる。あなたがこのルーチンを望むならば、必要性から強制するよりも、潜在意識の意志は容易にアストラル体を動かすであろう。これは単純に、習慣に欲望が「加わる」事で、習慣のみの場合よりも潜在意識の意志を完全に支配するからである。


 だが離脱の活性化は、ルーチンの活性化よりも遥かに容易に潜在意識の心に植え付けられる。ルーチンはアストラル体の離脱――超自然――ほど強力に、潜在意識の心が「掴む」には、複雑すぎるからである。私には、堅固な習慣の方法によりアストラル体の離脱の開発を試みるのは、断然に全ての中で最も困難な方法に思える。そして私が人間の性質について考えるに、ほとんどの人々は日々の生活の場所のルーチンに固着する傾向は無いように思える。アストラル体の離脱に関して言えば、「離脱の活性化」は「ルーチンの活性化」よりも遥かに優れている。それは蒸気船が帆船よりも、いずれにせよ求める目的地にはやがては到達できるだろうが、遥かに優れているようにである。


 アストラル体投射のための強い習慣を開発し、この術の実践のルーチンを作り、あなたのアストラル体が離脱する能力を望み、あなたの心が「アストラル体投射」で占められるほどに強くせよ。肉体の完全な受動性を作り、眠りに「入り」、霊体が離脱で常に取るルートをイメージせよ。これは望むように離脱する方法である。


 あなたは、アストラル体投射は結局のところ、かなり困難と考えるかもしれない。だが、あなたがアストラル体の離脱の原因について知る事は出来ないと考えるのを止めるならば、それらの原因を意図的に刺激するのは、結局のところそう難しくはないと確信するだろう。


渇きのストレスで満たすには


 離脱と直接的に関係していない欲望の「ストレス」を引き起こす中でも、飲みたい欲望が最も強いストレスとなるのをあなたは見い出すであろう。あなたが渇きがストレスを作り出すと考えないならば、水無しにあなたがどれだけいられるか試してみるといい! 飲むのは不可欠である。渇きは癒されなくてはならない。潜在意識の心はこの欲望を満たすべく決め、アストラル体の離脱でも、潜在意識の意志は同様に働くであろう。


 私がアストラル体の離脱を起こすのに成功してきた方法は、以下の様なものである。


 まず最初に、睡眠前にしばらく水分を取らずにいる――勿論、この場合あなたは夜に寝る時に実験すると仮定しよう。水分を取るのを控える時間の長さは、自らで決めなくてはならない。水分の要求は個々によって様々だからである。


 朝から水分を取るのを控えるのを始めるのは良い案である。そして昼間に欲望が強くなりすぎたら、僅かな水のみを取り、一時的にこの欲望を静める。夜になって、睡眠をとる前に、水の欲望が強くなりすぎたら、僅かな塩水のみを取る。これによって、欲望を短期間のみ静めるが、この欲望は後にさらに大きなものとなるだろう。


 また昼間の間に飲む欲望を強めるために、ほとんど飲もうとしたり、飲む事を考えたり、水差しを凝視するなどを行う。そして寝る直前に、冷水の入ったグラスをあなたがいつも飲む場所――例えばキッチンのシンクに置く。そして近くで椅子に座って、この水のグラスを見て、グラスの中の水に集中する。


 あなたがこの水に目を向け続け、心ではあなたのアストラル体に集中し、寝室の肉体から離脱し、あなたの前のグラスにある水を飲むべくシンクまで歩いていくとイメージする。アストラル体が水のためにシンクへと行くルートを堅固に心に定める。そして水のグラスを堅固に凝視している間、この心のプロセスを何度となく繰り返す。


 次に、あなたはベッドへと向かっていき眠りに入る。口の中は渇いているだろうが、その事は忘れて、あなたの心臓について考え、集中する事で心拍を遅くする。あなたが眠る事が出来ないならば、別の水、理想的には塩水を少し口に含むならば、眠った後にもこの欲望は増大するだろう。


 だが、あなたが容易に寝られないという事は、あなたの中に渇きのストレスが非常に強いのを示している。そしてこのストレス――あなたを眠らせずにいるもの――は、あなたが眠りに「入った」後にアストラル体を動かすよう潜在意識の意志を刺激するストレスである。


 あなたが眠りに入る中で、グラスに入った水について、またアストラル体が離脱して、この水のグラスに向かうと考え続ける。あなたが適切に肉体の「無能力」を引き出したなら、アストラル体は睡眠中に肉体から離脱して、欲望を満たそうと試みるだろう。先にあなたが決めたルートは、アストラル体へと示唆され、そのルートを辿るであろう。


 私があなたに述べたいのは、これは強力な実践であり、容易にアストラル体を動かすであろう。実際問題、水の欲望のみでもアストラル体を動かし、先にルートや場所を決めなくても、潜在意識の心はアストラル体を飲む事の出来るいずれかの場所へと導くだろう。だが先に述べた方法に従うならば、あなたはより成功率が高くなるだろう。


 この実践をしばらく行っていた後に、あなたの夢について分析し、見た夢がこの行動と関連しているかを確認するのだ。そして離脱している間にあなたの意識を取り戻す事すらある。だが、そうでなかったとしても、(この実践を続けつつ)あなたが水のグラスを得たら、意識を取り戻すだろうという事に集中する。あなたはこの水のグラスに触れるだけで、意識を取り戻すだろうと考える。そして、実際にアストラル体が離脱して、このグラスに――少なくとも、グラスのある空間に――触れたら、あなたの意識を取り戻すという示唆は自ら発現するだろう。


 同じようなやり方により、食べ物への欲望を刺激する事もでき、飲む欲望を強めたのと同じ方法によって、この欲望を強められ――あなたの飢えを満たすために、アストラル体を離脱させる。これは渇きの方法ほど不快なものではない。あなたが大食家だったとしたら、この方法は成功するだろう。だが一方で、あなたは食べる事を僅かにしか考えないタイプの1人だとしたら、断食によって作り出される「ストレス」は、あなたの潜在意識の心にそれほど持たないだろう。


 あなたは飢えのストレスを刺激するために自らの実践を作り出せよう。あなたがアストラル体の離脱に含まれる諸原理について理解していなければ、まだ離脱への備えが無いからだ。ヨーガに関する本で、キャリントン氏はこの開発についてこう述べている。


「最初のステップは、飲食についての刺激を断つ事である。脳下垂体と松果体はこれらの事により激しく刺激され、脳の血流に影響を与えると言われるからだ。」これはアストラル体投射の開発においても、心に留めておくべき事である。この飲食への刺激は、肉体の「無能力」に反する働きがあるからだ。


 先に述べたように、特定の食物はアストラル体に影響を与えると言われ、一部の研究者らが、ある食物はアストラル体を緩める効果があり、別の食物はそれを縛る効果があると主張していた事をあなたも思い出すだろう。いずれにせよ、私はアストラル体を緩めるために、世界中で一番この食物の研究を試みたと信じている(多くの後悔があるが)。だがやがて結論づけたのは、たとえ特定の食物にアストラル体を緩める傾向があるとしても、その効果は考慮に値するほどでもないという事である。


 アストラル体を離脱させるのは心のストレスであり、どの食物も適切なストレスを作り出したりはしない。あなたが特定の食物によってアストラル体が離脱すると考えるならば、飢えが作るようにその食物が飢えを起こしたり、その食物が無能力に適しており、離脱の他の要素の助けとならない限り、自らを欺くのみであろうと私は信じる。それらが「特定の食物」が行える、つまり離脱の主要な要素の助けとなる事の全てである。


水のための離脱


 この「渇き」のストレスを実験していた時、私は以下の様な体験をした。私がこの文を書いている時にも見える木々のある丘の麓には、その木の根に一つの泉がある。この泉に到達するためには、我が家の前の道を通って、川の橋を渡るべく4分の1マイルほど迂回してから、橋を渡り、また短い距離を線路に沿って、丘の麓に一番線路が近づく場所にまで歩く必要がある。


 私は趣味でこのルートをよく散歩していて、この泉に到着すると、そこに座っていた。私はこの泉の水を飲むのを大いに好んでいて(また行っており)、ここの水を飲むためだけに、よく泉へと歩いていた。


 私は村の水よりも、この泉の水をいささか好んでいた。そのため、ある午後に私は瓶を手に持って、川を渡って泉へと行き、瓶を水で満たしてから帰った。その夜、私は水の瓶をシンク――私は家ではいつもそこで飲んでいる――に置いて、ベッドへと向かう前に20分ほど凝視した。私はそれによって、シンクとこの水へと離脱すると考えていた。


 だが、水の瓶のあるシンクへと離脱する代わりに、アストラル体が泉の傍にいる所で私は意識を取り戻していた! アストラル体はシンクを通過し、川を通過し、川の先の泉で止まっていた。この時にはいつもと違って、先に夢を見る事も無かった。私はまさに突然に意識を取り戻して、自らが泉にあるのに気づいたのだ。だが意識を取り戻す前に夢があるのは常に望ましいと言わせてもらいたい。そうでなければ、突然の事で衝撃を受けるからだ。夢は意識に徐々に認識するのを許すからだ。


アストラル体投射 12
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