アストラル体投射 8-2

ページ名:アストラル体投射 8-2

適切な夢は常に霊体を離脱させる


 また私がここで述べた夢を用いる必要も無く、あなたは自らの夢を作り、行動と感触の全ての面で相応しいものにする事ができる。あなたはこの種の夢を見たが、アストラル体は私が述べたようには働かないと考えるかもしれない。だが自らを欺かないようにせよ! あなたが明白に意識が無かったとしても、アストラル体はこのように行うだろう。


 私がこれらについて最初に実験をしていた時、霊体の引き戻しが起きるのは、常に夢の中でエレベーターが早く降りた場合であるのに気づいた。また眠りに入る際に、高いビルから落ちていくと想像するだけで、アストラル体を望むように引き戻せる事も見つけた。心にこの考え(高いビルから落ちる)を保っていると、眠った後にすぐに引き戻されるだろう。あなたが必要な事の全ては、私がここで語った内容が事実であると確信する事で、以後の説明に従うならば、あなた自身によって見い出すであろう。


 あなたが泳ぐのが好きならば、無論そのような夢にするべきで、あなたが水の中に漂っていて、この水が上昇していき、あなたを上へと持ち上げるようにする。それからあなたが岸辺で溢れる所まで上がったら、外側へとあなたは泳いでいく。これは離脱した霊体の動きに従っている。


 疑い無くほとんどの人は、自分は一度もアストラル体を肉体から分離させて離脱をした事が無いと言うだろう。だが、常に眠っている時にはアストラル体は肉体からある程度は分離するのである。常にあなたが夢に入る時には、アストラル体は離脱しており、あなたが落ちる夢を見るとともにアストラル体は帰還している。


 だがここで大きな問題があり、私はここでも繰り返すが、離脱している間に、どのように真の意識も離脱させて保つのか? 私は意識を取り戻すのは、概ね偶然の問題だと先に述べているが、意識をもたらす幾らかの実験には成功しており、私はこれらの時には無理だろうと思っていたが、私が行ったある要素によって成功した。これについて簡潔に述べるとしよう。


 私は今は「夢の制御」について述べているが、さらに夢の内容への幾らかの示唆について述べても無駄ではあるまい。主な動きは無論、霊体を「外」へと出すための上昇する動きである。そのため、側面の動きはそれほどリアルでなくても、自己が上昇する動きは常に心に生き生きとして描くようにする。そして可能ならば、(夢の中での)体は上昇する際に水平の姿勢にする。


 日々の生活で重要な事を計画するように、あなたの夢も計画せよ。これが「単なる夢」という事は、霊体の動きでの重要性を損なう事は無い。ここでは、キャリントン博士の「Higher Psychical Development」から取った、幾つかの夢の内容の示唆を与えるとしよう。


 あなたが全身鏡に映る自分の姿を想像してみよう。あなたから12フィート(約3.6メートル)背後に鏡があると想像し、後ずさりながら、その鏡へと入っていくと想像する。


 体外離脱のための別の実践は、あなたの頭の上の18インチ(約46センチ)ほどの空間に自らを持ち上げる――ミュンヒハウゼンほら吹き男爵が、自力で自らを持ち上げたようにだ!


 また別のイメージは、あなたが自らの体の全ての毛穴から蒸気のように出ていくと想像する。次に、この蒸気はあなたの上に集まっていき、あなた自身の似姿を作って、それが空中を上昇すると想像する。


 心の中で梯子を昇るイメージをするのは、別の良い実践である。またロープを昇るのでもよい(著者自身も梯子を昇る夢によって、多くの離脱をしている)。


 別の、それもとびきり良いものは――これは離脱している霊体の動きと密接に照応しているからである――水が徐々に入れられていくタンクで、自らがその水面に浮かんでいると想像するものである。そしてこのタンクの側面には小さな穴があるのを見つけて、そこから通り抜けていく。だが、もしも実践者が水への恐怖症があるならば、この実践は勧められない。一方で実践者が水が好き――風呂、水泳、浮かぶ――ならば、これ以上に良い実践はなかなか作れない。自己の動きが霊体の動きと一致しており、感触は心地よいだろうからだ。


 別の実践は、自らが旋回していると想像する事である。旋回する動きは、体外離脱を開発するための過去に多く用いられてきた。ダルヴィーシュ(スーフィーの行者)や他の東洋の行者らは、この旋回する実践を行っていたが、疑い無くこれはアストラル体を肉体から緩めて、結果として意識にエクスタシー状態ももたらしていた。眩暈がするのはアストラル体が緩められた状態にすぎないと、私は先に述べた事をあなたは思い出すだろう。癲癇状態は通常は「魔法」が来るような旋回の動きにより始まり、しばしば硬直が始まる前に体は数回ほど完全に旋回する。


 また回転する星のイメージも、アストラル体の動きを刺激するために用いられてきた。渦巻のイメージへと集中したり、体の拡張、収縮する感覚は非常に有用である――また、海の波に揺られている感覚もである。


 他にも非常に有用な実践は円錐をイメージする事である。様々な円錐のイメージは、体外離脱の開発でよく用いられていた。なぜなら、一点に集中していったり、この点から拡張していく概念を含んでいるからである。そのため、竜巻や砂時計の形の空間を通過していくイメージはよく用いられてきた。大きくなったり小さくなったりしていく円の集まりの円錐や、このような円錐を逆向きにしたり、回転する円盤が円錐の形を取ったり、再び平面の円に戻ったりするイメージを作り出すものである。


 炎のイメージを心に保ち、自らがこの炎になったと想像するのは、アストラル体の活動を刺激する、別の有用な心のイメージである。あなたが離脱しているアストラル体を霊視できるならば、それは人の形をした白い炎のように見えるだろう。


 このための良い実践は、目を閉じて、両目玉を額の両目の中間の一点に留めて――ヨーギらが行うように――この点に自らのサイキック エネルギーを集めるようにと集中する。あなたが全存在の力をここに集中しているならば、あなたはこの離脱の点から外の空間へと出ているであろう。この方法は目を疲れさせるが、数えきれない実験と体験により、非常に効果的であるのが見い出されている。


 以下に述べるのは、非常に効果的な開発の実践である。肘掛け椅子に座り、4フィート(約1.2メートル)ほど前に置いた全身鏡(本物の鏡)を直接見る事ができるよう背をもたれる。リラックスし、心を平和に保ち、自らについてのみを考える。次に、眠ろうと努めて、半眼で鏡に映る自分の姿をぼんやりと見続ける。


 これを続けていると、やがてあなたは眠くなってきて、頭はかくんとしてくるだろう。だが鏡に映る姿を見るのを止めない。これはほとんど自動的にそうなるだろう。アストラル体が離脱しようとする時には、あなたの頭は落ちる傾向があるからだ。アストラル体が離脱したら、頭は落ちる。そのため、あなたが意識を保つように努めるために、これは重要である。あなたが眠りへと「陥る」瞬間に、あなたの頭は落ち始め、すぐにあなたは僅かに意識を取り戻すからだ。


 次のステップは、椅子から自らが部屋の空中へと浮かんでいくと想像する事である。それはまさにこの状態、あなたの頭が落ちるのを望み、真に眠りに落ちようとしている時、アストラル体は僅かに出ようとしている時である。


 実践者が眠りへと落ちる瞬間に、肉体は僅かに崩れるが、何らかの堅固な物に肉体がもたれていなかったら落ちるだろうし、この物は実践者を僅かに意識を取り戻させる効果があると、あなたは疑い無く気づくだろう。アストラル体が離脱しようとしている時に意識を刺激するために、この原理を用いる事ができる。アストラル体の離脱は、(眠りへと落ちる)リラクゼーションをもたらすからである。


 この原理は最後に与えた実践で用いられているのを、あなたは真に観察するだろう。また、この原理は水平の姿勢で眠りに落ちろうとする際にも用いる事ができる。これを試みて、その結果を記録していくのは興味深い。眠りに落ちろうとする際に、あなたが作った夢を(心の目の)前に保ち、同時に片方の腕を空中へと保ったままにする*1。そして眠ろうとすると、この手は落ちるだろう。


 入眠状態に入ろうとすると、この腕は落ちようとして、それによって僅かに意識を取り戻させる。あなたの意識も眠りに落ちてはならないからである。これによって、入眠時にも意識を保つように、あなたを強制する。この実践を試みる時には、これはまったく異常ではない。(腕が落ちた時には)実践者は胃の辺りに息が止まったような感覚があり、それを止めるために僅かに飛び上がるからである。


 この僅かに「飛び上がる」のは、アストラル体が僅かに引き戻されるのと変わらない。離脱が出来ない実践者も、この方法に従うならば、私が述べたばかりの内容――実際にアストラル体が動く感触――を体験するだろう。これは訓練のための良い実践である。「真の夢」を見るためには、あなたが眠りに「入る」瞬間まで、意識を保つ事が出来なくてはならないからである。一部の人々、実際にはほとんどの人々が、眠りに入る意識を保てないのは事実である。だが、実践者がこの「眠りに入る意識」を体験できない限り、真の夢を見る事は出来ないだろう。


 夢の制御の方法によってアストラル体投射を起こすのは、あなたが考えるよりも困難ではない。ひとたびエーテル体が起き上がり始めたら、夢は「夢の」体の動きに影響を与え、この体の動きも夢に影響を与える。これは考えるのは少し困難だろうが事実である。この「秘訣」全体は、適切な始まり――心が「飛び立つ」ための適切な状態――にかかっている。あなたはこの体を飛ばそうと努める必要はなく、あなたが眠りに入るとともに、自ら始めるだろう――だが、あなたは夢の中に入り、この体が外へと動くのを保つ必要がある。


 眠る時にはアストラル体は自然と合一状態から分離していく。あなたが心の中で、上昇するエレベーター(あるいはあなたが作った夢の内容のもの)へと自らを投射し、「進み続けるようにする」瞬間に、自らで自然と始める。無論、この「夢の体」とは、部分的に意識がある状態のアストラル体以外の何物でも無い。この夢の中では、アストラル体は夢の内容に正確に応じて働く。


 落ちる夢が肉体へと合一させるように、適切に造られた夢はアストラル体を確実に離脱させる。この種の夢の現象の奇妙な部分は、あなたのアストラル体の動きと感触について正確に起きた事の夢を見る。経験の無い研究者が、この夢の内容は事実から始まって、そこから逸れていくと述べるのも自然である。だが、実際にはそうではない。この夢はアストラル体の動きを真に保っており、リアリティーの存在であり、この夢は事実である。


 あなたがこのような夢の中でも、「完全に」意識を保つならば、通常は夢の中で最後に見た動きの場所に照応した場所に自らがいるのに気づくだろう。例えば、あなたがエレベーターの夢を用いていて、最上階に到達した時に意識を取り戻したら、肉体の直上で浮かんでいる自らのアストラル体の中で気づくだろう。これがナンセンスに聞こえるかどうかは私は気にもしない。これは事実であり、何度となく私はこう働くのを体験している。これはアストラル体を空中へと離脱させる、心地よくて確実な方法である。


夢の制御の方法の要約


 では、夢の制御を通じてのアストラル体を投射するこの方法について、要約するとしよう。


 1. 眠りに「入る」瞬間まで意識を保ち続けられるように訓練する。そのための最良の方法は、体の一部を休ませないが、眠ったら落ちるであろう姿勢で保ち続ける事である(先に述べた実践を参照)。
 2. 自らが進行する種類の夢を作る。この夢は空を飛ぶタイプであり、あなたが上と外側へと動き、それが離脱中のアストラル体の動きに照応したものである必要がある。また、あなたが行って楽しめる種類の夢である必要もある。
 3. この夢を心に明白に保つ。あなたが眠りに落ちいようとするときにイメージし、自らをその中へと投射し、夢を進ませる。この夢の中で、エレベーター(や、あなたが選んだ他の物)が上昇を始め、これはアストラル体の離脱と一致する。つまり、あなたが眠りに「入る」瞬間に、自らが上昇の動きをすると想像する。



 これは、夢の制御によるアストラル体投射の最低限の方法であり、このあらゆる部分は正確に行う必要がある。これはただの根拠のない空想ではなく、試みられて証明された方法である。無論、あなたが本書の後半での他の方法も学んだら、この進行へ他の有益な要素も自然と組み込む事が出来るだろう。


 また、あなたが眠る前に、気に入っている記事や物語、たとえば大空で働いていた人々の物語や、勇敢な飛行士の物語――リチャード バードの北極での飛行のような――を読んで心に保っていたら、この夢の方法による離脱の効果を強めるだろう。


 私が初めて飛行機に乗った夜には、この夢を見て、その夢から覚めたら自分が離脱しているのに気づいた。最初の空の旅でこのような体験をした他の人々にも問い合わせた結果、私はそのほとんどが、そのすぐ後に空を飛ぶタイプの夢を見ていて、何人かは引き戻しのある落ちる夢であるのを見つけた。


 そのため、昼間に――あなたの計画する夢に応じた――印象のある活動は、それが単にスリルある空の物語を読むのに過ぎなくても、夜には肯定的な結果をもたらすだろう。この方法に従うと、あなたは夢を見てから思い出して、アストラル体、夢の体が関わらせるのに、その夢に頼れるだろう。(だが、この「夢の意識」と「真の」意識とを混同してはならない。)次には、離脱して完全にコードの活動範囲外へと出てから、夢の体へと「真の」意識をもたらす、おそらくは最も困難なステップについて語るとしよう。


夢の体に意識をもたらす


 部分的に意識のある離脱は、無意識の離脱へと向かい、意識のある離脱もまた、部分的に意識のある離脱へと向かう傾向がある。いずれも霊体は偶然に目覚めるか――この目覚める理由は未知である――、そうでない場合には、真の意識をもたらすために何らかの方法を用いる必要がある。


 私が知る限り、離脱した霊体に意識を目覚めさせるには――自然に目覚める他には――2つの方法のみがある。それらは「音」によるものと、「離脱前に適切に用いた示唆」によるものである。後者はより成功するもので、前者(音による方法)は霊体がコードの活動範囲外まで出た場合にのみ「働く」だろう。コードの活動範囲内では、この音は反対の効果があり、霊体を肉体へと再合一させるだろう。


 離脱をする経験があればあるほど、意識は自らによって目覚めるのを私は見い出している。また意識を取り戻した場所は、別の機会でも霊体が夢遊病状態でその場所を通過したら、意識が現れやすい事にも気づいた。なぜそうなのかは私は知らない。だが、私には1つの理論がある。


 あなたは――例えば、道路を自動車で――旅して、ある場所へ行くたびに、ある考えが浮かぶ事はあるだろうか? たとえ数週間後に同じ道を再び旅しても、同じ場所で、同じ考えが心に浮かぶ事は? 勿論、あなたにもあるだろう。あなたがそこを思い出すと、その「場所」で前にいた時と同じような示唆を受けるように思える。あなたが今心に思うものと、それ以外のものとは何の関連性も無いとしてもである。


 例えば、私は家から1マイルほど離れたある道を通るたびに、サーカスの事を考える。なぜそうなのは私にもわからないが、この道を通るたびに、サーカスが心に浮かんでくる。そして、この現象はアストラル体でもまさに起きるのである。あなたが夢遊病状態(さらに、アストラル体はこの状態では、別のコースを通る事もあるが、同じコースに何度も従う傾向がある)で、ある場所で意識を取り戻すならば、またアストラル体で同じ場所を通過すると意識をそこで取り戻すのに、あなたは気づくだろう。


 毎夜、アストラル体を――夢遊病状態で――離脱させる多くの人々がいるが、彼らはこの事を知らない! この無意識や部分的に意識のあるアストラル体投射が実際にはよくある事を知ったら、世界中の人々は驚くであろう。そして、アストラル体が前へと進むごとに――そして意識が夢の状態にあるならば――その通過する周囲の環境は、夢に影響を与えるだろう。


 これらの夢は生き生きとしていて、非常に活動的に見える――何度となくこの同じ夢を見る――ならば、それらはアストラル体の夢遊病状態の夢である。そして時にはこの夢でのルートを記憶を混乱させないものであり、起きている時に霊体が通過したのと同じルート(あるいは似たようなルート)を通るならば、この夢を思い出すであろう。


 だがそれだけではない! 次にあなたがこの夢を見たら、これが夢であると知り、そのため自らが夢を見ているという夢を見る! これは理解するのが困難に見えるが、そう働くのである。この夢の体験は奇妙な現象である!


 さらに詳しく述べるとしよう。あなたは何度も見て、自らが活動的な役割を演じる夢があるだろうか? あなたは夢を見ている夢を見た事があるだろうか? そうだとしたら、それは何の夢だろうか? あなたが起きている時に夢を思い出せる「場所」を見つけられるだろうか? つまり、肉体にある時に、突然に夢と似た場所にあると考える事が? これらがあなたが思い起こすべきものである。


 あなたがこれらの条件があるならば、肉体にある時にこの夢の動きを真似てみよう。夢について考えながら同じルートを進んで、そう行いながら、次に夢を見た時には、この場所――この木、扉など――で意識を目覚めさせると自らに言い聞かせる。


 この夢は自発的に起きるか、入眠時に考える事で意図的に起こせるであろう。この夢が実際のアストラル体の夢遊病状態の夢だとしたら、アストラル体が特定の場所に来ると目を覚ますという示唆は、完全なアストラル体の意識を取り戻させる最も強力な要素の1つとなるだろう。


 この示唆は催眠術師が被験者に「起きなさい」と示唆するものと似ていなくもない。催眠術師が「私が5つを数えると、あなたは起きるでしょう!」や、「では、まっすぐに進んで、この扉を通過する時にあなたは起きるでしょう!」と言うものである。夢は夢遊病状態のアストラル体の夢の意識にこの示唆を与える。


 あなたが、夢の中でこの場所(あるいは似たような場所)を知り、起きた時に肉体で夢で思い出せたのと同じルートを通って、夢の中でのこの木、この扉(あるいは他のもので)に到達したら、意識を取り戻すだろうと自分に言い聞かせる。この示唆は、アストラル体でこの木、扉などを通過すると、目覚めさせるようにするだろう。


 これは自らの夢についての研究が含まれるとしても、離脱した霊体に意識をもたらすための、最も確実な方法である。無論、あなたが空を飛ぶタイプの夢を作り出せて、思い出せるならば、眠りに入る前に、ある場所で起きるだろうと自らに示唆するだけでよい*2


 エレベーターの夢を例にすると、あなたがビルの最上階にまで到達し、エレベーターを出て歩いていくと、意識を取り戻すだろうと自らに言い聞かせる。これは最もシンプルな方法であるが、先に述べた複雑な「夢の研究」の方法ほどには効果的では無い。どこであなたが意識を取り戻すかの示唆については、常に良い判断を用いるべきである。肉体に近すぎたりしないようにし、コードの活動範囲内には可能な限り避けるようにする。


 あなたが自らの家の1階――あるいは上に別の階があるならば、どの階でもいい――で寝るとしよう。あなたはエレベーターの夢を計画し、それによって上昇していき、最上階に到着させてから外へと出て、ビルの最上階を歩き回る。ここで知った方が良い事は、この「セッティング」を自分の上の階に合わせて、夢をそれらに従って修正する。あなたの上の階にある一つの物――扉、窓など――、あなたの夢で通過する物を見つける。そして、寝る前に眼前に置く夢で、この物に到達したら意識を取り戻すだろうと自らに示唆をする。これによって、夢の体がここに到達したら、この示唆は実体化するだろう。


 この特定の場所にあなたのアストラル体が到達したら意識を取り戻すという示唆は、単にアストラル体が「どこか」で意識を取り戻すというものよりも、常により効果的である。肉体での「時」への示唆のように、アストラル体での「場所」への示唆は働く。


 あなたは目覚まし時計をかける代わりに、眠ろうとする際に特定の時間で目を覚ますと示唆をし、それに成功した事があるだろう。これは「場所」でアストラル体に影響を与えるのと同じ方法である。単純にあなたが肉体で特定の「時」で起きるとするのと同様に、アストラル体が特定の「場所」で目覚めるとする。


 適切な種類の夢――空を飛ぶタイプ――では、事実上の全てのケースで、夢の体を「抜き出す」のには滅多に失敗しないが、神経質な人物は感受性が強すぎて、眠っている間によく自発的に離脱する。そして他の気質の人が見る夢(空を飛ぶ夢でなく単に通常の夢である)では、夢の体は静けさの領域から出ようとはしなくても、神経質なタイプは似たような夢を見ても、夢の体は外へと出て、夢を演じるであろう。


 言い方を変えると、空を飛ぶタイプの夢は、通常は全てのタイプの人々の夢の体を「抜き出す」が、神経質なタイプの人は通常の夢ですら夢の体をしばしば離脱させる。これが起きたら、霊体が何をするかを語る事は出来ないが、これは常に夢との関係がある。霊体は夢を見ているのと、まさに同じ「場所」へと離脱するだろう。この場所が夢でのイマジネーションの産物だとしたら、霊体は心が作り出したものと似たような「場所」を見つけるだろう。


 霊体は夢の中で見たものと似たものに留まるだろう。例えば、私がインディアンを撃った夢について思い出してみよう。そこでは私が夢の体で意識を取り戻すと、私のショットガンが置かれた場所で立っているのに気づいたのだった。あなたが数百マイルも離れた湖や海の夢を見ていて、夢の体も共同して動いたとしたら、この体は海にいるか、単にあなたが寝ている家の反対の通りにある沼へと離脱しているだろう。


アストラル体投射 9
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*1 後のある著名な離脱者が勧める方法では、片腕や両腕の肘から先のみを90度垂直に保ち続けるというものがある。
*2 マルドゥーン注。私がこの方法を教えたある友人がいるが、適切な夢を作り出すのには成功したが、この(起きる)示唆を与える際に、自らが夢を見るとしてしまい、起きるのには成功しなかった。