ヘハロト ラバタイ 8

ページ名:ヘハロト ラバタイ 8

第24章


171. 栄光の御座の御前に立つと、この者は栄光の御座(の天使ら)が日々歌っている歌を歌い始める。
「イスラエルの主なる神ゾハラリエルを、賛美し、歌い、曲を奏でよ。祝福し、称え、祝い、喝采し、感謝を述べよ。勝利者を歌い、述べよ。(神は)歓喜し、喜び、高く、一致し、謙遜し、輝き、礼節を持つ。真実にして義、正義にして、宝庫、装飾品、力、喜び、恍惚にして高められ、穏やかで、休息、慰めであり、満足し、静かで、平和であり、静穏、安全、繁栄、愛、恵み、あわれみ、美、威名、喝采、憐れみ深く、秀麗、栄光、無垢、光輝な現れ、装飾され、輝き、火であり、流れ、荘厳、驚異、救い、香ばしく、塩、光、崇高、助け、暴力、威力、高み、希少であり、力強く、君臨し、不屈にして、高みにあり、輝き、王者であり、力と勢いがあり、聖にして純粋、清澄で、誇り高く、偉大にして王者であり、尊厳あり、威厳、名誉、美ある方よ」


 輝きの王よ、輝きを身に纏う方よ。
 歌の刺繡により威厳を持ち、
 壮麗と威厳の冠、
 崇高な王冠、恐るべき花輪をかぶる。
 その御名はこの方に同意し、その称号は甘美であり、
 その御座はこの方には壮麗であり、その宮殿は雄大であり、
 その栄光はこの方の喜びであり、その威厳を抱くようになり、
 その力はこの方を楽しませ、その僕らは喜んで歌う。
 イスラエルはこの方をその驚異の王であると語る。
 王の中の王よ、神々の中の神よ、主の中の主よ、と。
 この方は王冠の鎖に取り囲まれ、輝きの君主らの分枝に取り囲まれる。
 天をその壮麗の分枝で覆い、その高みより王威が現れる。
 その美から深淵を燃え立たせ、その高みより雲は雨を降らす。
 その高みから高尚を送り、
 その王冠は力を燃え上がらせ、
 その衣は貴重なものが流れる。
 そして全ての樹々はその言葉に喜び、
 草はその喜びに歓喜する。
 その言葉は良き香のように溶け、
 炎の中へと流れ送られる。
 求める者に喜びを与え、それらに満たされた者に静けさを与える。


174. 愛され、愛らしく、清澄な王よ、
 全ての誇り高き者らを超えて高く、
 その誇りは、全ての威厳を超えた威厳を纏い、
 その威厳は、力ある者らを超えて持ち上げられ、
 その力は、強力な者らを超えて持ち上げられる。
 諸王の光輝、諸君主の賛美よ。
 聖なる者の宝庫、謙遜な者の謙遜、
 その御名を呼ぶ全ての者の口の喜び、
 その御名に希望を抱く者の甘美、
 その道の全ては正しく、その全ての行いは正しい。
 その助言と知識は公正であり、その理解と行いは明瞭である。
 全ての魂を裁き、全ての働きを証し、全ての言葉を裁く。
 その知恵と全ての秘密には力があり、
 その純粋性と聖性には高みがある。


175. 真にして唯一の王、永遠に生きる王、
 殺し、生かす王、述べ、行う王、
 あらゆる病を生み出し、あらゆる治癒を作り出す王、
 あらゆる祝福を創り、あらゆる幸福を確立させる王、
 全てのその働きを養い、その全ての被造物を支える王、
 高く、その全ての低き者らの王、
 良き勇気を持つ全ての者らに強き王。


第25章


 この王は、いと高く、掲げられ、荘厳にして驚異であり、
 愛され、古く、公正で信義があり、
 尊く、称えられ、強く、勇敢であり、
 義にして真、聖、純粋であり、
 敬虔にして偉大、力強く、
 強力にして貴重、恐ろしき方であり、
 崇高な完成された高き場所にあり、
 光輝に飾られて確立している。
 その崇高な宮殿の諸部屋にて。
 深遠を見て、神秘を見て、闇を観察し、
 あらゆる場所にて……(判別不能)
 その目的は変わりなく、その言葉を言い返さず、
 その意志を拒まない。
 この方から逃れる場所は無く、この方の前に隠せる秘密の場所も無い。


176. 永遠に君臨し、あわれみ深く寛大な王。
 許す者であり、(罪を)片付け、取り除く方。
 あらゆる歌でその威厳を述べよ。あらゆる詠唱でその光輝を。
 崇高なる諸宮殿を超えて高く、光輝の装飾品を超えて上げられ、
 全てのあなたの行いは高く超え、全ての被造物を超えて称えられ、
 その栄光の御座を超えて名誉があり、その愛らしい乗り物を超えて貴重であり、
 全ての祝福により祝福され、全ての称賛により称賛され、
 全ての賛美により賛美され、全ての歌で喝采され、
 世界で永遠に崇められ、終わり無く聖なる方である主トトロシアイよ。


177. 全ての諸世界の王よ、全ての行いの主よ、
 全ての秘密において賢者であり、全ての世代の支配者よ、
 永遠に存在する唯一の神にして、
 永遠に存在する特別な王よ。セラー*1


178. そして、私は稲妻のようなものを見た。それらは固定され、留まり、メルカバーへと降りていく者らの間にあり、メルカバーへと降りるのに適した者と適していない者らの間を分けていた。メルカバーへと降りるのに適した者らに対しては、これらは「入れ」と述べ、入らなかったとしたら、再び「入れ」と繰り返して述べ、その者はすぐに入る。それから、これらはこの者を称賛し、「確実に、この者はメルカバーへと降りる者らの1人だ」と述べる。だが、メルカバーへと降りるのに適さない者に対しては、これらは「入れ」と言うものの、入ったら千の鉄片でその者を瞬時に押し潰す。


179. なぜなら、第6の宮殿の門番らの場所には、千の数千の水の流れがある(ような幻覚が見える)が、実際には1滴の水も無いからである。そして、入った者が「この水は一体何だ?」と言ったとしたら、これらは瞬時に襲い掛かっていき、この者を石打にして、こう述べるだろう。「恥知らずめ。お前は黄金の子牛の偶像に接吻をした者らの種(子孫)だろう。お前は王とその美の御座を見るには適さない」そして、この者がそのような者ならば、第7天から声がしてきて、「この者は黄金の子牛に接吻をした者らの種であり、王とその御座を見るには適さないと、汝はよく述べた」と述べる。それからこの者は、千の数千の鉄片によって押しつぶされるまで、その場を動けないだろう。


180. イスラエルの主なる神トトロシアイに似た者はいようか。
 力ある神、イスラエルの主なる神トトロシアイ、
 その栄光の御座は称賛に歌われ、
 あなたは崇高、偉大、力、美に帰され、
 あなたは強く、力ある者と呼ばれる。
 あなたを喜ばせるために新しい歌が作られるゆえに。
 あなたとの対話が保たれ、祝福され、称えられ、尊ばれる。
 あなたには光輝が帰され、高められ、崇められ、威厳ある者と呼ばれる。
 あなたは称えられ、称賛され、聖別される。
 イスラエルの主なる神トトロシアイのために、僕らは花冠を編み、
 あなたの新しい歌を歌い、
 世々限りなく続く王と述べる。
 万物はあなたの王国のものであり、あなたの王国は万物に及ぶ。
 そしてあなたは唯一の者、イスラエルの主なる神トトロシアイと、
 世界で終わり無く述べられる。
 主よ、全ての秘密の王、全ての隠されたものの主に祝福あれ。


(略)


第26章


189. あなたは驚異をなし、新たなものをもたらし、
 日々、その被造物を再生させる。
 火より創造された僕らは、あなたの神秘を称える。
 無数の火の真ん中で輝く聖なる方よ、
 憎しみと嫉妬を好まず、
 敵意と争いを嫌い、
 怒りを解き、憤怒を退かせ、
 全ての恵みと善意を増やす。
 あなたの栄光のケルビムは火である。
 ケルビムの火の上に立ち、君主らの上に君臨し、
 セラフィムの炎があなたの御座の周りに立つ。
 そこかしこで声が響く。「諸天を駆けるこの方のために道を開け」と。


190. 祝福、賞賛、賛美、感謝、光輝、囁き、讃嘆、謙遜、あわれみを、
 いと高き方に、強力な方に、勇敢な方に、
 定められた方に、選ばれた方に、選ぶ方に、
 力ある方に、誇り高き方に、高き方に。
 天使らの口から音楽が、彼らの舌から歓喜が放たれ、
 それらは夜も昼も眠る事無く、
 輝く光のように、音楽と賛美が流れる。


191. あなたは偉大な主、
 力あり、恐ろしく、義であり、敬虔であり、
 聖であり、信義であり、怒るに遅く、あわれみと真理に富んでいる。
 あなたは主、神々の中の神、主の中の主。
 あなたは偉大な方、全ての偉大なことをなす方。
 あなたは力強き方、全ての力ある者らを強いと宣言させる。
 あなたは恐るべき方、全ての歌い手を称えさせる。
 あなたは正義の方、全ての義人らに義を与える。
 あなたは敬虔な方、全ての敬虔な者らを期待させる。
 あなたは聖なる方、全ての聖なる者を聖にする。
 あなたは信義ある方、全ての信義ある方を信じさせる。


192. あなたはモーセに自らの秘密を明かし、
 あなたの力ある働きを何も隠さなかった。
 あなたの口から言葉が放たれずにいる時には、
 全ての高き山は震え、
 あなたの御前で立つ者らは大いに狼狽する。
 あなたの口から言葉が放たれる時には、
 これら全ては炎により燃える。
 あなたは世界の内なる部分を調べ、信仰ある者らを選ぶ。
 あなたは火の川の炎に住む。
 あなたは力強く、全ての高き者らよりも高く、全ての上にあり、
 傲慢な者らを投げ落とし、謙虚な者らを高める。


193. 被造物の中でも最も高きは人である*2
 人のようなものを、あなたは御座に固めた。
 これらは人の面を持ち、それらの翼の下には人の手がある。
 これらは人のように走り、人のように骨折って進む。
 これらは人がなすように跪き、ひれ伏して歌う。
 そして王よ、あなたへの恐れは、これらにある。


 家畜の中でも最も高きは雄牛である。
 雄牛のようなものを、あなたは御座に固めた。
 これらは雄牛のように走り、雄牛のように骨折って進む。
 これらは雄牛のようにこの場所に留まり、
 そして聖なる方よ、あなたへの恐れは、これらにある。


 野の獣の中でも最も高きは獅子である。
 獅子のようなものを、あなたは御座に固めた。
 これらは獅子のように唸り、獅子のように恐れられる。
 これらは獅子が持つような力を振るう。
 そして恐るべき方よ、あなたへの恐れは、これらにある。


 鳥の中でも最も高きは鷲である。
 鷲のようなものを、あなたは御座に固めた。
 これらは鷲のように動き、鷲のように素早い。
 これらは鷲のように飛び、鷲のように舞い上がる。
 そして純粋な方よ、あなたへの恐れは、これらにある。


 そしてこれら全ては3つの聖なるかなにより、あなたの聖性を3度宣言する。
 「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな」と言われるように。


194. 称えられる方よ、威厳ある方よ、引き上げられ、高められた方よ、
 輝きをなし、祝福され、称えられ、威厳があり、
 聖なる方であり、高められ、崇拝され、賞賛される。
 これらは創造された万物の役目である。
 あなたを称え、あなたの威厳を受け入れ、あなたを高め、
 あなたの光輝を示し、あなたを祝福し、あなたを称賛し、あなたに威厳を帰する。
 あなたを聖とし、あなたを高め、あなたを賛美し、あなたを称賛する。
 偉大にして聖なる王よ、
 あなたはいと高き所から低き所までも
 最初のものから最後のものまでも支配し、
 それら全てが恐れ震える中心にある。
 3つの聖により、あなたの聖性を3度宣言する。
 「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな」と言われるように。


195. 集会と称賛は、永遠に生きる方に*3
 美と至福は、永遠に生きる方に。
 あわれみと親愛は、永遠に生きる方に。
 教義と行いは、永遠に生きる方に。
 永遠と終わりは、永遠に生きる方に。
 熱烈と信仰は、永遠に生きる方に。
 栄光と恵みは、永遠に生きる方に。
 謙遜と聖性は、永遠に生きる方に。
 無垢と洞察は、永遠に生きる方に。
 正義と歓喜は、永遠に生きる方に。
 王国と知識は、永遠に生きる方に。
 愛らしさと賛美は、永遠に生きる方に。
 威厳とあわれみは、永遠に生きる方に。
 高貴さと御名は、永遠に生きる方に。
 従順と遵守は、永遠に生きる方に。
 純粋と力は、永遠に生きる方に。
 義と理性は、永遠に生きる方に。
 力と救いは、永遠に生きる方に。
 信用とまことは、永遠に生きる方に。
 理解と発音は、永遠に生きる方に。
 勝利と復讐は、永遠に生きる方に。
 驚異と知恵は、永遠に生きる方に。
 卓越と歓喜は、永遠に生きる方に。
 年と若さは、永遠に生きる方に。
 熱情、熱意は、永遠に生きる方に。


196. あなたの千の数千の数千の威厳、
 あなたの無数の無数の無数の行いを誰が行えようか。
 諸王の中の諸王の中の王よ。
 あなたの御前には獣らが立ち、静かな声で述べる。
 これらは火、これらの口は火、これらの動きは火、これらは発言は火、
 だが、これらは(あなたがより強き)火のゆえに恐れ、
 これらが炎の中で燃えないようにする。
 これらを取り囲むのはあなたであり、
 あなたの中にこれらは隠れ、あなたの胸の中でこれらが話す。
 秘密と智の中にあり、力を巻き、威厳を纏う。
 あなたが住む場所には目は動かない。
 偉大なる王、聖なる方よ。
 いと高き所から低い所まで、
 始まりから終わりまで、あなたは支配する。
 いと高き所から低き所まで、
 始まりから終わりまで、
 あなたの働きを知らない者、
 あなたの全ての驚異を探らない者はいない。


197. ab、bc、cd、de、ef、fg、gh、hi、ijを想像できる者がいないように、メタトロンの名前は8つの名前によって呼ばれる。その名はマルガウィエル(Margawiel)、その名はガヨティエル(Gayothiel)、その名はジワティエル(Ziwathiel)、その名はイジヒエル('Izihiel)、その名はヤハウィエル(Yahawiel)、その名はマヨエル(Mayoel)、その名はセガンサギエル(Segansagiel)、その名はセガンサイリヤー(Segansayriyah)である。そして愛によって、これらはメタトロンを愛し、聖なる者らの陣営へと呼ぶ。主の僕メタトロンは、怒るに遅く、あわれみに満ちている。主よ、諸秘密で賢く、隠された事柄の主に祝福あれ。アーメン、アーメン、セラー。


ヘハロト ラバタイ 9
↑ ヘハロト ラバタイ


*1 旧約聖書の詩篇などの最後に書かれる、発音はせず、ここでこれまで述べた事をしばらく黙想せよという指示の印である。日本語聖書では一般に訳されずに省かれている。
*2 以下の文は、エゼキエルの幻視に出てきた、人、雄牛、獅子、鷲の姿をする4匹のケルビムを思いおこさせる。
*3 Smith英訳では、Assemby and applause、Beauty and blissという風に、元がヘブライ文字の順だったのを英語アルファベットの順にして詩の形式を真似ている。