ヘハロト ラバタイ 6

ページ名:ヘハロト ラバタイ 6

第11章


90. 御前の天使が、その栄光の御座を手配し、ヤコブの力ある方の座を準備する際には、1,000の花輪を威厳あるオファニムの頭のそれぞれに乗せて、1,000回それぞれの前にて自ら跪き、ひれ伏す。そして2,000の花輪を栄光のケルビムの頭のそれぞれに乗せて、2,000回それぞれの前にて跪いてひれ伏す。そして、3,000の花輪を聖なる獣らの頭のそれぞれに乗せて、3,000回それぞれの前にて跪いてひれ伏す。それから6,000の花輪を輝く光(と呼ばれる者ら)に結び、8,000の1,000の1,000の無数の無数の無数の花輪を結び、6,000回それぞれの前にて跪いてひれ伏す。そして12,000の花輪を稲妻(の天使ら)に結び、16,000の1,000の無数の無数の無数の花輪を結び、12,000回それぞれの前で跪いてひれ伏す。


92. 私はあなたに求める。
 その栄光の御座を支え、
 広き心と長き魂を持つヒュポスタテスよ、
 トトロシアイ ネブホバー メドアト ザアンの栄光の御座の前で、
 歓喜を増大させ、高め、歌い、曲を作り、
 その子らが祈りをなす時に、神の心を喜ばせ、
 メルカバーへと降り、栄光の御座の前に立つ者らを
 探し見い出すのを許したまえ。


93. 日々、日の出が現れる時、
 威厳ある王は座り、(御座を支える聖なる)獣らを祝福する。
 「獣らよ、私は語ろう。
 被造物らよ、私が声を聞くようにしよう。
 我が栄光の御座を支える獣らよ、
 広き心と長き魂により、
 汝を私が創造した時が祝福され、
 その下で汝を私が形作った惑星が高められ、
 その時に我が心の思考に汝が起きた日の光が輝かんことを。
 私が準備し完成させた汝は貴重な乗り物ゆえに。
 私が創造した全ての被造物よ、我が前で沈黙せよ。
 それにより我が子らの祈りの声を聞き、耳を傾けられるのだから」


(略)


98. ラビ イシュマエルは述べた。幸いなるはイスラエル人かな! 聖なる方の目に彼らはどれだけ愛され、御使いの天使らよりも祝福されている事か! 御使いの天使らが天の歌を歌おうと望む時、まず最初に山の火、丘の炎のように栄光の御座へと彼らは集まるが、聖なる御方――この御方に祝福あれ――は、彼らに言う。「我が前で、私が創った天使、獣、オファル、セラフらは、まず最初に我が子ら、イスラエルの賛美の歌を我が耳が聞くまでは、沈黙せよ」と言うほどだからである。これは、(ヨブ記 第38章7節に)「かの時には明けの星は相共に歌い」とあり、これはイスラエル人の事である。次の文の「神の子たちはみな喜び呼ばわった」これは天使の僕らの事である。(詩篇 第57篇11節に)「神よ、みずからを天よりも高くし」と書かれているような、天の栄光はいつなのか? 「その栄光が全地に満ちる」時である。その時には、数千の無数の御使いの天使らが御座の右と左に立ち、周囲を取り巻く川の間には、御座の右や左の軍勢を指揮し、諸王の王、聖なる御方――この御方に祝福あれ――の栄光を歌い、曲を作るのを教える君主ら、偉大な者らが立つ。


99. 天使らが聖なる御方――この御方に祝福あれ――主の御前にて歌を歌い、曲を作る時、偉大で、称えられ、恐ろしい君主、天使シャミエルは、地のシナゴーグや学院から上昇する歌と音楽と賛美の音を聞くべく天の最底辺の諸窓の上に立つ。この天使は、第7天にまでこれらが聞こえるようにする。


100. では、何故にこの天使は天の諸窓の上に立つのか? なぜなら、御使いの天使らは下の大地にいるイスラエル人が、まず最初に「我らが主なる神が称えられよ」などと歌うべくその口を開くまでは、歌を歌うのが許されていないからだ。そして、全ての御使いの天使ら、諸天の天使らが、下の(地上の)イスラエル人の賛美と歌の声を聞くと、「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな」と歌い始めるのである。
 では、何故にこの天使の名がシャミエルと呼ばれるのか? なぜなら、毎日の日の出に、この天使は立ち、歌と賛美の声が地のシナゴーグや学院から天へと昇るようにし、各天の天使らが聞き、やがては第7天の聖なる獣らや、オファニム、セラフィム、ケルビムも聞くようにしているからである。これらが聞いて、各天の天使らも聞いたら、御使いの天使らの部隊、階級、中隊、陣営、師団が、火の川、炎の川、燃える川の中へと続々と降りていき、その中で7回自らを浸し、火の中で365回自らを調べるのである。


101. では御使いの天使らは脆く、不純になりがちなので、これらの火に浸す必要があるのか? だが、これらの御使いの天使らは世界に仕えるためにあり、日々世界に平和をもたらすべく降りているのだ。そして、歌う時にはこれらは天へと上昇するのである。女から生まれた人の子らの匂いによって、また脆く、不純になりやすいので、これらの天使らは火に自らを浸し、清め、輝くようにし、(穢れから)分離させ、自らを調べ、強め、威厳を与え、より良くしているのである。そして自らを聖なるものにし、清めてから上の天へと帰り、再び第7天の天使らに加わるのである。


102. そののちに、これらはお互いに呼び、語り、火の川から他者の許可のもとに上昇し、自らを強め、光のように、光輝の中の光輝の稲妻のようにするのである。そののち、これらは火の梯子を昇っていき、それぞれ天で大声で、賞賛し、詩篇を唱え、喜び、高められていく。やがては第7天に、輝きの稲妻に、ケルビムとオファニムと聖なる獣らに、メルカバーの輪に、御顔の威厳に、翼ある存在らに、高き持ち上げられた御座に到達する。


103. さらに、これらは恐れと震えと聖と真実と謙虚さと共に立ち、自らの翼で顔を覆い、メルカバーに座す神の姿を見ないようにする。そして、千の数千の数千の部隊が、無数の無数の無数の階級が、数えきれない陣営が、数えきれない軍勢が、そこでは立っている。それらは、火の山々、炎の丘々のように、栄光の御座の前にある。そして聖なる御方――この御方に祝福あれ――は、この栄光の御座に座り、「全地はその栄光に満ちる」とあるように、その栄光は世界に満ちている。


104. さらに、聖なる獣らは他よりも自らを強め、聖とし、清めており、それぞれの獣らは頭に様々な種類の輝きのある千の数千の数千の王冠をかぶっている。また、これらは火を纏い、炎に包まれ、その面は稲妻で覆われている。そして聖なる御方――この御方に祝福あれ――が自らの面を露にする。


105. それゆえ、聖なる獣ら、荘厳なるオファニム、威厳あるケルビムが、何故にそれ以上に聖にして純粋、自らを纏い、飾るのか? なぜならメルカバーがこれらの面にあり、栄光の御座がこれらの頭にあり、シェキナーがこれらを覆い、火の川がこれらの間を通り、70回の火によりこれらを強め、輝かせ、清め、全ては清らかにして聖にして立ち、一つの声、一つの面、一つの心、一つのメロディーとなって、歌と音楽、賛美と喜びと称賛を歌うからである。


106. そして、これら自身を清めるだけではなく、これらから、つまり御使いの天使らから、千の数千の無数の無数のものが火の川へと落ちて燃やされる。何故にか? なぜなら、これらは諸王の中の王の御前にて、他の歌い称える者らよりも、(うっかり間違えて)先だったり遅らせたり、より柔らかかったり大声だったりするからである。残りよりも、先だったり遅れたりして歌ったりする者らは、瞬時に燃やされるからだ。


107. だが聖なる獣らの間では、先だったり遅れたりする者はいない。なぜなら、これらの身長は一つにして、その幅も一つで、その衣も一つで、その力も一つで、その頭にかぶる王冠も一つで、その光輝も一つだからだ。そして、これらの生き物は御座の4つの足に配置され、ある者は別の者に対して、ある輪は別の輪に対して、あるオファンは別のオファンに対して、ある獣は別の獣に対して、あるケルブは別のケルブに対して、あるメロディーは別のメロディーに対して置かれる。そしてこれらは、歌い、感謝すべく自らの口を開き、恐れ、震え、清められ、聖となり、静まり、「騒動の後に、小さな声で静まり」とあるように、小さな声で歌う。


108. そして、これらは歌や称賛、賛美と共にメルカバーを持ち上げる。そして、聖なる者らは崇め、純粋な者らは褒め称え、使者らは高められ、輪らは喜び、ケルビムは称賛し、獣らは祝福し、セラフィムは言葉を与え、天の軍勢は崇め、天使らは音楽を奏で、これらは千の数千の無数の無数のうちの3つの集団へと分かれる。1つの集団は「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな」と歌い、跪いてひれ伏し、第2の集団は「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな」と歌い、跪いてひれ伏し、第3の集団は「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、万軍の主は。全地はその栄光の満ちる」と歌い、跪いてひれ伏す。そして栄光の御座の下にいる獣らは、それらに応えて、「その住居より、主の栄光に祝福あれ」と述べる。


109. 日々、(地上から)正午の祈りが到着すると、
 威厳ある王は(御座に)座り、獣らを称える。
 だが、王が述べるのを終える前に、
 聖なる獣らは栄光の御座の下から来て、
 それらの口は歓喜に満ち、その翼は喜びに満ち、
 その手を叩き、その足は踊り、
 王の周囲を取り巻く。
 ある獣は王の右側に、別の獣は王の左側に、
 別の獣は王の前に、別の獣は王の背後に。
 そして、これらは王を抱擁し、接吻し、その面を露にする。
 これらは面を露にし、栄光の王はその面を覆う。
 そして第7天の全てはふるいのように震える。
 なぜなら、威厳ある王の美の光輝によって、
 輝けるあわれみの望みの愛らしさによって、
 これらの面に現れる称賛の栄光によって。
 「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな」と言われるように。


第12章


110. 王の御前にて、勅令を取りやめさせ、誓いを取り消し、
 怒りを避け、妬みを鎮め、
 愛――アブラハムへの愛――を思いおこさせる者らがいる。
 王がその子らに対して怒りを持つのを見た時、
 これらは何をなすのか?
 これらは自らの王冠を床に投げやり、その腰ひもを緩め、
 両手を叩いて、その面を降ろして述べる。
「万物の創造主よ、(怒りを)解きたまえ、解きたまえ!
 ヤコブの力ある方よ、許したまえ、許したまえ!
 イスラエルの聖なる方よ、償いたまえ、償いたまえ!
 あなたは諸王の中でもいと高く、
 恐ろしき王、素晴らしき王、
 愛される王、称えられる王ゆえに。
 何故にあなたはアブラハムの種(子孫)に敵意を持つのか?
 何故にあなたはイサクの種に妬みを持つのか?
 何故にあなたはヤコブの種に争いを抱くのか?
 あなたは彼らに天と地を得させると述べたではありませんか」


 そして栄光の御座の下より角笛の音がして、
 無数の長く大きな音とともに、祝福する声がある。
「我が子らを擁護するあなたに祝福あれ。
 父祖らを褒め称えるあなたに称賛あれ」


 そして、いと高き所にいる天の軍勢全てが、イスラエルの主なる神、'drw 'th t'n 'wry tztへの栄光と偉大さを帰する。


(略)


116. 見よ、(列王記上 第29章11節に)「主よ、大いなることと、力と、栄光と、勝利と、威光とはあなたのものです。天にあるもの、地にあるものも皆あなたのものです。主よ、国もまたあなたのものです。あなたは万有の頭として崇められます。富と誉とはあなたから出ます。あなたは万有をつかさどられます。あなたの手には勢いと力があります。あなたの手はすべてのものを大いならしめ、強くされます。我々の神よ、我々は今、あなたに感謝し、あなたの光栄ある御名を称えます」と述べられる。それから次に「主よ、あなたはいかに多くのものを創ったでしょう。その全てを、あなたは知恵によって創られた。地はあなたの被造物で満ちています。それゆえ、威厳に包まれ、高められ崇められたまえ、輝ける王よ、祝福され、称えされ、崇められんことを、イスラエルの主なる神、トトロシアイ(Totrosi'ai)よ」と述べられる。なぜなら主は、Totrosi'ai、Totrosyah、Totrosy'a、Totrosih、Totrosiel、Totrosig、Totrosikh、Totrosiph、Totrosiz、Totrosish、Totrosibh、Totrosin、Totrosis、Totrosi'、Totrosik、Totrosith、Zurtag、Zoharariel、'Ashrawwili'aiと呼ばれるからだ。そしてこの文でこれらの大いなる(魔術的な)諸神名を正しく扱うには、Totrosi'aiからTotrosithを、ヨド、ヘー、アレフ、ヘット、ラメド、ギメル、カフ、ペー、ツァディなどの順番で読むようにする。これらは、諸神名の最後の文字である。


第13章


118. ラビ イシュマエルは述べた。ラビ ネフニヤ ベン ハ=カナーが悪しき都ローマがイスラエルの力ある者らを滅ぼすべく捕えたのを見た時、王とその御座、その栄光と美、聖なる獣ら、神の力のケルビム、シェキナーのオファニム、恐るべき稲妻、恐るべき稲妻の連鎖、その御座を取り巻く溶岩の流れ、(メルカバーの)ブリッジ、それらの間に燃え上がり力を増大させる大火、第7天の宮殿の全ての部屋にある石炭の闇の中に覆われ隠されている炭の塵から起き上がる、煙と光輝の風を凝視する価値ある者らに、さらに御前の君主スリヤー、主トトラヒエルの僕の偉大さを知る者に、世界の秘密を明かした。


119. メルカバーへと降下する者とこの企てがどのように結び付けられようか? これは、家に梯子を持つ男のようなものである。この男は梯子で上がったり下がったりでき、どの生き物もそれを防いだりはしない。この者は、偶像崇拝、性の罪、殺人、中傷、誓いを破る、冒涜、僭越、根拠の無い敵意から清らかで、あらゆる禁戒、勧戒の律法を守るようにしている。


120. ラビ イシュマエルは述べた。我が師ラビ ネフニヤ ベン ハ=カナーは私にこう述べた事がある。高貴な御曹子よ、幸いなのは(清らかな)者、その魂であり、主トトラヒエルと、その僕、御前の君主スリヤーが嫌うこれら8つの罪から清らかな者は、降下して以下のものを凝視するだろう。


 驚異的な高みと不思議な君臨、
 高みの中の高みと、光輝の君臨、
 その栄光の御座の御前に、
 世界の創造された時から今日まで、
 毎日3回いと高き場所へと、
 称賛をすべく来る、
 主トトラヒエルは、この高みにて
 自らそれらを指揮する。


第14章


121. ラビ イシュマエルは述べた。この警告を聞いた時、私の(意志の)力は弱まり、我が師ラビ ネフニアー ベン ハ=カナーに述べた。「師よ、それでは誰も目的には達せられないでしょう。その体の中の魂が、これら8つの罪から清められ罪の無い人をあなたは見い出せないでしょうから」すると、師は私に述べた。「高貴な御曹子よ、そうだろうか? では、起き上がり、我が前に仲間らのうちで偉大な者ら、学院の中で力ある者ら全てを連れてくるのだ。そして私は彼らの前で、隠された秘密、上昇の驚異、この完全な世界が乗っている織りなすもの、その内に立つ卓越したもの、天と地の美(そこに地と世界と天の高みの全ての端が結び付き、縫われ、繋がり、吊るされ、立っている)、地上に片方の端があり、栄光の御座の右足に反対側の端がある天の梯子の小路を述べるとしよう」


122. ラビ イシュマエルは述べた。すぐに私は立ちあがり、サンヘドリンの大と小から、さらに神殿も第3の入り口として、全ての者を集めた。その間、ラビは純粋な大理石の椅子に座っていた。この椅子は我が父エリシャが私に与えたもので、私はこれを妻への持参金としてラビに与えたのである。


123. そして集まった者らは、ラビ シモン ベン ガムリエル、大ラビ エリエゼル、ラビ エラザル ベン ダマ、ラビ エラザル ベン シャンムア、ヨナタン ベン ダハバイ、ハニナー ベン ハッカナイ、ヨナタン ベン ウジエル、ラビ アキバ、ラビ ユダ ベン バッバであった。我々はラビの元へと向かい、その前に座った。さらに、その仲間らの全ては、その背後に立っていた。彼らの前には火の蜘蛛の巣、光の松明があり、我々と彼らとの間を分断しているのを見たからである。そしてラビ ネフニアー ベン ハ=カナーは座ったまま、メルカバーの教え、どのように下降し上昇するか、下降する者が下降する方法、上昇する者が上昇する方法を彼らに教えた。


124. そして、メルカバーへと降りるのを望む者は、まず御前の君主スリヤーを、主トトロシアイの御名を112回唱える事により、呼び召喚する必要がある。それは、「トトロシアイ ツォルタク トトラヒエル トフガル アシュライリアイ ゼボディエル ゾハラリエル タンディエル シェカドゥジアイ デヒビロン アンディリオン(Totrosi'ai Zurtak Totrakhiel Tophgar 'Ashrawwili'ai Zebhodiel Zoharariel Tandiel Shekhadhozi'ai Dehibhiron 'Andirion)イスラエルの主なる神よ」と唱えて呼ぶのだ。そして、この112回を超えたり少なかったりしないように注意せよ。もしも超えたり少なかったりしていたら、その者の頭は血まみれとなろう。そのため(この呪文を)口で唱えて、指では112の回数を数えるようにするのだ。それにより、この者は降下して、メルカバー(のある世界)に入るであろう。


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