真のカバラの鍵 3-9

ページ名:真のカバラの鍵 3-9

ステップ 9 3つの鍵の使用


 この3つの鍵により、カバリストはアストラル体に直接的にか、アストラル界でカバラの作業をする事になる。術式魔術師とカバリストは、物理世界に運命、外的な結果として起きる全ての事は、まずその前にアストラル界で、エレメントとそれらから派生した電磁気流により原因が造られると知る。そのため、アストラル界は、状況の世界である。


 この3つの鍵、アストラルの鍵の使用では、この3つ組の術式のまず最初の文字を転移される事で、アストラル界は影響される。


 この3つ組の術式の、第3の――最後の――文字は、現実化の文字であり、ボルト化されるか、飲食物にエウカリスト的に転移されたり、呼吸と繋げたりして、帰納的か演繹的に用いる。


 当然ながら、これは通常の息を吸うのではなく、想像によるもののみであり、文字を吸ったり吐いたりする想像と繋げた、3つの感覚の集中の帰納的、演繹的な使用を意味する。


 文字と関連する類似は直説法として見るべきである。だが、アルファベット文字のそのような類似は、ほとんど知られておらず、深遠な直観が真に必要である。本書の説明により、カバリストがこの3つの鍵の更なる探究をより容易にするのを私は望みたい。


 実践カバリストは、これを当然の事と見做すであろうが、理論家が類似的な繋がりを見い出すのは困難であろう。


 Aの文字は、アストラル界では風の原理と類似する全ての才能、例えば、音楽、演説、演劇の才能などの獲得と関連している。オカルト能力では、以下がこのアストラルの圏に属する。遠隔透聴、空中浮揚の術、アストラル界の風エレメントに及ぶ力、その他の風エレメントに属する全ての類似である。また、象徴言語もこの文字と些か関連している(Zの文字も同様)。


 Bは、魔術のボルトの形成、タリズマンの充填、性魔術の神秘を知り、熟達する、アストラルの直観に到達する能力を授ける。


 Cは、アストラル体へ美徳、性質などを充満するのと関連する全てを与える。


 Dは、エロティシズムの全ての様相の類似である(Æも同様)。


 Eは、遠隔透聴、言葉を頭で(内なる声で)聴くのを含めた直観と関連する全てと関連している(WやAも同様)。


 Fは、アストラル界の四極磁石、エレメンツに関するものと、その性質の全ての類似と関連している。


 Gは、満足、至福、富、成功、幸福などに貢献する全てと、またそれらを起こす状況全てと関連している(OやKも同様)。


 Hは、個人の運命、カルマにカバラの術式により影響を与える能力を授ける。またカバラと関連する全て――この高次の学とその全ての様相と類似を含むもの――は、アストラル界でこの文字の圏に属する。


 Chは、リズムと命の神秘と関連する全てに影響し、それらを支配する力を持つ。


 Iは、アストラル マトリックスとその全ての働きと関連している(T、R、U、Oeも同様)。


 Jは、ミイラ魔術、愛の魔術、霊的存在により行う愛の魔術などを含めた、共感と反感により行うもの全てに影響する。


 Kは、勇気、忍耐、堅固な意志と照応する全てに影響する(Shも同様)。


 Lは、人格やサイキックの霊化におけるアストラルの均衡の全てに関連している(Pも同様)。


 Mは、純粋な磁気流とアストラルの水エレメントと関連する全ての結果と類似に影響する。


 Nは、自己保全本能と関連するもの、さらにアストラル体と「地球を取り巻く帯」、つまり我々の「地球を取り巻く帯」へのアストラル体のアストラル磁気の引き寄せと、その全ての類似と応用の可能性の全てに影響する(I、R、T、U、Oeも同様)。


 Oは、あらゆる面で完全な満足へと導く状況を起こす全てに影響する。


 Pは、高潔な人格への切望と、美の感覚と繋がる全ての類似である。


 R アストラルの守護神らと繋がりがある全てのアストラルの性質は、この文字に属している(I、N、T、U、Oeも同様)。


 Sは、遠隔透視、預言の賜物と関連する全て、また人間や動物への支配は、この文字のアストラルの適法性の類似である(Yも同様)。


 Shは、信念の発現状態と、その全ての類似の繋がりと関連している。同時に、Shとの全ての文字の組み合わせは、変容の能力に属する(C、Oeも同様)。この文字はアストラル界の全てのエレメンツ、特に電流と火の原理の支配に至る気質を授ける(Kも同様)。


 Tは、全てのアストラルの実践とその全ての形態、特にエレメンツに力を及ぼせるようになるものの類似である(I、N、R、U、Oeも同様)。


 U アストラル体の離脱能力、意識の自発的な転移、トランス状態、これらを起こすものなどは、この「U」の文字の類似である(I、N、R、Oeも同様)。


 W 遠隔透聴、テレパシーは、この文字のオカルトのアストラルの類似に属する。同様に、真の神秘主義や宗教への好みと繋がる全てもである。


 Yは、運命や物理世界の事柄への預言の賜物と繋がる全てに影響する。


 Z アートの才能――どのアートであろうとも――と関連する全ては、この文字に属する。「空間を通じてメッセージ」を送るアストラルの能力や、アストラル テレパシー、アカシャ原理で時空に橋を架ける事の類似は、この文字と関連している。


 Æは、願望、情熱、自己満足と類似する全てに照応する。これら全ての熟達や引き起こすのは、この問題に属している。


 Oeは、全てのアストラル体離脱と、そこから派生した全ての形態に照応する。


 本書で示した、単独の文字や2つの鍵と繋がる文字と関連した類似を用いる事で、カバリストは望むだけ多くの術式を編み出せる。19,683までの多彩で微細、行動のモードの術式を造り出せよう。だが、実際にはこれら全ての組み合わせを必要としないだろう。ほとんどの場合、カバリストは少数の術式のみで満足し、それらにより充分に行えるだろう。


 これらの特有性から、次に私はこの3つの鍵の幾つかの術式を示すつもりである。これらは普遍的な類似では見い出せずに、ある非常に高次な霊的存在により私に授けられたものである。高次の段階の真に熟達したカバリストのみが、これらの類似の繋がりを見い出せる立場にあろう。


 よって、「S - A - L」術式は、メンタル界、アストラル界、物理世界の三界全てで、神の摂理の慈悲深い影響により、効果のある3つの諸力を指し示す。これら3つの諸力は、カバリストを普遍的な神の愛において、三界全ての絶対的な支配者とするのを可能とする。


 「E - R - J」は、カバリストに全ての7つの圏の70の性質を知るのを可能とする、3つの鍵の別の術式である。この70の本質的な性質は、7つの圏で効果的な70の段階であり、これらのカバラ的な使用により、様々な諸力や能力に到達できよう。


 「M - J - H」術式は、ほとんどの神名とそれらの文字を知るアストラルの能力を授ける。この「M - J - H」術式は、モーセにも同じ高次の霊的存在により授けられたもので、これを実践的に用いるのを悟らせ、この認知によってその全ての奇跡を働けるようにしたのである。


 「H - Ch - S」を術式としてカバラ的に用いたら、カバリストを至高の知恵へと到達するようにする。


 「E - M - N」は、宇宙の70の諸力と類似する神名を知り熟達する能力を授ける。だが、この術式は有名な72の神名とは何の関係も無い。この「E - M - N」は秘密の術式であり、ごく少数の高次の秘儀参入者のみに、高次の霊的存在――木星の存在によって授けられたものだからである。


 「N - N - A」術式により、三次元――メンタル、アストラル、物理世界――への神の摂理の祝福が、カバリストに授けられよう。


 「N - J - T」術式はカバリストに、神の摂理の助けにより、正当な真理とその全ての様相を認識する能力を授ける。


 「N - M - M」は、沈黙の力と、その全ての類似の繋がりと関連するカバラの秘密の術式である。


 「J - L - J」は、神の至高の光への全面的な知覚と、信念の発現状態の保有、つまり神の全能性の高次の様相への到達を意味する。


 「H - R - Ch」は神的なカバラの術式で、様々な儀式にて神の摂理の栄光を称えるために用いられる。


 「M - C - R」は、三界全てでのアカシャ原理の神的な発現である。この術式のカバラでの使用により、三界全てで同時に創造的に働く能力を得るであろう。


 「W - M - B」術式は、全ての圏での知性体を召喚するのに必要な力と、それらの注意を惹く集中力を与える。だがこの術式は大きな危険にある時にのみ用いるべきである。


 普遍的な愛により宇宙的な効果をもたらしたいと望むならば、「J - H - H」術式を用いるであろう。これにより、カバリストが望む全ての事は、愛の類似により現実化するだろう。


 「M - Ch - J」は、三界全てでのアカシャ原理の崇拝の術式である。


 「D - M - B」術式をカバラにより用いたら、全ての圏の7つの本質的な諸力は単独の力へと統合され、カバリストに望む全てを達成できるようにする。


 「Ch - B - W」は、神の摂理の秘密の御名であり、ここにはその4つの全ての様相が含まれている。この術式は全ての種類のカバラの召喚と献身のために用いる。また同様に、通常では到達不能な事柄を得るための懇願でも用いられる。


 「R - A - H」術式により、10の圏の全ての頭領らは召喚され、それらの助けも同時に呼ばれよう。だがカバリストはこの術式の使用はごく僅かに留めるべきである。なぜなら、カバリストの責任は非常に大きなものとなり、その乱用は大きな不利益となるからである。無論、最も熟練したカバリストはこの術式を知っているが、滅多には使おうとは思わない。


 「E - L - M」術式の助けにより、全ての圏での全能の創造的な働きを得るであろう。カバリストは、神の摂理に任務を授けられ、これらのカバラの力を用いるのが不可欠な場合にのみ、この術式を用いるであろう。


 同じ事は、「M - H - Sh」術式にも当てはまり、これは全ての可能なうちの最も偉大な奇跡を働けるようにする。


 「A - K - A」術式により、経験を積んだカバリストは死者を蘇らせられる。


 「L - A - W」術式は、海の嵐を鎮める。この術式をカバリストが用いたら、水面の上を歩行するなどの、全ての種類の水の奇跡を働ける。モーセもこの術式の助けにより、紅海を2つに割る有名な奇跡を行い、それによってモーセとその民らは、乾いた地面を徒歩で危険なく渡っていたのである。


 モーセはまた別の術式、つまり「M - B - H」術式も授けられており、彼のその他の奇跡を起こせるようにした。


 「H - R - J」術式により、神の摂理とその全ての様相は全ての界と圏で召喚され崇められよう。カバリストがこの術式でカバラ的に懇願を唱えるならば、神の摂理により常に叶えられるだろう。だが、その要求は法的に正当なものである必要がある。


 「F - H - L」術式により、神の普遍的な愛が呼ばれ、神の愛の様相により得られる全てのものは得られよう。また、「M - L - H」術式も、愛の普遍的な術式であり、カバリストを神の愛とその全ての様相の働きを得るようにし、神の愛の至福へと導くであろう。


 「Ch - H - We」術式により、4大エレメンツに君臨する神の摂理が招聘されよう。この術式をカバラにより用いる、つまりメンタル的、アストラル的、物理的に――エウカリスト的に――用いるカバリストは、三界全ての4大エレメンツの絶対的な支配者となるだろう。


 「J - Ch - W」術式は、神の絶対的な力を表現する。これを用いるカバリストは、神が持つのと同じ絶対的な力を授けられよう。この術式を用いる経験を積んだカバリストは、決して悪用しないので恐れる必要は無い。反対に不純で未熟でその意図が普遍的な諸法則と一致しない人間が、この術式を用いようとしても、その人格の絶対的な破滅と向き合う羽目になるだろう。そのため、非常に慎重にこの術式を行うべきである!


 「M - N - D」術式は、預言の至高の学院にいたモーセや全ての預言者らに、絶対的な知識を授け、その知性を啓明させた。さらに、この術式は至高の知識を物理世界に伝える――といっても、象徴によってであるが――許可を与えた。モーセが律法の石板を造っていた時に、この術式により啓明を与えていた。


 「H - H - H」術式により、アカシャ原理においても、あらゆる文字にカバラ的に効果的となる力を授ける能力を与える。


 「J - Z - H」術式により、慈悲とその至高の様相は呼び出され、適法性、正義などが充分でない時に用いられよう。この「J - Z - H」は、非常に高度なカバラの術式である。


 普遍的な鍵により、これら全ての術式の類似の繋がりを示すのは困難であろう。これらは秘密であり、口承により伝えられるか、高次の霊的存在によりカバリストに授けられるしか無いからである。また私は非常に危険な術式も授けられているが、その悪用を防ぐために、それらのここでの説明は避ける。成熟に到達し、神からの任務を授けられたカバリストは、これらの術式の秘密について更に多くを学ぶだろう。私はこの全ての秘密について書く許可は与えられていない。これらはこの第3のタロットカードと照応しておらず、より高次のアルカナ(奥義)に属するからである。私がここで示した術式は、それらの特有性のためのみに公にした。正当な使用のためには、単なる理論的な知識では充分ではなく、適切な準備も無しに行おうとする者は、大いに失望するのみであろう。これらの術式を、悪しき利己的な理由から用いようとする者は、神の摂理の懲罰に晒されるだろうし、その詳細については私はここでは記したいとは思わない。その者は聖書でいう「霊に対する罪」を犯すことになろう。


 カバラの様々な書には、神名「J - H - V - H」についてよく記されている。私は次には、これら 3 - 4文字の、つまり「Jod - H - V - H」のカバラの影響と、これによりメンタル、アストラル、物理世界で何に到達出来るかについて幾らか記すつもりである。


 第2のHが欠けた「J - H - W」の3文字の御名により、奇跡的なヒーリングのカバラの能力が得られるであろう。この文字がカバラにより三次元的にボルト化されるならば、この術式は敵の襲撃に対しての守護に用いられよう。それにも関わらず、このカバリストをあえて襲おうとする者は、アストラル、メンタル、物理世界で生み出された防御のボルトが、襲撃者の死をもたらすであろう。そのためこの「J - H - W」術式は、打ち返しのカバラの術式と呼ばれる。


 さらに、この「J - H - W」の3文字の御名は、別の文字と繋げても用いられる。それらは術式とは見做されず、単に基礎的な文字として音声学的に用いられる。


 例えば、「J」が「o」と結びついたら、この「o」文字は「J」の後ろに小文字として置く必要がある。ここでは「J」のみが用いられる、つまりカバラ的にボルト化して用いられるが、音声学的には「Jo」として発音される。同じ事は、2、3、4番目の文字でも当てはまる。「Jo - Ho - W」が、メンタル、アストラル、物理世界でカバラ的に用いられたら、それらの全てを得る絶対的な力へと導くだろう。


 「Ja - Ha - W」術式は――メンタル、アストラル界を通じて、物理世界へと――物理世界での富と豊かさへと導く全ての状況を創り出す。


 「Joe - Hoe - W」の術式は、メンタル、アストラル、物理世界での完全な調和をもたらす。つまり、メンタル的、アストラル的、物理的に――エウカリスト的に――用いたならば、完全な健康を得る結果となろう。同じ術式で、もっとも「oe」の代わりに「o」と繋げるなら、つまり「Jo - Ho - W」の術式は、全能者が持つ絶対的な力へと導き、それは自らや他の人間、動物の健康を絶対的に支配するのも意味する。


 メンタル、アストラル、物理世界のいずれにせよ、預言の賜物も、「Ju - H - W」と「We - He - Bi」の2つの術式により、カバラ的に得られるであろう。


 自らや他者の愛や友情も、このJ - H - W 術式、つまり「Je - He - W」により得られよう。


 喜びや快楽を得るには、「Jo - Ho - W」の術式を用いるべきである。もっとも、「Wo - Ho - W」も同様に達成できよう。


 友情に関しての成功は、「Ji - Wi - H」でもたらされよう。もっとも他にも「Ju - H - W」、「Ja - H - W」、「Ji - H - W」、さらに純粋な「J - H - W」でも行える。


 これらの術式全ては、また敵の絶滅ももたらせよう。カバリスト自身が攻撃者となるという意味ではなく、これらのカバラの術式により敵自身の破滅となる。これらに熟達したカバリストは、至高の守護を得るからである。


 全ての種類と圏での否定的な諸存在への特別な守護は、「Ju - H - W」術式により与えられる。


 全ての試みでの特別な幸運は、「Ja - H - W」術式の助けにより与えられよう。


 「Je - W - W」術式により満足がもたらされるだろう。


 これらは、「J - H - W」の3文字の御名の術式の実践的な使用の僅かなヒントに過ぎない。これらは他にも多くあり、その一部は秘密の性質があり、述べる事はできず、この第3のタロットカードの守備範囲にも属していない。


 その他にも、「A - L - Z」術式は、風の原理への絶対的な支配を、さらに全ての階級の風の霊らに及ぶ支配も与える。


 「O - W - Y」術式は、地の霊らに及ぶ支配を授ける。また「G - O - B」術式も同様である。


 これらの僅かな例とともに、私は3つの鍵と、3文字の神名の術式の使用についての我が論文を終えるとしよう。これらの術式全ては伝統的なものであり、高次の知性体により、ごく僅かの秘儀参入者らにのみ授けられ、現在まで秘密に保たれてきた。これらは第3のタロットカードに属するので、これらの説明は神の摂理の許可を得ており、幾らかの術式を私は公にするのを許されているのである。


3つの鍵の脚注


 カバリストはタットワの類似の図は、エレメンツの知識の断片以外の何物でもなく、ここではインド人のエレメンツの用語は、3文字で構成された名前を持つのに確実に気づくであろう。私はここで脚注として、これらの名前を記しておこう。関連した類似は、これらの専門書にて見い出せるだろう。


 LAM 術式は、地の原理と類似する。
 VAM 術式は、水の原理と類似する。
 PAM 術式は、風の原理と類似する。
 RAM 術式は、火の原理と類似する。
 HAM 術式は、アカシャの原理と類似する。


 これらの用語は、全ての読者を、俗にブラフマーの術式とされている、「AUM」の普遍的なマントラの術式へと導くだろう。


真のカバラの鍵 3-10
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