真のカバラの鍵 3-8-E

ページ名:真のカバラの鍵 3-8-E

「E」の文字による2つの鍵の使用


 この「E」の文字との全ての組み合わせは、三界全ての人間意識、同時にその濃縮化、物質化との秘密の繋がりを持つ。 


E - A


 メンタル界で用いたら、この術式は自らの直観を強め、意識を拡張させ、その転移を容易にし、自らの霊と知性を鋭くする。


 アストラル体では、アストラルの聴覚、特に霊的存在を聴く能力を増大させ、風の霊らへの支配を強め、この術式をアストラル体で正しく用いる能力を含めた、数えきれない霊媒能力を引き起こす。


 物理世界で用いたら、この文字の組み合わせは、最も怒り狂う大風や雷鳴を鎮めるのを可能とする。エウカリスト的に用いたら、喘息と関連するあらゆるアレルギーを治癒するだろう。


E - B


 この術式により、概念のあらゆる形――エレメンタル――の強い動力を授けられ、それによりメンタル界での作業を容易にするであろう。メンタル体でのメンタル界の旅の前に繰り返すならば、この文字の組み合わせは強い抵抗力を授け、長い期間にわたってメンタル体を分離させる事ができるようになろう。


 アストラル体では、この術式により様々な目的のための電磁気流のより強い充填が行える。また同様に、この術式はタリズマン、アミュレット、ペンタクルのカバラ的な充填にも用いられ、さらに霊的存在を物質化させ、電磁ボルトにより対象物へ転移させられる。例えば、鏡を流体コンデンサーによりカバラ的に充填するなどである。


E - C


 この「E - C」術式は、抽象的な概念を理解するのを容易にするのに、さらに霊、メンタル体へ、特定の美徳や能力を植えこむのに用いられよう。


 アストラルでの能力を永続的な性質として望む時にも、この術式を用いる事もできよう。これはアストラルの活力や安定を充満させるのに特に適している。さらに、自らのアストラル体を、直接的に自らの肉体の隣や遠い場所で物質化させる試みの前にも、この術式を用いるのを勧める。集中するのも、遥かに容易となるだろう。


 この「E - C」術式は、物質的な目的、特に肉体を若返らせるためにも用いられる。そのような場合、飲食物に「E - C」術式が充満させられよう。しばらく充分に用いたならば、若い見た目になるだけではなく、活力、生命力もまた増大するだろう。


E - D


 この文字の組み合わせの使用により、他者の意識に容易に影響を与えられる。つまり、他者の様々な知的能力を、この術式との繋がったテレパシー的な示唆により、目覚めさせ、増大させ、効果的にする。


 アストラル界で用いるならば、異性に受け入れられるようになろう。そのため、あらゆる種類の求婚の前に、この術式を繰り返すのを勧める。また、他者からの恩寵を得るために、この繰り返しをするのも有用である。自らにこの「E - D」術式を用いたら、アピール力を得て、他者の目を非常に共感的にする。


 物理世界においては、この文字の組み合わせの助けにより、種子はより速やかに育つようになり、自然の豊穣も増大する。また自らの性エネルギーで好ましい影響も与えられ、あらゆる状況、特に友情などで成功するようにするだろう。この術式をエウカリスト的に用いたら、つまり飲食物に充満させて飲食したら、痩せた人間を肥満にするだろう。


E - E


 メンタル体にカバラの術式として用いたら、メンタル体の旅や、自らの意識を特定の場所や対象物へ移動させるのを容易にする。この術式を精神障害者に用いたら、これらの人々は通常の精神へと回復するだろう。この「E - E」術式はまた、酔っぱらう事に対しての保護の術式でもある。この術式を用いる者は、酔っぱらったり、意識のあらゆる不調和を得たりはしないだろう。酔っ払いのアストラル体にカバラ的に唱えるならば、瞬時に素面に戻るだろう。


 自らのアストラル体に用いたら、この術式はアストラルのヒーリング能力を目覚めさせる。この術式が部屋を充満させるために用いるならば、この部屋にいる全ての人々は困難無く不可視の世界、存在などを知覚できるようになるだろう。遠い距離にある部屋に充満させるならば、カバリストはこの術式の助けにより、その遠い部屋にいる、魔術的に訓練されていない人々の耳にも、カバリストがその部屋にいるかのように明白に聞こえるよう言葉を唱える事ができる。だが、使用後は部屋の充満を完全に解除するのを勧める。さもなければ、あらゆる種類の騙す霊やエレメンタリーズがそこに彷徨うようになるからである。これらの存在もまた、訓練されていない人々も知覚できるだろう。


 物理世界では、この術式により投射の好ましい能力が得られるだろう。霊的存在、エレメンタル、エレメンタリーズなどの物質化のために、この術式で流体コンデンサーの充填も行える。より物理的な存在は、この術式の助けにより、容易に物質化できるだろう。


E - F


 この術式の助けにより、絶対的なメンタルのバランスや、霊的な静寂と安定が到達できよう。常に喧嘩してばかりの夫婦らに用いたら、すぐに仲直りするだろう。最も激しく怒っている者も冷静、沈着となろう。そのため、この術式は平静さが必要な状況全てで用いられる。最も刺激されている心の持ち主すらも、瞬時に静まるであろう。


 アストラル界で用いたら、この言葉の組み合わせにより、自らのアストラル オーラを速やかに浄化し、そして素晴らしい光のように輝くだろう。他の人々に対しては、この術式は平和と安全のフィーリングを引き起こし、良くバランスの取れた幸福を経験させるだろう。


 物理世界では、この術式は人体の生命力を増大させるだろう。メスメル主義者らは、自らの生命力をカバラ的に強化したいと望む時に、この術式を用いるのを好む。この「E - F」術式は、失われた生命力を急速に回復させたり、低くなった生体磁気を強化する事ができる。この術式は肉体の健康、特に神経症に対して普遍的な影響を及ぼすだろう。飲食物に混ぜるならば、食物の個々のエレメンツを強化し、よってより効果的になるように刺激する。医薬や流体コンデンサーに集中する事で、この術式は特にヒーリングや治癒の効果を高めるであろう。


E - G


 この術式は、放心状態を取り除いて落ち着きを与え、運命のカルマの暴力により容易に耐えられるようにし、カルマの観点からは、全てが正しく起きる、自らの善悪の意見とは関係なく、起きた事には理由があると悟らせる。この理解に到達する事は、神の摂理の祝福があるのを意味し、この術式の助けにより、自分や他者が到達できよう。


 アストラル界で用いたら、この術式は幸福や成功にどのように到達するかの直観を与えるだろう。この文字の組み合わせによってアストラル界で形成され充填されたボルトは、幸福や成功、望む何であれ――カルマ的に許可される限り――もたらすであろう状況をアストラル界で起こす。そして、この最終目的に到達するために必要な全てを伝授するだろう。この術式は真に不幸な人々に特に適している。繰り返し用いた後には、絶対的な満足へと導くであろう。


 肉体や物理世界で用いたら、この術式はあらゆる種類の物理的な損失から守り、豊かさと富へと導き、これらを徐々に増大させるだろう。飲食物に含むならば、この術式は貧血症や萎黄病への証明ある医薬である。これは速やかに赤血球を形成し、腺活動と血流に好ましい影響があるからである。


E - H


 もしも神の摂理の直接的な直観が必要な問題があるならば、この「E - H」術式を何度も繰り返して、アカシャ原理――全ての原因の原理――へと問題を転移し、否定的な状態、つまり思慮無き状態に耐えつつも探究するのを勧める。その間に最初に浮かんだ直観が常に正しく、そのため返答と見做すべきである。この他にも、この術式を両目に対してメンタル的に繰り返し唱えるならば、メンタルの目――ヘルメース学的に述べるならば、霊的に純化された目――を鋭くし、明白なメンタルの視野を得るようにする。そのため、この術式は日々自らの霊的な幻視を用いる必要がある遠隔透視者に、特に適している。だが、このメンタルの目を繰り返して用いていると、肉体の視野を弱める。これを避けるには、この文字の組み合わせを用いるのを勧める。


 アストラル体には、この「E - H」術式はアストラルの影響を受けないようにする。アストラル体はこの術式によりほとんどミイラ化し、実質的に無敵となる。さらに、この文字の組み合わせはアストラルのエレメンツによる解体に対して守護し、良き高貴な性質が揺らぐ事が無いようにアストラル体に抵抗力を付ける。これによりアストラル体は、あらゆる誘惑に耐えられ、その先にある危険に対して事前に手を打つであろう。


 物理世界においては、この「E - H」術式は、カバリストが得たいと望む状況を起こすであろう。他の人々に用いたら、この術式は全ての試みに成功をもたらし、物理的な望みの全てを満たすであろう。飲食物にエウカリスト的に混ぜるならば、肉体をあらゆる種類の病に対して抵抗するようにするだろう。


E - Ch


 メンタル界、メンタル体では、この術式は遠隔知識へと導き、人間の意識のあらゆる計画を読み、自らの意識をあらゆる霊、人、動物などに転移し、対象物と完全に同一化する能力を開発する。別の言葉で言うならば、あらゆる霊的存在、人間、動物の意識の絶対的な支配が、この文字の術式の助けにより到達できる。同時にこの術式の使用は、サイコメトリーの才能を授ける。


 アストラル体でこの術式に熟達したならば、近くや遠い距離、過去や現在の遠隔透視の能力を得る。自然や人の中の生命のリズムの全てのフェイズもまた、この術式によって影響されよう。つまり、この術式に熟達する事で、死者が生前に既に被っていた酷い病によって肉体が損傷していないならば、その心臓のリズムを回復させる事で蘇らせたりするのも可能となる。同様に、人体に欠陥が無くても難聴の人々も、この「E - Ch」術式を耳の部分にリズミカルに用いるならば、回復するであろう。


 物理的な面では、多くのカバラの偉業が、この「E - Ch」術式と水エレメントを組み合わせた方法で、もたらされるだろう。よって例えば、水が常に新鮮なままにしたり、観衆の目の前で消え去ったり、乾燥した砂漠に現れたり、求められるならば、岩から直接噴き出たりする*1。自然魔術では、この術式により雨を降らせたり、霧を起こしたり、水を堅固にしたりする――といっても、これは氷にするのではない。他の多くの奇跡、秘儀参入を受けていない者には信じがたいものもまた、この「E - Ch」術式の正当な使用により起きるだろう。


E - I


 経験を積んだカバリストのみが、この術式を用いるべきである。この助けにより、霊を前世へと転移させ、地上での前世の記憶、その全ての知識と経験は得られ、カバリストは完全にそれらを思い出すからである。カバリストがこれを起きるようにしたら、その前世と運命の完全な責任を取る必要となり、それらも今生へと転移するであろう。多くの場合、この好奇心は高くつく事になる。私がこの術式を述べる唯一の理由は、まず第1に、これに含まれた特性と危険を指し示すためであり、第2に「E」の文字の連なりにギャップを作らないためである。ここに示した危険を心に留めると、カバリストは緊急事態の場合にのみ、この術式を用いるだろう。だが、カバリストが神の摂理に、前世を探求する理由を示せるならば――例えば他者のカルマを調べるためなど――、この文字の組み合わせを安全に用いれるだろう。


 アストラル界でこの術式を用いる事で、全てのアストラルの能力は、それが何であれ増大し、より激しく活動するように刺激されよう。この「E - I」術式は、アストラル体内のエレメンツの活動性を刺激し、この術式の効果の大きさからの副作用として、残念ながらエレメンツの否定的な働きもまた増大し、それらは別の適切な文字によって抑える必要があろう。この「E - I」術式は、自己保全の本能も強化し、そのため人生に疲れた人々にも用いられよう。


 この「E - I」術式を物理世界でも熟達したならば、筋肉のエネルギーはこの助けにより2倍、3倍と強化されよう。繰り返して用いた後に、特に飲食物に混ぜるならば、この術式はたとえ虚弱に見える肉体にも、膨大な筋肉の力を与える。この術式の助けにより到達するエネルギーの効率性は、ほとんど奇跡に近い。よって、太い鉄の棒を曲げたり、重い石も持ち上げたり、その他の多くの事が出来るようになる。


E - J


 メンタル界では、この術式により霊媒はトランス状態、エクスタシー状態に同時になるだろう。これは霊をアストラル体の縛りから解き放ち、霊媒は時空全体を見て、何を見ているかを作業者に逐一報告できるだろう。この術式を自らに用いたら、メンタル、アストラル体を容易に外延化できるようになる。また、通常の意識へとそれらで体験する全ての印象と経験、特に言語を通じて知覚できるものを送る事もできる。


 この術式はミイラの共感魔術に非常に成功裏に用いる事ができる。また、この術式と繋げたミイラ魔術により、遠隔透聴の能力は容易に得られる。その実践は以下の様に行う。同等の開発段階にある2人のパートナーが、自らの血により彼らに影響する2つの似たようなミイラを準備する。それから、ミイラ(蝋人形)をこの術式の魔術により活性化させる。片方の作業者が先に用意した言葉をミイラに語りかけ、もう片方が別のミイラを自らの耳の傍に置くと、距離には関係なく全ての言葉を明白に聞くであろう。それから役割を変えて、つまり聞く側が話す側となり、話す側が聞く側となり、もう一度繰り返す。これはミイラ電話と呼ばれる。勿論、両方の蝋人形は、成功を保証するために、この「E - J」術式で充填する必要がある。私がここでこの術式の実践を述べた理由は、その特有性からのみである。


 物理世界では、この術式を性器の部分へと転移したら、性交へと刺激するであろう。この術式また、性エネルギーを増大するのにも用いられる。さらに、女性を多産にし、男女両方の性欲を促すのにも用いられよう。


E - K


 メンタル界で用いたら、この術式は特に火エレメントに対抗する力、意志を強め、そのため、自らの信念を発現させる状態を強化するだろう。この術式は望む事、信じる事の全ての、普遍的な法則、類似の法則を通じての現実化に用いられる。一般的にこの術式は絶対的な安全を与え、さらに興味があり現実化させたいと望む事柄への強い信念と共に行う事で、エレメンツはそれらの望みを自動的に、まずアストラル界で現実化のための状況を作る必要も無く、満たすであろう。この術式を他の人々のために用いるならば、彼らの試みへの絶対的な安全を保障するであろう。


 アストラル界では、この術式は絶対的な静寂、堅実さ、慎重な考察をもたらし、最大限の危険にすら抵抗できるようにし、自らの精神の均衡を失う事は無いだろう。敵意のある人々はこの文字の組み合わせにより影響されたアストラル体の進む先を避けるだろう。なぜなら、その上位性を感じるだろうからだ。この術式を他の人々に用いたら、堅実さ、勇気、忍耐力を引き起こすであろう。


 飲食物に混ぜるならば、この術式は電磁気のエネルギー、特に物理的な目的に用いるならば、増大させる。富を得るためのボルトも、この文字の組み合わせにより充填されるだろう。


E - L


 この術式の組み合わせは、霊にあらゆる人間の性質と徳を容易に見て、困難なく分析する能力、さらに他者の思考を読む能力を授けるだろう。自らに用いたならば、この術式は分析的な組み合わせの素晴らしい才能を与え、著述業をしている人々には特に利点となるだろう。


 自らのアストラル体に用いたら、この術式は人格の力、何にであれ揺らぐことのない心の平静をもたらすだろう。他の人々のアストラル体に用いたら、この術式は盲目的な崇拝を起こし、カバリストに対して自らの善業と悪業について告白させるだろう。これは最も無口な人も話させ、服従させるであろう。首の部分をこの術式により影響させたら、特に話す事で忍耐させるようにし、これは特に仕事で多く話す必要がある人々に相応しい。この術式の助けにより、彼らはその仕事で容易に疲れたりはしなくなるだろう。


 この術式は肉体をより健康にし、抵抗力をつけ、より強い神経と生命力を授ける。そのため、この術式は全ての種類の神経症に用いられよう。かつてショックによって話せなくなった人々も、器官の欠陥が無い限りは、再び話せるようになるだろう。


E - M


 メンタル体では、この術式は遠隔感覚とサイコメトリーの能力を増大させる。だが、感覚器官と関連した他の霊媒的な能力も、この術式により引き起こされ、強化されるだろう。この文字の組み合わせがカバラ的に正当に用いられるならば、最も鈍感な人へ送りたいと望むフィーリングも感じさせるようにするだろう。最も心無き犯罪者も、この術式を通じて、悔恨の念を持ち、心に痛みを抱くであろう。


 アストラル界で用いたら、この術式によって、水エレメントを容易に呼び出し、語ったり歌ったりさせられるだろう。水の乙女の歌は、極めて美しいものである。その他にも、声の振動をよく変化させられ、様々な目的のために用いるのも、この「E - M」術式の助けにより得られるだろう。つまり、これによりアストラルの声音の魔術を学べるだろう。


 物理的に飲食物に混ぜるならば、この「E - M」術式は、磁気流を強める。それが治癒のためであろうとも、その他の種類の磁気魔術であろうとも関係なく、実験で強い磁気エネルギーが必要とされる時には、この術式は用いられる。この術式が器用さに対して用いられたら、魚も容易に固定化させ、自らの手で掴む事ができよう。この術式でボルトへと禁止されたら、最も危険な敵により、カバリストの生命が大きな危険にある時にも、即座に地面に倒れ、最も危険な獣も硬直して動けなくなるだろう。


E - N


 この術式は、メンタルの保護コートとして使われる。この術式を用いたら、カバリストの周囲にはメンタルの壁、オドの保護コートと呼ばれるものが取り囲み、肯定的、否定的であろうとも、いかなる力もこれらを貫いたり、影響を与えられなくなる。これは完全なメンタルの絶縁体だからである。


 アストラル界では、この術式は部屋、建物などを守護するために用いる。これは悪影響に対してのみならず、例えば稲妻のようなエレメンタルの諸力に対しても守護を与える。さらに、これは盗賊に対しても守護し、この術式で満たした部屋は、霊的にも物理的にもいかなる存在も入る事は出来なくなり、無理に行おうとしたら、パニックを起こしてすぐに逃げ去るだろう。そのため、この「E - N」術式は、あらゆる襲撃や影響に対しての完全な守護を保証する。この部屋への充満が効果的である限り、善の存在も悪の存在も、この部屋に入る事は出来なくなる。


 物理世界においては、人だろうと動物だろうと、さらに不可視の存在すら、動くもの全ては、即座に拘束され、この地点から動く事が出来なくなるだろう。この拘束を解くためには、この術式は逆向きにして――つまり「N - E」として繰り返す必要がある。また、様々な目的のために使えるボルトも、この術式の助けにより造れよう。これらは通常は何かを引き寄せるために用いられる。この術式は重いものを軽くしたり、逆に軽いものを重くしたりできる。さらに多くのここで述べた事と関連したカバラ的な働きも、この術式により行えるだろう。


E - O


 メンタル界で用いたら、この術式は最大の嘘つきも真実を語らせ、最大の犯罪者も自らの悪行を認め、異性は不義を告白するよう強制するであろう。この術式を眠っている最中の人に用いたら、この人物は知らないうちに、自らの行いの全てを述べるであろう。この「E - O」術式を自らに用いたら、優れた判断力を得るようにする。この術式により、人の中に過去の過ちへの贖いへの切望が引き起こされ、断固とした誠実さも目覚めるだろう。


 アストラル体へ用いたら、この術式は向上と霊的な独立への傾向を引き起こす。他の人々のアストラル体に用いたら、絶対的な満足と、試みへの成功へと導くだろう。成功に必要な直観、必要な霊感と示唆も、常に正しい時に来るようになるだろう。


 物理世界で敵に対して用いたら、そのカルマの応報は極めて速やかに現われるだろう。直接的にかエウカリスト的に、自ら繰り返し用いたら、全ての試みでの素晴らしい成功、またゲームでの幸運ももたらすであろう。


E - P


 この術式の組み合わせは、霊――メンタル体――に、強い宗教的なフィーリングと深い謙虚さを引き起こす。カバリストは通常は祈り、深い瞑想、アカシャ原理の作業の前に、正しいムードを引き起こし、自らの中の直観力を強めるために、この術式を用いる。このフィーリングの欠けた人々や、あらゆる宗教的なフィーリングを全く受け入れない人々は、それらへのフィーリングを引き起こすために、この術式を用いるのを勧める。


 この術式をアストラル体で用いたら、エレメンタルの均衡のために必要なムードを引き起こすであろう。そのため、容易に乗り越えられない気質、例えば美の魅惑などを乗り越えるために、よく用いるべきである。その他にも、この術式は金星の圏へのメンタルの旅の前には、特に否定的なエレメンツに対して守り、意図的な影響や誘惑が成功しないように、繰り返し行うべきである。同様に、他の圏、例えば火星の圏でも、この「E - P」術式は大きな利益を与える。否定的な存在は非難すべきではなく、全ては良き理由から起き、そのため存続すべきであるという信念を強めるからである。結果としてカバリストは全ての圏の存在にも同じ態度を取り続ける。つまり、中立を保ち続け、いかなる存在も非難しないのである。


 物理世界で用いたら――飲食物を通じてにせよ、直接的に用いるにせよ――この術式は強い生殖本能と、子供を持ち、その愛を得る切望を引き起こすだろう。この文字の組み合わせはカバリストに、自らの精子を受胎させ、カバリストが選んだ性の子供を産むように、充満させ影響するのを可能とする。


E - R


 霊、メンタル体では、この術式の組み合わせは、特に知性を強め、意志の独立と絶対的自由のフィーリングを引き起こす。例えば、メンタル界では、この術式は誰かを牢獄から逃れさせるために、特にその人物が無実の罪で捕まっている場合に、ボルトを形成し、充填するために使われよう。またこの術式は、法廷で真実が明らかにされ、絶対的な正義がなされるようにする。


 アストラル体で用いたら、この術式は膨大な天才性を引き起こし、直観力を強める。その他にも、この術によってアストラル体に多くの肯定的な才能も引き起こされるだろう。


 物理世界では、この文字の組み合わせは、学問の全ての分野での素晴らしい成功を確実にする状況を起こす。著述業をなす者は、この術式の助けにより多くの読者を得て、望んだ評価を得るであろう。


E - S


 メンタル体では、この術式は電流、意志力を強め、他にも意識を拡張させる。この「E - S」術式は、その効果が単独の点にすら転移できるまでに電流に熟達するために用いられよう。この術式はこれらや似たような能力を得られるからである。この「E - S」術式はまた、自らの知的活動性を増大する、つまり忍耐のために大きなエネルギーを創り出すのにも用いられる。さらに、遠隔透視、特に預言の能力も、過去、現在、未来のいかなる幻視にせよ、時空を超えた幻視にせよ、この術式により増大しよう。同様に、自らの思考や望みを動物へと転移する能力も得るであろう。


 肉体にこの術式を用いたら、即座に催眠状態や深い眠りをもたらすであろう。さらに、この術式の使用により、あらゆる人間の意識は影響され望むように支配される事も疑いが無い。これを自らのための飲食物に混ぜるならば、不眠症は容易に取り除かれよう。この「E - S」術式により充填するならば、催眠効果もまた増大するであろう。


E - Sh


 この術式の組み合わせを自らに用いるならば、信念力を大きく増大させる。つまり、光とその全ての派生と可能性に熟達する。これは至高の悟りを起こし、特に脳波(?)を必要とする困難な問題を解くのに適している。この術式は知性を啓明するための普遍的な助けである。「E - Sh」術式は先に述べたように信念を強めるので、霊で唱えた全ての言葉、望みが、関連するエレメンツによって三界全てで現実化するようにする。


 物理世界で用いるならば、体全体やその部分で、あらゆる力を、もはやエレメンツにより影響されなくなるまでに濃縮化させられる。よって、無敵、不燃性、難攻不落となるであろう。この「E - Sh」術式はまた、電流に完全に熟達し、カバラによる方法で転移させる作業をなすために、物理世界で濃縮化させる能力も授け、そのため強い流体が必要とされる時には、この術式の使用を勧める。この術式はまた、電流の強化が必要とされる様々な病を癒すのにも良く用いられる。術式魔術師が、カバラの現象――例えば、電流を集中する事でロウソクに火を灯したり、雷嵐に影響を与えたりするのを望んだり、そのような目的のために強い電気ボルトを造る必要があったりしたら、この術式の組み合わせを喜んで用いるであろう。


E - T


 メンタル体で用いる事で、この術式は直観的な記憶を極度に増大させられる。これにより、長い間忘れていた考えも蘇るであろう。


 アストラル体で用いたら、この術式はエレメンツに及ぶ力を強め、カバラによる方法によって、様々なエレメンタリーズやエレメンタルズを活性化させられる。これは非常に強力であり、そのために普遍的な光やエレメンタルの形質は一切必要無いほどである。そのため、この術式は力の強化、活性化が必要とされるあらゆるアストラル魔術作業で好まれる。


 飲食物に混ぜるならば、この術式は長寿と肉体の不調和を取り除くために用いられる。よって健康と、肉体と魂を繋げるアストラルの絆を強める。これにより、大きな抵抗力を得るので、特別な肉体の耐性が求められる全ての実務作業で有用である。


E - U


 この術式をメンタル体で用いると、アカシャ原理に容易に転移する、つまりいかなる意図であれ、遠隔透視、遠隔透聴、遠隔感覚にせよ、あるいは直接的な方法による肯定的な効果を呼び出す、例えば運命を変化させたり、ボルトを形成したり、それらをアカシャ原理に転移させるにせよ、そのためのトランス状態へと到達できる。またこの術式を繰り返す事により、直観力も大きく増大するだろう。


 アストラル体に用いたならば、この術式は自らや他者らアストラル体を容易に分離させる。この術式のアストラル マトリックスへの転移は、容易に分離させる効果があるからであり、アストラル体離脱の能力も強めるのである。


 この術式により飲食物に影響を与えて飲食するならば、物理世界での物質化の能力は増大するだろう。この文字の組み合わせは、物理霊媒や霊的存在の濃縮化のために用いられよう。空間に充満させるならば、霊的な存在は容易に見て、感じられるようになり、霊的に訓練されていない者にすら見えるようになるであろう。流体コンデンサーや、鏡の魔術に対しては、この術式は物質化した像の視覚的な知覚を容易にする。思考、アストラル、メンタルの形態、霊的存在など、濃縮化する必要があるいかなる作業であれ、この術式は用いられ、大きな成功をもたらすであろう。


E - W


 この術式をメンタル界で自らに用いたら、霊媒能力、特に遠隔感覚、サイコメトリーの能力を増大させるであろう。フィーリングへの集中力を拡張する必要がある場合、この術式も用いて、大いに成功するだろう。強い分析力を持つ人、つまり知性に偏重し、感情的な理解や共感が欠けている人は、この術式を用いるべきである。これは繰り返し用いる事で、フィーリングの大きな感受性を引き起こすからである。勿論、一般的に鈍感と言われる人々にも用いられよう。


 アストラル体で何度も繰り返した後に、この術式は遠隔透視、遠い距離での遠隔テレパシーの能力を開発するだろう。


 物理世界で用いたら、この術式はあらゆる種類のトラブルを容易に乗り越えさせるようにする。そのため、飲食物にこの術式で影響させたカバリストは、不満、苦しみ、痛みをより容易に乗り越えられ、よくバランスの取れた人格となろう。また、肉体内の磁気流は特に強められる。メスメル主義者がこの術式を用いるならば、火エレメント、電流と関連する全ての病、例えば炎症、熱など、強い磁気流が助けとなるであろう病を癒せるようになるだろう。その他の多くの事も、例えば、自然魔術の作業、タリズマンの充填なども、この文字の組み合わせにより良い影響が与えられる。


E - Y


 この術式の組み合わせは、神との繋がりを可能な限り強くし、さらに宇宙的な愛の強いフィーリングを起こすだろう。メンタル体に繰り返し唱えたら、宇宙的な愛から起きる全てのメンタルの働きを引き起こすだろう。カバリストは、自らの霊にこの術式により、最大の敵すらも傷つけられなくなるまでに、充満させられる。


 この術式が影響させるアストラルの能力については、預言の才能や、物理世界での運命についての霊媒能力が述べられよう。この術式を、ある種の魔術のフードとして器用に用いたら、カバリストを自らのメンタルの旅の途中で不可視とするであろう。そのため、この術式はアストラルやメンタルの不可視に優れた働きがあり、カバラで訓練されていない霊媒や遠隔透視能力者は、メンタル界やアストラル界で、この術式の助けにより影響されたメンタル体やアストラル体を見る事は出来ないだろう。この理由から、この術式で得た不可視は、他の諸圏でのメンタルの旅の間にも維持される。


 この体を不可視にする方法は、また肉体にも用いられる。だが、この術式で濃縮させ、電気の振動、人のオーラを真に変化できるようになるためには、長い訓練が必要となる。そのため例えば、この術式はボルトを充填させたりもできよう。さらにカバリストはこの術式の助けにより、フィルム板やロールフィルムから特定の写真を取り除くのも可能となる。もしカバリストが写真に取られるのを望まなかったり、その意志に反してたり、知らずに行われたりしたら、その写真を消し去る事ができ、フィルム板は黒となるだろう。その他にも多くの可能性を述べる事が出来るが、類似の法則をよく知る者には、自らにより更なる可能性を追求できるであろう。


E - Z


 繰り返して用いた後に、この術式は優れた判断力、特別な敏捷性、当意即妙の才、それらの組み合わせの良い才能を授け、同様に問題を深く貫く能力も与えられよう。


 アストラル体に用いたら、アートの才能、特に優れた演説と、文学の才能を引き起こすだろう。この術式はまた、自らの中の「空間を通じてメッセージを送る」、つまり時空に橋をかけて、遠隔透聴的に遠い距離で述べられた全ての事を知覚する能力を強めるのにも用いられる。さらに、対象物と自らを繋げて、アストラル界の遠い距離で述べられた事も、同時に遠隔透聴により知覚できるであろう。


 飲食物に、この文字の組み合わせにより影響を与えたら、神経系が強められる事により、スポーツでの強い忍耐力も得るであろう。空間の充満に用いたなら、この「E - Z」術式は、幸福の性質と関連する全ての良き影響とフィーリングを与える。例えば、歌や踊りへの情熱や、他のエンターテインメントなどである。憂鬱な雰囲気が漂う時には、この術式は反対の雰囲気をもたらすであろう。


E - Æ


 メンタル体で、物理世界に関する最も秘密の考えや望みも、この「E - Æ」術式の助けにより現実化するだろう。霊感や直観により、カバリストは望みが満たされる道や方法が示される。カバリストがこの「E - Æ」術式を何度も繰り返して用いていたら、誤った道を進む前に、常に警告の直観を受けるであろう。


 この術式の使用により、エレメンタル魔術と繋げて唱えたあらゆる物理的な願いは、時には瞬時に現実化する。カバリストが物理的に現実化させたいと望む全てや、逆にこの世界から取り除きたいと望む全ては、この術式の助けにより到達できるだろう。


E - Oe


 カバリストがこの「E - Oe」術式を用いるなら、問題の全体を、たとえその一部のみしか学べなかったとしても、認識し、理解し、熟達する能力を得るであろう。例えば、あるメンタルの働きを知る人がいたとして、この「E - Oe」術式の助けにより、一つずつ、他の人間が持つメンタルの働きも理解できるようになる。カバリストが、必要と考えるならば、また対象物を全て支配でき、この問題での人は――あたかも鏡の像のように――カバリストには明白に見えるようになり、何一つ隠せなくなる。


 カバリストがこの術式をアストラル界に用いたら、あたかも稲妻の一撃のように、遠い距離にも自らの命令を濃縮化させられる。音を作る何であれ、それがアストラルであろうと物理的であろうとも、この文字の組み合わせにより、濃縮し、強化し、放出できよう。そのため、この術式は全ての音の振動、音色の振動、また全ての色や感情の振動の増幅器と正しく呼ばれる。


 これらは、この術式の数えきれない重要な働きのうちの僅かな例に過ぎない。カバリストは疑い無く自らにより更なる探究をできよう。この術式をよく用いられるならば、あらゆる体のアストラルの振動に影響し、支配できる立場にある。さらに、対象物の性質の望んだ修正をなすために、電気振動を早めたり遅くしたりすらできる。そのためこの術式は、「質の変成の術式」と呼ばれる。




 さて、私が2つの鍵の全ての組み合わせの術式を扱おうとするならば、私は 27 x 27 = 729の文字の組み合わせを示す必要があろう。だが、この2つの鍵は些か困難な鍵であるので、私はこのアルファベットの最初の5つの文字を、少なくともこの鍵についての例として示す事にした。上級で経験を積んだカバリストは、アルファベットの残りの全ての文字についても、適切に作業する方法を知るだろうからだ。さらに、私の与えた例では充分ではないと考えるならば、この2つの鍵についての更なる術式も編み出せよう。


 以下の章の鍵、3つの鍵では、 27 x 27 x 27 = 19,683文字の組み合わせがあり、4つの鍵では、531,441文字、つまり27の4乗の組み合わせがあるのを考慮する必要がある。それら全てを記すのは、真に不可能である。


 私は本書では、それぞれの鍵の幾つかの類似の術式を示した。だが、本書はカバラの百科事典ではなく、4つのカバラの鍵の具体的な説明を含むものである。


 この2つの鍵に関して、私はカバリストの更なる助けのために、各文字のメンタルの性質についてこれから示すつもりである。


 さらに私はカバリストに、1つの文字の術式によって、3つや4つの鍵に属する性質について、いわゆる基底の鍵として述べて、それにより全ての他の文字の組み合わせも造られよう。


 以下では、アルファベットの各文字を順に、2つの鍵でのそれらのメンタルでの関連する概念について述べていくとしよう。


 Aは、啓明された知性、判断力、深遠な真理への理解、知覚の知識と能力、全ての知的能力の開発と関連している。


 Bの文字の組み合わせは、全ての圏の電磁気流へ及ぶ絶対的な力を授ける。これは極性を支配する。


 Cは、神の概念、美徳、性質と類似の全てである。


 Dは、意識とメンタル マトリックスに繋がる類似の全てである。この「D」は、エゴの意識を拡張させ、知恵へと導く。


 Eは、意識の転移、直観に関連する全てである。


 Fは、霊の4つの本質的な性質、つまり意志力、知性、フィーリング、エゴ意識の合一と関連する全てである。


 Gは、神の祝福、例えば慈悲、平和、赦免などと類似する全てである。


 Hは、神の摂理に関する直観を意味する全てである。


 Chは、それが霊的存在、人間、動物とは関係なく、言語の才能と繋がる類似を持つもの、また象徴の知識に関する全てである。


 Iは、意識、追憶、記憶と関連する全てである。


 Jは、エクスタシー、恍惚境と繋がる全てである。


 Kは、信念の発現状態に関する全てである。


 Lは、ヘルメース学の観点からの、真の倫理の霊的理解に関する全てである。


 Mは、フィーリング、命、感受性と関連する全てである。


 Nは、メンタル オーラ、オーラと関連するメンタル マトリックス、についての全てである。


 Oは、霊の本質的な性質と、それらの調和、宿命、適法性と類似する全てである。


 Pは、宗教的なフィーリングと深い献身を行う必要のある全てである。


 Rは、意志の自由、行動の自由、知性に関する全てである


 Sは、情熱と、電流の絶対的な支配に関する全てである。


 Shは、完全な啓明、霊化、啓明された知性と関連する恍惚境と繋がる全てである。


 Tは、記憶に影響する全てのフェイズである。


 Uは、アカシャ原理、全ての存在する形態の働き、また同様に至高の直観、運命やカルマの支配に関する全てである。


 Wは、遠隔感覚、サイコメトリー、霊媒の能力に属する全てである。


 Yは、直観と繋がる霊感で行う必要のあるもの、神や愛との結び付き、それらから起きるメンタルの働きの全てである。


 Zは、一般的な知的能力を増大させるもの、記憶に特別な影響を持つもの全てである。


 Æは、物理的な問題での望みの現実化である。


 Oeは、メンタルの性質の変容に関する全てである。


 全ての以後の文字らは、ここで示したものと関連しており、望んだ術式も編み出せるだろう。ここで与えた例らにより、カバリストはカバラの文字の組み合わせ(術式)の大きな選択肢が与えられよう。


 よって、この2つの鍵は、霊、メンタル界において最も重要な鍵である。これらはアストラル界や物理世界でも、全ての願望を叶えたりなどで用いられようともである。


 ここで全ての術式を一つずつ示す必要は無い。その目的や意図に応じて、私がここで示した文字の組み合わせは、実践的な術式魔術師には満足させるものだろう。いずれにせよ、特定の目的のために、アルファベットの他の文字やメンタルの性質と繋がっているそれらの類似を用いて、更なる文字の組み合わせも編み出せよう。さらに望むならば、占星術の類似もまた使えるだろう。同様にカバリストは、エレメンタルの鍵、つまり文字のエレメンタルの類似と、その色、音との繋がりの類似も利用できよう。そして、自らにより、別の2つの鍵も、おそらくはまた3つの鍵も、それどころか4つの鍵の類似の術式も編み出せるだろう。そして、それらを行う際に、過ちを犯す事はないだろう。


真のカバラの鍵 3-9
↑ 真のカバラの鍵


*1 これは、出エジプト記で荒野で水を求めるイスラエル人に対して、神がなした奇跡とされる。