真のカバラの鍵 3-8-D

ページ名:真のカバラの鍵 3-8-D

「D」の文字による2つの鍵の使用


 この「D」の文字と各アルファベットの文字との組み合わせの説明は、メンタル、アストラル、物理世界での愛とエロティズムの全てのフェイズの類似である。それでは始めよう。


D - A


 この文字の組み合わせは特に、メンタル マトリックスの充填によるメンタルの意識を引き起こし強め、よって特に知性を活性化させる。同様に、記憶力もまた増大しよう。またこの術式は、長く忘れていた記憶を思い出し、それらを活性化させる目的にも用いられる。この術式が忘れっぽい人物に用いたら、この人は優れた記憶力を開発するだろう。


 アストラル体に用いたならば、この術式は自己保全の本能と生命力を増大させ、これらの性質を非常に激しく引き起こす。人生に疲れた人々は、生への新たな勇気を与えられよう。またこの術式は、自殺を計画している人々にも非常に成功裏に当てはめられよう。彼らは突然に、生きる望みに捕らえられ、新たに人生と向き合う勇気が与えられる。この術式により、彼らにはほとんど新しい人生が与えられよう。


 飲食物に植え付けたなら、この術式は必要で望むならば、男の精子、女の卵子に様々な徳や能力で満たすであろう。そして、女性が妊娠したら、その果実はこの術式により満たされよう。つまり、生まれてくる子の望ましい性質は、生まれる前から既に植え付けられる。特に優れた知覚能力、容易に学習する能力は、この「D - A」術式により、生まれる前に子供に植え付けられよう。勿論、他の知的能力もまた、この術式により到達できるだろう。カバリストが自らにエウカリスト(聖餐)的に用いるならば、多く定期的に用いた後に、ヘルメース学とその繋がりによる、あらゆる物質から導かれた知識を得て、用いる能力を得るであろう。


D - B


 この術式は、必要だったり望ましい場合に、自己や他のメンタル マトリックスを堅固にしたり緩めたりするのに用いる。この概念を心に持って何度もこの術式を用いると、どれだけ遠くにいる相手のメンタル体も眠っているうちに呼び出し、完全に自らの制御下に置く能力が授けられよう。そのため、メンタル体に命令を下してから、後にその人物が起きてすぐに、その霊で与えられた命令を現実化させるであろう。だがカバリストは決して利己的や、それどころか有害な命令を与えるよう悪用する事は無いだろう。


D - C


 メンタル体の急速な浄化が必要とされた場合、この文字の組み合わせを用いるであろう。カバラの秘儀参入者はこの術式を「カバラのメンタルの箒(ほうき)」と呼んでいる。思考や否定的なメンタルの質の速やかな浄化が必要な場合、例えば様々な魔術作業で自らの霊の絶対的な純粋性を求められる場合、さらにまた、メンタルの旅のために、霊の絶対的な調和と安定が求められる場合などには、この文字の組み合わせは用いられ、驚くほど成功するだろう。繰り返し用いていたら、この術式は直観力も増大させるだろう。


 アストラル体でも、この術式は同じように浄化する。簡潔に述べると、アストラル体のエレメンツの急速な均衡化が求められる場合、カバリストはこの文字の組み合わせを用いるだろう。アストラル体のエレメンツの優れた浄化の他にも、アストラルの直観力が特に強化されるからである。またこの術式がアストラル マトリックスを強める事にも疑いが無い。


 物理世界でカバラ的に用いたならば、この文字の組み合わせは、あらゆる形質、物、人体、他の生き物の体のいずれも活性化させる。術式魔術師がこの術式に特化した場合、あらゆる形質の中を回転する電子の振動を望むように変化させる、つまり加速したり遅くしたりする事が出来るようになる。勿論、この術式の助けにより、特に長い期間用い続けた後に、人体の性質を望むように影響したり変化させたりもできよう。自らや他者の放出するオーラの力もまた、この術式を直接的に、あるいはエウカリスト的に用いる事で増大させられ、例えば様々な魔術作業で求められる動的な効果を持つだろう。


D - D


 この文字の組み合わせの助けにより、長い期間用い続けた後に、メンタル体の意識をより微細にできる、つまり、あらゆる望ましい概念をより受け取れるよう精練させるだろう。これを他者に転移されると、あらゆる人間の意識を、そのメンタル体へと転移させた概念を受け入れるようにできよう。この術式を眠っている最中の人に用いたら、その意識を、たとえ遠い距離から催眠術的に示唆した言葉も、現実化させるよう受容的にするだろう。


 自らや他者のアストラル体に用いたら、この術式はアストラル体の全てのエロティックな様相を強化するだろう。これは、愛を得る、情欲、敵との和解への切望が、この術式により起きるとされる理由である。


 物理世界へと転移させると、この組み合わせの術式はあらゆる形質、物質のエレメンツを、大いに効果的に起こせる。この「D - D」術式は、エレメンタル魔術で肉体内のエレメンツの振動の増大が求められる、あらゆる作業に適している。この術式により、エレメンツは質だけではなく量も増大するだろう。


D - E


 この文字の組み合わせをメンタル体に繰り返し用いていると、優れた直観力と、自らを他の人間や、必要ならば動物の意識へと転移させる能力をもたらすだろう。そして、その者の考えている事を知るだけではなく、望むならば自らの制御下に置く事もできる。これらの秘儀参入者らは、弟子にアビシェーカを授けたいと、つまり意識の力や感受性、また悟りの概念を転移させたいと望む時には、この文字の組み合わせを用いるのを好んでいる。例えば、弟子が充分に成熟しているが、ある問題を解決できず、正しい精神的な方法で対処できない場合、グルはこの術式の助けにより、この弟子の意識を悟らせられる。それにより弟子はその概念を完全に理解できるだろう。ところでまた、様々な才能や能力も、これによりメンタル的に転移する事もできよう。


 アストラル界では、術式魔術師は自らとパートナーの間の距離に橋をかけたい、つまりカバリストが唱える言葉を、パートナーがたとえ遠い距離にあっても聞けるようにするために、この術式を用いる。これは「遠隔透聴と遠隔電話のカバラ的使用」と呼ばれている。


 物理世界では、この文字の術式は物理的な表現を見い出せるまでに概念を濃縮させる時に用いる。この術式をよく熟達したら、カバリストは例えば普遍的な光を暗い部屋で濃縮させ、秘儀参入を受けていない者の目にすら見えるようにさせられる。またこの文字の組み合わせは、ある概念や力を部屋の中で濃縮化させるための、空間の充満のためにも用いられよう。また、その影響力が流体コンデンサーによるか否かによらず、タリズマンを充填するのにも極めて適している。さらに、アミュレット、ペンタクルなどの充填にも用いられる。飲食物へのエウカリスト的にこの術式を組み合わせるならば、自らや他者の神経を強化するだろう。よって、あらゆる種類の神経病を癒すのにも用いられよう。


D - F


 この文字の組み合わせは、多くのメンタルの能力を授ける。何よりも、意志を強め、意志力と知性、特に意識の共感を増大させる。そのため、この術式はメンタルの旅の前に用いて、全ての記憶と経験をその諸圏へと、またそれらの世界で経験したことを物理世界へと、より容易に転移させたりできるようになる。


 これをアストラル体やアストラル界で用いたら、人格のあるゆる特性を、その意図に応じて、望むように増大したり抑えたりできるようになる。特に否定的な特性は剥がれるであろう。


 物理世界においては、この文字の組み合わせは、肉体内のあらゆる不調和を容易に取り除く。この術式を直接的に用いるか、エウカリスト的に強化した飲食物により肉体で食する事で、興奮状態を鎮め、全ての精神病を癒す。


D - G


 この術式は必要な場合には和解のフィーリングを起こすのを可能とする。たとえ最も興奮している精神も、瞬時に静まるだろう。和解、友情、愛情などのフィーリングを起こす必要がある時には、この術式の使用が好まれよう。この文字の組み合わせはまた、愛の魔術にも用いられる。これは至福のフィーリングを起こすからである。


 この術式をアストラル界で用いると、(物理世界での)商売での幸運と成功へと導く状況が起きるであろう。内的な争い、敵意、その他のアストラルの不調和が起きたら、この術式の助けにより、全ての不調和を完全な調和へと変えるだろう。


 愛の魔術との繋がりで、この文字の組み合わせの方法により、物理世界でも豊かさ、富、幸福などへと導く状況がもたらされる。この術式が自然魔術で用いられたら、大きな豊穣が得られるであろう。


D - H


 この術式は、自らや他者のメンタルの目を鋭くし、メンタル界をより明白に広く遠くまで見れるようにするのに用いられる。この文字の組み合わせは遠隔透視の作業をしていて、色を区別したり、明白な視野を得られないカバリストに、明白な視野と、その形のより正確な知覚を得るようにする。夢遊病の霊媒については、霊媒がトランス状態の時にこの術式を用いる事で、明白で鋭い知覚を得るだろう。


 この「D - H」術式はまた、運命の打撃の無力化のためにも用いられよう。さらに、性魔術の作業――ボルトの魔術――でも、アストラルの示唆する能力を得るために、自らの言葉を活性化するのを望む時に用いられよう。個人や集団に対してにせよ、示唆の働きで成功するのを望むなら、この術式が用いられよう。失敗する事は決してあるまい。この文字の組み合わせで、言葉が活性化されたり充填されたら、そこに含まれる内容を受け取った者らは行うであろう。


 飲食物でエウカリスト的に植え付けたならば、この術式はエレメンツにより物理的な望みが満たされるように助けるだろう。他にも多くの可能性を記す事ができるが、これらの少数のヒントは、この術式の多能を示すのには充分であろう。


D - Ch


 メンタル界で用いたら、この術式は自らか他者の、言語への素晴らしい才能を起こすだろう。この術式の助けにより、あらゆる生き物、霊、人間、動物の何であれ、自らの思考へと啓明させられよう。この術式の使用により、あらゆる対象に、あらゆる概念を植え付け、活性化させられよう。またカバリストはこの術式の方法により、癌や結核といったような酷い内臓のトラブルによる死者を蘇らせるのも可能である。一方、心臓麻痺、血管の塞栓などによる死者を、この術式により蘇らせるには、その復活に反対するカルマが無く、カバリストが普遍的な言語の使用に特に熟達している場合にのみ可能であろう。この術式により、水の中に住む生き物を望むように支配下に置き、水エレメントのあらゆる霊的存在を、カバリストの意志に服従させ、その要求により視覚的に現われるようにするのも可能である。


D - I


 多くの他の術式に似て、この「D - I」術式も、記憶、イメージを、望むように思い出したり消したりする助けとなろう。肉体の様相、特に機械的な記憶――心により学んだもの――は、この文字の組み合わせにより特に強められよう。大きな役――例えば、役者、演説家など――を心から学ぶ必要のある人々は、これらの職業に、この術式は良い助けとなるのを悟るであろう。同様に、カバリストはこの「D - I」術式の助けに拠り、人の意識を大きな効果で掻き立てる、つまり意識の痛みを望むように起こしたり、消したりできるようになろう。


 アストラル界――アストラル体――に用いるならば、この「D - I」術式は大きな共感を引き起こし、同時に、既に存在する忠義を強めるのも可能である。この術式を結婚した人々に用いて、彼らのアストラル界へと転移したら、男女の間のあらゆる不義を防ぐであろう。


 自然魔術との繋げると、物理世界でのあらゆる概念は容易に現実化するだろう。飲食物と混ぜる事で、この術式はあらゆる面での成功と幸福をもたらすであろう。


D - J


 この文字の組み合わせを、自らや他者に、望む時にエクスタシー――恍惚境――をもたらすために用いられよう。また、霊媒やその才能のある人々に、この術式の助けにより、瞬時に霊媒状態に置く事ができよう。


 アストラル体へと転移する事で、この術式は人間や動物の男女の性いずれにも、強い性本能を引き起こす。


 人間や動物の物理世界へとこの術式を転移させるならば、その直接的な使用や飲食物にエウカリスト的に植え付ける事で、不妊を防ぐであろう。


D - K


 この術式は、自らの霊の、特に自らの意識の信念力を大いに増大させる。光の放出や、普遍的な光との作業を、術式魔術師がこの文字の組み合わせをよく繰り返すならば、容易にするであろう。


 アストラル界に用いたら、この「D - K」術式は、あらゆる不安の状態を取り除き、愛をなすのに成功を確実とする。また(物理世界で)豊かさと富へと導く状況を、アストラル界でもたらすであろう。


 物理世界では、豊富な果実、豊かな豊穣を求める場合に、この術式は用いられよう。


D - L


 この術式により、メンタル体に霊が必要とする望ましい美徳を組み込むのを可能となる。これは他の人々にも用いられる理由もある。


 アストラル界で用いるなら、この文字の組み合わせはあらゆる感覚の欲望、情欲を鎮め、その他にも、あらゆるアストラルのエレメンタリーを解消させられよう。


 この「D - L」術式は、特に健康に関する胎内教育に適している。飲食物に望みを影響させ、精子には未来の健康が満たされるであろう。この術式を肉体に繰り返し用いる――またエウカリスト的に――事で、ほとんど奇跡的な物理抵抗力と頑強さへと導くであろう。この方法によりカバラ的に充満された肉体は、仕事やスポーツで衆に秀でるようになり、競争スポーツで勝つのを望むカバリストは、この術式を喜んで用いるであろう。


D - M


 この文字の術式は、自らか他者に、メンタルの聡明さ、生命力、その他のメンタルの事柄の特別な興味に到達するよう用いられよう。メンタルの疲労もこの術式により、活力へと変えられよう。


 アストラル体では、この術式は愛し愛される燃える切望を引き起こす。愛の思考や似たような考えを刺激するために、この術式によりボルトを造り、アストラル界へと転移させ、アストラル界でこれらの望みを現実化させる状況を引き起こすであろう。


 物理世界、肉体では、この文字の組み合わせは磁場を強化するであろう。また異性への性の満足の望みも起きるだろう。自らの磁場の強化が求められる場合、この文字の組み合わせは直接的にか、エウカリスト的に、つまり飲食物へ転移する事で用いられよう。この「D - M」術式はまた、水の領域、つまり腹部の、磁場と関連したあらゆる病を治癒するのを助ける。これは特に、慢性便秘、腸痙攣、水腫症、その他の水の原理と関連した全ての病に当てはまる。


D - N


 この文字の組み合わせは、メンタル マトリックスを強化し、結果としてメンタルの知覚能力を増大させる。自らや他者に用いたら、霊的な放出、オーラを強め、霊の性質を強化する。だが、他者へ用いる際に、それらの霊の否定性もまた強められるリスクもある。よって、この術式を他者に用いる時には非常に慎重に行うべきである。これを自らに用いたい場合、その前にまず「D - C」術式を繰り返し行い、自らのメンタル体を浄化するのを勧める。


 アストラル界で用いるならば、この術式は男女の愛のあらゆる望みを満たすであろう。自らに用いると、至福の結婚、幸福な結婚生活、良き永続する友情へと導くであろう。


 物理世界の面では、この文字の組み合わせは、共感を獲得し、相互の愛や愛情を起こすのに優れた術式である。


D - O


 この術式を繰り返し行うならば、優れた判断力、推論力を得る。自らや他者のいずれに用いようとも、この術式は霊に絶対的な調和と安定、寂静をもたらすであろう。


 アストラル界では、この文字の組み合わせにより、全ての愛の事柄の満足へと導く状況を引き起こすであろう。


 飲食物に植えこむ事で、この術式は自らの味覚を変えて、例えば苦いコーヒーが砂糖などを入れなくても甘いコーヒーに感じるようになる。この術式を用いる事で、さらに水をワインに変えたり、その逆にワインを水に変える事すらも行える。


D - P


 この術式は、謙虚さと畏怖を啓明する。他者に用いたら、傲慢さ、プライド、自惚れの没落を与え、意識に痛みを引き起こす。最も冷たい心の持ち主すら、この「D - P」術式により温められるであろう。


 アストラル界では、この術式は視覚イメージを活性化させ、美しくアピールする効果を持つために用いられる。なお、「インキュバス」や「サキュバス」も、この方法により意識的に造られると述べられよう。視覚イメージの強い活性化により、生きているかのような印象を与えるまでに強い濃縮化が起きるからである。この視覚イメージの活性化のプロセスは、秘儀参入を受けていない者にも知覚出来るまでになる。


 物理世界で用いたら、この術式は、その他の「D」の術式の多くのように、性的な満足を起こし、子供への切望を刺激するであろう。


D - R


 メンタル界、霊では、この術式は鋭い精神をもたらし、独立、絶対的な自由のフィーリングを引き起こす。そのため、あらゆるメンタルの旅の前に、この術式を繰り返すのを勧める。これはメンタル体の離脱とメンタルの旅を容易にするからである。


 アストラル界で用いたら、この「D - R」術式は、他の人々から人気にし、欲しいと望むあらゆる才能を引き起こす。


 物理世界では、この術式は高い才能と手先の器量さを与え、物理的な結果をもたらす知識を得るようにする。さらに、この文字の組み合わせは、他の人々の悲しみを理解させるようにする。


D - S


 この「D - S」術式は、自らや他者の特別な情熱を起こすのに用いられよう。これはメンタル体の電流を特に強めるからである。


 アストラル界で用いたら、この術式は人々を服従させるようにし、異性に強い服従のフィーリングを起こす。性魔術の作業で用いたら、この「D - S」術式は何よりも、過去、現在、未来のアストラルの幻視能力を授けるだろう。


 物理世界では、この文字の組み合わせの助けにより、最大最悪の敵にパニックを起こさせるだろう。さらに、この術式は、肉体や他の物質を傷つけたり破壊したりする意図の、あらゆる種類の魔術の干渉、悪影響などから守るであろう。


D - Sh


 メンタル体では、この術式は遠隔知識をもたらすであろう。この術式は弟子にアビシェーカ――意識の転移――、特定のヘルメース学の知識を弟子にテレパシー的に授けようと望むグルらに好まれている。またこの術式により、あらゆる問題への速やかな知覚も得られるだろう。


 アストラル体に用いると、この術式は愛の絶対的支配者となる力を授け、いかなる愛の影響にも酩酊しなくなるだろう。そのため、術式魔術師は金星の圏、美と愛の圏へと訪問するつもりならば、その油断のならない魅惑に抵抗できるようになるために、この術式でメンタル体を充満すべきである。


 物理世界で用いると、魔術、カバラ的な方法によりあらゆる種子は充満され、不自然なまでに速やかに育つようになろう。これと関連して、誰もが有名なマンゴー樹の奇跡を確実に思い起こすであろう。これも、この術式の助けにより現実化しているのだろう。この「D - Sh」術式を通じて、あらゆる物質は活性化され、あらゆる概念も現実化するであろう。


D - T


 この術式の組み合わせは、自らや他者の記憶力を強めるために、好んで用いられる。またこれは、記憶を強めるためのタリズマンを充填するのにも良く適している。


 アストラル界で用いるならば、この術式は男女の愛に関する冷たいセンセーションを取り除き、あらゆる面での愛の感情を強めるだろう。


 肉体に対しては、この術式は一般的な生命力を強め、疲弊などの状態を乗り越える助けとなろう。直接的にか、エウカリスト的に用いたら、この文字の組み合わせは術式魔術師を、自らや他者の精子や卵子に、強い生命力を授けられる立場に置くであろう。また性的な部分に、この術式によりカバラ的に充満したならば、受胎を促進させるだろう。


D - U


 この術式は特に、他者の思考を読む能力を引き起こす。さらに、自らや他者のメンタルの運命――過去、現在、未来のカルマ――を知覚し、望むように影響を与える能力もである。あらゆるカバリストは、メンタル、アストラル、物理的なカルマがあるのを知る。


 アストラル界では、この術式の組み合わせは、愛の問題に影響を与えるために用いられよう。また、この術式をタリズマンを充填する際にも用いるだろう。


 物理世界で用いると、男女のテレパシー的な――霊的な――絆は確立し、お互いのフィーリングの交流が可能となる。同様に、この術式は人体内のアカシャ原理を強め、物質に転移した際に、遠隔透視、遠隔透聴、遠隔感覚の能力の向上に大きな利点となるだろう。


D - W


 術式としてこの文字の組み合わせを用いると、集中力、特に感覚に関するもの、フィーリングの集中力を強めるだろう。自らのフィーリングを動的な潜在性、力場へと変えられずにいるカバリストは、この文字の組み合わせにより容易となるのを見い出すだろう。この術式を繰り返し用いる事で、メンタル体の様々な能力を引き起こすだろう。


 アストラル界で用いるならば、この術式は宗教的なフィーリング、聖なるムード、いわゆる神殿の雰囲気を起こす。さらに、この「D - W」術式は、神殿の雰囲気を起こすための空間の充満のためにも用いられる。これは謙遜、神への強い崇拝のムードを起こすからである。


 物理世界では、この術式は求婚の最大限の成功を保証する。この助けにより、異性は非現実的な事すらも信じるようになる。よって、この術式は軽信も啓明させられる。その他にも、空間の充満に用いるためにも用いられる。真の達人らはこの術式を使う事は無く、私はその特有性からのみ、この術式を記している。


D - Y


 特に神、愛の光との繋がりが、この文字の組み合わせにより増大し、メンタル体で良い直観、霊感の結果となろう。


 アストラル界では、この術式は良い感受性を授け、異性への愛を完全に理解させる。そのうえ、愛の感情への完全な決意も起こすだろう。


 この文字の組み合わせは、性魔術の方法によりタリズマンを充填する特別な種類の術式と見做されている。例えば、この術式が精子のアカシャ原理に用いたら、それに影響を与えるだけではなく、どう働くかを見る事も出来よう。そのため、穀物の種子のアカシャ原理に集中するカバリストは、この術式を用いて自らの意識を転移させ、この種子から完全に育った木を見るたけではなく、この木の運命全体も知覚するだろう。


D - Z


 カバラ的に用いる事で、この術式は霊の全ての知的能力、特に記憶を強化し、メンタル体での優れた才能の組み合わせを引き起こす。


 アストラル界で繰り返し用いた後には、この文字の組み合わせは、あらゆるアートの才能、抽象的な概念を言葉によって表現する能力を鋭くする。頭の部分に集中する事で、この術式はテレパシーの感受性を強めるだろう。


 飲食物にエウカリスト的に植え付ける事で、この術式は肉体の頑強さ、忍耐力を導き、特にスポーツのパフォーマンスに適している。空間の充満に用いたら、大きな社交性、さらにエンターテインメント、ジョーク、踊りなどの正しいムードを引き起こす。そのため部屋に憂鬱なムードが漂っていたら、この「D - Z」術式により取り除けるだろう。


D - Æ


 この「D」の他の多くの術式と同様に、この「D - Æ」術式も性的な満足への燃える望みを起こす。だが、この「D - Æ」術式はまた、メランコリーや全ての関連する現象を取り除きたい時にも用いられよう。この術式は、個人的な望みの満足、特に愛とエロティシズムと関連するものへと導く状況をもたらす。


 物理世界では、この術式は不妊症に対して良く働き、エウカリスト的に、つまり飲食物に植え付ける事で、夜の堕落に対して働く。


D - Oe


 この術式はメンタル体に、カバラによりあらゆる概念を容易に熟達させ、望むならばそれを反対側の性質へと容易に変化、転移させる能力を授ける。さらに、この「D - Oe」術式は、霊的な忍耐力も強める。


 アストラル界で用いたら、この術式はあらゆる種類の欲望、情熱、特にエロティックで変態的なものを鎮める。


 物理世界では、この術式は自らの性エネルギーを、生命力やあらゆる知的能力へと転換するのに用いる。


真のカバラの鍵 3-8-E
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