真のカバラの鍵 3-8-B

ページ名:真のカバラの鍵 3-8-B

「B」の文字による2つの鍵の使用


 単独の鍵で扱ったのと同様に、「B」は極性の文字であり、この中で電流と磁気流は効果的となる。この2つは様々な性質の中の肯定性と否定性を象徴する。そのため「B」の文字は極性を表しており、カバラの基礎として用いられる。この極性はアルファベットの序列全体に肯定的な影響を持つ。


B - A


 この術式、つまり電磁気流の助けにより、知性は鋭くされ、記憶は強められる。つまり、それらの活力は質量ともに増大するであろう。帰納的に、つまり自分に対して用いるならば、輝く知性と鋭い知性を区別できるようになる。だがこれらの2つの表現を言葉で説明するのは難しい。しかしヘブライのカバラでは知性の32の性質、例えば輝く、鋭い、素晴らしい知性などが記されている事を考慮すると、これらの違いが実践の作業でも示されても驚く事は無いだろう。これは記憶においても同様であり、同じように知性、つまり知的機能の概念と同じ方法で働いている。


B - B


 この文字の組み合わせにより、術式魔術師はメンタル界やメンタル体で、自分や他者の、様々な目的のための電磁気ボルトを創造する能力が増大する。この「B - B」術式の使用は電磁気流を様々なボルトの形に挿入するのを促進するであろう。


B - C


 この術式の使用は、何処やどれくらいの範囲であろうとも、カバラにより空間に充満させるのを可能とする。それぞれの美徳、性質を霊的に部屋の中で唱えると、望んだように空間へと結びつけ、そこでメンタル的に働くようになろう。「B - C」の組み合わせの使用は、それらで求める目的に拠っている。術式魔術師はこれを理解し、どのように正しく当てはめるかを知るであろう。


B - D


 術式魔術師は、自らや他者のメンタル マトリックスを特別に強めたいと望むならば、この文字の組み合わせを用いるであろう。アストラル体とメンタル体を結ぶ生命のコードは、質量ともに、特に量において強められるであろう。そのため、弱いメンタル マトリックスが原因である精神病の患者は、この術式により治癒できよう。高次の秘儀参入者はこの術式により、それが望ましく神の摂理が許すならば、アストラル体とメンタル体の間の生命の期間を望むだけ伸ばす事ができよう。メンタルの旅をしている魔術師が、長い間肉体から離れていたいと望んだり、否定的な諸存在が訪れるであろう危険な諸圏に滞在するつもりならば、この術式の助けによりメンタル マトリックスを拡張させ、メンタル体とアストラル体の間のコードを強められるであろう。


B - E


 電磁気流により意識を望むように転移させ、メンタルの効果をもたらすのは、この「B - E」術式を用いる事でカバラ的に容易に得られるであろう。メンタル体で、術式魔術師が召喚した霊的存在の言語を理解する能力が強められ、また僅かな知性しかなく、自らを表現するのが困難な存在も理解できるであろう。


B - F


 メンタルの旅や意識の転移で、意志、知性、フィーリングの統一した効果をもたらすには、この「B - F」術式の使用を勧める。その他にも、これはメンタル、アストラル、物理世界での霊の4つの本質的な性質の効果と機能を理解するだけではなく、電磁気流により影響を与える能力も与える。意志力、知性、フィーリング、さらにその全体、いわゆるエゴ意識(自己意識)との関係と、電磁気流の働きとの関係について完全に理解できない者は、この術式により、これら全ての繋がりについて完全に理解するであろう。これは四極磁石について指しており、メンタル体、メンタル マトリックス、メンタル界についても、これまで述べた事を明白に知覚出来るようになろう。


B - G


 この術式を用いる事で、術式魔術師はメンタル界で、大きな不和や争いを完全な霊的な静寂へと静められる立場となろう。この術式の助けにより、術式魔術師は自らのメンタル体とその電磁気の動力を通じての真の神の祝福の質量の力を得る。これはメンタル界だけでなく、アストラル界と物理世界にも関連する効果をもたらすであろう。


B - H


 神の直観を精神的に掴む必要がある作業は、この「B - H」術式の助けにより、明白に理解できるであろう。特にこの術式はその極性により、幻視の力、遠隔透視の能力を強める。まだよく幻視を見れない魔術師は、この術式を用いるのを望むだろう。なぜなら、メンタルの視覚化のために、この2つの鍵を繰り返し用いる事で、非常に明白な幻視を得る、つまりこれまで不可能だった、肉眼と同じように霊的な視野の力を得るのである。この術式を用いる事で、自らの霊的な目、メンタルの器官で、この最も微細な視覚を得るであろう。勿論、術式魔術師はまた、充分な成熟を得ているものの、なおも明白に幻視を知覚出来ない弟子のために、この「B - H」術式を用いる事もできる。肉眼の視野もまたこの術式により、電磁気流が肉眼に向けられる事で強められよう。


B - Ch


 この2つの鍵により、言語への特別な才能が得られ、人間、動物、霊的存在の全ての言語を理解できるだけではなく、特定の象徴が電磁気的に充填されているか否かも認識できるメンタルの能力を得るであろう。そのため、象徴の電磁気流との関係とその効果、動力の効果性を正確に測定できる。またこの術式により、カバラの秘儀参入者は充分に成熟した他者にこの能力を転移させるのも可能である。


B - I


 この術式により、意識からあらゆる苦しい記憶、望ましくない経験、さらに意識の不要な痛みを取り除ける。この2つの鍵は感受性の強い術式魔術師に特に用いられよう。


B - J


 術式魔術師は、この2つの鍵を何度も用いる事で、あらゆる人間の意識を取り除き、電磁気流によって、深いエクスタシー状態へともたらせる。だがこのエクスタシーの術式は、催眠術のショックとは何の関係も無く、催眠術の方は驚きにより意志が取られるので、神経系への影響を与える結果となる。だが、この「B - J」術式が他の人物のメンタル体へ唱えられると、この人物を瞬時にエクスタシー状態にする。これは知性とフィーリングが動的な方法で強められるので、意識はそのままではいられず、意識を失う事無く恍惚境へともたらされるのである。


B - K


 この文字の組み合わせを用いる事で、術式魔術師は電磁気流を、適法性の範囲内で様々な驚異を働くほどに濃縮する能力を授けられる。この理由から電磁気流の力への信念も強められる。自らの信念を発現させられる状態まで高められずにいるカバラの学徒は、この術式の使用により成功するだろう。またこの能力は他者へも転換でき、東洋では力の転換あるいは「アビシェーカ」と呼ばれる。


B - L


 倫理の美徳を電磁気流の、つまりプラスとマイナスの効果性の観点から区別する能力は、この「B - L」術式を通じて到達できる。他者へと転換する事で、そのプラスとマイナスを魔術的な均衡へと影響させられよう。自らの弟子に魔術の均衡の秘密を伝授したいと望む術式魔術師は、この「B - L」術式により、そのメンタル体へと影響を与え、勿論それにより、望ましいような絶対的な調和状態に瞬時に到達もできよう。


B - M


 この2つの鍵は、術式魔術師にメンタル的に水の原理を完全に熟達する、つまり水の原理に属する全ての存在を支配下に置き、権威を持つ能力を授ける。術式魔術師がメンタルの旅で水の霊らの圏へと赴いた際に、この「B - M」術式を用いたら、全ての水の存在はその力を感じて、最も高次な存在から低次の存在まで喜んで仕え、術式魔術師は自らを水の存在の姿を取る必要も無いであろう。


B - N


 この2つの鍵は、魔術師にあらゆるメンタル マトリックスを見て、自らの制御下に置くのを可能とする。これは、魔術師がメンタル オーラ、メンタル体からの放出を知覚し、望むように自らや他者のに飽満できるのを意味する。また、それが肉体やアストラル体にのみ存在するにせよ、霊の最も微細な思考も読めるのは言うまでもない。ところで、全ての霊的存在はここまで高い開発段階にある人の上位の力を感じ、術式魔術師を欺こうとは殆んどしないだろう。またこの術式を長い間用いる事で、肉眼で姿を見る事がなくても、完全に思考を読む能力も得られる。


B - O


 この術式の使用により、メンタル体とアストラル体に完全な調和へと導くであろう。このメンタルの振動は、絶対的なメンタルの満足状態をもたらす。さらに術式魔術師は、物質的な観点からの成功と幸福は、メンタルの満足に伴うものである証拠が与えられよう。


B - P


 この術式は人の全てのプライドを、深い謙虚さと献身へと変え、同時に特有の宗教的なフィーリングをもたらすであろう。またこの「B - P」術式は術式魔術師に、あらゆる対象物、絵を、電磁気流やボルトにより充填させられる立場に置く。それにより、この充填された物、絵を得た者は、そこに喜びを見い出すであろう。この2つの鍵が物質的な目的でメンタル体から用いられたら、子供への切望、愛ももたらす。生殖本能もまた、これにより刺激されるからである。


B - R


 術式魔術師が、メンタルやアストラルの質の特有の才能を得たいと望むならば、この「B - R」術式により容易に到達できよう。ボルトとして電磁気流で充填した後に、術式魔術師はあらゆる人間の行動の自由に、この術式により望むように影響を与えられ、望むならばその人の意志力を完全に奪う事もできる。だが術式魔術師はそのような事は、緊急事態や命の危険がある時においてのみ、敵の意志や必要ならば知性も奪うために行うであろう。


B - S


 電流の絶対的な支配者となる能力と、全ての分野での預言の才能は、この「B - S」術式により得られるであろう。同時に、この術式は運命に関して、つまり過去、現在、未来を視る遠隔透視の優れた才能へも導くだろう。この他にも、術式魔術師は人や動物への完全な支配も得るだろう。望ましいと思えるならば、術式魔術師はこの術式の助けにより、瞬時に催眠状態、曖昧な意識状態を起こしたり、眠らせたりするだろう。それらのいずれになるかは、この術式と関連する電磁気流の充填の仕方に拠るだろう。この「B - S」術式は、電気的な性質があり、意志力に影響し、術式魔術師が望むならば、あらゆる人間から完全に取り除き、それにより即座に失神させたり、催眠の眠りを起こすだろう。この「B - S」術式により、その他にも多くの現象をもたらせるだろう。


B - Sh


 この「B - Sh」術式は、メンタルの転移、つまりある能力を他へと転移させる能力を得るために用いられるだろう。この術式は特に強い貫通する力――拡張――のある電流を与え、電流が特別な効果のある領域で、多くの様々な現象を特に引き起こすであろう。


B - T


 自分や他者の記憶を支配する能力は、この「B - T」術式により到達できよう。同様にアストラル魔術の全ての形態は、この2つの鍵により発現するだろう。術式魔術師はこの文字の組み合わせにより、メンタル、アストラル、物理世界の三界全てのエレメンツへの絶対的な支配を得るだろう。


B - U


 この文字の組み合わせは、非常に重要なものである。これはカバリストに、あらゆる人間の運命、カルマを望むように支配下に置き、制御できるようにするからである。だが術式魔術師は、成熟した考慮無しには他者には決して介入しようとはしないだろう。あらゆる無思慮な行動の個人的な責任を取る必要があるからである。この術式を用いる事で、電磁気流はアカシャ原理へと直接的に入り、そこから関連する状況を起こすだろう。自らにこの術式を用いると、アカシャ原理を様々な界へと用いるのを容易にする。また物質や我々のエーテルのアカシャ原理を――電磁気流により――貫く能力も得る事も疑いが無い。


B - W


 この2つの鍵の助けにより、つまり電磁気流の方法により、術式魔術師は望むならば、自らや他者の全ての治癒能力を大きく増大させられる。また、フィーリングや感覚――特に水の原理――へ集中する能力も、これにより大きく増大するだろう。この繋がりで、宗教的なフィーリングもまた増大しよう。またこの術式は、遠隔透聴、遠隔電話、つまり遠い距離で電磁気流により音を再現させる能力をより優れたものにする。さらに、術式魔術師はこの「B - W」術式を通じて、水エレメントを完全に支配下に置き、それにより物理世界でも真の驚異を働けるようになろう。


B - Y


 術式魔術師が特定の目的のための高次の直観を必要とするならば、この「B - Y」術式を用いて、それにより自らをアカシャ原理の全ての形態へと容易に合一させるメンタルの能力を得るだろう。また望むならば、他者にも同じように到達できよう。さらに、この「B - Y」術式の助けにより、術式魔術師はあらゆる物理的な問題の運命を先に定めたり、望むように方向付けられる事も疑う余地が無い。


B - Z


 この術式は自らや他者の多くの知的能力、何よりも演説の才能、組織化させる才能などを増大させる助けとなるだろう。術式魔術師はまた、風の原理を通じて遠い距離にメッセージを容易に送る能力も与えられよう。その他にも、あらゆる存在、人間、動物をこのために充填した電磁気流により麻痺させる事もできる。また、逆向きにした「Z - B」術式により、この麻痺を解除する事もできよう。


B - Æ


 この術式は術式魔術師を、他者へのあらゆる望み、思考、行動を望むように意識的に影響させる立場に置くだろう。この助けにより、情欲や情熱も増大でき、また逆に望むように静める事もできる。さらに術式魔術師はこの術式で、(植物に)電磁気流の助けにより激しく充填させ、速やかな成長を影響させるのも可能となる。これに特化するのを望む魔術師は、インドでマンゴー樹の奇跡と呼ばれるものも、望むならば容易に行えよう。


B - Oe


 この術式を用いる事で、術式魔術師はアストラル体離脱のあらゆる現象を引き起こすために、光と熱の形で電磁気流を放出できる。またこの2つの鍵により、あらゆる種類の医薬を活性化させ、より良い結果をもたらせるようにする。この術式は哲学者の石の生成のためのメンタル マトリックスの形成の秘密も含んでいるので、術式魔術師はあらゆる物質を望むだけ活性化させる能力も与えられるであろう。


真のカバラの鍵 3-8-C
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