真のカバラの鍵 2-7-2

ページ名:真のカバラの鍵 2-7-2

J

J J J J J J J J J J J J J J J J J J J J J J J J J J J J J J


(音階:ソ#、色:暗いオパール色、エレメント:水、数:1、器官:横隔膜)


アカシャ: アカシャ原理では、この「J」の文字の振動は、至高の振動、全ての抱擁する愛、すなわち宇宙的な愛の振動である。この「J」の振動は、カバリストにこの愛、神の至高の美徳を、その小宇宙と大宇宙の全ての様相で理解し感じさせるようにする。


メンタル: メンタル界では、この文字の振動は恍惚境、エクスタシーの至高の形態の神秘を表現する。この振動はエレメンツと類似する4つ全てのエクスタシーの形態の神秘をカバリストを理解させ、熟達させ、呼び出す。カバリストがこの文字の振動に熟達したなら、あらゆるエクスタシー、特に愛のエレメントである水エレメントに類似する全てのエクスタシーを引き起こせられる。だが注意すべき事として、カバラで起こされるエクスタシーは、夢遊病の目的のために通常使われる催眠のエクスタシーやトランス状態とは何の関係も無い。カバラの場合、霊の1つや幾らかの性質のエクスタシーについて私は述べている。よって、例えば意志、知性(最も啓明された知性)、愛、意識のエクスタシーが存在する。「J」の文字の振動により、自らや他者の霊の中の、これらの状態の2つ(必要な場合にはこれらの4つ全てすらも)が望むように引き起こされよう。4つ全てのエレメンツが至高のエクスタシーに導かれるこの状態については、秘儀参入を受けていない者に対して単に言葉で説明する事はできない。


アストラル: アストラル界では、この文字の振動は共感と引き寄せの力の全ての法則の類似である。これはカバリストが、人間や全ての動物の愛や共感を望むように引き起こしたり減らしたりする能力に到達する助けとなる。人、霊的存在、神性と関連する愛の魔術の神秘全ては、この文字の振動を行うカバリストに明かされるであろう。


物理世界: それから物理世界では、この文字の振動は人や動物の生殖行動と照応している。肉体へのこの文字の振動にも熟達したカバリストは、人や動物の性衝動を引き起こせ、増大させられる。また、生まれてくる赤子の性を事前に定め、影響も与えられ、さらに性交の時に子供に望ましい全ての性質を授ける事もできる。愛の他の多くの神秘も、上位や下位の形態、その全てのフェイズと圏も、この文字の振動に熟達したカバリストに明かされるだろう。


K

K K K K K K K K K K K K K K K K K K K K K


(音階:シ、色:シルバーブルー、エレメント:火、数:20/2、器官:左耳)


アカシャ: アカシャ原理では、この「K」の文字の振動は、4つの神の美徳の中の1つである全能性(質的な形態)の振動である。ここでは、全能性はその想像できる至高の力として自らを発現する。この振動に熟達したカバリストに、この美徳は全てを包み込む力として自らを明かし、それにより小宇宙と大宇宙で直接的に奇跡をなせるようになろう。この美徳はアカシャ原理で至高にして最も純粋な光として発現し、これはまた起源の火の原理の類似でもある。


メンタル: メンタル界では、この文字の振動は信念の発現状態と照応する。この「K」の文字の振動をメンタル体で起こせるカバリストは、結果として、あらゆる概念、望み、意志の発現状態を望む界で現実化させられる。


アストラル: アストラル体では、この文字の振動は勇気と、忍耐、頑強さなどの関連する全ての様相を引き起こすだろう。カバリストは自らや他者に望むだけの大きな勇気を引き起こせ、恐れの感覚を乗り越えさせられよう。また望むならば、自己や他者の自己保全の本能を引き起こしたり強められる。また忍耐や根気といった勇気に類似する他の機能も、この文字の振動により得られるであろう。


物理世界: 物理世界では、この文字の振動は、全ての地上の宝の絶対的支配者となる能力を引き起こすだろう。物理世界でもこの文字の振動に熟達したカバリストは、自らや仲間のために望む何であれ、容易に得られるであろう。


L

L L L L L L L L L L L L L L L L L L L L L L L L L


(音階:ファ、色:ダークグリーン、エレメント:風、数:30/3、器官:脾臓)


アカシャ: アカシャ原理では、この文字の振動は至高の神の美徳を表しており、それは言葉では何の種類かを説明できない。カバリストは通常は、最も純粋な形態での神の権威や偉大さを理解したいと望む時にのみ、この文字の振動を用いる。この文字の振動の助けにより、様々な圏でどのように神の美徳が働くかについて理解するだろう。「L」の振動と類似する全ての神の美徳を数え挙げるのは不可能である。その偉大、純粋、深遠は言葉では説明できないからであり、感じる事のみが可能だからである。


メンタル: この「L」の文字の振動により、カバリストは自らのメンタル体で、ヘルメース学の観点からの真の倫理性を理解する能力に到達できるだろう。すぐに、善と悪、肯定性と否定性の倫理の質は、お互いに違った形で存在しなくてはならないのに気づくだろう。この振動はカバリストをそう悟らせ、聖人の域にまで導くであろう。


アストラル: アストラル体では、人間の性質における魔術の均衡の神秘は、この文字の振動の助けによりカバリストに明かされるであろう。同時にカバリストは、自らのアストラル体を全ての神の美徳と一致させ一つとなるよう霊化させる能力も得るだろう。アストラル界で不可視となる神秘も、完全に明かされよう。この振動の助けにより、カバリストはアストラル光の熟達者となるからである。カバリストが望むならば、自らのアストラル体を無敵とし、エレメンツの影響を受けないようにする。これはそれにより、カバリストがアストラルの不滅状態に到達するのを意味する。


物理世界: 物理世界では、カバリストは完全な健康、美、調和を得て、自らの生命力の絶対的な支配者となるだろう。これは、自らを永遠に若く、魅力的にできるのを意味する。カバリストが望み、神の摂理が許すならば、この文字の振動を他の人間にも成功裏に用いる事もできよう。カバリストはこの「L」の文字の振動により制御される生命エネルギーを、別の文字の振動と結び付け、その激しさにより、流体コンデンサーへと組み込むことができ、望むならば、医療の分野で奇跡を働く事もできよう。この理由により、カバリストはまた医薬のカバラの充填と、その結果としての応用、すなわち、あらゆる不調和を調和へと変える能力も得るであろう。


M

M M M M M M M M M M M M M M M M M M


(音階:レ、色:青緑色、エレメント:水、数:40/4、器官:腹部)


アカシャ: アカシャ原理では、この文字の振動は水の起源の原理と類似する。神の摂理はこの「M」の振動の助けにより、存在する全ての形態で水を造っている。つまり、その起源の原理、流体の原理を物質世界での現実化まで降ろしている。カバリストは、アカシャ原理でのこの文字の振動の助けにより、創造の観点から、起源の水の原理を完全に理解し、認識し、制御するのを学ぶだろう。


メンタル: メンタル界――メンタル体――では、起源の水の原理は命、フィーリング、感覚として発現しているので、「M」の文字の振動に熟達したカバリストは、自らのフィーリング、感覚、命の霊の完全な支配者となるメンタルの能力を与えられる。この能力はまた、カバリストに他者の命、フィーリング、感覚を、自らの意識により理解させ、学び、支配できるようにもする。


アストラル: この「M」の文字の振動の助けにより、カバリストはアストラル界で活動する全ての圏の水エレメントを理解し、支配できるようになる。同時に、カバリストはそれにより、純粋な磁気流の絶対支配者ともなる。これは水エレメントの類似であり、すなわち磁気流は起源の水の原理から来ていると言える。


物理世界: 物理世界では、この「M」の文字の振動はカバリストに、世界全体、つまり小宇宙と大宇宙での流体の原理を制御する力を授ける。カバリストは自らの意識で、この起源の原理での全ての流体を理解できるだけではなく、磁気流とそれに繋がる全ての支配者にもする。よって例えば望むならば、重力の諸法則を制御したり、他の多くの事をできるようになる。


N

N N N N N N N N N N N N N N N N N N N N N N


(音階:ラ、色:(鮮明な)赤、エレメント:水、数:50/5、器官:肝臓)


アカシャ: アカシャ原理では、この文字の振動に熟達する事で、至高の幸福状態を引き起こせ、カバリストは真に自らをいわば、至福の第7天へと転換させられる。この幸福状態では、メンタル、アストラル、物理世界と関連する全ての性質、感覚などは消滅し、カバリストは至福を経験し、それらは言葉では全く説明できない。


メンタル: メンタル体では、この文字の振動はメンタル マトリックスやメンタル オーラと照応する。メンタル マトリックスとは霊的な結び付ける形質であり、アストラル体とメンタル体、つまり霊とを結びつけている。この文字の振動に熟達する事で、カバリストはメンタル マトリックスに関連する全ての神秘を明かされ、自らや他者のメンタル マトリックスの活動の圏を理解し、見て、感じ、制御する能力を授けられよう。カバリストはまた、自らや他者のメンタル オーラを見る事もでき、活動の圏を定義する事もできよう。そして自らや他者のメンタルの成熟性、霊の開発状態も見るだろう。またカバリストは人のアストラル体での霊の濃縮状態、死後にどのアストラル界に住む事になるかを正確に知る能力も与えられる。さらに、この文字の振動に熟達する事で、カバリストは成熟性で価値あると考える人に啓明を与える能力も授けられ、この文字の振動をその人物に転換させる事で、その開発状態についてのあらゆる問題を困難なく解く事が出来るようになる。この理由から、カバリストが望むならば、我々の物理世界やアストラル界で、あらゆる霊をオーラやメンタル マトリックスを通じて見て支配できる。


アストラル: アストラル界に住むアストラル体で、この文字の振動は自己保全の衝動を引き起こし、アストラル体を「地球を取り巻く帯」と結びつけ、アストラル界でエレメンツの活動の圏に拠るようにする。この文字の振動はカバリストに、アストラル界での自己保全の衝動を得させ、アストラル界のあらゆるエレメントから襲撃されないようにするのを可能とする。この能力は、アストラル界に自らのアストラル体で旅をする魔術師に特に相応しい。この魔術師はアストラル界からの絶対的な自由と独立の状態を楽しみ、「地球を取り巻く帯」の守護神や頭領らを、自らが知られる事無く見る事もできるようになる。この文字の振動に完全に熟達した魔術師は、その能力によりアストラル界での絶対的な自由を楽しみ、「地球を取り巻く帯」で高く敬意を持たれる。魔術師はあらゆる頭領らから、肯定と否定の両面で影響を受けなくなるからである。そのような魔術師は「地球を取り巻く帯」の全ての霊的存在の絶対支配者であり、そのために何の起源の性質や神の概念と自らを同一視する必要も無い。


物理世界: 物理世界では、人間や動物の歩く、動くのに関連する全ては、この文字の振動により影響されている。カバリストがこの振動に熟達したならば、我々の地球の全ての人々や動物の絶対支配者となり、全ての人間や動物の歩く、動くのはその力の影響下となるだろう。これは、カバリストが例えば、足の不自由な人を再び歩けるようにするなどを意味する。我々の小宇宙、物理世界全体、創造された宇宙の全ての界と世界では、この文字の振動は結合、結合の力と同一であり、そのため物理世界での特別な重力や引き寄せる力との特有の繋がりがある。重力や物質の引き寄せる力に関しての「M」の文字と同様に、「N」の文字の振動も、カバリストにあらゆる物質での結合の力の諸法則への支配を与える。


O

O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O O


(音階:ド、色:アクアマリン、エレメント:地、器官:喉、胸腺、喉頭)


アカシャ: アカシャ原理では、この「O」の文字の振動は、正義の起源の原理、神の諸法への理解と認識の振動である。この「O」の振動をアカシャ原理で呼び、自らと同一にするカバリストは、神の正義を得るであろう。この者はもはや不義をなす事はなく、堕落する事も無いだろう。この段階まで作業をしたら、神の摂理の適法性、つまり正義の絶対的なセンスで完全に満たされるからである。正義の原理に関する全ては、この「O」の文字の振動により制御されている。


メンタル: メンタル界では、「O」の文字の振動は、霊の全ての本質的な性質の調和の絶対的な適法性の表現を与え、さらにその運命に対してもであり、結果として全ての来世も定める。メンタル体での「O」の文字の振動に熟達する事で、カバリストは裁きの高次の力と、霊的にあらゆる適法性、正義のための神の摂理のあらゆる介入を理解する能力を得る。この「O」の文字の振動により自らを正義の化身とする事で、この段階まで進んだカバリストは誰も不義に非難する事が無いだろう。


アストラル: この振動はアストラル体に絶対的なアストラルの満足と安定を引き起こし、カバリストにアストラル界でのあらゆる状況をカバラによって引き起こす――それにより、運命に何ら責任を取る必要も無く――力を授ける。それらは、メンタル界でのアカシャ原理、つまり霊や、アストラル界、物理世界でカバリストが望む結果をもたらすだろう。カバリストは今や自らが正義の化身となったので、神の摂理の厳格な命令が無い限り、あらゆる圏で不幸な状況をもたらそうとは望まないであろう。ここまで開発したカバリストには運命は何の影響も無くなり、神の摂理の御前でのみ自らを正当化する必要がある。この文字の振動はカバリストに満足の感覚、絶対的な安全、不謬、非の打ち所の無さを与える。


物理世界: この文字の振動は、物理世界であらゆる面での絶対的な成功と幸福をもたらす状況を起こす。この振動に熟達したカバリストは、人体と物質世界での電流の、より高い諸圏との関連についての働きと機能について理解し、やがては完全に制御するのを学ぶだろう。この能力を授けられたカバリストは、宇宙物理学とメタ物理学の完全な師となるであろう。


P

P P P P P P P P P P P P P P P P P P P P P P P P P P


(音階:シ、色:灰色、エレメント:地、数:80/8、器官:右の鼻の孔)


アカシャ: アカシャ原理では、この文字の振動は、一般的な霊的な進歩、霊的な完成、至高の霊化への切望を引き起こす。あらゆる霊の進化の法則の表現の至高の形態は、この中に含まれている。この振動をアカシャ原理で呼ぶカバリストは、神の光へと向かう衝動を感じるであろう。神の4つの本質的な性質との合一へと常に増大する深遠な切望を感じ、あらゆる人間の中に顕現する神の愛を悟り、神の全能性、愛、知恵、自らの内へのその顕現と、結びつこうと常に衝動するであろう。この4つの本質的な神の性質への合一への切望は、特別な感覚であり、実践の熟達者のみが理解でき、生きる事はできるが、その説明は決して出来ないであろう。


メンタル: メンタル体では、この文字の振動は深い宗教的な感覚、至高の無限への献身のフィーリングを引き起こす。だが、この至高の無限はまた、霊の謙遜の深遠にも発現している。カバリストがこの文字の振動を繰り返し、熟達するほど、自らの謙遜のフィーリングはより強くなり、やがては自らの中に、神の権威、神の摂理の最も偉大で強力な近似を見い出すであろう。同時に、カバリストはこの最も深遠な謙遜により、全能者、普遍的な愛、普遍的な知恵、遍在に近いフィーリングを持つであろう。そして、神の摂理の真の僕として、苦しむ人類、なおも運命に翻弄されている人々を常に助ける、その物質面だけではなく、何よりも霊的に、上昇を望む者の霊を助ける事によってのみ、その感謝を表現できると完全に気づくであろう。


アストラル: アストラル体では、この文字の振動は自らの性質の浄化、変容への切望、魔術的均衡への切望を引き起こす。さらに、普遍的な観点からの、完全な調和の結果としての美を知覚する能力を起こす。誠実に努力をするカバリストのみが、通常は関連するとされる外的な見た目とは関係の無い、美の真の本質を経験できるであろう。絶対的な美と調和の感覚、その絶対的な純粋性と深淵さは、この文字の振動に熟達する事によってのみ到達できる。


物理世界: 物理世界では、この文字の振動は、生殖本能と関連する他の幾らかの文字の振動と対応している。これには特別な類似は無いが、子供への愛、母性愛との幾らかの類似はある。カバリストが物理世界でこの振動に熟達したら、物理世界で生殖本能、母性愛、子供への愛と関連した全て、さらに他の多くの事にも到達できるだろう。


Q


 音声学では「Q」は「K」と「W」の組み合わせであり、そのため単独の文字とは見做されない。ヘブライのカバラでは、「Q」は「K」と同じ発音であり、よって「K」として扱われる。だがカバラの観点からは、「Q」の文字は、それ自体の何らかの類似のある単独文字とは見做されない。


R

R R R R R R R R R R R R R R R R R R R R R R R


(音階:ド、色:金色、エレメント:地、数:200/2、器官:左の鼻の孔)


アカシャ: アカシャ原理では、この文字の振動は他の幾つかと同様に、独立と自由に割り当てられている。アカシャでこの文字の振動を呼ぶカバリストは、自由と独立の守護者にして支配者となるであろう。この状態では、精神的に完全に感じ、諸法則の重荷を負わされる事から自由に感じるだろう。全ての先の文字らに熟達した事で、カバリストは成熟の状態に到達しており、その独立のフィーリングは安全と非の打ち所の無い絶対的な状態へと転換されているからである。


メンタル: メンタル体でのこの文字の振動に熟達する事で、カバリストに卓越した精神を獲得させ、さらに意志と行動の自由のフィーリングも得させるであろう。これだけではなく、また法を犯す事はなく、全ての諸法の支配者となる成熟状態にもたらす。小宇宙と大宇宙での全ての法則はカバリストにより表わされ、それに仕える事になる。この絶対的な安全のフィーリングは、言葉では表現する事ができない。この地点まで進んできたカバリストは、これまで述べてきた事をまず自ら確信し、その意志の自由にも関わらず、自ら神の摂理に仕えるのを望み、深い謙遜、大いなる感謝、最も高次の献身とともに神の摂理の任務を受け入れるが、それでいて自らの絶対自由のフィーリングを些かも失う事は無いのである。


アストラル: この文字の振動をアストラル体へ呼ぶ事で、天才性を目覚めさせ、様々な能力を目覚めさせる事になろう。霊をこのように訓練させた者は、アストラル体に高次の天才性を身に付けさせ、それは秘儀参入を受けていない者には、その僅かな考えも抱く事は出来ない。


物理世界: この物理世界では、この文字の振動はカバリストの知性を広く拡大させ、あらゆる知識を速やかに困難なく理解でき、また言葉で表現できるようにするだろう。これにより、カバリストは自ら受け入れた任務を果たすための能力を得るであろう。


S

S S S S S S S S S S S S S S S S S S S S S S S S S S S


(音階:ソ#、色:紫、エレメント:火、数:60/6、器官:胆嚢)


アカシャ: アカシャ原理では、この「S」の文字の振動は、全てを貫く力――全ての力――を表しており、それは「K」の振動が、全能を表していたのと対照している。よって神の至高の性質の原初の原理のうち、この「S」の文字は、質の形態であり、一方で「K」の文字は、量の形態であるといえる。この「S」の文字は、全ての力として実質的に理解し、一方で「K」の文字は至高の神の美徳と見做すべきである。この「S」の振動をカバラの方法により呼べる者は、神の霊の最も微細な形質、つまり神の摂理により創造された万物の中にある形質的な力として働く、起源の神の火と接触できるだろう。一方で、全能性は全ての界と全ての被造物の中の神の最初の原理の起源の美徳としての、起源の概念の中に発現する。そのため、神の起源の火、全ての力の現実化を求める場合には、「K」の文字の振動ではなく、「S」の文字の振動を用いる。


メンタル: メンタル体にこの振動を用いる事で、カバリストは電流を完全に支配する霊的な賜物を得るであろう。それによってカバリストは電流、火の原理と類似する全てを理解し、制御できるようになろう。


アストラル: アストラル体で、この文字の振動は絶対的な遠隔透視を、創造された全ての圏、界での最も純粋な形態で起こすだろう。同時にカバリストは預言の才能も授けられ、時空を見る事ができ、さらに全ての人間と動物を完全に制御する事もでき、他にもこの振動と類似する多くの能力も授けられるだろう。


物理世界: 物理世界でこの振動に熟達する事で、カバリストは自らや他の人間、さらにエレメンツ界から、至高の天使ら、起源の存在らに至るまでの我々の大宇宙のあらゆる圏や界の存在の意識を完全に制御できるようになる。これは意識を転換する能力を意味し、他の魔術の能力もまた、同時に開発されるであろう。


Sh

Sh Sh Sh Sh Sh Sh Sh Sh Sh Sh Sh Sh Sh Sh Sh Sh


(音階:ド、色:赤、エレメント:火、数:300/3、器官:脳)


 「S」の文字の振動の説明で、私は「K」の文字は全能、原初の光を表し、「S」の文字は原初の火を表すと述べた。そしてこの「Sh」の文字の振動は、これら起源の光と火を繋げ、非発現可能な全能を示す。そのため、この「Sh」の文字の振動は、「K」と「S」の文字の振動よりも上位の起源の原理を表している。そのため、この「Sh」の文字は、神の摂理により、非発現可能な起源の火と光の原理を表している。よって、「Sh」の文字の振動は、いわば神の創造の最初の流出を示している。そのため、「Sh」の文字は、至高の文字と見做され、一方で「S」と「K」の文字はそれらの発現であり、この母の文字に属している。


 カバラでは神の摂理は「A」、「Sh」、「M」の3文字により、エレメンツの起源の原理を創造し、他の全ての文字もこれらから導かれたと述べられている。カバラの適法性によれば、この「A」の文字は、風の原理の起源のエレメントの類似であり、「Sh」の文字は起源の火エレメントであり、「M」の文字は起源の水エレメントである。「A」の文字は、知性、知恵、均衡の適法性などの類似であり、「Sh」の文字は、意志力、全ての力、全能性と類似し、「M」の文字は、愛と類似する。そして「Sh」の文字は、起源の原理として、磁気流と類似する活動性の原理である。バランスを取るために、「A」の文字は、起源の火と水を仲介する役割を与えられている。よって、「Sh」の文字の振動は起源の火エレメントを、「M」の文字の振動は起源の水エレメントを表し、「A」の文字の振動はこれら2つの振動を仲介する役割を与えられているのは注記すべきである。結果として、これら3つの文字は、起源の文字、本質的な文字、つまり母の文字である。


アカシャ: アカシャ原理でこの文字の振動を呼べる者は、アカシャ原理から、起源の火エレメントと、さらに起源の光も認識でき、至高の形の啓明を得るであろう。象徴的には「Sh」の文字はアカシャ原理では輝く太陽として現れ、起源の火もその形質として中にあり、この起源の火から起源の光が放出される。これは通常の創造の場合でも、太陽は起源の火としてあり、最も熱く燃え、太陽の熱の放出は、光として見做されるのと一致している。この起源の普遍的な性質と関連する、様々な象徴と文字の振動の間の無数の類似について述べる事も可能であろうが、これらのヒントは実践するカバリストには充分であろう。


メンタル: カバリストのメンタル体で、この文字の振動は、至高の啓明、至高の霊化をもたらし、エクスタシーにまで高められるであろう。このエクスタシーは肯定的な恍惚境であり、「J」の文字の振動で私が述べたものと僅かしか違わない。「J」の文字の振動は、愛の起源の原理であったが、一方で「Sh」の振動は起源の火の原理のものである。「Sh」の文字の振動により、知性もまた啓明される。意識においても同様であり、両者はより受容的となる。


アストラル: アストラル体では、この「Sh」の文字の振動は、信念の発現の起源の状態を起こし、同様に全ての界での火エレメントの転換と完全な支配の能力も授ける。意志力の原理もまた、アストラル界でのこの文字の振動に属するので、自然とこれらももたらされる。


物理世界: 肉体で、カバリストはこの文字の振動の助けにより、自らの絶対的な信念を強められるだろう。さらに、三界全てや物理世界全体での電流を支配するのも学ぶであろう。同時に必要と考えるならば、物理世界で電流、火エレメントの助けにより、万物に影響を与える能力も得る。


T

T T T T T T T T T T T T T T T T T T T T T T T T T T


(音階:ファ、色:ダークブラウン、エレメント:火、数:400/4、器官:右の腎臓)


アカシャ: アカシャ原理でのこの文字の振動は、この原理の全ての法的な問題と特に関連した、高次の啓明を引き起こす。アカシャ原理でこの賜物を授けられたカバリストは、「T」の文字の振動の助けにより、自らの興味と注意を向けた万物に対しての、神の啓明と直観を与えられたと悟るであろう。


メンタル: メンタル体で、この文字の振動は素晴らしい発明能力を目覚めさせ、それは先に特別に興味があった事柄に対して特に利益がある。この賜物はまた、カバリストの記憶力、特に工学の記憶に良い影響もある。


アストラル: この文字の振動は、アストラル体に宇宙規模の正当なアストラル魔術を起こすのを可能とする。この能力は同時に、全てのエレメンツの支配とも関連しているので、カバリストに大きな利益を与え、それらに従って確実に認めるであろう。


物理世界: 肉体、つまり物理世界で、この文字の振動はカバリストに鉱物界、植物界、動物界の三界の全ての類似の法則を完全に理解し、実践的に使うのを可能とする。


真のカバラの鍵 2-7-3
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