アブラメリン 2-17

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第17章 質問にどう答えるか、要求にどう対処するか


 悪魔は汝を様々な方法で操ろうとする。固く確信を持っていよ。悪魔が暴れても、動じないようにせよ。彼が謙虚に振る舞っても、乱暴にはなるな。汝の行動の節度を保つのだ。彼が要求したり尋ねてきたら、汝の天使が示唆するやり方で答えよ。
 四方の魔王達は汝を狙い、尋問し、汝に力を与えて我らを呼ぶ程に勇敢にしたのは誰かと尋ねるだろう。なぜなら、汝はどれだけ彼らが強大であり、汝が罪深いかを知っているからだ。
 彼らは汝の罪すべてを数え上げるだろう。彼らは特に汝の神への信仰を揺るがそうとするに違いない。汝がユダヤ人なら、彼らは汝の神への信仰は捨て去られ、汝は主の律法には従わずに偶像と対処しているなどと言うだろう。
 汝が異教徒なら、なぜ汝が神を知らないにも関わらず、神は汝とその被造物ために行うのかと告げるだろう。
 汝がキリスト教徒なら、彼らは汝はなぜユダヤ教の儀式を行っているのか、なぜ汝は教会と教会法に従わないのか、と尋ねるだろう。
 これらによって、汝が道を外さないようにせよ。短く簡潔な返事を与えよ。彼らに質問せよ。なぜ真の神、天と地の創造主は汝らが罪あるにも関わらずに、その罪を許して生きているのを認めているのかと尋ねよ。そして汝はたとえどんな宗教を信じていようとも、彼を地の唯一の神で、その力と権威の前に従うと認めていると答えよ。
 このような答えをしたら、彼らは調子を変えて、汝に従うには、まず我らに汝が従うよう尋ねるだろう。
 ここで汝の天使の答えをなせ。主が彼らを創造し、判決し、従者となるべく懲罰したのだ。主は人間にはそのようにはしていないと。
彼らはそれから他の人間の魂、肉体、器官を求めるだろう。
 汝はそれらは何も持っていないと答えよ。それらは全て神の問題だと。生贄があるとしたら、それは神に対してであって、彼らへではないと。
 さらに、彼らは汝に他の者たちへこの知恵を教えて、それにより誰も似たような要求を彼らにする事は許されないと言うだろう。すると汝は神の驚異を教え、称える義務があると答えよ。隣人らに教え、神の知恵を広めるのだと。
 少なくとも彼らは汝に、彼らの奴隷や黒魔術師達の邪魔をしたり被害を与えたりしないよう頼むだろう。汝は、神の敵に対して追跡し、彼らの悪を抑え、被害を受けた汝の友らを守る必要があると答えよ。
 ここにて、彼らは諦めて契約を結ぶ同意をするだろう。従者の霊すら、彼らが他の人々へ貸したり渡したりしないよう約束してほしいと望むだろう。
 どのような約束の示唆に対しても己を守れ。あらゆる敬虔な者は他の敬虔な者に、その全ての持ち物、もちろん彼らを含めた、とともに仕える必要があると答えよ。
 何の希望も無く、要求は受け入れられないと見ると、彼らは降伏し、汝は要求が多すぎるなど弁解する事もある。
 彼らが従順で友好的で望んで仕えるならば、常に汝に従っている汝の天使はより温和で慈悲深いだろうと答えよ。


アブラメリン 2-18
↑ アブラメリンの書