真のカバラの鍵 前言

ページ名:真のカバラの鍵 前言

真のカバラの鍵


小宇宙と大宇宙の支配者としてのカバリスト


フランツ バードン著



前言


 前著「Initiation into Hermetics」と「The Practice of Magical Evocation」で約束した通り、著者フランツ バードンは今、秘儀参入者らからカバラと呼ばれる普遍的な言語を扱った、この第3の書を出版しました。


 霊学、すなわちヘルメース学での学習を、自らの実践により既によく進んでいる学徒は、本書により自然と大きな喜びを抱き、既に実践経験により、自らが選んだ道は事実上最も信頼できるものであり、例外なく全ての期待に沿うものだと確信を強めている事でしょう。


 カバラに強い関心を持ち、様々な理論の断片的な助言とともに学習をしている多くの学徒は、本書の内容に驚き我を忘れるでしょう。たとえすぐにそうでなくても、確実に速やかに、好む好まざるに関わらず、本書の中の全ての特別にして幅広く認められたカバラの技法の豊かさ、多様性、真実性は、これまで出版されているカバラの本に含まれたものとは大きく違っているのを認めざるを得ないでしょう。


 東洋のいわゆるアシュラムと呼ばれる、一般人は入る事すら禁じられ、完全に人里離れた修道院らの最秘の蔵書室に隠されている諸書のどの本も、本書ほどの明白でわかり易く書かれた内容で真のカバラを保有していると自らを誇る事は出来ないでしょう。


 本書を読んだら、既にカバラの良き知識を持っている読者も、真のカバリストと自らを呼ぶまでは長い道がかかるのを認める事でしょう。そして成熟した検討をなした読者は、全ての不完全なこれまでの本を捨て去り、本書の技法のみを保とうと決める事でしょう。


 人類の歴史の中で、多くのカバリストは古に人類から失われた神の発言できない御名の探究に、たゆまずに実りなく生涯を捧げてきました。ですがこの第3の書の全てを読むならば、このカバリストは突然に、そのたゆまぬ誠実な探究の報酬として、神の摂理により、奇跡的で膨大な宝が自らの膝に置かれたという印象を持ち、この神の真の御名は、その他多くの事と一緒に、自発的に明かされるでしょう。そしてこの稀に見る高い報酬は、この3冊の書を読む全ての真理の探求者らにも与えられましょう。これらの書は、オカルト文献で他に類がなく、単に興味深い読み物なだけではなく、魔術とカバラの実践へと向けられた貴重な刺激でもあります。


 オッティ ヴォタヴォヴァ


真のカバラの鍵 序文
↑ 真のカバラの鍵