召喚魔術の実践 結論

ページ名:召喚魔術の実践 結論

結論


 私はこれにて、読者、熟達者と発展途上の諸圏の魔術師に我が第2の書を送る。この書は第2のタロットカードの実践を明白に述べている。先に述べたように、可能ならば全ての章の内容の例をより多く述べる事もできただろうが、純粋に技術的な理由からそれは不可能であった。


 我が最初の著書「Initiation into Hermetics」に導かれ、念入りな学習と霊的な訓練により、必要な成熟した状態に到達しているならば、本書の内容はさらなる実践のためには充分であるのを見い出すであろう。諸圏の単独の知性体らと接触する事で――メンタルの旅にせよ、召喚にせよ――、成熟した魔術師が、気性の合った知性体、霊的存在、守護神を自らの伝授者として選び、自らの古く確立した実践と道に従って進むならば、魔術とカバラの至高の段階に到達する機会を与えられよう。無論、魔術師は1体の知性体とのみ縛られる必要は無く、全ての圏をメンタルの旅をしたり、召喚によって知るであろう。


 本書の力により、全ての諸圏を実践的に通過し、それらの諸力を支配し、接触を確立した諸圏の魔術師に、私は心からおめでとうと言いたい。彼らは完成の道のかなりの部分まで達成しているからだ。さらに、今のところ理論面のみに興味ある読者を助けた事だけでも私は満足である。本書を読んだ後には、その理論的知識を大いに広げただろうからだ。よって、あらゆる読者、あらゆる理論家、さらに何よりも、秘密の知識に興味あるあらゆる人は、魔術、特に諸圏の魔術は魔女術や妖術ではなく、達成可能な知識の頂点であり、全ての他の知的な学問を超えており、知恵の王冠そのものであると確信したであろう。


 成熟しておらず、理論面ですら考えられず、ましてや実践などは思いもよらない読者は、この高次の知識によって、自らの成熟の欠如に気づき、あらゆる批評主義を慎むであろう。


 このコースについて、ごく少数の人間のみが通過できるとしても、我が第2の書はその意図した目的を満たしたといえよう。我が書は、一読したのみで図書館や書棚の端で埃をかぶるような類では無いからである。反対に、我が書はこれからの数世紀で、ヘルメース学者や高次の達人の道を進む者のガイドと助けとなるように定めてある。この時には、数百万の人々が、ここで教えた技法を保ち、自らの発展のためにそれらを用いて、完成へと堅固に努めている事だろう。


 著者


↑ 召喚魔術の実践